がらくたどうBlog

模型趣味とその他諸々

突然nismo R34 GT-R Z-TUNE(TAMIYA)

2005年06月30日 | 模型
 え~、ロータス79ですが、亀の歩みで進行中です。実はリアサス周辺の加工を始めてみたのですが、キットのパーツ自体が某社のDFV搭載車のパーツをリキャストしてパーツ作ってるので、辻褄が合わないというか露骨に79では無いって状態なので、その辺りを加工中。ブレーキキャリパーを削り飛ばしたり、真鍮線をハンダでトラス組みしたりと地味なことやっとります。画像はまた今度(笑)。

 で、今日のネタですが、近所のショッピングモールにちょっとした買い物に出かけたとき、うっかり玩具店を通りかかってしまい、これまたうっかり手に取ってしまい、気がついたら買ってしまっていたのがコイツ↓↓

タミヤのR34 NISMO GT-R Z-TUNEです。当初は「金型改修品だろ?」とナメきっていて買う気無かったんですが、先日買ったモデグラの裏表紙を見てて気になり始め、店頭で中身を見たらボディは新金型といってもイイくらい変わっていたので、思わず買っちゃいました。

 で、ふと思ったんですよ。表ページに工事中のママ放置されてるコンテンツのことを。「初めて自動車プラモ作る人向けのコンテンツ作ろうかな?」とか衝動的に思いまして、これまた衝動的に製作開始(笑)。購入から製作まで何もかも衝動的です。

 そんな訳で、今回はいたって素組。コンテンツに載せない部分では少~しだけ手を入れてますけど、面倒くさいことはやらないつもりで製作を開始。

 先ず、金型改修品らしく不要パーツが沢山入ってるので、不要なパーツを取り除きます。大体この手の不要パーツって、必要なパーツと似てるものが多いので、残しておくと混乱の元ですから、とっとと外してジャンク箱へ。
 それにしても、昔はランナー図が入っていたのに、このキットのインストには載っていなかったので、一通り最後まで読みながら不要パーツをチェックする必要がありました。

 さて、タミヤって事もあり、衝動的製作って事も重なって、無謀にも仮組み無しでボディーの下地処理に突入します。先ずはボディ色と同色パーツをより抜きます。


 で、先ずはボディから。パーティングライン切削とゲート処理を行います。バンパーが別パーツですが、ボディ側の先端部とバンパー側のグリル上部にゲート跡が有り、これがゴッツイゲート跡でね、キチンと処理しないとチリが合わなくなります。そんな事を念頭に置いてサクサクと・・・・。パーティングラインの上は、適当なマーカーでなぞっておくと処理が楽。切削はアートナイフの刃を立ててカンナ削りします。ラインが残ってるとマーカーの色が全部消えないので削れ具合が判りやすいのだ。


 続いて、各部のヒケ&ウネリ処理。トランクのスポイラー用の穴付近とボンネット先端付近のゲート跡が有った場所付近には判りやすいヒケが有ります。それと、図のように何故か左右のドア部分にもヒケがあります。リアフェンダー付近は金型改修の影響かウネリがありましたので均しておきます。ヒケ埋めにはコンテンツのこと考えてチョイ溶きのプラパテを使用。普段なら瞬着使います。


コンテンツでは触れない部分では瞬着を使用します。図はリアスポ裏の押し出しピンの跡を埋めてます。


 別パーツのバンパーをこの時点でボディに接着。先述のゲート跡さえ処理しておけば、接合は怖いくらいにパチピタです。磨いたりシャーシを填めたりするときの事を考えて、流し込み接着剤で固定した後に瞬着+促進剤で裏打ち補強しておきやす。


 ここもコンテンツではスルーするつもりですが、実は開口しました。この車の特徴の一つですしね。でも、クリアランスが狭いので開口はちょっと面倒くさかった。0.3mmのピンバイスで3箇所穴を開け、デザインナイフで穴を繋ぐようにして開口。ほどよく穴が開いたらあとは針ヤスリとペーパーで荒れちゃったトコを均しておきます。


 後は各部の筋彫りを彫っておきました。あまりに細くて繊細な筋彫り故、塗装によって埋まる可能性もあるので塗装の厚みを考慮しながら、先ずはケガキ針で深く彫り、最後にエッチングソーで筋を気持ち拡げておきました。それから、コンテンツではスルーしますが、磨きのこと考えてエンブレムやサイドウィンカー、それにウォッシャーノズルは位置決めようのポンチを打ってから削り取ってしまいました。


 ボンネットにはルーバーがあるのですが、タミヤらしく見事に抜けております。たしょうバリってるので二つ折りにしたペーパーでバリを取りつつ穴を均しておきました。


 リアはこんな感じ。結構複雑なプレスラインで構成されてるので、パーティングライン処理や表面均しのときにラインを潰さないよう要注意っす。


 とっとと塗装に入りたいので、小物類も一気に下地処理。シャーシはゲート跡を処理しただけで下地処理終了にしときました。


 と、こんな感じであっという間に次は塗装に進めまする。なんか最近面倒くさいのバッカリ弄ってたから、ストレス無くって楽ちんでげす。

 一応コンテンツ用に画像は他にも沢山用意してます。私如きがHOW TOなんておこがましいのは判ってるんですが、模型人口が減って自動的に模型店も減っていく昨今ですから、自動車模型って楽しいよー♪ってのをアピってみたいんすよ。一応基準は、ウチのカミさんでも作れる様にって事で考えております。あわよくばカミさんにも一台作らせてみて、幾らかこの趣味を理解して貰って、多少の買い物は大目に見て貰えれば・・・・・・・・・ダメですかね?(笑)
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【トラックバック・企画】プラモデル バトン?

