がらくたどうBlog

模型趣味とその他諸々

1/25 Shelby Series1 その弐

2006年11月28日 | 模型
 昨日やっと発送案内のメールが来たと思ったら、もう今日の午後荷物が到着。

そんな訳で新しいコンプレッサーが到着しました。同時に三連ジョイントも購入しまして、
いままでクレオスの簡易レギュ使って分岐していた配管をスッキリ一纏めに出来ました。
重量が20kg近くある荷物だったので、通常なら即尋問部屋行きになるところですが、今回は
カ「何これ?」
河「機械」
カ「何に使うの?」
河「色んな物の修理とか
カ「ふーーーん」
で終了!!目下カミ様は満足エナジーフルチャージ状態らしく、私の買い物には全く興味がありません!
全国のアダルトパパモデラー諸氏も、時には奥様に買い物をさせましょう(爆

 で、折角なのでそそくさと配管を済ませ、オイルを規定量突っ込んで早速スイッチオン!
田舎者にはビックリの静かさです。塗装ブースのファンを入れたら、ソッチの音の方が遙かにデカイ。
エアブラシからエア吹いてみたら、エアの吐出音の方がまだまだデカイんすよ。こら驚いた。
こんだけ静かなら、家人に「ただいま塗装中」ってのが全然ばれないので、
「あんた!プラモに色塗ってる暇有るなら食器洗ってよボンバー」
を余裕で回避できます!!深夜にコッソリ起き出して、ママに隠れてヒッソリ塗装するのも可能ですな。
定価6万を40%オフで買ったんですが、あまりの割引率になんか問題でも有るんかな~とか
サイレントって名ばかりかな?とか思ってたんですが、そうでも無さそうであります。
 しかし、静かなのは良いのですが、エアタンクにエアが満タンになると
「プッシュー!!!」
と、駅に到着した銀河鉄道999の機関車から蒸気が噴き出すような音が鳴るのには、
最初ビックラこいちゃいました。これ、多分このコンプ買って初めてこの音聞いた人なら、
通常が静かすぎるだけに絶対驚いたでしょうな。
 圧は調節無しだと5~7気圧(0.5~0.7Mpa)位出ちゃうんですが、レギュでかなりのトコまで下げれますし、
パルスも出なけりゃ水吹く雰囲気も無いので、当初低圧作業用にと思ってた貰い物のタミヤのコンプまで
目出度くお払い箱になっちまいました。ちょっと嬉しい悲鳴w


 さて、塗装環境リニュしたところで、早速シリーズ1の製作を続けます。

 だいぶ下地も整ってきたので、サフをタミヤからクレオスの1200に切り替えました。
今回はちょっと変わった色を塗るつもりなので下地は平滑にしておきたい為、
いつもより丁寧に仕事をしております。いつもは雑ですかそうですかそうですよ性格も雑なんでね。
先日のエントリーでチョビッと書きましたが、ボンネットはキットのままだとアチコチ浮いてしまうし、
パネルラインの幅もブッサイクなくらいガタガタでしたので、予定変更してボディーに固定してしまいました。
ボンネットのパネルラインは全て黒瞬着で埋めてしまい、パネル同士の繋がりを面一にしてから、
改めて筋彫りを彫り直しております。書くと簡単だけど曲線基調のパネルラインなので、
実はメタクソ面倒くさかったです。
 でも、こうした御陰でボンネットからノーズのラインも整えることが出来ましたし、
曲面基調のボディーデザインを損ねることなくスッキリとなりましたので、
これはこれで良かったと思いたひ。


 一回目の製作記でもちょっと書きましたが、このキットの厄介なのは、
燈火類が全てやっつけ仕事で処理されてるところ。ヘッドライトは反射鏡を自作し、
フォグランプはくり貫いてしまってアクリル棒の削りだしを埋め込むことにしたんですが、
フロントのウィンカーとリアの反射鏡は、立体感が無い上に網目状の凸モールド表現で
済まされてしまっております。

透明材での置き換えも考えましたが、リア反射鏡はともかくフロントは微妙なカーブが付いてて面倒くさいので、
塗装で表現することにしました。ただ塗り分けただけでは先述の通り立体感に乏しいので、
レンズ周辺を彫り込んでスジを入れました。

これだけでも完成時には随分違うと思います。で、凸モールドを残しておきたいので、
今後のボディー塗装で不用意にモールドが塗料で埋まらないように、マスキングテープで養生しておきます。
筋彫ってからマスキングしてますんで、剥がすときに周辺部の塗料もベリッなんて事も回避できます。


 ミラーには少々手こずりました。と言うのも、装着位置の当たりがボディー側に何の印も無い点もさることながら、
型ズレが激しく形状を整えるのに一苦労。整えるというか、感覚的にはプラ材からミラーを削り出すに等しい作業でした。
偶々私が買った物がハズレなのか、それとも流通してる物なら全部こうなのかは不明ですが、
左右対称を出しつつ立体モールドを消さないように型ズレを治すってなぁ面倒です。
両方出来上がったら、ボディーの取り付け位置を決めるべく、トースカン使って高さを合わせ、
スケールで位置を合わせて0.8mm穴を開口。ミラー側には0.6mmの真鍮線でピンを打ち仮組確認して漸くミラー完成。
画像からは何の面倒くささも伺えないところが腹立つ。

 そんなこんなでクレオスの1200のサフまで吹いて乾燥機に突っ込み、
さぁ次は下塗り塗装だと思いたいんですが、最初に書いたとおり、今回は下地が重要。
ここに来て、まだ小傷が一箇所、面崩れが一箇所、微かな凹みが一箇所浮いてきたので、
下地処理はもう少し続きます。

 で、何故か

こんなのも処理し始めてるし(謎。同時進行いつも失敗してるくせにって我ながら呆れたりもするのですが、
今回はチョイと訳ありなのです。ネタ含めてそこらは、ちょいと先の話になるかと思います。
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AMC 1/20 J198レビュー

2006年11月27日 | 模型

 すんません。またまたレビューネタです(笑

 シェルビー・シリーズ1もちゃんと進んでおります。取り敢えずボディーへの一回目の
サフが終わりました。懸案だったボンネットの問題ですが、ボディーと接着してしまい開閉は断念。
スジ彫りを全部埋めて、もう一回彫り直してみました。こうした微妙なラインのスジ彫りには、
モデラーズのハイテクマスキングテープをガイドにするのがお気に入り。元のラインが残るように
黒瞬着で隙間を埋めて、埋めた後の黒いラインに沿って罫描き針で何度も何度も軽ーくケガいて筋を作り、
後はエッチング鋸やらスジ彫りカッター等で仕上げていきました。これが結構面倒くさい。

