世の中色々な事が起きますね。関西は台風、北海道は地震とここのところの日本は災難続き。
被災された皆様には、謹んで御見舞い申し上げます。
私が今住んでる九州北部って、20年前くらいまでは、毎年の様に強烈な台風が襲来していた地域なんですね。
今回の大阪の台風では、ツイッターに現場の映像が山ほど出て来てましたが、屋根が剥がれて飛んでくとか
瓦が手裏剣みたいにピュンピュン飛んじゃうとかってのは毎年の様に地元で見られた光景でしたが、
最近はとんとコッチに来なくなって、むしろ本州上陸が凄く増えた様に思いますな。
それと、大阪の様な大都会だと、所謂都会ならではのビル風(吹き降ろし)で風がブーストされるらしく
車や建物までぶっ飛んでたりしてましたな。日本列島南国化ってのも笑えなくなってきた気がします。
さて、オッサンは、次に何を作ろうかってんで、先月下旬から実は作業開始してんですが、
思いの外手間取っちゃって完成しないので、一旦途中経過でネタを挙げることにしました。
ネタは、懐かしのレイトンハウスCG911です。マイナー車種ばっかり好き好んでキット化してた某所のフルキット。
某所ってのは、まぁ大人の事情ってのに一応気を使っての事ですから、知ってる人は知ってるブランド。
先月他界したオーナー師がヤラかしちゃってチームどころか会社ごとぶっ倒れた曰く付きの車両。
タミヤが前年のCG901Bをプラモ化するくらい予想外の活躍をしてたんですが、911の方はゴミでしたなぁ。
で、此処のキットはパーツチェック時に見た感じで「手彫り原型手流し系にしてはイイんじゃね?」と
上から目線で好印象だったのだけど、このCG911はいつもと原型師が違うというのを今頃知りました(笑
そのせいかどうかは分からんけど、各処に「???」な造形やモールドがあったり、メタルパーツの出来が
四半世紀前のガレージキット並の悪さになってて、手軽にヤッツケられると思い込んでたもんだから困った。
なんせ、マイナー車種だけに資料が無い。無いくせに、チョコッと出てくる画像と付き合わせるとアチコチ違う。
違うのは判るんだけど、どう違うかまで判定出来る画像が無いってのが非常にストレスです。
グラビアの水着の胸の先端にポッチが出てるのは判るんだけど、それがビーチクなのか縫い合わせの重なり部なのか
判定出来ないみたいなもどかしさ。っつーことで、修正しても結局は想像の範囲を出ないので原型師に文句言えない(笑。
っつーことで、自己解釈優先で進めていくことに。箱にしまうと二度と出て来ない気がしたので無理矢理進める。
改修は、ノーズの分割線とラジエターアウトレットの分割線の変更&追加。それからモノコック下部の造形です。
インダクションポッドのアウトラインは、弄ると連鎖的にアチコチ大変なことになるのは間違い無かったのでスルー。
フロントサスのカバーの所も前後に長すぎる気がしたんだけど、どうせレイトンのロゴでどうでも良くなる部分なのでスルー。
あとは、全体的にボヤけた感じのアウトフォルムを一皮めくって整えたくらいでしょうか。
サフは、懐かしのWave Be-JのHGプラサフ。ボトルで言うともう20年モノ間近のビンテージ品。
デカい瓶入りで200mlがまだ2本未開封で残ってましてね、3倍希釈で漸く吹ける濃度になるという濃いめのシロモノなので、
希釈した状態で計算するなら1.2リッター残ってるみたいなもん。当時有りがちな話で、定番だったソフト99のプラサフが
内容改悪でガレキに使えなくなった為に、それまでの旧プラサフのOEMとさえ言われたBe-Jのも中身が変わっちゃうんじゃ無いかと
取り敢えず買い置きしてあったモノなんだけど、結局その後製作ペースがガタ落ちした上に、ガレージキットよりも
