がらくたどうBlog

模型趣味とその他諸々

REVELL 1/24 Ferrari California 2nd

2010年09月24日 | 模型
 祝日にもかかわらずタミヤカスタマーから荷物が到着。タミヤカスタマーの最大の欠点は代引きが基本であること。
そう、俺ちゃんが居ないときに届いた場合、家族が代金を請求されてしまうのだ。勿論、家族が拒否すればお引き取り願えるのだが
そもそも必要だからこそ発注してるのであって、注文した本人はお引き取り願うわけにはいかないわけです。
よって、カミ様に「そろそろ静岡から代引き荷物が届くからヨロシク」とお金を渡しておくわけですが、
自ずと金額に制限が掛かるわけです。まぁカスタマーにパーツ注文するんだから、1万越えさえ難しいわけですが、
あまり頻繁だといい顔されないわけでして、かと言って要る物リストアップしてまとめてポンだと金額が上がる。。。
っこらの駆け引きが、子持ちのオッサンには色々あるとですよ。
 で、今回はタイヤを色々注文してみました。前回のエントリーで書いたとおり、カリフォルニアにはタミヤGT-Rのタイヤを使うので
これを2セット注文。折角注文するんだからと「ついで病」で、SLRマクラーレン用とかエンツォフェラーリ用とか、
前輪と後輪で異サイズになってるを中心にタイヤばっかり注文。手持ちにジャンクタイヤも結構あるんですが、
近年19インチ以上がスポーツカーでは当たり前になってきていて、そういう大径サイズはストックが少ないので
集めておきました。国産プラモだと問題ないけど、海外プラモは88%(自分調べ)はタイヤが×ですから。
 更についでにF-1用のタイヤとか来年の展示会に向けてのメインにしたいキットのデカールとか調べて貰ったんですが
所謂黄色いグッドイヤーロゴのナローになる前のF-1タイヤって、基本的に今は分けてくれないみたいですね。
そこらの時代のキットは一応現行品として出てるのに、タイヤのみ発注は断られちゃいました。まぁ無いと困る訳じゃないけど
フジミが何しでかすか判らない状況なので、ついでに積んどこうかと思っただけです。
ちなみに謎のネタのデカールも無しでした。そうすんべか?

 さてカリフォルニア。スジボリ彫り直してペーパー一回掛けたけど、サフ吹いてみないと判んねぇっつー事でクレオス1000。


するってぇと出るわ出るわヒケ・うねりの大盤振る舞い。↑の矢印で示した部分には結構盛大なヒケがあります。
一部は引けと言うより「穴」ですな。またサフが剥がれてプラ地が出てるのはウネリの影響。
曲面の多い車体だと、一見大丈夫そうに見えてても、当て木使いながら一回研いでやるとボロが出ますな。
 また、ドアミラーの取り付けダボも

ミラーパーツに比して穴が大きかったので、一回黒瞬着で埋めて真鍮線で接続するように改造してます。
穴を埋めちゃう分ミラーの支柱を少し短くしておいた。

前回のエントリーで紹介したL字型の盛大な大穴も

これまたプラ板と黒瞬着で埋めておきました。今更ですが、最近黒瞬着をリストックしたんですが
通常私のペースくらいだとこの手のアイテムは使い切る前にダメにしちゃうんですが、黒瞬着は最後まで使い切り続けてます。
途中でダメにしちゃったことはない。性能は月日と共に落ちていくんですが、効果スプレーを利用しながらだと結構長い事保ちますね。
今や私にとっては、この瞬着が世から消えたらプラモ趣味止めちゃうかも知れない位の重要なマテリアルの一つになってます。
 それから、この車にはサイドにスリット型のエアダクトが有るんですが

これ、実車はボディーと同色なんだけど、どうしても「CALIFORNIA」の名称の影響で、ここをメッキ調にしたくて仕方がない。
実車にそんなオプション有るのか知らないんですが、プラモなんだからそこはやりたいことやっとけっつー事で
この時点ではボディーとは別に作業をしています。本音を言えばノーズダクト先端もメッキ調にしてやろうかと
思わないわけでもなかったんですが、試しにメタルックの切れ端を貼ってみたら、これは流石に見てくれがイマイチだったので自重しました。

 っつー事で改めて下地。


今度はクレオス1200。この下地の塗膜は1000の時と違ってなるべく剥げないように、磨き入れる前に乾燥ブースでシッカリ乾燥させやした。

 乾燥後に下地を#1200でテメェが風呂入るときに一緒に持ち込んで水研ぎ(お湯研ぎ?)して整えて今度は下塗り。

 今回はスクーデリアロッソとかロッソコルサとか、所謂実車縛りがないので、自分で塗りたい赤に塗装。
その為に先ず下地にピンクを敷いたんですが、今回はカナリどぎついピンクにしてみた。結果はどうなるか判らんけどね。
けっして昨年作ったポルシェ用の下地塗料が余ってたとかって訳じゃないです。ホントです。

スンマセン、嘘です( ̄ー ̄)ゞ。完全無欠の再利用です。

takさんが自分で調色した色には色名も付けようぜビームを発射してたのですが、これからは調色したときには色名も付けてみようか。
差し当たって、この下地はなんて色が良いですかね?ホストナイトマダムピンクとかオリエンタルヘンタイピンクとか?