2005年06月28日 | 模型
 Auto ModelingのブロガーRomeo nanjoh氏から、「プラモデル バトン」なるものを渡されてしまいました。小学生の時のクラス対抗リレーとかで、御約束のようにバトンを落っことして友人からブーイングを浴びてた私には、こりゃまた難しい企画であります。っつーか、トラバってイマイチ使い方判ってないし~、何より渡す相手に枯渇中(笑)。

 取り敢えず趣旨に従って返答いたしますと、内容がプラモデルって事になってるので、ジャンル問わない私としましては、ネタが多いようで実は少ない(レジンとかメタルなら色々あるのですが・・・)っつーこって、

1.今HDDにあるプラモ関連画像(含む資料画像)
2.最近買ったプラモデル5つ
3.今現在製作中のプラモデル5つ(含む密柑山送り)
4.思い入れのあるプラモデル5つ
5.次にバトンを回す相手 です

の五つに答えよ!ってこってしょーか?そのまんま答えてみまつ。
1.今HDDにあるプラモ関連画像
 資料は殆どPCの中ですな。雑誌もスキャナーで取り込んで、雑誌そのものは処分することが多い ので相当な量を内蔵&外付けHDDに溜め込んでます。。逆に、完成品の画像ってつい最近HPを作る まで撮ってなかったので、全然少ないです。

2.最近買ったプラモデル5つ
1:タミヤ 1/24スバルインプレッサ WRC 2005 モンテカルロ仕様
2:フジミ 1/24ランボルギーニ ガヤルド ポリッツィァ
3:レベル 1/24ダッジ・バイパー SRT10
4:フジミ 1/24ポルシェ917K 70 ル・マン優勝車
5:バンダイ 1/35 バットモービル バットマン・ビギンズ版

3、今現在製作中のプラモデル5つ
1:タミヤ 1/20 JPSロータス78 FORD
2:モノグラム 1/24 ロータスエスプリ 300SPORTS
3:アオシマ 1/24 日産シルビア スペックRエアロ仕様
4:ファインモールド 1/72 X-WINGファイタ
5:バンダイ 1/35 バットモービル バットマン・ビギンズ版

4、思い入れのあるプラモデル5つ
1:タミヤ 1/12 JPS LOTUS78 FORD
  個人的には史上屈指の格好良さを誇るF1マシンがこのT78。世間ではT79の方が人気が
 あるようですが、私にとってはT79よりもT78って感じ。この1/12キットは、近年の
 同社ビッグスケールとは異なり、組み立て手順からして実車さながらの工程を経ると
 いう凝りに凝ったキット。しかも、ほんの10年位前までは定価3500円だったんすよ。
 その後の再販時に倍額になって違う意味でビックリしました。
2:タミヤ 1/12 FERRARI 641/2
  暫くのブランクを置いて復活した、タミヤのF1ビッグスケール復活第一弾。あの、
 実車を組み立てるかのような組み立て工程が形を潜めた反面、信じられないくらい
 アホみたいに簡単に完成し、驚かされました。ビッグスケールで問題となる、
 重量を支える部分の強度の問題が、ビス止め&金属パーツ投入で解決されたってのが
 当時は驚きでもありました。
3:フジミ 1/24 ランボルギーニカウンタック アニバーサリー
  1/24のクセに凄まじいパーツ数でありながら、そのフィッティングを含めたパーツ精度の
 悪さが災いして、綺麗に仕上げるのが非常に難しいキット。或る意味製作者の技量と知識と
 センスが根本的に問われるキットです。私には全然足りないらしく、マトモに完成した事が
 無いです。
4:イタレリ 1/24 フェラーリ250GT カリフォルニア・スパイダー
  現在のようにフェラーリの版権が五月蠅くなかった頃の製品。キット化されてるだけでも
 凄いことだと思うけど、加えて出来がかなり良いところが捨て置けない理由。
5:ハセガワ 1/24 カローラ WRC各種
  もうですね、期待してたんですよ、これ。この年のカローラの特徴は、各レース毎に
 異なるサイドのマーキングでしたが、それがカルトグラフのデカール付きで続々キット化
 されると思うと、嬉しかったですねぇ。実際に発売されてみると、ボンネットの
 プレスラインが省略されるという信じられない設計にorzでありました。でも、結果として
 仕様別に山ほど購入してしまいました。社外デカールも含めれば全戦分のマーキングを
 揃えたので、いつかズラーーっと作ってみたいって思ってます。でも、今の製作ペースから
 から考えると、これは妄想に近いかも(笑) 

5、次にバトンを回す相手
 これが今の私には最も難題。お気に入りに入れていつもチェックしてるブログなら幾つかあるのですが、そうしたとこのマスターさんに依頼しても迷惑にならないですかねぇ。かと言って、私で止まっちゃうのも忍びないですしねぇ。どうしましょ?とか言ってたら、存じ上げてるマスターさんは殆ど消化済み!!益々どうしよう?
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あ、暑い・・・・・

2005年06月26日 | 模型
 毎日暑い日が続きます。今日は久々に朝から雨だったのですが、午後からスッカリ晴れ上がって結局は猛暑。空梅雨もここまでくりゃ真夏だな。

 ところで、夏は模型の塗装には向いてないって話があります。地中の水分が揮発して空気中に漂ってしまい湿度が上がるから、この状況ではカブり易いってことなのですが、逆に冬は空気が乾燥してカブりにくくて塗装に向いてるって訳だな。でも、塗料に含有される溶剤分の既発は温度が高いほど有利なわけで、この点では夏は乾きやすく冬は乾きが遅いということになる。理想としては、気温が高く湿度が低いとBEST of BESTだってことになるんですが、そんな気候砂漠でも行かなきゃ無いっつーの。
 で、今年は電気屋のポイントが頗る余っていたので、思い切って模型部屋兼事務部屋[通称:秘密基地]に除湿器を設置してみたのだ。これがナカナカ良い仕事をしてくれるんですよ。まだ実際に塗装時に使用する機会には恵まれていないのですが、例えば今日だと除湿器作動前の塗装ブース近辺の湿度は約80%。で、除湿器を作動させるとみるみる湿度が下がり、一時間もしないうちに50%程に下がってしまいます。これと食器乾燥機等の「塗装乾燥ブース」を併用すれば、湿度の高い夏場の塗装も行けるのではないかって思ってるんですがどうでしょう?更に、この除湿器には簡易冷風機機能が付いていて、部屋全体を冷やすほどの性能はありませんが、涼しい風が出る扇風機程度の役目は担ってくれるので、冷房のない我が秘密基地には有効なアイテムになってます。

 しかし、この空梅雨では、その機能も持て余し気味の除湿器(笑)。っつーか、暑すぎて模型製作の気力さえ失われ、製作中のLOTUS79は全然進んでおりません。更に除湿機能を全開にすると部屋の温度が通常よりも更に上昇してしまう罠(笑)。よって、母屋のクーラー効いた部屋で映画とネット三昧のダラダラホビーライフを満喫中。ほんとは模型部屋にも除湿機能付きエアコンがあれば良いのですが、室外機を置く場所がどこにも無いのが困ったちゃんな部屋なんですな。

 そんな訳で、ちょいと製作意欲が衰えております。今月中には塗装にまではいるつもりでしたが、ちょっと間に合いそうにないですなぁ・・・・。
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1/35 BANDAI BATMOBILE ver.Batman Begins