プラモ作ることの方が多くなった(プラモデルには使えないサフ)ので、買い置きのこのプラサフも出番が無くなっちゃって
今に至ってるわけです。で、久々に使ったんだけど、今なお食いつきは抜群ですな。プライマー効果が強力なんでしょうな。
ボディーが一段落してから漸く足回りとウィングの仮組み。
足回りのアームのピンは、細くて強度が無かったので0.5mmの金属線に打ち替え。
サスアームは、ヤル気があれば真鍮管で作り直した方がイイんだけど面倒くさいんですよね、あれ。
いや~、表面処理が超面倒でしたわ。その割にアライメントは簡単に取れました。何とも不思議。
ウィングも、リアに若干の調整加工が必要だったけど概ねイイ感じ。ただ、ギアボックスの組付けは難有り。
軸打ちセンター出しネジ止め加工という文字で書くとワケワカンナイ加工を施したけど超面倒だったわ。
あと、フロントウィング翼端板とボーテックスジェネレーターの組み付け、リア翼端板と後端折り返しの組み付け
フロントフラップと自作ガーニーリップの組付けの三箇所だけは半田付けしました。
そんな感じで、ボディーとアンダートレイは作業済んでるのに、メタル製のアームや羽がガッタガタの造形だったので
そっちの表面処理にスンゲェ時間取られて先に進めずに居たんだけど、最近になって漸く塗装に進むことが出来た。
特徴的なターコイズブルーは、手持ちだとフィニッシャーズのレイトンブルーとセルリアンブルー、
それにバラッカのLHブルーという三色を持ってるんだけど、今回はバラッカのLHブルーを採用。
色合い的には、フィニッシャーズのレイトンブルーとセルリアンブルーの中間ややセルリアン寄りみたいな色っすね。
店頭のレイトンハウスF1実車のリアウィングの色と同じに調整したってバラッカの店長さんが当時謳ってましたな。
実は初めてバラッカの塗料使ったんだけど、ぶっちゃけ超臭ぇ。いや、臭ぇってより、いつものラッカー系の臭いじゃないね。
一般的なラッカーよりも環境には優しい塗料なのだそうだけど、この臭いは異世界だったな~。
一方で、発色と隠蔽力は抜群です。0.5mmのトリガーブラシ使って0.1kPa位の圧で吹くと一撃で終了するくらいノリもイイ。
グリーン部分は、キット指定だとフィニッシャーズのフォーミュラグリーンって書いてあったけど、
無駄に棚でダブついてたクレオスのデイトナグリーンにスージーブルーをチョコッと足したのを使用。
フロントノーズのグリーンの側面側は、車両後方にもっと角度付けても良かったですな。このまま行くけど。
乾燥後、デカールに進みましたが、笑っちゃうくらいでカールが少ない。ただ、青と緑の境目の黒線は、
キットのデカールのフィルム層が硬くて、ムチャクチャ貼りにくかった。インストには、黒線の長さが指定されてたけど
そこまで寸法的に精度が出てるキットではないので、指定寸法は全くアテにならんかったです(笑。
先のフィルムの硬さは、蒸し綿棒でもクレオスのソフターでも効果が薄かったので、久々にモデラーズの強力軟化剤を使用。
流石にこれだと効き目有りましたね。この軟化剤をストックしてあったことを思い出すまでは、黒線だけで四苦八苦してました。
っつーことで、今回はここまで。この車、前後ウィングがカーボン剥き出しという困ったちゃんでして、
おまけに1/20なもんだから見える範囲はカーボンデカールを貼っておきたいって事で、コレに少々時間掛かっております。
次回は、、、、ちょっと仕事が立て込んできたので、多分来月になるんじゃないかと(汗。ここんとこペース良かったけど、
これから年末に掛けては、流石に大幅ペースダウンですね。5月から楽しく作ってきましたが、ん~、コイツも忙しくなる前に
済ませたかったな~。