で、上塗り。これはどうしようか迷ったんですが、やたら積んでるくせに今まで一回もマトモに使ったことが無いフィニッシャーズの赤を使用。


 フィニッシャーズの塗料ですが、実は私の住む町では非常に入手が困難な反面、毎度利用させて貰ってる居酒屋さんとこから
非常に簡単に入手できてしまうため、「通販ついで」攻撃の結果気が付いたらカナリの量の塗料を積んでしまってます。(90本位?)

特にガイアが純色を出してくれて以降は、自分の欲しい色を調色で結構簡単に作れるようになっちゃって
使用頻度激減中。反面セミグロスブラックとかカーボンブラックマット等は湯水のように使うというアンバランス加減。
 そこで今回はこのフィニッシャーズの赤系の中からソリッド5兄弟をセレクトし、そこから選抜して吊しで使うことにしました。

全部サンプル出してみたんですが、どーもこの5兄弟は傾向として黄色味が多かれ少なかれ有りますな。
そういう事なら緑系を足して紅方面に持って行きたいとこですが、今回は吊しで使うと決めていたので
迷った挙げ句リッチレッドにしようと一層塗ってみたら、とんでもなく気に入らなかったので(笑)、
二層目以降はディープレッドを塗っています。下地のヘンタイピンクとの相性がイマイチだったようで、
ここの赤を使うときは下塗りはなるべく白に近い色で塗ると学習しました。ちなみに、昔頻繁に使用していたのは
殆ど白に近いピンクにモデラーズのフェラーリレッドかクレオスのミニ缶イタリアンレッド(瓶だと旧スーパーイタリアンレッド)の組み合わせ。
今はもうこの世に居ない方ばかりです。。。
 赤を塗装後、軽くクリアーを吹いてフェンダーにCavallino Rampanteのデカールを貼付。これ、キットには付属してないので
ヴィラージュのデカールを使ってます。ヒロの立体シールにするか相当迷った。

 このキットですが、思った以上に出来が良いので、急遽ホビーデザインのエッチングを調達しました。
使うエッチングパーツは少ないんですが、800円位だけど特にマフラーエンドのメッシュとかガーニッシュなどの
自作だと非常に面倒くさくなる部分が用意されていたので買ってみました。

使わなそうな部分も多分に用意されては居ますが、マフラーエンド部のメッシュとガーニッシュ部分は
キットで省略されていた残念な部分でも用意されてるので有り難い。特にマフラーエンド部は曲面からマフラーが突き出していて
自作だと面倒だなぁと思っていたとこでしたし。ホースバンドやベルト類は本キットで使用せずとも
他キットへの流用で重宝しそうですし、そう考えれば程良いお値段だったかと。

 本塗装も終わったので、数日乾かしてからクリアー吹いて放置プレイとなります。これで目下3アイテムが
ボディー塗装を終えた状態。ちょっと暫く出張り仕事も多くて纏まった模型タイムが取れなさそうなのですが、
忙しくなる寸前に面倒くさいボディー塗装まで進めることが出来てホッと一息です。
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REVELL 1/24 Ferrari California 1st

2010年09月20日 | 模型
 目下アバルトはクリアー乾燥中。自分のパターンでは乾燥機を断続的に使いながら3~4週間(中研ぎ込)費やすんで、
 凝りもせず更に次のアイテムに手を出してみました。一見三台同時進行のように見えて、
それぞれの作業の間の「何もしないことが重要な時間」を使って別個に組むので同時ではなかったりする。
通常ボディーなどのクリアー乾燥中の「何もしないことが重要な時間」には、シャーシなどを進めるんですが
今回はアストンはシャーシは作業済んでますし、アバルトは微調整等は終了してあとは塗るだけだけど
ボディーのクリアーの乾燥のための「何もしないことが重要な時間」が必要ということです。
 加えて、これは性分なんですが、ボディーの磨き作業って日を跨ぐとしても連続して作業しないとダメなんすよね。
なので、後は磨いて小物付けるだけのアストンでも、最低でも三日くらい連夜で作業できるタイミング待ちです。


 毒レベルのカリフォルニアです。国産キットの発売を期待したんですが、タミヤもフジミもF1に必死すぎて
この車に関しては未だ何処からもアナウンス無し。人気無いんですかね?私は結構好きなフォルムの車です。

 で早速に仮組みしてみようとご開帳。ここの製品は他のプラモメーカーと異なり、横から箱を開けるようになってて、
この形態が災いして切り出したパーツ類を箱の中でストックさせておくということが難しいために、
別途パーツボックスを用意してソチラで保管。このキットを積んでる方は、早めに箱を開けて、
別な箱に中身を移し替えるか、ボディーだけでも箱から非難させておいた方が良いと思います。
箱の全高とボディーパーツの全高が同じくらいなので、長いこと積んでると歪みが出る可能性大。
特にオープンボディー版の方はAピラーの強度が不足してるので注意した方が良いと思います。
独レベルの箱車には結構多いトラブルなのですが、間違いなく箱がマズいんよね。昔のモノグラムなんかは
歪み防止の補強材をボディーに装着して梱包してくれたものですがねぇ。

 日本に限らず独レベルも同じ流れなのか、非常に割り切ったパーツ構成。見えるところはシッカリ、
見えないところは組み立てやすさと強度確保最優先でディテール再現は二の次って印象です。
ただ、「見えるところ」の再現は、充分すぎる再現度というか情報量で、元がオープンカーと言うこともあってか
内装の情報量なんて素晴らしいの一言。モールドも的確ですし、シボを用いた質感表現含めてとても質感が高いです。
パンツ脱がせてみたらガッカリって訳じゃないみたい。