2005年06月23日 | 模型
先日ここで書いてた「お目当て品」を本日無事確保して参りました。今回のアイテムは、映画「バットマンビギンズ」版のバットモービル!であります。バットマンは過去何度も映像化されていまして、その中で登場するバットマンの愛機はAMT辺りからキット化されることもあった訳ですが、今回のビギンズ版では日本のバンダイがキットをリリースしてくれました。これがですね、もう格好いいんすよ。過去の作品中のバットモービルは、どこか垢抜けないというかオモチャチックでしたが、今度のビギンズ版は無骨な装甲車って感じで重厚感が段違い。映画公開前に開示されたこのバットモービルのデザインを一目見てからスッカリ魅せられていたのですが、思いがけず早い時期にキットとして入手することが出来て、オッサンいい年こいて御満悦です。

 先ずはキットの箱。プロップの画像と思いきやキットの完成品の画像かな?でも、キットとは細部が少ーし違うので謎であります。こうしたキットの場合、所謂フ○ミ型パッケージング注意書き、即ち「箱絵とキットは中身が異なる場合があります」って場合があるわけで、言うなれば入り口で写真指名してイザ御対面すると全然違ってたっていうパターンが良くある訳ですが、こいつはどんなもんでしょうかね?


 で、説明書を見てると、どうやら海外キットのOEMとかではなくバンダイが設計をしてるらしく、同社の屋台骨であるガンプラ同様、基本的には接着剤不要のスナップキットになってる模様。元来ガンプラとは縁遠い私ではありますが、昨秋に酔狂でMG版シャア専用ズゴックなるものを暇つぶしがてらに無塗装素組で組み立ててみたことがありましたが、そん時にはその設計レベルの高さとパーツ分割の巧みさには舌を巻いたもんです。ひょっとして、このバットモービルもパチピタか?と確認を兼ねて仮組みなんぞ始めてみやした。使用工具はニッパーとカッターのみで格闘することおよそ30分、

こんな感じで殆どのパーツが抜群の精度で組み上がってしまってビックリ仰天。見えないところはそれなりのディテールですが、可視域は見事なディテールでバットモービルを再現しております。これは凄い!パチピタスナップでこの精度!すげぇなBANDAI。


 リアもこんな具合で出来が良いです。っつーか、個人的には色塗るくらいしかやることナイって感じ。ネットで拾い集めた実在の撮影用バットモービル(なんとクローズドコースでも走行可能なのだ)の画像と比べてみても、非常に良くできているんです。見えないところは徹底してディテールをオミットしてるところも潔くてイイ(笑)。強いて言えば、この機体の特徴の一つである可動式のリアの6枚翼の建て付け方がキットではスナップキットであるために少々異なっている点くらいのもんですな。なにもしないのはちと悔しいので、この羽根の部分と各部のシリンダーのディテールアップを考えております。塗装はモデルカー的手法よりもAFV的手法の方が絶対に映えると思いますな。ともかくこれはキャラキットというより、完全にスケールモデルと言える出来の製品です。


 ただし、このキットですが、スケールが1/35なんですよねぇ。デザインが装甲車って事でAFVの定番サイズ1/35にしたのかは定かではありませんが、出来ればカーモデルとして1/25で作って欲しかったな。旧作バットマンのバットモービルもAMT辺りのは1/25でsからねぇ、、、並べたい人は困りそうです。ハセガワのカローラのジャンクボディと比較してみても

これほどの大きさしかないんすよ。1/24だったら迫力も倍増で尚良かったのに惜しいなぁとも思います。


BANDAI 1/35 BATMOBILE
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試行錯誤(1/20 ST27 ロータス79)

2005年06月23日 | 模型
 先日模型店にて、タミヤのインプレッサWRC05モンテ仕様が売ってたので早速購入。

 インプはカルトデカール入りの2001を購入して以来なので久しぶり。中を開けて色々見てみたんですが、2001以降のインプは総じて2001年型の金型改修で出来てるようですね。パーツに不要パーツが多いので判ったのですが、明らかな完成品ミニカーへの転用前提のZとか、金型改修での新製品リリースとか、業界内の自動車模型という分野の冷え込みぶりが伺える気がします。っつーか、タミヤの場合は輪を掛けてやる気がない状態か?
 でも、インプ05のキットそのものの出来自体は良いみたい。特にアンテナやキャビン内小物パーツの出来は、この手のレースカーでは定番化しつつある社外パーツ使用や自作パーツ作成によるディテールアップが不要な程の良い出来です。昨年末に04ラリージャパン仕様が出てましたが、グラベル仕様だったので「どうせバリエーションでターマック出るはず」と踏んでスルーしておりましたが、案の定モンテ仕様のターマック使用。車種にも因りますが、インプの場合は車高の低いターマックの方が似合うと思ってるもんで、今回はしっかりと買っちゃいました。実はもう一点、お目当てのキットがあったのですが、九州って事で他のエリアよりも入荷が一日~二日ずれるとかで入手できず。予約しておいたら今日になって「入荷したよ~ん」って連絡入ったので、明日にでも取りに行ってこようかと思います。何のキットかも含めて報告は明日以降っつーことで。

 さて、ロータス79ですが、ちょっと悩み事発生で試行錯誤の末に作業が停滞中。取りあえず、給油口上の砲弾型カバーの形状がどうも気にくわないので、彫刻刀やらヤスリやらで形状修正をしてみました。


キットのままだと断面が半円なのですが、色々資料を見てるとどうも滑らかな凸形状の断面になってる様に見えるんですよね。JPSロータスって車体カラーが黒なので、資料を見てても色々判明しにくい部分が多くて困っちゃうわけですが、この部分も光の反射具合等で先述のような形状の違いがあるように見えるんです。で、早速改修してみたわけであります。殆ど彫刻刀で形状出しをしたので、現在はBe-Jプラサフ+タミヤ溶きパテで刃傷均しの真っ最中です。

 お次はコクピットパーツの成型。T78と違ってT79はフルカウリングボディになってるお陰もあり、コクピット内は簡素になってるんですが、ステアリング裏のバルクヘッド裏とボディーパーツの間に大きな隙間が出来てしまいます。実際にはアルミ製モノコックの上にカウルが被さっている構造なので、それらしく見えるようにメタル製のバルクヘッドパーツを前方に延長してやることにします。
 先ず、この手の作業では御約束なアイテム「メンタム」