 また、このボンネット関係の工程変更の影響で、フロントセクションのシャーシ側の仮組みを再行する必要がありますんで
塗装に入るにはもう少し時間が必要です。詳細はまた後日。


 そんなわけで、今回はAMCモデルズの新製品、ジョーダン198無限ホンダをレビューです。このHPでも
散々宣伝した割に、ここのキットの購入は初めてだったりします(笑。中身は先のFA14とかPS05だと
京都のMODULOとか大阪のROMUで見てたんですけどね、買うのはホンマ初めて。


 キットはベルギーGPを基本軸に設計されています。レースでは奇跡の(笑)1-2フィニッシュを決めてしまった仕様ですね。
決めてしまったというか赤旗で大半の車がクラッシュに巻き込まれ、
再スタートしたレースでもスパウェザーに翻弄された車が次々リタイアし、
完走したのは僅か8台という運試しレースでした。デビクルにカマ掘った顎が、リタイア後にロン・デニスのトコにカチこんで

と吠えたのは有名な話ですね。この際どうでもいいですね、んなこと(笑。

 ボディーパーツ、非常に薄い箇所も多いみたいですんで、フォルムを弄っちゃうような修正とか、過度な薄々攻撃をかけると
穴開いたり割れたりしそうな予感もしますがどうでしょうか。その分、各エッジはシャープに仕上がってますし、歪みが出ないように
湯口が巧いトコに設置されてますね(←ド偉そうですかそうですか)

 雨のスパ仕様ってことで、先ず目に付くのはレインタイヤ。
ドライタイヤはゴム製で入ってますが、レインタイヤもレジン製のパーツが入ってます。
「タイヤはゴムだろ?」って話もありますが、レジン製のタイヤってのも
バカにならない物でしてね、タイヤブラックやカーボンブラックマット辺りで塗ってやればタイヤにしか見えませんし
タイヤロゴデカール貼って艶消しクリアー吹いても、経変で怪しげな油みたいのが染み出してグダグダになる心配もないし
これはこれで嬉しいパーツ化です。入らないより200倍マシ。

ただし、暫く作らないような積ん毒派の御仁で製作時にはレインタイヤを選択する御仁は、
レジンの宿命である「収縮」を見越して、タイヤをホイールに填めておく、出来ればタイヤ・ホイールだけ先に仕上げて
保管するのが良いかと思います。買ったまま暫く経過して「さぁ作ろう」と思ったら、タイヤ内径が縮んで小さくなり
ホイールに填らなくなっちゃったよーん削ったらリム無くなっちゃったよーんにならずに済みます。
 で、私もご多分に漏れずなので、タイヤとホイールがくっついた状態で仕上げや塗装を処理することにして
早速ホイールのバリ取りをしてタイヤ填めようとしたんですが、先日のJCでディープインパクト一点買いした並の予想通りに
タイヤの収縮で既にはまりません。インパクトにコレット付けてホイールをカマし、#240のペーパーで
ホイールの外周をバリバリ削ってハマる様にして装着しました。削りすぎるとスカスカになるので、
バリバリと言っても実際はちゃんと現物合わせしながら削らないとイカンですしそうしてます。


 キットの内容に関しては、J198らしさを充分表現してくれてるんじゃないでしょうか。カクカクした様に見えて
意外と複雑な形状してるんですけど、原型師さんが資料と睨めっこして詰めてくれたお陰かと思います。J198って
意外と資料が手に入らないんですよね。ネット検索でもトレイシー・ローズ全盛期の裏ビデオ並に見つからない。
雑誌だとソコソコ有るんですけどね。資料集め、大変だったんじゃないでしょうか?
オマケには、「あまりに不細工だから禁止!」ってのが本音でレギュ禁喰らったXウィングと呼ばれるポンツーン上の
タワーウィングのパーツも付いてます。


 当時流行ってたリアのL字型翼端板に親子ウィングをJ198も装備してるんですが、このキットでは
メタルパーツで構成されています。個人的には、ここはエッチングを用意して欲しかった気もしますが、
リアタイヤ周辺部が三次曲面になってるので、置き換えるとすれば正確な叩き出しが必要ですから、
通常のメタル製ウィング翼端板の金属板置換の様に簡単にはいきませんな。

 前のPS05でもそうでしたが、三枚構成のフラップ他が一体成型されております。ちょっと資料の問題で
確認できなかったのですが、このリアウィングって実車もキットのような両端の土台が有ったんですかね?
それはともかく、一体成型といっても隙間は頑張って抜きましょうってんではなく、薄皮一枚以下の状態になってて
簡単に抜くことが出来ます。恥ずかしい自分の人生を振り返るかのようにチマチマ刃物でなぞって隙間を開けるなんて頑張りは
不要になってるのは細かい話ですが嬉しい配慮です。

 今回、他のキットでは見かけない手法として、インダクションポッド部のパーツ分割ってのがあります。

考えてみれば今まで何故どこもやってこなかったんだろう?と思うくらいナルホドな構成でして、
インダクションポッド頭頂部をメタルパーツにして内部を空洞化し、それをボディーに接着することで
面倒くさい穴開け処理を無用にしてくれています。ただし、レジンにメタルをくっつけるので
接着剤や隙間埋めマテリアルの選択をミスると経変で継ぎ目が浮き上がってくるので注意が必要でもあります。
 メタルの質は総じてやや硬めの材質。硬め故、歪み等が少なくて精度出しにはそれほど苦労しなくて済みそうです。


 エッチングは多分洋白製だと思いますが、軟らかそうな上に薄い物です。流石に昔のハセガワのプラモに付いてたエッチングよりは
厚みがありますが、細いものに関しては取り扱い注意です。

 キットはフロントウィングステーがボディーに一体で抜かれてますが故にレジン製となるため
流石にシャープさに欠けますし歪みの発生の可能性もあるので、個人的にはメタルで別パーツでも良かった気がしますがどうでしょう。
インストではエッチングで置き換えも可能と有りますが、前述の通り薄いので、置き換えるならキットのエッチングをゲージにして
金属板から切り出すなり、金属板に重ねてハンダ付けして厚みをかせいでやるなりした方が良いかも知れません。