 ダッシュコンソールは二分割構成になってますが、これは実車も上下二分割構造。資料見ないで作業始めて
危うく継ぎ目消しをするところだった(汗。エアコンダクトのパーツ割りも考えられていて、構想通りなら塗装に大助かり。
の筈でしたが、ここの部分は勘合が悪くて、パーツ割りの利点が生かせなかったです。すんま屁。

 あと、他の内装パーツは組み立て精度もキチンとバリ取り接着面の面取りをしてやれば、メーカーの想定通りにキッチリ収まります。
 リアシート座面とかドア内張とドアノブとか、塗装のことも含めて非常に考えられたパーツ割りになってましたが

 ↑図中の○部の隙間が結構盛大なので要修正。ここ以外はシートベルトを追加するくらいで充分な出来になります。
そのシートベルト取り出し穴のモールドも省略されることなくキッチリ再現されているのが有り難い。


 天井開き版を先行させた事もあって、Aピラー裏もちゃんとパーツ化されていてフィッティングも頗る良いです。
他も実車画像を参照しながら色々チェックしてみたのですが、情報の選捨選取がとても巧くて、今時こんだけキチンと盛り込んでくれるのは
国内ではタミヤオンリーでしょう。なんだか旧モノグラム、或いは国産キット的な設計を感じさせます。
最近組んだフジミのガヤルドとかアバルト辺りを相手にしても「もうちっと見習え」と高みから言えるレベルです。


 一方で明らかに×な部分も。↑の様に開閉式ボンネットのヒンジを収めるためのバカデカいL字穴が開いてます。
もうね、アホかって位の大穴。ドイツのプラモ好きは、こんな豪快な穴もボンネットパカパカ出来るなら許してしまうんでしょうか?
窓パーツを装着すれば殆どが隠れるとはいえ、完成後も真上から見たときに大穴が垣間見えてしまいます。
これは自分の恥ずかし過去同様にとっとと埋めた方が良さそう。


 あと、総じてパーツが肉厚になってて、特にボンネット後端のエッジは完成後も目立つのでここはエッジを削って薄くしました。
ボディー関係のパーツの肉厚はヒロのレジンキット並の厚みで結構重量も判るくらいあったりする。ドイツのプラモ好きはデブ専が多いのか?
 ボンネットパーツは開閉可能な構造ですが、色々考えた末に先のヒンジの事もあって今回は開かないように固定してしまうことにします。
 開閉好きな方ならドアの開閉加工もこのキットは非常に楽かと思います。元がオープンカーのキットなので
内装と外装のパネルラインがほぼピッタリだし、先述の通りボディーパーツは総じて肉厚なため
強度的な面を含めて色々な意味でパーツに余裕があります。ボンネットヒンジもデフォが豪快なだけで
ボンネットのチリもエンジンパーツを搭載した上でのクリアランスも充分にありますんで、多分ですが
実車と同じ構造に近いヒンジを仕込めるんじゃないでしょうか。
 ボンネットとサイドインテイクの二箇所が別パーツになってるだけのボディーパーツの出来元から秀逸。
両方ともパーツの合い精度は非常に高く

250GTカリフォルニアを連想させる特徴的なインテイクの合いも、塗装の厚みを逆に計算してやった方が良いレベルのピッタリフィッティング。


 また、シャーシは「完成すると見えない」からでしょうか。特にサス周りは、安価な完成品ミニカー並みの省略簡素化。

 インナーのタイヤハウスはシャーシパネルと別体パーツになってるのですが、シャーシとボディーの合体時に
かなりのストレスが架かるため、インストと順番は異なりますが、先にメチクロと黒瞬着を併用して
ガッチガチに固定しておきました。
 対してアンダーパネルそのものは、タミヤのアストン並にキッチリとモールドされていて、マフラーやギアボックス等は
ちゃんと別パーツ処理されていて高い質感を保ってます。

 あと、窓パーツも秀逸。前後左右全て外貼りフラットサーフェース仕上げで精度も抜群。パチピタじゃなく
程良い加減で塗装の厚身分のクリアランスも確保されてます。ライトレンズ関係も同様の精度。
リアハイマウントランプもボディーにモールドとかデカールで再現とかの逃げじゃなくキチンとクリアパーツで用意されていてパチピタ。
クリアーパーツは写真撮ってないので、ここらはまた後日画像で紹介したいと思います。

 このキットで最も気に入らないのがタイヤ。実車に比してサイドウォールの高さが有りすぎです。
海外プラモ特有のホイールを二分割してタイヤとブレーキを挟む形で組む構造の影響かと思います。
で、これを別な物に交換しようと思って手持ちのホイールセットを漁ったんですが

↑デザイン的に気に入ったアオシマのBBS LM20inを履かせてみると、ホイールは問題ないけどタイヤが薄くなった影響で
今度はタイヤとホイールアーチの隙間が盛大になってしまって逆効果なら車高を下げようかと思ったんですが、
車高そのものは、このキットは実に簡単に上げ下げできます。アップライトのパーツが実車のパーツを完全無視して

↑図の様な実にテキトーな塊でパーツ化されてんですが、このお陰で軸部分を切断し、それを上下方向にシフトするだけで
3mm程度までなら車高が変えられます。ところが

↑車体の○部分がデフォルトで已に地面に近い状態にありまして、更に同じ○部分のシャーシパネル側(下面)は
この時点で地面すれすれ。これでも車高は1mm程前後下げてるんですが、これ以上車高を下げるのは非常に厳しいようです。
仮に下げたとしても、ホイールアーチとのバランスが悪く、特に後輪はタイヤの前後の隙間が盛大になってしまいます。
ボディー側のホイールアーチが大きめに切り欠かれてる事も相まって、アオシマ付属のホイールは使用するもタイヤは諦めました。