を、ボディーパーツのコクピットが填る部分、特に先述のバルクヘッドパーツの裏付近に塗り込みます。そこにポリパテを、バルクヘッドとボディパーツとの隙間を埋めるように充填し

この状態でパテの乾燥を待ちます。乾燥したならボディーパーツからコクピットパーツを引っこ抜きますと、メンタムのお陰で綺麗に剥がすことが出来るって訳です。

これをヤスリや彫刻刀を使って成型してやり、最後に洋白板から切り出した三日月型の風防(?)を埋め込めこめばコクピット前方にちらりと見えるモノコックパーツって雰囲気になるわけです。

 形状出しが済んだらサフ吹いて磨いて仮組。これでも若干の隙間が残りますが、カウル側のU字型風防が付けば、隙間は見えなくなるのでこれでよしということにします。でも、このU字風防が、なんだか形がおかしいんだよなぁ。これも後々改修って事になりそうです。


 さてさて、今回作業したコクピット回りに関して言えば、ちょっとこの先どうしようか悩んでることがあります。冒頭で言った試行錯誤ってのもここの話。といいますのも、コクピット・フロントサス基部・サイドラジエターマウント・エアインレットが

この様に一体化されているために、作業が思ったように捗らないんですよね。特に、コクピット=アルミシルバー/モノコック=グロスブラック/ラジエターマウント=アルミシルバー+フラットブラックって感じで塗装も面倒くさい。さらに、ボディーパーツに対して合いが悪く隙間も盛大です。内側を先に塗って云々とか色々考えたのですが、結局

こんな感じでパーツを三分割し、先ずはコクピット内をある程度仕上げておいてアルミ色で塗装、更にボディ側のコクピット内壁部も先に塗装しておいてから、一旦コクピット全体を一時マスキングした上でボディと接着し隙間を埋めておく事にします。残るラジエター部分は組み立ての最後の方でも取り付けが出来るようにしておく事で、塗装と組み立てと仕上げの効率化を図ったつもりですが、どうなるやら今のところは判りません(笑)。

 そんな訳で、分割した部分が最終的に再度合体する際に辻褄が合うように、御約束のメンタム攻撃でフィッティグ出し用のポリパテを擦り込み目下ブースで硬化待ちっす。
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1/20 スタジオ27 LOTUS79 その4

2005年06月19日 | 模型
 ヤバいよ~、ダメだよ~、テンション下がって来ちゃったよ~って感じで、前回からあまり作業が進まない@河童です。こばわ。

 このロータス79って車は、外部に露出している殆どの部位がボディーカラーの黒で塗装されております。また、フルカウルタイプのウィングカーって事で、摺り合わせのためにボディと同時進行で作業しなきゃならないパーツも多く、「ボディだけ先に済ませて乾燥中に他の部分を・・・・」ってな事が難しいのが玉に瑕。よって、ボディ塗装に併せて塗装しなければならない小物が結構多いのであります。んな訳で、前回のファンネルカバーに続きまして、今回は小物類の中では大物の部類であるリアウィングの作業です。

 F1に限らずレーシングカーにありがちなステーを介してボディと接続されるリアウィングであれば、それほど組み立てには困らないのですが、ロータス79のリアウィングはボディに直で接続されております。加えて翼端板形状が曲線貴重の形状をしておりまして、いつもの真鍮ブロック等での治具調整がやりにくいという難物です。

 作業手順ですが、先ずエッチングとメタルの3パーツで構成されるリアウィング本体を組み立てます。仮組確認したところ、メタル製のウィングが結構波打っておりまして、これを真っ直ぐ平らに整えてやります。そして、左右の端に付けられてるピンを徐に切り飛ばしてやり、新たに真鍮線でピンを打ち替えます。

 言い忘れてましたが、エッチング製のパーツって殆どの場合は、表面にモールドを入れるために二枚合わせで処理されています。よってパーツの縁にはパーティングラインの様な段差が付いていますので、爪楊枝等でパーツの縁にフラックス(ステンエッチングの場合はステンレス用を)を極少量流して、そこにハンダを流してからペーパーで処理しておくと綺麗に処理できます。


そして、左右のエッチング製翼端板を取り付けて水平垂直平行を真鍮ブロックで確保してやり、メタルパーツの裏側からステン用フラックスをエッチングとメタルの隙間に流し込み、トドメとばかりにステン用ハンダでハンダ付け。他社のキットでもそうですが、最近ステンレス製のエッチングが増えて、ハンダ付けが面倒になった気がします。ステン用ハンダって結構高温でないと流れてくれないのですが、逆にメタルはコテの温度が高すぎると熱伝導でもドロリと逝っちゃう事があるので神経使うんですよね。文句言ってても仕方ないのでとっとと融着しちゃいましたが、不器用な私にとっては御約束のように一部を溶かしてしまいました(笑)。ちなみに、キットのエッチング製翼端板は単純な一枚板なので、そのまま真鍮板にトレースして切り出せばステンの呪いから解放されたのに~ってのは、作業が終わってから気がつきました(ぷ)。
  尚、ステンレス用ハンダで使用する専用フラックスは、ステンを腐食させるだけあってかなり強力なモノですから、ハンダ付け後は直ぐに中性洗剤等で洗浄しておくこと。これをやらずにハンダ付け部分に金ヤスリをかけたりカッターや彫刻刀を入れたりすると、そうした工具をあっという間に錆びだらけにするので要注意です。
 
ハンダ付け後、飛び出してるピンを切り飛ばしてヤスリで整え本体の組み立ては完了です。


 さて、次にボディへの接合を考えなければなりません。ボディーパーツがレジンなので、リアウィング取り付け基部も既に経年劣化の影響で若干の収縮と歪みが出ておりましたので、ヤスリで削って左右の形状差を整えます。先ほど組み立てたリアウィング本体を何度も仮組してボディ取り付け時の水平垂直が出る接着位置を決めます。その状態で瞬間接着剤で仮固定して、0.8mmのドリルで翼端板ごとボディ側にも穴を開けてやります。



 そして翼端板下部に少しだけ半田ごてを当てて翼端板に熱を入れ、仮固定したボディとウィングを再度切り離します。今度はボディ側基部に開けた穴に瞬間接着剤を流してから0.6mmの真鍮線でピンを打ち込みます。


 ピンが固定できたら、今度は当て木に巻いたペーパーでピンを削って短くし、最終的にはリアウィング固定用のダボにする訳です。これで、塗装後のリアウィングの接着時にも水平が出ないとか平行が出ないとかの無用のトラブルを回避できる上に、ボディとウィングの固定強度も確保できるようになりました。