 他には、シートベルト用のリボンとか、ヘッドレスト用のテープ材等が入ってました。
 デカールに関しては、蜂って言うより



↑この辺思い出しちゃって、どうにも「みなしごのバラード」なんか歌いそうになるカラーリングを再現。

ただ、一部(全部?)オフセット印刷なのでしょうか?、ちょっと透けそうなロゴもチラホラしますし、実際インストには

白いロゴを貼った上に黄色いロゴを重ねて貼って下さいって指示もありまして、この方法だと透け回避はOKですが、
貼り方が拙かったりクリアーコートでミスると、上のロゴと下のロゴがズレたり妙に歪んだりというトラブルが出ることがありますんで、
念のため用心しておいた方が良いかと思います。
以前、タミヤやハセガワのキットで同様の処理を要するデカールに遇ったことがありますが、
その際にズレ・歪みのトラブルも人並みに経験しておりますんでチョト心配。

 今回は、AMCさん側での仮組画像を一部勝手に(笑)使用してレビュっております。製品版をキチンと組んでみてから
発売するという姿勢から考えると、スピードが命の某メーカー(この世界では或る意味大手?)よりも
組み立て精度の信頼性は上なんじゃないかな?って思います。
 提灯記事っぽいエントリーですがw、ここんとこST27のキットに於ける「買った時点で任務完了」って感じに苛まれがちだったので
本キットの「買って開けてみて作りたくなった」ってのは久々な気がします。私も多分、早い時期に製作に入ると思います。
 昔のウェーブの1/24キットが、丁度こんな感じの作りやすくて良いだったナーとか感慨深かったりもしますね。

 ちなみにこのキット。車種選択が意外なほど”穴”だったらしく、発売直後ですがやけに予約発注が多く、
既に残り数が少なくなってる模様です。欲しい方はお早めに。
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模型展示会に行ってきました。

2006年11月25日 | 模型
 先日の我が家のカミ様による
「戦慄!旦那抜きでデパート行ってヴィトンバッグとブランド物のコート買っちゃったよ~ん事件」
への類い希なる反撃チャーーーンスを逃さぬように通販サイトのカートのお買い上げボタンを前に脳内買うた止めた音頭を16ビートで踊ったあげくにポチっと押しちゃって遂にコンプレッサー買っちゃいました@河童です。届くのは少し先ですが
結局エアテックスのAPC007を選んだのでありました。圧的にブロアーも使えるのが良いですな。
今まで使ってたもらい物のタミヤのHGは低圧吹き用として余生を送るとして、死に体の岩田のコンプはお星様になって貰うことにします。
一度貰った物は返しません(キッパリ)


 さて、昨日今日と佐賀県伊万里市というところに出張ってたんですが、帰りに同じ大分県の日田市に立ち寄って、模型の展示会を見てきました。
ワタナベさんから情報貰って「43マイクロワールド」管理人の”おひつじ@tak”さんの作品が展示されるとのことで見てきたのであります。

 昨今の世相を如実に顕してまして、車模型の展示は寂しい状態でありましたが、お目当てのtakさんの作品は見ることが出来ました。

BMW3.0CSL[mm(ミリメートル)]、Ferrari126C2イタリア、マクラーレンメルセデスMP4/20の三点が展示されてましたが
どれも素敵な作品でございましたよ。どれもそれぞれに手が入れられてありまして、「あ~、このお方もMですな」と思ったり♪。
 BMWは所謂アートカラーってヤツで全面デカールを貼るというチベットの苦行僧向けキットなのですが、
こうして出来上がったのを見ると、見てるだけで楽しいですな。takさんのブログではM1のMapOfFranceも製作されてたので、
これも並べて一緒に見たかったなぁと思ったり。
 126C2はルーバーやメカ露出部の工作は言うまでもなく、半透明のブレーキダクトが個人的に羨ましかったり。
 MP4/20は、これまた製作も塗装も細かい作業を要するキットですが、実に綺麗な仕上がりになってます。
以前某ショップで販売用の「キット完成品」を見たことあるんですが、キットのデカールをそのまま使うと
カーボン目が自己主張しすぎてたんですが、takさんのは他社のカーボンデカールを巧みに使い分けてました。
これは実際に目で見ると参考になるなぁ。私如きのスキルで付いていくかは全く不明ですが(笑。

 他の方の作品もAFVからエア物からガンプラまで沢山置いてありました。会場内でアンケートが実施されていて、
「どの作品が気に入りましたか?三つ選びやがれコンチキショー」
って書いてあったので、takさんの作品を三つまとめて一つとして計上、残る二つは、ミニAFVの作品群に一票と

日東「水木しげるの妖怪シリーズ 小豆洗い」に一票。このシリーズ、好きで今でも全ラインナップ積んでる(←だから積むなよ作れよ(笑)んですが、
中でもお気に入りは「油すまし」「からかさ」「小豆洗い」のトリオ。今回見た小豆洗いは、
活き活き洗う小豆洗い様の凛々しいお姿も素敵でしたが、ヴィネットになっててベースの出来が秀逸です。
構図的に「これしかないでしょ」って角度を決め撃ちで攻めてるので纏まりの良さが見事でした。
洗い様の髪も髭もキットのモールドを剃り落とし、リーブ21もビックリの見事な植毛を決めていて、
そのできばえの良さに思わず家に持って帰りそうになりました(笑

 模型展示会、以前見に行ったときもそうでしたが、他人の完成品を見ると、影響受けて製作欲が湧きますよね。
湧いても直ぐに枯れるのがオレちゃんのダメモデラーたる所以でもあるわけですが。
それはともかく、こういう展示会に子供や若年層が来てくれて「自分も作ってみよう」って気になってくれれば
模型人口増えるきっかけになるんですけどね。折角の晩秋の週末に、わざわざ模型を見に来た多くの親子連れの姿を見て
なんだかんだ文句ばかり言ってるけど、まだまだこの業界、捨てる神あれば拾う神もあるかもねと淡い期待を抱いてしまいます。

 余談ですが、ヨンサンやミニAFVは、それに特化した展示会でない限りは、小サイズ故に目立ちにくいのも事実。
作品の脇にルーペを置いて、細かい仕事の面白さをもっとアピールして欲しいと思いました。
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MF-HIRO Ferrari 2003GA レビュー

2006年11月23日 | 模型
 ども。そろそろ月末も見えてきて、来月再来月の鬼スケジュールにビビり気味ながら過ごしてる@河童です。

 え~、製作中の模型ですが、突然降って湧いたようなトラブルというか厄介ごとが出来まして、
その最中にも拘わらずチョビチョビ薦めております。トラブル関係は、
シリーズ1と直接関係がある訳じゃないのですが、製作ペースを乱されるような問題でして
まぁ模型ネタではありますんでその内バラしますが、個人的には面倒くさい出来事であります。