 で、手持ちの物で何か無いかと探し回ったんですが、20インチってサイズがネックになって、これが中々見つからない。

↑漸く辿り着いた着地点が、なんと悪評高いタミヤ35GT-RやアストンDBSに付いてる、20inのくせにやけにショルダーが高いタイヤ。
カリフォルニアのキットに付いてるタイヤと比べると、直径の差は1mm程も違わないのですが、

トレッド面のモールドがショルダー部分に掛かってる量の違いで、タミヤのタイヤの方がショルダーが低いように錯覚させてくれますんで
苦肉の策でこれを使用することにしました。もう少し車高が落とせるなら、タミヤSLRマクラーレンのタイヤ&ホイールも見た目マッチングは良かったんですが、何分思った以上に選択肢の幅は狭かったです。

 ホイールを変えるって事で、キットのブレーキローターパーツも少々加工が必要になったんですが、
このブレーキローターが複製して他の用途にもどうぞと言わんばかりでしたので、ブルーミックスで型だけ取っておきました。

ブレーキパーツとかラジエターメッシュとか型が取りやすく汎用度が高い部品は、気が付いたときに型取りだけでもしておくと
いつか何かの時に役立つ日が来ます。特に海外のプラモデルを作る機会が多い人にはお奨め。
中にはブレーキがオミットされていたり、グリルの中がスッカラカンとかも海外だとありがちです。

 さて、独レベルのキットだとジャンルを問わずに聞くのが「内容の割に高価である」という話。
カリフォルニアも、一時期の独レベルのキットを思えば、非常に良くできた内容になってますが、
5500円という価格相応かと言えば残念ながらそうとは言えなません。ただ、欧州での定価が23ユーロであることを考えると・・・・・

やっぱもうちっと買いやすい値段にして欲しいですな。

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1/24 FIAT ABART 695 Tribute FERRARI【2】

2010年09月16日 | 模型
 クソXPが勝手にアップデート始めやがって、エントリー入力途中で睡魔に襲われた俺ちゃんは
折角書いた記事全文を、クソWindowsの自動再起動で失った訳ですよ、おはろ~。@河童です。

 今秋発表される予定の各社新製品。前回のエントリーで再来週辺りと言ってたわけですが、
思ったより早くネタがゾロゾロ出てきました。

 先ずはアオシマ。この春は大ヒット商品”小惑星探査船はやぶさ”で話題を浚ったのも記憶に新しいが

今度はマグロ漁船!?だそうです。しかも喫水線仕様とフルハルの二種同時発売という力の入れよう。
このメーカーは、ほんと他の何処もが行かない方面に果敢にチャレンジするなぁと至極感心。買わないけど(笑
いや、ウッカリするとポチりそうである。クラクラさんなんか食いつきそうなネタなんだけどな。
 ちゃんと車も頑張ってくれてます。この秋の期待は二種。先ずは

LP5000QV。エアロのラインとかもイイ感じですし、フジミのカウンタックシリーズで露骨にダメ出し食らってた部分が
アオシマ版では試作を見る限りではありますが殆ど解消されている印象。価格がLP400に比べて500円位上がってるんですが
ショップのアナウンスではインレットとか多少のエッチングは付いてるらしいので、価格相応なることを期待してアナウンス即ポチり済。


 それともう一台はSL65AMG。以前SL63AMGはキット化されましたが、そん時は「キット化するなら65じゃね?」というのもあって
結局買わなかったんですが、AMGとは言えメルセデスなのにヘンタイフェンダーにヘンタイダクトにヘンタイエンジンなSL65ですから
これは迷うことなくポチりました。エッチングやインレットが別売りなのがチョト残念。
 他にもポチってないですがGRBインプSTiとかCR-Z(←これはフジミ(汗)とかもアナウンスされています。っつーか、アオシマには是非
ブレランのポリススピナーをキット化して欲しいんだけどな。今回も当然アナウンスの影も形もありません。

 続いてハセガワですが、意外なことにF-1の新製品のアナウンスは無し。前回のバッティング騒動の影響もあるんでしょうか
会場発表までシークレットになってるのか、はたまた新開発のバイクキットに全力投球で今回はスルーなのか今のところ不明。
マルティニ版ロータス79とか出てくると予想してたんですが、出てくれば出てきたでまたもタミヤとぶつかっちゃいますな。
 車以外では、F-4J VX-1 VANDYが久々のリリース。デカール一新ってのに釣られて実は已にポチっております(笑

 大昔の限定版仕様の黒ウサギも積んでるんですが、20年ぶり位でシュリンクを開けたら、デカールが死んでるのが発覚して
海外通販を頼って扱いにくいドライデカールを入手したあの苦労はなんだったんだろうと思いつつ
好物って事で止められませんでした(笑。割引店で買うと3000円を大きく割り込む価格だったこともポチった要因であります。
アイマス機もモノグラムだけじゃなく独レベルやズベズタのキットまで投じてシリーズ継続中。
ただ、オッサンはもう興味を失ったので何が出てきても端からスルーです(笑。
 Ma.Kでは1/35のナッツロッカーが遂に登場。