 リアウィングが完了したので、次はロールバーの自作を始めてみました。キットのロールバーは、マリオ・アンドレッティ仕様であれば使えなくもないものが入ってますが、ロニー・ピーターソン仕様の方はグネグネ歪んだメタルパーツになってるので、是は流石に使ってらんない。そんな訳で1.5mmの洋白線をハンダ付けで組み合わせて作ります。まず、洋白線を曲げて山型の部分を作るのですが、この際に、丁度良い円筒状のモノを治具にして(今回はピンバイスの柄の部分が丁度良かったので、これを治具にしました。)、山が左右均等になるように曲げてやります。このときのコツは

↑こんな感じ。ボディと仮組してみて巧くいってる様であれば、今度は支柱部分を作るべく1.5mm洋白線を切り出して、仮組を繰り返して丁度良い長さに整えて、最後に先ほど作った山型の部分にハンダ付けします。

最後にもう一度ボディと仮組してみて、左右のバランスがキチンと出ているか確認して、良ければ次にロールバーに固定されてる三角のパネルを付けてやります。出来れば低温ハンダでハンダ付けしたいですし、キットのパネルの形状と資料で見たラウンド7~8頃のパネル形状とが少々異なっているので、また後日真鍮板から切り出したモノを付けておくことにします。今日はやる気が続かなかったので作業はここまでにしました(笑)。



 さて、製作記とは違うネタですが、最近入手したアイテムを画像付きで御紹介。
 先ずはBe-Jから購入した、同社ブランドの瓶入りプラサフ。既に今回の作業からチマチマと使い出したのですが、噂通り昔の旧ソフト99の様な食い付きと塗膜でありまして、これであれば旧ソフト99プラサフ亡き今、「プラサフ欲しいよ~」と嘆かないで済みそうです。それにしても、やっぱり一瓶当たり容量が多いですよね。クレオスのサフェーサー1200の徳用瓶と比較してみても

これくらい違う。しかも、ブラシで吹く際にかなり薄めないと0.5mmでも詰まりそうな濃さなので、益々量が多いということになり、使い切る前に腐らすかもしれませんですな(汗)。

 それからもう一つ、こないだふと立ち寄った別府の玩具店にて、ハセガワのマスクリキッドなる製品を発見。これ、先日放送されたスカパー!のプラモつくろうCUSTUMでも紹介されていた一品でして、クレオスの廃盤銘品「マスキングゾル」の様に乾燥後にナイフで不要部分を切り飛ばすことが出来、またモデラーズの「マスクゾル」の様にいざ剥がすときにペロリと剥がれてくれる優れものだとの謳い文句です。まだ使ってはいないのですが、カーモデラーにとって避けては通れない「細かいマスキング」には、ひょっとすると重宝するどころか定番アイテムに昇華する可能性有りですな。飛行機モデルが中心のハセガワらしく、先頭飛行機のキャノピー部分の塗り分けの効率を良くするために開発されたのだそうな。






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前回のやり残し

2005年06月15日 | 模型
 F1北米カナダGPがありました。内心「ルノーが飛んだら多少はGPも面白くなるのに」とか思ってたら、ホントにそうなって驚いたっす(笑)。ライコネンが前回の雪辱とばかりにチェッカーを受けたので、チャンピオンシップが面白くなってきました。贔屓の跳ね馬はシューマッハーが2位でバリケロロ軍曹が3位。モントーヤは惜しかったね。ふと今更思ったのだけど、今年のマクラーレンはライコネンとモントーヤというキャラ的にはオモロ過ぎる二人が駆ってるから目が離せん。80年代後半爆笑の中に爆走で沸かせたピケ&マンセル並の組み合わせだなとか思っちゃいます(笑)。ルノーは車は格好いいんだけどドライバーのキャラが弱いんだよなぁ・・・・。BARはタバコ禁止ロゴが個人的に良いように思えた事と、バトンがPP取って微かな期待を持たせてくれたが後はドッチラケ。今回から増設されたあのポンツーン角のフィンはどうにかならんのか?(笑)

 さて、模型の方は、先日治具紛失の煽りで作業が頓挫してたエアファンネルメッシュカバーの製作。ホントはファンネル床部とファンネルステーも作ってしまうつもりだったのですが、ものすごーく私の手際が悪くてそこまで進めずに今日は終わっちゃいました。手先が器用で工作センスが良い御仁が羨ましい。時は金なりって言うけど、その意味では猛烈貧乏だな、オレ(ぷ)。

 先ず治具ですが、凸型と凹型にメッシュを挟んでプレスするための道具なのですが、凹型はあるんですが凸型を紛失。いつどこで無くしたなど全然記憶にないので捜索は諦め、生き残ってた凹型にポリパテを詰めて、乾燥効果後に凹型から剥がして凸型といたしました。


 これでキット付属の真鍮メッシュをプレスしてプレス部分を丁寧に切断、更に基部に真鍮帯板をハンダ付け。真鍮帯板ってのは

こんな素材でありまして、都会のお店であれば「さかつう」経由で入手可能な筈です。洋白の帯板もリリースされてるのですが、私の手持ちには希望の太さの帯板が真鍮製しかなかったので、それを使用しました。これれを先に絞り出しておいたメッシュに巻き付けて楕円形になるように曲げ、巧く形が出来たらハンダ付けにて輪の状態で固定します。で、更にメッシュに孫悟空の金のお仕置きリングの様に填め込んで板とメッシュをハンダ付け。ついでに板で作ったリングにはハンダメッキを施しておきます。

↑取りあえずこんな感じに出来ました。

 で、早速出来上がったメッシュカバーを車体に仮組してみたのですが・・・・・

・・・・・・・・デカ過ぎてボディのファンネル用の穴からはみ出してしまいます。

駄目だこりゃって事で、もう一度採寸してから作り直し。本来使用するはずのプレス型が半自作リビルト品だったのも悪く影響した模様。嘆いていても仕方ないので、再度メッシュの絞り出しからリ・スタートです。

 ただ作り直すのも芸がないので。今度はツールボックスに眠っていた銀メッシュを使用し、自作した型の凸パーツも一回りほど削りまして作業再開です。この真鍮に銀メッキ(ハンダメッキかな?)処理されたメッシュが結構堅いメッシュでしてね、絞り出す際に万力でガンガンプレスしないと絞れませんでした。真鍮帯金製のリングにもハンダメッキを施してやりました。