 で、作業そのものは、ボンネットを開けるようにするか随分悩んだのですが、
大体開閉ギミックってのに関しては、チリ合わせとかチマチマしたことがあんまり好きではないので、
ボディーとボンネットを先に固定してしまい、スジ彫りを一旦埋めてから彫り直しをするという
それはそれでチマチマしてて面倒くさいかもしれないような事をやっとります。進み具合が地味なので
画像等は、また後日まとまってからUPしようかと。


 今日のネタは、数日前に届いていたモデルファクトリー・ヒロのFERRARI F2003GAのご紹介。
自称GAフリークなもので、その出来映えとか全く案ずることなく、リリース情報が入る→即予約してたんですが、
これが思いの外面倒くさそうなキットでございますな。

 内容物は以下の通り。

 
 
 今回は箱に外箱が付いてまして、どうもこの箱の色がボディーカラーと同じを目指したっぽい。
元来「実車の色」よりも「オレ様の脳内色」で作るので、実車の色がどうとかは正直それほど拘り無いのですが、
この箱の色が近いとすれば、一時期オレンジっぽかった色も、巷で言われるように2002年付近から
赤方向に色相をしふとしたみたいですね。

 ボディーパーツはレジン製。スタジオのキットのようなグレー系でなくアイボリー系のレジンでして、
この色の場合は、何となく経時による縮小・歪みが心配です。新品状態でのストックに拘らないなら、
積ん毒人でもレジンパーツだけは先に油膜落としをしてサフェーサー吹いてコーティングしといたほうがいいかも。
前のFW16でもモノコックがレジンでしたが、こうした状態でのハイブリットってのは、殆ど収縮しないメタルと
時間と共に数年単位で経変し続けるレジンとの組み合わせという事を考えると、全部メタルにしてくれても良かったのでは?とか
思ってしまいます。ノーズやモノコック下部もレジン、ついでにアンダートレイも黒色のレジンです。

 メタルパーツは、フルディテールである事を考えても凄まじい数でありまして、これらを表面処理すること考えただけで、
なんだか5~6歳年を取りそうな気もします。今回はスペイン・モナコ・イタリア・日本と四種類発売されたのですが
こういうキット買うクセに面倒くさがりなので、ウィングが楽そうなイタリアを選択してます。パーツは少ないのに価格は同じw。
どうでもいいですが、同じところが作ってるからそうなるんでしょうけど、メタルの表面がかなり荒れ気味です。
でも、パーツ形状等は、流石に実車の図面から起こしてるだけあって、どれも頗る良い感じであります。

 エッチングは大判が一枚。ロゴ印刷済タイヤが入ってるのに、何故か吹きつけ用テンプレが入ってたりしますが、
メタルとエッチングを組み合わせて構築するパーツも多く、メタルと違って精度が高いエッチングを機軸にパーツが組めることは
精度出しに有利なので、この点はとても嬉しいと思います。

 で、インスト見ながらざっと組み立て工程を検証してみたのですが、ちょっと気になった点も幾つか。
 
 先ず、シャークルーバーと呼ばれたラジエターダクトですが、私のイタリア仕様はともかくとして、
モナコ仕様だとルーバー一本一本の縦の長さがデカイものが使われてるんですが、他仕様と同じモノを使う様指示されてます。
また、ホイールが一体で精度もバリ高なものが入ってるのですが、リム外周のBBSの彫刻部が
全くオミットされています。
 
 これってF2003では入ってないのが正解?スタジオのでは入ってたんですがどうなんすかね?

 
 製作に関しては、昔のF1とは違う雌型モノコックなので雄型の様にシャーシ作ってカウルをポンとは行かないわけですが、
組み立て手順と塗装手順を充分吟味しないと、工程として非常に効率が悪くなってしまいそうです。
特に、リアギアボックスのカバー部は、本組時にはギア組み立て時点でボディー色と同色に塗りおえている必要があり、
またエンジン部とモノコックの接続時には、コクピット内を先に仕上げておく必要があったりしますな。
フルディテール仕様の組み立てで大切な事は幾つかありますが、個人的に最も大事なのは軸出しだと思ってます。
アライメントから姿勢等様々な部分に影響を及ぼしますし、軸がぶれると歪みがどんどん大きくなるだけなので非常に重要。
しかし、このキットの場合、モノコックがレジン製でエンジン&ギアボックスがメタル製という構成であるため、
”瞬着で仮組みして軸出し→アセトンでばらす→他パーツを仕上げて仮組み→アセトンへどぼん・・・”
ってな事が出来ないため(レジンが保たない)、どう攻めるか躊躇しますな。
この構成のキットは、先にリリースされたFW16含めて初めてなので、
実際に作るときには右往左往しちゃいそうであります。激しく前途多難。まぁ当分積んじゃう訳ですが(笑
ネット社会で誰かが製作記上げてくるのを待ちたいところです(をぃ

 気がつくと、我が家の棚の積ん毒ヒロキットも結構な数になってきました。F1だけでも二桁乗ってしまってます(ST27ブランド含)。
一個作るだけでも悶絶しそうなモノを、そんなに沢山積んでどうすんだ?と思うんですが、
ヒロのフルディテールF1をザックザク完成させている人って、購入者の中でどんくらい居るんでしょうかね?
そういう人って器用なだけじゃなく、宇宙空間でキャタピラ付きのガンタンクに乗るくらい頑固で
週間タイタニックを毎号買い続けて完成させてしまうくらい根気ある人なんだろうなぁと尊敬してしまいます。



 どうでもいい話ですが、我が家の財務大臣/カミ様ですが、昨日北九州に買い物に出かけて、
ヴィトンのバッグとブランドモノのコートを買ってきやがりました。いくらだったかは聞くのが怖いので聞いてないのですが、
これはチャーーンスと思ったり。今なら、大物の買い物しても許して貰えそうな予感(笑。
ヒロのキットを「1000円だった」と言ったらウッカリ信じてしまうカミ様ですが、
ヴィトンのバッグがスゲェ高いのはオレちゃんにも判ってしまうので激しくチャンスです。
なんか普段買えない物を買ってしまおうとか考え中。コンプ逝こうかな?ww
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1/25 Shelby Series 1 その壱