ナッツ本体だけではなく、同スケールのグスタフとメルジーネが付いてくるんですが、前回のルナダイバー付属のスーツも
単体発売しても金取れるレベルの秀逸な物だったので期待大。っつーか、そろそろMa.Kの積みも気になる個数になってきてますんで
頃合い見て作らないとイカンですな。
 イカンですなと言いながら


WAVEのラプターもしっかりポチってしまいました。以前発売された特装版のキットの再販じゃなくて
近年新規開発されたSAFSベースの新金型キットって事で、これまた楽しみにしております。
 また、ちょっと先の話ですが、年明けには久々に旧ニットー版のホルニッセ(スダコ砲ぢゃないよw)が3Qシリーズとして再販される模様

 流石に我が家にも旧版を積んでますんで、メルジ搭載用部品とかの新機軸が盛り込まれていない限りはポチる事はないんですが
Ma.kに興味があるけどホルニッセ持ってないって御仁には是非奨めたいキットです。PKA買うとホルニッセが付いてくるとか
ホルニッセ買うとPKAが付いてくるとかで考えると結構お得(笑

 お次はフジミ。目下お手つき中のアバルトの中途半端加減から来る「またかよ」感も手伝って、あんまり紹介したくない(殴
 ロータス97T。春に試作が公開されていたので既成事実化されていましたが、年末にリリース。

よせばいいのにポルトガル仕様とか銘打ってるから、ヘタ打つとコアなファンからのチェックが厳しそうです。
ロータス97Tはロータス79に負けず劣らず1シーズン中のモディファイが非常に多く、また黒い車体色のお陰で
資料なんかを見てもディテールが判りにくいんですが、フジミは何処まで再現してくるか?セナ物として仕様を選択したんだろうけど
どうせJPSロゴ入れられない時点でポルトガル仕様じゃないんだし、イギリスかドイツ仕様って事にしておけば
JPS無くとも月桂樹入れて体裁取れたのにねぇ。97Tは大好きな車なので取り敢えず一個はポチっときました。
 前後してリリースされるMP4/5スパとかFW16英田とかは怖くて買えない(笑
 あと、ようやくここに来てロッソの呪いが解けたのか、F22に続いてF35も早々にキット化。
F22が中々良い内容だったらしいので、F35にも期待できるか。ハセガワは先越されちゃったですね。
ただ、実機もまだ実際には未配備な状態ですから、マーキング等含めて慌てて買う必要はないと判断して今回はスルーです。


タミヤは、ホビーショー用のプレスリリースは出てるんですが、ショップへの発注表とかは
まだ出てないのか今のところ予約を受け付けてませんでしたので、まだ何もポチってません。



 さて、アバルト製作記の続きです。極一部のツイート野郎は御存知の通り、実はもう日曜の段階でデカールまで終わってます。
前回のエントリーで色々不満点を書きましたが、良い点も多々あるキットでして、恐らくですが
ノーマルのFIAT 500のキットは、ほぼ満点の出来のキットなんじゃないでしょうか。ただ、このノーマルの出来に胡座をかいて
安易に商魂逞しくヴァリエーションを展開させたことが藪蛇だったと。
 
 ボディー成型の手間いらず度は、目下製作中のタミヤ・アストンと肩を並べるレベル。パーティングラインも
殆ど表に現れない設計になってるし、ヒケも不思議なくらいに皆無に等しい。前回エントリーの後に
クレオス1000サフを入れて磨いてみたんですが、一発目のサフでサフ吹き終了しました。
 画像で所々サフが剥がれてる部分がありますが、こうした部分は研ぎ出し時に下地コンニチハのリスクが高いところ。
こうやってデジカメで撮っておくと、研ぎ出しするときに役立ちます。まぁ大抵はエッジ部分なんだけど
物によっては思わぬところが剥げやすかったりする事があります。

 ドアノブ部分は結局デフォで彫られた彫刻を削り取ってしまい、丸い凹みはリューターで削って再現。
方法は、
①丸カッターのビットで凹みの中に埋まってるドアノブの残骸を削り取り、
②ダイヤモンドヤスリビットの球体タイプで凹みの中を整えて、
③砥石のビットの球体タイプの物で凹内側を均し
④最後に流し込み接着剤を凹み内部のヤスリ掛けで荒れてしまった面の上に塗布して滑らかにする
 っつー方法。ミソは最後の流し込み接着剤でしょうか。入り組んだ場所のパーティングライン処理の仕上げ手法の応用ですな。

 
 下塗りのピンク。
 
 ピンクってよりオレンジに見えますかそうですか。ボディーカラーが実車で言うところのスクーデリアロッソで決め撃ちしなきゃなんないので
それを見越して白に混ぜる赤に黄色を加えています。使用したのは、ガイアのEXホワイトに純色の赤と黄。
純色赤って過去にガイアから一度だけ商品化されたんだけど、マゼンタにイエロー混ぜりゃいいじゃないかって事か
その後はプレミアムレッドっていう特殊な顔料の赤以外では出てきてないですな。勿論マゼンタにイエロー足せば赤になるんですが、
オレンジに振る場合には更にイエローを加えるか、イエローをベースにマゼンタ足すかって事になり
純色といえど混ぜれば混ぜるほど彩度が下がるのでちょいと加減が難しい。なので今回は赤から色相弄ってます。