 で、再びボディと仮組してみたところ・・・・

今度は何とか穴に収まりました。ちなみに、実車の方ですが、ファンネルカバーが装着された状態でアッパーカウルを外せる様な構造になってます。だから、穴の上に置く形で装着するのではなく、ほんの少し埋め込めるようにした方が「らしく」なると思ったもんで・・・・。


たったこれだけの作業で随分時間を取られてしまいました。スッカリ遅くなったので今日はここまで。残るファンネル床部とステーはまた後日っつーこって。




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1/20 スタジオ27 LOTUS79 その3

2005年06月13日 | 模型
 JPSロータス79の三回目です。模型に割ける時間が少なく進行度はイマイチ。今回も、足らないモールドの掘り起こし作業が中心です。なんかキット作ってるって言うより原型作ってるような気がしてきた(笑)。ちなみに、本当の意味での原型を作るほどの腕は持ち合わせていないので、これは錯覚に間違いないっす。でも、そう錯覚させるくらい作業が面白かったりする。少なくともこないだ作ったF2003GAよりは遙かに楽しいです。

 今日は、先ずファンネルカバー周辺のモールド掘り起こしとロールバーの内側のモールドの均しを行いました。ファンネル部分は、キットでは楕円形の窪みが二本モールドされているのですが、実際は画像のようにVバンク丸見えになる様にゴッソリと穴が開いてるのが正解。そのVバンク部分には燃料だか点火系だかをコントロールするユニットボックスが鎮座してるので、これも併せて彫り込んでみました。ロールバー内側は左側の窪みを成型中にちょいと勢い余ってノミが横滑り(笑)これを基準に左右対称を求めるとヘンな感じになりそうなので、右側を希望通りになるよう慎重に彫り込んでおき、明日以降左側は右側を基準に形状を修正することにします。ちなみに我ながらムカついたので、やり直す気力は今日は無しです。


 それから、ファンネルカバー用メッシュも作っておこうと思ったのですが、いつのまにか治具の片割れを紛失してしまったことが判明(泣)。探しても出てきそうにないので、ポリパテで無くした片割れを再生すべく、目下ブースの中で強制乾燥中。よって、今日は作らず。

再度パネルはレジンのボディーパーツにエッチングのパネルを装着するという手法を要求されるのですが、ここのパーツの合いが激悪です。収縮するレジンvs質実剛健なステンレス板との組み合わせですから仕方ないと言えば仕方ない。結局キット指定通りの装着法だと、接着シロが少なくて強度的な不安がつきまとうし、内側に挟み込むスライドパネルパーツとの兼ね合いもあるので、ボディ側をガリガリと多めに削りこんで、接着シロを増やすべくポリパテを充填し、更にそこにメンタム塗りつけたエッチングを貼り付けてパテの乾燥を待つ。乾燥後、ボディーパーツごとポリパテを削り均しこんで行き、ツライチになったトコでエッチングとボディの境界にナイフを入れて一旦分離します。


 また、今回も結構色んなトコに筋彫りを追加したのだけど、まだまだ足りないって事で更に追加。筋彫りの彫り直しって面倒か否かは道具次第ってきもしますね。私が使用する工具は

斯様な面々が中心。ケガキバリである程度彫ってからエッチングノコで塗装の厚み分の幅を確保すべく筋を広げるって方法が多いです。画像上方にあるテープはダイモテープって奴でして、文具店なんかに売ってるラベル用プラスチックテープ。粘着剤が付いててセロテープチックに使える細切りプラ板みたいなもんでして

↑こんな風に使うと真っ直ぐ彫るのも楽ちんです。角度のキツイ曲面への馴染みが悪いのが玉に瑕。

 それから、このキットは筋彫りだけではなく、パネル間の凹凸差も概ねスポイルされてる潔さがありますので、そこいらもきちんとモールドを起こしてやります。例えば、フロントノーズ部分だとFRP製アッパーカウルがアルミ合金製モノコックに被せられているわけですが、キットではここがツライチにされちゃってます。先述のロールバー内側の凹凸なんかと同じですね。で、アルミ部分に該当する面を一段下がるように削りこんでやると立体感が増すという寸法です。

↑こんな感じで作業を進めていくわけっす。この手の作業には彫刻刀とリューターを使用する訳ですが、刃先やビットの種類に関しては

私の場合は↑こういった面々が中心になって仕事してくれます。特にリュータービットの左から三番目の研磨ビットは、実車のエアロ補修なんかで重宝するランダムサンダーと同じ様な使い方・・・

・・・・が出来て凄く便利です。

こんな感じでチマチマやっとります。自分で言うのも何ですが、今のところは完成までたどり着けそうな臭いがプンプンしてます。楽しめてるウチに完成まで持って行きたいですな。



 
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関西出張

2005年06月10日 | 模型
6~8日まで関西方面に出張でした。7~8日は日程がテンパイだった上に、お目当ての模型店ROMUが定休日っつーこともあり、到着した6日にバタバタと大急ぎでROMu本店に立ち寄ってみました。店内は、前に来たときよりも寂し~くなってた気がする。特価品コーナーもめぼしいモノは無く、レジ横にウェーブの1/24のFW15Cとか100Tとか置いてあって一寸触手が動きかけたけど、中身を見たらデカールが辛い状態に劣化してたので諦め、結局フィニッシャーズのガルフブルーとレーシンググリーン、それにモデラーズやM&Aのエッチングマテリアルを少々買って帰ったのでありました。要するに殆ど収穫無しってやつだな。スタジオの新製品もBAR007とか641/2とか置いてあったけど、中身だけ見せて貰ってスルー(笑)。他にも開けてはスルー開けてはスルーだったので、店主的には金にならん客やのうって思われただろうな(ぷ)。

 その後京都に行ってホテルに泊まり、翌日からは会議会議の連続です。少し時間が出来た際に、元々京都人なので何軒か昔なじみの模型店があるわけで、そのなかの一店に立ち寄ってみたりなんかしましたよ。でね、このブログでも何度か書いたことがある、私にモデルカーの面白さを教えてくれた師匠みたいな店員さんが居る店に行ったんですが、なんとその店員さんが退店しちゃっておりました。寂しいなぁ~。話では家庭の事情で「もっとキチンとした仕事」をする様に家族の説得を受けたとかで、店主と喧嘩別れで退店って訳ではないそうな。今でも仕事の合間にチョコチョコ遊びに来たりするそうだし。
 で、店主も元は模型仲間の一人だったわけで、この人と暫しダベってたんだけど、自動車模型っていう分野は非常に厳しい時代なんだと改めて実感。新規の客は殆ど無く、まるで会員制倶楽部のように決まった客が来る程度。オリジナルキットとか完成品の受注製作で何とか凌いでる程度って状態らしい。厳しい時代やのう~。