2006年11月20日 | 模型
 11月も20日を過ぎまして、そろそろ次のを開始しようかと思い始めた晩秋の候、
皆々様には日々有機溶剤とオタワムレとのことと存じお慶び申し上げます。
そんな訳で、春先に悩んだっきりスッカリ忘れていたのに、この頃ふと思い出して
再び模型用コンプレッサーを追加導入しようと目論見中の@河童です。911GT1で色斑出しちゃった事件ってのが
あったのですが、ちょっと面積がデカくなると私如きのイイ加減なオッサンにはタミヤのREVO程度の圧では
時間も掛かるし斑も出やすいって思いまして、次作に備えて超久々に岩田製のデカいコンプレッサーを
動かしてみると、物凄いノイズと共にパルス出まくりエアが出たかと思うとあっという間に内部ブレーカーが作動(笑。
機械ものはチョコチョコ動かさないとダメでやんすね。
で、ちょいと本格的に買おうと思うんですが、色々な事情を勘案して目下
タミヤ ACコンプレッサーセット
エアテックス APC-007
の二機種の内どっちかにしようと思うんですが、方やタミヤの方は圧はソコソコで作動音振動も結構出るものの
オイルレスダイヤフラムなので殆どメンテフリーで使い物になるレギュ&フィルターも付いてるのに対し
方やエアテックスのはオイルを使用するタイプで筐体もデカく付属のレギュ&フィルターの性能は未知数で
オマケにキャスターだの取っ手だのホースがデフォではスパイラルタイプだのと設置自由度は最悪なのですが
圧の方は余裕有りまくりですし静音設計のサブタンク式なので、いつでも我が家の財務大臣兼カミ様に
見つからずに戯れることが可能って製品。
実売価格が2~3000円しか違わないため、本気で悩んでます。春から悩んでただけ有って
予算の面では射程内余裕ブッコいてんですが、果たしてどっちがオレちゃんの中坊がBOMBのグラビア見て
アンドロメダ星雲に届きそうなくらいの欲望をどう収めるか並の試行錯誤中であります。

 そんなこたぁともかく今回は、どうしても試しに塗ってみたい色ってのがありまして、
色先行でキットを選択。結構頭の悪そうな色なので、それに似合うと
独断と辺見でレベルのシェルビー・シリーズ1を選択しました。
この辺りは前の911GT1作ってる最中にサボってチョロっと紹介した通り。


1999年発表のシリーズ1ですが、実は意外なことに、キャロルシェルビーにとっては、
初の規格・設計・開発・製造まで一貫したオリジナルな車だったりします。
アルミハニカムフレームにカーボンファイバー製ボディで見た目大柄な車体でありながら
車重は1300kgを軽く下回ります。ヘタするとインテR辺りより軽いか?
 で、反面エンジンは4リッターV8を搭載し、NAながら40kgmのトルクを出します。
フロントミッドシップ型のFR2シーターって事なのですが、どうやら非常に扱い辛いらしく、
パワーオーバーステア出まくりのじゃじゃ馬だとか言われてます。
 模型ではそんな事はどうでも良いわけで、重要なのはユーザー的にスタイルが気に入るか否か。
ハイテク素材を駆使した近代車でありながら、フロントマスクデザインや給油口の形状や
マフラーのデザインのセンスなどは、60~70年代のセンスが有ったり、まぁヘンテコな雰囲気の車ですが
キット買っちゃった私にとっては実は結構好きなデザインだったりします。

 キットはレベルの製品としては定番のフルディテール仕様。フルディテールでありながら
組み立てやすさを優先的に考えられておりまして、随所に良くも悪くも割り切りの良さが見え隠れします。

 最近の北米レベルのキットは、旧モノグラムのテイストが感じられる物が多く、このキットもまさにそんな印象。
アメリカのプラモデルは、スナップキットの開発なんかも積極的に行ってることもあり、
実は設計精度は高めな物が多いのですが、プラ質の悪さや金型精度の緩さのお陰で、実際の製品では
バリや歪みが結構出ていたりします。また、設計のクセなのかどうかは知りませんが、
ボディーとシャーシの合体時に色々と問題が発覚することが多いので、事前の全体的な仮組みは必須です。

 で、仮組みをしてみたのですが、先ず車高がやや高めというか、タイヤとホイールアーチの隙間が大きめになります。
元々タイヤとホイールの出来がイマイチだったので、これは国産のタイヤ&ホイールパーツを移植してやることで
1/25と1/24という微妙な違いのお陰で、タイヤがでかくなるので車高下げまでは不要なようです。
そのタイヤホイールですが、ボディーを頭の悪そうな色に仕上げるつもりなので、やはりそれにマッチする
下品な物を探してみたんですが、アオシマのVIPカー用の大径ホイールセットのものか、
同じくアオシマのD1仕様車両用のタイヤホイールのものか、どちらにするか目下悩み中です。



 あと、シャーシとボディーの合体ですが、オープンカーということもあって、
シート後方バルクヘッドとボディーの摺り合わせが大変重要な様子。更に、ボディーサイド下部の
シャーシとボディーの接合部も、ピンやベロの類が一切無いので、合体時の確実な接着と補強を兼ねた加工が要りそうです。

 又、この手の外プラの最大の欠点は灯火類なのですが、このキットもご多分に漏れずイマイチな構成となっております。

フロントウィンカーとリアサイドの反射板に関しては、透明材への置換も考えたくなりますが、
特にフロントウィンカーはモールドがややこしく、ユニットの反射鏡部も凹凸激しい物でして
そこらを自作するのは割に合わなそうなので、境目を彫り込んで別パーツであることを強調しつつ
表面にはエポキシでも塗って着色して~ってな方法で済ましちゃおうかと思うちょります。

ヘッドライトやフォグランプは、平面に透明パーツのレンズを貼り付けるだけの構成になってまして、
特にヘッドライトは径の大きい丸形ライトなので、此処は流石に奥行きを持たせたユニット部を
加えてやりたいって事で加工してます。



 先ずトースカンでライトユニット部左右の軸線を同じにし、レンズパーツの直径が6.2mmだったので
3mm幅に調節したディバイダでレンズ装着部の円周上に軸を置いて、軸をズラしながら2~3箇所からレンズ中央部付近をケガき
全ての線が混じる点を中心点にして5mmの穴を正確に開口。


 そこに裏からエポキシパテを詰めて開けたはずの穴を埋めてしまいます。埋めた部分に
手芸用の「ぬいぐるみの目5mm径」

にメンタムを塗って、先ほどのエポパテ部に埋め込んでから、
暫くして目を外すと綺麗な半球状の凹みが出来ます。これがユニットの反射鏡になるという寸法です。

フォグランプ部も開口しましたが、ここは反射鏡が無くとも奥行き感が出せればよいので、ライトユニットまでは作りません。
手芸用の目玉を利用する理由は、表面が平滑な半球で価格が安くて径が1mm単位で細かく揃ってド田舎でも入手しやすいという理由です。