 ベースからにコートしたのは、ガイアのプレミアムレッド。これも原色赤の一種なんですが、
原色と言っても使用する顔料で色合いが変わるんですが、この赤は物凄く彩度の高い赤。以前購入して直ぐに
テストしてみたことがあったんですが、隠蔽力が全くない(クレオスの現行クリアーレッドに近い)塗料なので、
逆に言えば変に多色を混ぜて彩度を落とさずに、下地の色で色相を動かすという塗装に丁度良い赤です。
何も混ぜずに塗る場合は少しコツが要ります。コンプレッサーの圧力を低め(0.05Mpa以下)にして、
希釈を薄め(1:3~1:4)にし、口径の広いブラシで塗料を乗せていきます。要するにキャンディーカラーの上塗りと同じ。
加減をミスると簡単にムラが出来るので通常のソリッド色よりはやや面倒かも。

 で、早速に塗ってみた。塗り重ね具合で発色が変わるので、希望する赤になるまで薄く何度か塗り重ねてます。
 
 5回くらい重ねたところで、概ね希望するところ、即ち通常は赤に見えて光が当たるとハイライト部分が
朱色っぽくなる鮮やかで明るい赤になったので塗装終了。実際のスクーデリアロッソがどうなってるのかは知りませんが(笑
自分のイメージではこんな感じ。この赤、自分ではすっかり気に入ってしまったので、また何かの機会に使ってやろうと思い
下塗り用のピンクをスペアボトル大1本分増産しておいた。

 塗装が乾いたらデカール貼付用のクリアー層を一層作ってクリアーが乾いたらデカールへ。
ここで罠が仕掛けられていることを知り、フジミに貞子のビデオを送りつけてやろうかと思った。
 
罠①:エンブレムがキットのモールドに全く合わない。
 っつーか当たり前の話。キットのモールドはFIAT500のエンブレムで、デカールに入ってるのはABARTHの毒蠍

エンブレムの彫刻を削って枠を自作しない限りデカールが合うはずもない。っつーか、インストにはエンブレムを削れとか
何の指示も無いので、ABARTHに詳しくないオッサンはデカール貼るときまでこの大問題に気付かなかったです。
フロントはデカールをエンブレム部分だけトリミングしてやれば枠内に貼ることが出来ましたが
リアはもうどうにもなんない。FIATの枠に毒蠍を収めろなんてのは物理的にリームー
なんせ勢いだけで作ってるので、シンナー風呂→スタートに戻るみたいな事はする気もないし
トランク部分だけマスクして作業するにも色合わせが難しい赤をつかってしまったっつーことで、
□の枠内に無理矢理毒蠍を填め込んで、後は枠を塗るときに無理矢理誤魔化すことにしました。
罠②:特徴であるストライプのサイズが変。ボンネットとルーフ部分は長めなのにトランク部分は寸足らず。
で、貼らなくて良いリアスポ裏部分も無駄に用意していて、インストでは貼れと書いてる。貼った後気が付いたよ。
トランク寸足らずは、継ぎ接ぎすると継ぎ目が目立つシルバーのデカールだし、どうしようか迷ったんですが
エンブレムでテンション猛烈に下がってたので、もうどうでもイイヤって感じで貼りました。ついでにトランクだけセンターもずれた(笑
塗装で処理すりゃ良かったのに、面倒くさがってクソメーカーのファッキンデカールを使おうなんてのが間違いの元。

 デカールなんて自作すれば良いじゃないという御仁も居られましょうが、こちとらそんな心の広いユーザーではありまへん。
が、エンブレムは今後の展開次第では、自作する必要があるかもね。

 製作そのものは、手が遅い俺ちゃんですらたった二晩でここまで辿り着いちゃうんですから、よく出来たキットなんだと思います。
その出来の良い筈の商品を、自らのいい加減な仕事でダメにしてる訳で、勿体ないのを通り越してアホちゃうか?と思ってしまいます。
普通物作りする人の心持ちってのは、「商品を販路に乗せる=我が子の門出」ってんじゃないですかね?


 っつーことで、実はもう塗装はクリアーコートを済ませて乾燥機に入って全力乾燥中なんですが
字数制限が来たので今回のネタはこれにて終了。御読了、誠に有り難うございました。
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1/24 FIAT ABARTH 695 Tribute FERRARI【1】

2010年09月12日 | 模型


 前回のDBSのエントリーで書いてた面倒くさい作業ってのが、リアディフューザーやドアミラーにカーボンデカール貼る作業だったんですが
貼って乾かしてクリアー吹いて乾かして研いで半艶にしてとか絵にもならないし、手持ちぶさたなので、
次のネタを仕込もうと思ったらデカールにチョイ難有りが発覚し、んじゃぁってことで手近に転がってた

コイツをサササッと作って時間を潰そうと思った今週末(笑

で、取り敢えず確認が必要なパーツを一式使用して組み上げてみました。


これがサササッと組み上がったかと言えばさに非ず。

流石フジミ!
パーツ精度を上げようと思ったのか知らないが、各パーツの勘合がメチャクチャにタイトです。
の割にバリとか歪みに簡単に影響を受けちゃうので、結果として組みにくいという(笑

流石フジミです。

特に問題になったのは4箇所。
先ずはウィンドウパーツ。

仮組み時にボディーとシャーシを合体させてみると、先ず以てシャーシが入らないと来た。
同社のDINOの様にあからさまに入らないんじゃなくて、微妙に入らないって感じ。で、色々チェックしてみたら
先ず窓のパーツがボディーに嵌らない。干渉部位を調べたらクリアーパーツ側を削って調整すべき箇所と
ボディー側を削って修正すべき箇所が出てきて面倒くさくなったので

フロント&ドア窓とリアクォーター窓とリア窓に分割してみたら、キチンと収まった。が、フロントウィンドウは
キチンとし過ぎていて塗膜を傷めそうな気がしたので、上辺左右端を少し削ってはめ込みを少しだけ緩くしてます。