 ちなみに、この店ですが、定価販売とは言え棚の中に「え?」っつーようなキットが売れ残ってます(笑)。ただでさえ「え?」だけど自動車模型専門の店だけに「えええ??」って感じで。店主の性格上電話で「●●ありますか~」って聞いても正確に答えが返ってこないので(爆)、他で売り切れたアイテムを探し回ってるような御仁は探しに行ってみても良いかもね。店の詳細は表ページのリンク集の一番上に載せてます。

 さて、出張から帰って翌9日は今度は福岡市内まで日帰り出張。ソコソコ品揃えの良いミニカーショップがあるので寄りたかったんだけどこちらは残念ながら時間切れで寄れませんでした。

そんなこんなで結構忙しい一週間でありました。

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1/20 スタジオ27 LOTUS79 その2

2005年06月05日 | 模型
 今日100円ショップダイソーに行ってきたんですが、リュータービットなんかも100円であるんですね。使い物になるのかどうかは全く判りませんが、ものは試しでダイヤモンドカッターとワイヤーブラシ二種を買ってみました。ダイヤモンドカッターって普通に買うと2~3K円はするぞ?切れなさそう~(笑)。

 さて、製作記その一以降長らく放置してあったスタジオのLOTUS79の再開です。このキット、前も言ったと思いますが、とにかくモールドが無い!。で、チマチマとモールド起こしをしてるんですが、左右のポンツーン上にあるラジエター用エアダクトを今日は弄くってみました。この部分ですが、型抜きを優先させた影響からか、

右側の排気ダクトの内側の壁が無いんですよ。実際には壁があるわけですが、キットはスカスカ。で、なんとかしたいと思ったときの対処法ですが・・・・
1・ダクト部をくりぬいて壁も含めて新造する
2・壁の部分だけ塞ぐ
3・気付かなかった事にしてスルー。どうせボディーも黒いし。
っていう三つの選択肢が在るわけですが、[1]は面倒くさいし[3]はいつもなら選択しちゃうトコですが、敢えて今回は[2]の方法で行ってみました。方法ですが、マスキングテープで壁部分の形状を型取りし、0.1mmの真鍮板にから型紙通りに切り取って壁部分に瞬着でペタっと貼りまして、リューターで大体の形状合わせを行ってから、エッジ部分にポリパテ(瞬間と謎の充填剤を加えたワークのモリモリ)をすり込んでおきました。パテが乾いたら形を整えることになります。



それから、サイドポンツーン後端部は、本来カウルエンドとサイドポンツーンで別パネルになっていてモールドが入ってるんですが、ついでに78年実戦仕様の79ではこの部分が少し外に出っ張ってるので、この部分には0.3mmの真鍮板を貼っておきました。これまた真鍮版とパーツの隙間に先述のポリパテをすり込んで乾燥待ち。また、78年型ではアクセルリンケージの一部が車体外にはみ出しております。79年型だとここにはコブが付けられてるんですが、今作ってるのはGP別仕様はともかく78年型のつもりなので、この部分に後からディテールアップを施せるように穴を開けておきます。実は、表から穴の形状をケガいてから大小のピンバイスを使って穴を開け、車体裏の目立たない部分からも穴を掘り進んでいきまして、貫通したところで表から穴の形状を整えるって方法で処理してます。これがですね、レジンが中に行けば行くほど堅く粘るので思いの外面倒でした。その後ろのブレーキ冷却エア導入用のNACAダクトも同様の方法で開口しておきます。

今回お世話になってる資料ですが、春先に出たF1モデリングっつー雑誌の79特集。細かいトコまで写真で載ってるのは良いんですが、ディテールの検証用のアップ写真の多くが実はマルティニカラーの79年仕様のリペイントバージョンという罠。そんな訳で意外と参考になる写真が少なくてね・・・・。ま。●●GP仕様ってのは気にせず作ろうって事でいいんじゃないでしょうか(笑)

 さて、お次はこんな工具を使用してノーズ回りの修正。真上から見るとなーーんか曲がってる気がせんでもないこの部分ですが、


取りあえずセンターだけ出してみて、左右で若干形状が違うアッパーアームカバーの形状修正を行いました。先述の工具はこうした立体物の左右の形状合わせなんかに用いる道具でして、道具の名前はよく知らない(笑)。でも、ちょっと前のタメオキットにありがちな怒り肩鋳造のサイドポンツーン修正なんかには重宝する道具です。これで左右のカバー部分の形状を比較しながら、デカいほうを小さい方に合わせる様にして形状差を縮めていくわけです。

ん~、やっぱり基本的にノーズが曲がってるのか??(笑)。ま、目も当てられないほどじゃないしいいか♪

 と、今日はここまでで終了。続きはまた週末って事で。明日から数日間、ヤボ用で関西方面に出張なんですよね。明日は月曜だから大阪のROMUが開いてる筈なので、ちょっくら覗いてこようかと思ってます。





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模型趣味再開!

2005年06月04日 | 模型
 ども!モナコでのレッドブルのお二人には、是非ともダースベイダーマスクとクローンとルーパーマスクのヘルメットで走って欲しかったと思ってる@河童です。先日仕事で小倉に行った時、ついでに子供のオモチャを買ってあげようとトイザらスに寄り道して、子供のオモチャの”ついで”に買ったんすよ。ベイダーマスクボイスチェンジャー(笑)。春先にプチ流行したんですが、今頃になって買っちゃいやした。持って帰りました。被りました。家族に笑われました。でも、ボタンを押して「ヨゥ ドンツ ノゥ ザ パッゥワー オブズ ダークサイッ(You don`t know the Power of the darkside!)コーーホーー」って出してやるとカミさんも娘も大喜び。私以上のSWファンのカミさんはともかく、僅か7ヶ月の娘まで虜にしてしまうとは、恐るべしダークサイド・パッワー。

 それはともかく先日大分市のデカい病院に検査に行ってきました。この病院には「肝センター」っていう肝臓専門部署があるんですが、そこのお医者さんが私の父親の知り合いでもありまして、そこにて検査を受けましたところ、スッカリ回復して問題ナッシング(脂肪肝意外はな)って事でした。いやぁ良かった。でも脂肪肝は問題だそうで、是非とも落とすようにしてくださいと、生活改善プランニングを出されてしまいましたが(笑)