 また、以前のエントリーでも少し紹介しましたが、フロントのラジエターインレットの開口部が、
どうも少し小さく底が浅いので、エバグリの一番薄いプラ帯板をインレットの内周に貼り付けて、段差を黒瞬着で均してみました。


ライト関係はサードパーティから様々な金属素材による置換品とかも出てるのですが、
そういうものは高価な上に入手が安定しないので、毎度のことですがこのHPやブログでは、
そういったものを極力使わない方向で進めております。ケチといえばソレまでですが、
その手のパーツを使うと手軽に精細な出来に持って行けるとは言え、下手でもなるべく自作するというのも
模型作りの楽しみですし、手持ちの”引き出し”も増えるから悪いことではないと思うんですよね。

 その他のボディーワークは、別パーツになってるリアバンパーは合わせに問題はないようですし、
ミラーやサイドのエラ状のバルジにフロントインナーフェンダーも予想外に合いが良いようです。
ただ、フロントボンネットがどうもイマイチ。前端後端が浮いちゃうのでパーツが

反ってんのカナ?って思ったんですが、パーツの周囲裏面に薄々攻撃するとちゃんと
ハマったとこまでは良いとして、チリが全然合いません。固定しちゃって筋彫り彫り直して
スッキリさせるって手もあるんですが、エンジンパーツとか結構出来が良いので勿体ない気もするし
もう少しチリを詰めておけば、塗装色が濃暗色系なので大丈夫かな?とかちょっと思案中です。

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年末商戦

2006年11月14日 | 模型
 ども!

ネタ枯渇中!!!

の@河童です。

 先日AMCさんから、年末に向けての新製品案内がメールされてきたのですが、
前回のエントリーでも書いたように、やたら色々発売されるため、
全部買ってると間違いなく家屋からの追放処分をくらってしまうのは確実ですから、
よーーく考えております。今のところ買うことにしたのは
FUJIMI
PORSCHE CAYMAN-S
FERRARI 365 GT4/BB
FERRARI 512BB
FERRARI 512BBi
FERRARI F599
TAMIYA
FERRARI FXX
HASEGAWA
FERRARI 328GTS
独REVELL
BMW SAUBER F1 06
M.F.HIRO
FERRARI F2003GA
AMC MODELS
JORDAN J198
TAMEO
FERRARI 248F1 Brazil`06
といったところ。うーーん、「全部買ってたら・・・」とか言いながら、これでも結構な量になりそうです。
外プラは正規輸入で買う気はないので来年買うことになるかな?
あと、ハセガワの328はGTSの方が虎の子の1ストックしかないので明らかに積ん毒用の補充だったりして(笑。

 リストにない物で悩み中は、スタジオ27のHONDA RA106とFERRARI 248F1日本/ブラジルの二つでして、
どっちもキットの詳細が全く不明なので躊躇しております。
今年の終盤戦のF1はどれも角や羽がペッタペタくっついてて、
アンダートレイなんかも複雑怪奇なのに詳細が分かりにくい形状をしてまして、
果たして自分で思うような状態に仕上げるのに要する手間が、
どの程度になるかもう少し見極めたいって感じです。
タメオのも詳細は分からないんですが、既発のUSA仕様の出来からの予測と、
近年の同社のキットの「パーツを見ただけで面白そうと思わせてくれる妙な信頼感」から
安易に即決しちゃいましたけど。
あとシルバーラインのRENAULT R26も悩みどころ。正直前半戦仕様の方が格好良かったんですが、
キットは後半戦の余計な物がペタペタくっついた仕様なんですよね。
最近リリースの超アグリSA05はもしSA06なら文句なしに食いついたんですが、
どうもタメオと違って仕様的にスカされてしまいます。
で、ここいらも考え中です。

 ところで、先のエントリーとも繋がる話なんですが、
メーカーイメージとしての信頼感って重要だと思うんですよね。
そういう意味ではFUJIMIは頑張ってるなぁって思うんです。
失地回復の意味も含めて。いや、汚名返上か?(笑。
多分、550マラネロから始まって、出すたびに出てくる市場からの要望を
常に次作に生かしてキット内容を良くしていこうという姿勢。
正直、最初の550マラネロの時は仮組画像まで掲示してコキおろしちゃったんですが、
最近出てきたF430チャレンジや550超アメリカなんてのを見ますと、
本当に頑張ってるなぁって思うんです。いつだったかROMEOさんが制作したレクサスIS350を見たときにも、
いわゆる悪しきフジミテイストが消え去って、非常に購買欲をそそってくれる
内容を提供してくれていると思いました。だからこそ、まだ市場に出ていない512BB三兄弟も、
現時点で発注しちゃうような気にもさせてくれたといえるんですよね。
是非期待を外さないでいただきたいのですが、512と365の似てるようで違う差異をどこまで表現してくれるのか?、
流石にこれはテールランプやタイヤ&ホイールの変更程度で逃げられちゃうかな?


と、そんな訳で無理矢理ネタを挙げてみました。鼻の具合も随分良くなったので、
そろそろ次の製作を始めようかな?とか思ってます。やっぱ作らないとネタが出ない(笑。

皆さんはもう予約発注したりしましたかかえ??
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続・値上げ問題とST27新報

2006年11月10日 | 模型
 タミヤの値上げですが、前回のエントリー以降も続々と発表されております。
http://www.tamiya.com/japan/info/price/06/061101.htm
 会社の傾き加減がどーしようも無いレベルまで来てるんでしょうか?
もーーの凄く安易な値上げっぷりに、この”作る楽しみを追求する”業界の底冷え具合というか
先行き真っ暗具合を表してるというか。ちなみに、先日アオシマが日差S13シルビアを新製品で出してきましたが、
エンジンレスで1800円、エンジン付きで2000円で勿論新金型。プロジェクターライトは
ライト本体と前面カバーを見事なパーツ割りでプラモ市場初の実車通りの再現度を確保したり、
あの塗り分けが面倒くさいテールランプを三色パーツ組み合わせで再現等現代の技術を投じての価格なのに、
なんでタミヤといえど旧時代の製品までアホみたいな価格で出せるかね?