 それから、これもウィンドウと関係有りな部分になるんですが、バスタブのシャーシ固定用ダボ

がタイトすぎて、これによってシャーシとボディーの合体時に色んな箇所にストレスが架かります。
なので、これもダボの根本を少し削って緩めにしておきました。他にも窓の下辺とかバスタブの周囲上面とか一皮くらい削ったら
随分具合が良くなりました。

 また、ライトやグリルの取り付け構造を考えると、バンパーは先付けになるんですが、どうも後付を基本とした設計になってるのか

↑の○部の辺りが干渉して前後バンパー、特に前バンパーに物凄いストレスが架かります。
なので

干渉部分をリューターでガリガリと削り取ってやったら、すんなり入るようになりました。

 また、タイヤ&ホイールに難有り。ポリキャップがタイトすぎて収まりが悪い上に、205/40R17サイズの筈だけど
元のチンクのタイヤを安易に流用する事を前提に作ったらしく、15インチのタイヤになってます。刻印は215/50R15。

タイヤホイールセットは手持ちにも色々ありますが、暇つぶしアイテムに使うほどセレブではないので
ここは渋々キットのまま。
 ポリキャップも使用しないで接着した方が楽そうです。ホイールの受けはアップライト側にキチンと設けられていますので
ポリキャップ無くても問題はないと思います。
 シャーシの組み立てに関しては

特に問題となる部分はないんですが、とにかく先述の15インチタイヤを使い回したくって仕方なかったらしく
折角専用ブレーキ部品とか用意されてるのに、何もかもが15インチタイヤの悪影響を受けてて、専用パーツの意味があまりありません。

嗚呼、この辺りがフジミだね。



 組み立て上の問題は概ね把握したので、今度は外観上の問題をピックアップ。シャーシや内装で
元ネタのチンクの名残を(っつーか、殆ど「まんま」なのだが)残しまくってたので、多分外観もそうだろうと思ったら案の定。
 
 ルーフには前後に分かれるスジボリが入っていますが、実際は一枚板。なので元を埋めて彫り直す必要がありますな。
 サイドステップの上にある500のエンブレムとモールっぽい出っ張りもこの車には無いので削り取る必要有り。
あと、ドアノブは一体モールドされちゃってますが、この車だとノブだけメッキパーツになっちゃうので
どうにかせんとイカンですなぁ・・・・。

 あと、この車は左右各々2本ずつ計4本のマフラーエンドの筈ですが、キットではこの部分に追加パーツは無し。
 他にも内装でシート・ステアリング・メーターコンソール(ナセルや追加メーター)等々悉く500にされてます。塗装で誤魔化すかな?

 文句は多々垂れてますが、車両の外観は、特徴を巧いこと捉まえていてイイ感じです。要するに基幹商品は出来が良いけど、
ヴァリエーションではヤッツケ仕事になってるという、最近のフジミのパターン通りってヤツみたいですな。
っつっても、ムルシとかガヤルドみたいな厄介な部分は無いですから、変に凝らなければサササッと済みそうな感じ。

車高はキットそのままだとこれくらい。もうちょっと下げようかな?と思わないでもないけど、
下げても0.7~0.8mmってとこで落ち着きそうだったので、面倒だしこのままにしとこうかな?


 とか色々考えながら作業してたら、

ボディーは基本工作終了。こっからサフ入れてミラーの取り付けどうすんべとかサイドマーカーは如何ななさいましょうかとか
まぁチョコチョコやる訳ですが、勢いに任せて面倒なとこを土曜午後だけで全部済ませられた。俺ちゃんにしては奇跡的速度(笑
 まぁ、明後日から怒濤の出張連発が待ってますんで、そう安々とは行かないんでしょうけどね。



そらそうと、漸く秋の見本市以降の新キットの話がチラホラ出てきました。今年は何故か全く情報が入ってこなくて、
というか拾おうともしていなくてですね、今頃になって何が出てくるんだろうと思ってましたが、
どうやら秋も車関係はF-1が多そうです。フジミはやはり97Tを出してくるんでしょうか?97TもT79に負けず劣らず
レース毎の仕様に様々なヴァリエーションがあって、そこらを追求するとなると黒の外装も相まって結構四苦八苦すると思うんですが
果たしてフジミに追い切れるか?良い方に期待したいですな。っつーか、まま勢いで98Tも出すんでしょうか?
97Tはともかく、98Tは先頃出たヒロのがプロポーションキットだったので、個人的には中身に期待したい。
 タミヤは已に正式発表済みですが、ハセガワがアナウンスするとは思ってたけど、予想外にタミヤが
ロータス79マルティニ仕様を出すとのこと。多分3番シャーシの改装型(でないと相当な追加パーツが必要になるはず)だと思いますが、
この商品展開は、実はタミヤには非常に珍しい展開だったりします。市場的にF-1が美味しいことの表れですな。
あとウルフWR1とかかのM23まで出てくるとな!?。
 他にもWAVEが以前のキットの再販と思わせて、現行SAFS系のパーツ替えでラプターを出すとか、
ハセガワが今度はバイクを出してくるとかネタが少しずつ出てきてますが、再来週には当日発表もの以外のネタは
概ね出揃うと思いますんで、その頃改めてネタにしようと思いやす。
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1/24 AstonMartin DBS【その4】