 そんな訳で無事模型ライフ再開です。ついでに、ブログネタ撮影にばかり使ってて子供の写真が撮れないじゃんかよ~とお嘆きのカミさんに新しいデジカメを与えまして、カミさんに占有されていたFINEPIXを貰っちゃいまして、晴れて写真ネタも今回から復活です。写真復活ついでに、今回からブログ上には小さな画像を置き、クリックすると別窓でもう少し大きな画像が出るようにしてみました。

 それでは再開記念に(意味不明)、最近買ったキットのご紹介。
 先ずは、子供の玩具を買う”ついでに”ベイダーマスクと共に買ってきてしまったフジミのランボルギーニ・ガヤルド・ポリッツァ。実は私、ムルシエラゴのデザインが好きじゃなかったりしまして、模型も買ってませんでしたし、そのムルシエラゴと似たデザインのガヤルドもそれほど好きじゃないんですが(失礼)、何故かポリッツァは「いいんでない?」とか思っちゃいまして、3割引で売ってたことも手伝いまして買って来ちゃいました。
  
普通のガヤルドのキットに、画像にあるような内装関係のパーツとパトライトパーツが追加されてるんですが、店の割引の関係で通常タイプを買うよりもこっちを買った方がお得という罠。私はパトカー仕様で作るつもりですがね。そんな訳で、ボディーは通常のモノと同じモノが付いてます。タイヤ・ホイールも以下同文。出来については実際に組んでみないと判らんけど、ネット上の数多くの模型サイトでも紹介されているように、出来は良いようです。

 それから、先日通販で頼んでいたバイパーRT/10とバイパーSRT10が到着。購入はマークスホビーっていう通販サイトで買ったのですが、入金から即日発送でしたし梱包も問題なくてホッとしやした。ヤフオクなんかにも出してる店ですが、あっちで買うと落札手数料がかかる分、店サイトから直売して貰った方が良いかと思ってそうしました。これが、少なからず不安を抱かせる店でしてね(笑)、まず発注するとメールが届くんですが、そこには「入金しましたとか、いついつ入金しますとかメールを送らないでください」とか書いてまして、実際知らせなかったんですけど向こうからも「入金確認しました」とか「発送しました」とか全然知らせてくれないんですよ。だから届くまで「大丈夫か」って思いましたが、すぐに届いたので一安心。色々思うトコはありますが、レベルやモノグラムやAMT辺りのキット買うなら、某社経由で入ってきたモノより3~4割安く買える並行輸入ショップだし種類も色々扱ってるし、また使ってみようかと思います。

 で、ダッジバイパー。


先ずはRT10ですが、以前レベルで出ていたキットですが今回買えたのはレベル/モノグラムブランドになっちゃってます。箱から「SNAP!」の文字が消えてますが、実は中身はスナップキット。ちなみに同社からはクーペのGTSも出てますが、私が持ってたのはAMTの方でした。こちらはスナップではありません。今回買ったRT10と手持ちのAMT版GTSクーペを比較してみたんですが、グラマラスなレベ/モノに比べて細身のAMTってとこでしょうか。タイヤの出来はAMTの方が良さそうだけど、全体的な形状はレベ/モノかな?ちなみにレベ/モノのキットはスナップと言っても細かいトコまでしっかりしてるエンジン付きフルディテールだったりします。っつーか、実際に作るときは、スナップONの箇所を接着方式に改修してやらないと仮組やなんか厄介なので、結構面倒だったりするんですよね。似たコンセプトとしては、以前タミヤからCARTのKマートローラとか出てましたな。
 

 一方SRT10の方ですが、最近日本にも某社経由で入り始めたレベ/モノ系キットとしては新しい部類。メーカーラベルが「レベル」なので独レベルかな?中を開けてみますと、珍しいことに、ランナーごとに袋で小分けされてました。これは珍しい。海外プラって雑多なランナーをゴソッと一つの袋に詰めてるだけ、しかもクリアーパーツは裸で放り込まれていて、傷入ったり割れちゃってたりって少々リスキーな梱包が定番なのですが、このSRT10は日本のプラモのように丁寧に梱包されてます。ちょっと感心(笑)。ボディ形状を見てみますと
 
ん~、これは前述のRT10に比べると要改修って印象が強いですな。特に別パーツ化されたフロントフェンダー後端のドア下に繋がる部分のラインが全然違う。あと、ヘッドライトも薄めな感じなのですが、これを改修するのはレンズパーツをバキュームで新造して云々で済むようなモノではないし、かと言ってサイドパネルほど全然違うって事でもないからスルーかな?ルーバーの抜けとかグラマラスなライン、内装の立体感などは立派なもんです。

 海外プラモネタついでに、先日チョコッと触ったモノグラムのロータスエスプリも御紹介。

先日も言ったとおり、エンジン付きフルディスプレイながら、ハッチを開けない限りエンジンは見えないって事で、チリ合わせが面倒なので最初からハッチは固定してしまいました。ルーフもサンルーフではなくノーマルルーフで作るので、現在はアチコチポリパテだらけ。パーツそのものは潔すぎる単色成型ですが、ファンベルトだのエンジンブロックだのドア内張だのとカナリ凝った作りになっていて、日本にもメーカー固定ファンを持っていたモノグラムらしいキットです。
  


 最後に、模型趣味再開って事で、早速触り始めたキット、スタジオのロータス79。三ヶ月くらい触ってなかったわけで、何をどうしようとしていたのか忘れそうでしたが、過去ログを見て何となく思い出しつつ触ってみました。両サイドのダクトの段差・バリ・嵩不足等々を補修すべく瞬間混ぜたポリパテを盛ったり削ったりしております。
 


今まではコタツと温風式食器乾燥機をドライブースとして使ってたのですが、模型店でのサービスポイントがかなり溜まっていたこともありまして、このたび思い切ってクレオスの無駄に高価なドライブースを導入してみました。コタツはともかく温風式食器乾燥機は模型に使う場合は、使用前に温風で暖めて温風を止めてから中にブツを放り込んで使うってモノでしたので、結果効率悪かったんですよね。で、早速クレオスのを使ってみたんですが、温熱対流式なのでん~こりゃなかなか具合がよろしい。パテの乾燥時間も随分と早くなります。40℃以上にはならない設計だそうで、これならプラモデルにも安心して使えそうです。

さぁ、楽しい模型ライフを存分に・・・・・と思いきや、休んでいたのは趣味だけではなく、本業も連日半ドンペースだったって事で、しばらくは元を取るべく馬車馬のように扱き使われそうです(泣)。まぁ、以前同様ボチボチと楽しむことにします。
 
コメント (2)
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