 で、価格上げ以上に頭に来るのが、いつの間にか告知に
「原油高のせいで・・・」云々
ってのが消えちゃってるんですよ。そら

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【<NY原油>2週間ぶり、終値で58ドル割る】

 2日のニューヨーク・マーカンタイル取引所の原油先物相場は、指標である米国産標準油種(WTI)の12月渡しが前日終値比0.83ドル安の1バーレル=57.88ドルで取引を終えた。終値で58ドルを割ったのは約2週間ぶり。暖房向けの消費地である米北東部が来週、温暖な気候になるとの予報も売りを誘った。
(毎日新聞) - 11月3日19時44分更新

【続落=NY原油】

 【ニューヨーク2日時事】2日午前のニューヨーク商業取引所(NYMEX)の原油先物相場は、米国で平年より暖かい天候が続くとの見通しを背景に、需給緩和観測から続落している。午前10時10分現在、米国産標準油種WTIの中心限月12月物は前日終値比0.66ドル安の1バレル=58.05ドルで取引されている。 

【石油メジャー3社増収 7-9月期 原油高止まり反映】

 米エクソンモービル、英BP、英・オランダ系ロイヤル・ダッチ・シェルの国際石油資本(メジャー)3社の7~9月期決算が26日、出そろった。原油価格の高止まりを反映し、好業績が続いている。

 純利益は、エクソンが前年同期比5・7%増の104億9000万ドル(約1兆2400億円)でトップ。米上場企業の黒字としては過去2番目の高水準を記録した。

 一方、BPは同3・6%減の62億3100万ドル(約7400億円)、シェルが同34・2%減の59億4200万ドル(約7000億円)。いずれも原油高を反映して売上高を伸ばした。ただ、BPは税費用などの増加、シェルは前年同期に資産売却益を計上していたという特殊要因があり、減益となった。

 7~9月期の米原油先物相場は7月に1バレル=78・40ドルの過去最高値を記録。その後、在庫増加などを背景に下落したが、60ドル前後と高値を維持した。(ロンドン 時事)
(フジサンケイ ビジネスアイ) - 10月28日8時32分更新
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こんな市場になってくりゃ、ここまでの値上げを遂行する理由としては弱くなってるかも知れませんが


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 【1-9月期 資源高倒産すでに106件】

 原油高など資源高を原因とする倒産件数がすでに昨年の実績を上回っていることが、民間調査会社の帝国データバンクの調べでわかった。今年1~9月期の資源価格高騰による倒産件数は106件に達し、昨年1年間の実績である78件をすでに大幅に上回っている。資源価格の高騰を製品価格に転嫁できず、収益を圧迫されている企業が増えていることが浮き彫りになった格好だ。

 資源価格の高騰は原油にとどまらず、金属や食品、木材など多岐にわたっている。要因別では、やや落ち着きを取り戻しつつあるものの、原油高による倒産が72件と、全体の7割を占めた。昨年約4割を占めた金属関連の高騰に伴う倒産は15件と、全体の14%にとどまった。

 業種別でみると、製造業が36件、運輸業が33件と突出しており、それぞれ全体の約3割を占めている。運輸業では「荷主の理解が得られない」などとして、燃料高を販売価格に転嫁できないケースが多いという。

 負債規模別では、1億円以上10億円未満が67件、構成比63%でトップ。次いで1億円未満が20件(構成比19%)、10億円以上50億円未満が14件(同13%)と続いている。都内の中堅企業では「販売価格を上げることによる顧客離れが怖い」(内装工事)といった声も聞かれ、資源価格高騰のしわ寄せは、中小・中堅規模の企業に集中しているようだ。

 原油価格が一時に比べ下がったことなどで、資源価格高騰に伴う倒産は、直近の9月では8件に減っている。ただ、今年3月から8月までは6カ月連続で2けたの倒産件数を記録するなど、高水準が続いていた。
(フジサンケイ ビジネスアイ) - 11月4日8時32分更新
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こういうニュースもあるんですし、別に恥ずかしい理由でもないんですけどね。
普通に考えると、ここまでの無茶な値上げをするって事は、それだけ背に腹は替えられないほど
業績が悪化している事を自己申告してるようなものなので、株式会社として株主総会なんかで
説明しきれるのかと余計なお世話を焼きたくもなりますが、株式公開してないからこそ出来る暴挙なのかも(笑。

 そらそーと今日、なにげにスタジオ27のサイト見てると、いつの間にか情報が更新されてました(オセェヨ)
で、今後の新製品予定を見てるとですねぇ、ちょっと前の予定表とは大違いでF1もの大量アナウンスです。
気になる車だけでも

1/20 ホンダRA106 2006 20,790 11月中旬予定  
1/20 B.A.R.ホンダ 007 2005 20,790 11月中旬予定  
1/20 ホンダ 078 コンセプトカー 2005 20,790 11月中旬予定  
1/20 フェラーリ248F1 日本GP 2005 20,790 11月下旬予定  
1/20 スーパーアグリSA06B 日本GP 2005
1/20 フェラーリF300 イタリアGP 1998 20,790 12月中旬予定  
1/20 フェラーリF300 日本GP 1998 20,790 12月中旬予定  
1/20 ルノーRE40 フランスGP 1983 20,790 12月下旬予定  
1/20 ルノーRE40 南アフリカGP 1983 20,790 12月下旬予定  
1/20 ブラバムBT53 1983 19,740 12月中旬予定 限定再生産
以下来年以降
1/20 マクラーレンMP4/2 1984 限定再生産
1/20 ウィリアムズFW09 1984 限定再生産
1/20 ロータス95T 1984  
1/20 フェラーリF310 1996(前期型)  
1/20 フェラーリF310 1996(後期型)

というラインナップ。全部買ってたら軽く20万コースだし、その多くは棚の肥やしになってしまうので、
買う側としては的を絞って買いたいのですが、幾つか疑問点があります。
 先ずは、なんと言ってもフェラーリF248F1日本仕様。もうね、そら過去ずーっと日本仕様で
出してるからとか有るんでしょうけど、なんでブラジル仕様じゃ無いのよと今回ばかりは思ってしまいます。
ひょっとして日本仕様と大差ないのかも知れませんが、途中で煙り吹いて飛んじゃった車と
怒濤の追い上げでラストレースを印象づけた車とでは、ユーザーの「欲しい度」は
どう考えても日本仕様じゃぁないだろ?って思うんですが。
まぁ、ここの○○仕様ってタメオ辺りの仕様宣言と異なって実にいい加減なので、
いざ作るとなると日本仕様でもブラジル仕様でもどっちでもいいやって感じになっちゃう気はするんですが、今回ばかりはねぇ・・・。
※:その後、akiさんから、スタジオの248は日本/ブラジルと銘打って出るって教えて貰いました。早合点してゴメンねスタジオちゃん。


 それから、F300なんかもラインナップされてますが、原型リニューアル版になるのか非常に気になります。
と言うのも、ST27の既発のF300は、同社が1/24から1/20にラインナップの主軸をシフトしたばかりの頃の製品で、
メッタクソ作りにくいキットなんすよね。最悪なのがメタル製のアンダーパネルと、
その奇々怪々なパーツ分割でして、そこいらを全面リニューアルで出すなら、既発版持ってる私ですが
思わず買っちゃうかも知れません。フォルム自体は、既発版で充分な再現度だったのですが、
最近のここのキットは機械彫り原型なのかは知らないけどボディーワークが行けてないので、
案外二個一組こーすになっちゃうという笑えないものが出てくる可能性もありますがどうなるやら。
 ルノーRE40とかマクMP4/2とかウィルFW09辺りは露骨なF1レジェンド便乗企画でしょうなぁ。ルノーはピクピク来ちゃうなぁ。

 ついでの話として、今更ですが、スタジオのキットって買うときに安心感がないんですよね。
というより、買って箱を開けてガッカリしたことの方が多いんです。
昔のはソコソコボディーの出来が良かったりしたモンだから、
面倒くさいけどガレキとしてはそう悪いもんでもなく、
又私的にも嫌いじゃなかったんですが、最近買った物は軒並みボディーワークのガッカリ度が高いんすよ。
じゃ、買わなければいいじゃないかって話ですが、他に選択肢がないし、スクラッチビルドするような
スキルも時間も有るわけじゃなし、かと言って完成品ミニカーを買ってポンってのは趣味じゃないですし、
結局手を出してしまうんですよね。例えるなら、携帯HPの写真で選んだデリヘル嬢を呼んでみて、
いざ対面したら顔からサイズから微妙に「違うんじゃね?」って嬢が来て、チェンジするにも
他に選択肢がある訳じゃなくしゃぁねぇなー、っつー感じかと。

 それから文句ついでにMFHことヒロが年末にFW16を再販するそうです。
ここで大問題なのが、前回販売した物と若干異なっていて、
特にラジエターやブレーキダクトなど重要なパーツに考証ミスが有ったらしく、
そこらを改訂して出してくるんだそうです。ガレージキットではマァ良くあることでもあるんですが、
こういうのって若い人だと思い切って買った様な人も居る価格ですし、
パーツの改訂するなら有償でも良いから既発版を買った人にもフォローが欲しいです。
前回の販売から数年経過しての再販ならともかく、僅か1年ですからねぇ。
何とかしてくれないだろうかと期待してみるのでありました。

 そんな感じでそろそろ年の瀬。ボーナス年末商戦ってやつで、各社から色々出てきますので
すぐ作る派も積ん毒派も、お財布や家庭内財務大臣との折衝が大変な時期になります。
グーダグダ言いながらも、楽しみな季節だったりしますね。
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マスクの話

2006年11月06日 | 模型
 こばわ。鼻をやられて大変な状況になっちまってる@河童です。
簡単に言えば急性の蓄膿症ってヤツですね。別に模型でやられたわけではなく
風邪をこじらせて持病のアレルギー性鼻炎が触媒になって悪化って感じ。
ちなみに、私のアレルギーを表す非特異的igeの値は14500でございます。
基準値は250以下だそうでございます。これがミディクロリアン値ならJEDIになれるなーとか
思っちゃいそうなデカイ数字な訳ですが、ともかくアレルギー体質な訳。

 で、そんな感じなので、この症状が落ち着くまでは、休養宣言せずとも模型は御法度って事に
なりやして、目下連日耳鼻科にて鼻の中に、


「アニキが独り占めしたダイヤの在処を知ってるかも知れないってだけで組織に拉致られて、元ナチスのオッサンから「在処ヲー、ハヤクー、イイナサイィー」とあの手この手で器具を体に突っ込まれて拷問される可哀想なマラソン好きな弟くん」


みたいな治療を喰らっております。

 で、折角呼吸器を患ったので、図解付きでマスクをネタにしてみます。エントリーでは、
何度か文字のみだったと思いますが話を出したことがあるマスク。
個人的にはとても重要なアイテムだと思うのですが
どうも世間では、あまり詳しく扱われていないことに憤慨してたりします。
特に、模型雑誌ではあんまり見かけないんですよね。
見かけても模型メーカーが出してる簡易式のものが殆どで、
所謂”塗装用”というものには無頓着過ぎるんじゃない?とさえ思えてしまいます。
 塗装だけではなく、切削加工には粉塵が付きものですし、塗ろうが作ろうが片時も手放せないアイテムが
実はマスクと防塵ゴーグルだったりする訳ですよ、奥さん。ちなみに私、製作中はいかなる場合でも
何かしらのマスクと護眼用具は装着しております。アレルギー体質なもので。

 さて、マスクの中でも今回は塗装用マスク。
この手の物では恐らく国内シェアトップクラスであろう重松製作所製の防毒マスクを愛用しております。
形状としては吸収缶交換タイプってやつでして、シンナー等の有機溶剤系のガスを、
専用吸収缶で吸収してしまうタイプであります。
ホームセンターや無法松などの作業着専門店などに行けば大抵売ってると思います。
この手のマスクには防塵用と防毒用の二つがあり、その二つの中に更に用途別に異論な種類があるわけですが、
私は塗装用と銘打ってた物を愛用しております。
ただし、
この防毒用マスクには大きな罠が仕掛けられております。
罠とか言っちゃうとメーカーに拉致られて拷問されてしまうかも知れませんが、
意外と知られていないのが、防毒マスクだけでは塗装用マスクとしてはキチンと機能しないということ。
私が行くホームセンターでもそうでしたが、作業着専門店とか特に特化した店でない場合、
塗装用防塵アタッチメントが手に入りにくいか、もしくは全く売ってないなんてこともあるわけです。

私が使用してる現在の物は上記のマスク。マスク本体と吸収缶で防毒マスクとなっちゃうわけですが、
そこに別売りの防塵フィルターと固定用アタッチメントを装着して塗装用防塵防毒マスクが出来上がるという寸法です。

↑こんな感じで完成。
 もう20年近く前の話ですが、初めて防毒マスクを買ったときに、
いざ使ってみると鼻からミディアムブルーとかハルレッドが出てきてビックリして
慌ててメーカーに問い合わせて事の真相を知ったのですが、
結構知らない人居るんじゃないですかね?
特に車模型だと最もドカ吹き使用する塗料がクリアーだったりして、
ヤツは無色透明なだけに気付きにくかったりするかも。

 マスクをしてても呼吸できるって事は、何かしら入ってくるのはやむを得ないと言っても、
防げる物は防ぎたい物です。趣味なんだから、体を病んでしまっては元も子もないですしね。

あ~、はよ鼻治そ。
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