2010年09月07日 | 模型

今仕事で鹿児島来てるんですが、道中見かけた車のプリウス率が凄いことになってる気がする。

 シャーシパーツを珍しく真面目に塗り分けてみました。

 パーツは結構細分化されていますが、細かいパーツを組み上げていくことで実車の構造をも知りうる系の細分化ではなく
シャーシの再現度と組み立てやすさを両立すべくの細分化って事か。なので、塗り分け作業が大変なことになります。
 いつもならこんな完成後は殆ど見えない箇所は黒一色で済ますんですが、今回はベースに下回りが写り込む可能性があり、
更に物凄い精度でパチパチ組み上がってしまって呆気無さすぎるので、ちょっと手間を掛けてみました。
 使用した塗料は
・ボディー色
・ガイアノーツ スターブライトジュラルミン
・タミヤ フラットアルミ
・クレオス ウィノーブラック
・クレオス #8銀
・クレオス スーパーチタン
・クレオス スーパーアイアン
・クレオス スーパーフラットブラック
・フィニッシャーズ カーボンブラックマット
・フィニッシャーズ セミグロスブラック
・スパッツスティックス ミラークローム
と、基本的な色だけで11色使用してます。ジュラルミンとスーパーチタンとスーパーアイアンは
ガイアのメタリックマスターで希釈。某誌のレビューではメタマスはガイアの塗料にしか効かないとか書いてたけど
クレオスのスーパー系のメタリックとかフィニッシャーズの一部のメタリック色でも効果あります。
ただ、気を付けなければいけないのは、ガイア以外だと色によっては逆効果になるモノやキチンと希釈できないモノもある様です(←自分では未確認)。
今回の場合だとクレオスの#8銀に混ぜても全く意味がありませんでしたが、スーパーチタンやスーパーアイアンに混ぜると
そのまま塗ったよりも断然金属感が出ました。これは憶測なんですが、クレオスの「レベリング薄め液を使用してください」系のメタリック色だと
効果が出るんじゃないでしょうか。また、パール系の塗装にメタマスを利用する場合は、念のためパールを溶かすクリアーは
同じガイアノーツのクリアーで割るのが良いと思いますで。

 で、塗装ついでにちょっとマフラーで遊んでみた。

指定色がチタン系の指示だったので、チタン特有の焼け色を入れてみました。本来は実車でこんな焼け色が入る様なら
排気温度が高すぎるという問題を考えるべきなんですが、バイクなんかでもある”ドレスアップ演出としての焼け色”を入れてみた。
焼け色ってのはパーツ表面の金属膜が熱によって焼けて酸化して入るわけですが、闇雲に入る訳じゃなく
ちゃんと法則があります。ステンやチタンだと、茶→橙→赤→紫→青温度が上がるにつれ変色します。
特にチタンだと素材の特性上、焼け色が鮮やかに出る傾向がありますが、あくまで700℃以上の高温下に於いての話であって
車のマフラーの場合は、実際にはやや赤みがかった橙の焼け色が精一杯かと思います。でも塗ってみたくなったんだから仕方ない(笑

 お遊びも入れつつ、全部塗り分けたらパーツを組み上げてしまう。

 内装同様に、塗装は頗る時間が掛かりますが、組み立てはメチャクチャに高い精度のお陰で
何の苦もなくパチパチと組み上がってしまいました。お遊びがやや過ぎた感の有るマフラーも、
パーツを全部組み上げてしまうと遮熱板やリアサスアンダーカバーにマフラーの多くの部分が隠れてしまって、
結果として程良い程度のお遊びで済んだようです。


 作ろうかどうしようか迷ったエンジン部分も結局それなりに塗装。隣町の展示会に出さないなら省略してボンネット閉めるレベルですが

いざ塗り分けて多少配線配管を追加してみると、エンジン単体だと何だか不安になるくらい寂しい追加具合に見えるんですが、
このキットの場合はボディーパーツ側にもエンジン補器関係がモールドされてまして

合体させることで精密感が出るようになってます。画像じゃ判りにくいかな?なので配線追加とかは特に不要なんですが、
折角塗り分けたりしたので何本か追加してます。折角症とか折角病ってやつですか。
 塗装は
・ヘッドカバー→カーボンブラックマット+レッドブラウン
・チャンバー→ファンデーションホワイト+スーパーアイアン+フラットベース
・エアフロ→ハンブロール メタリックマットアルミニウム
・ホイールハウス→カーボンブラックマット
・ストラット基部→スターブライトジュラルミン
・白い樹脂タンク→クレオス#316白
・タワーバー→クレオス#8銀
・上記以外→セミグロスブラックとスーパーフラットブラックを適宜使い分け
ってとこでしょうか。タミヤって、自社塗料を極力調色無しで使うようインスト指示してくるんですが、
乾燥が超遅いエナメルとメタリック系に難ありの水性アクリルは何れも使いにくい。なので他社ラッカーに置き換えるわけですが、
その際に単純に置き換えるんじゃなく、部位別にトーンや艶を変えておくと見た目の情報量が増えますし
又今回のように黒系のエンジンルームに白いチャンバーってのはコントラスト差がキツいので、
白い方を1~2割明度を下げておくと見た目の馴染みが良くなる気がします。
 メタルインレットやデカールも見える部分は抜かりなく用意されています。貼る私の方に抜かりがあって
左上の赤丸デカールはダメにしちゃって適当タッチアップで誤魔化してます。

 っつー感じでシャーシ周りは作業ほぼ終了。画像は撮り忘れましたが、ブレーキも良く出来てます。
エッチングとか別売り無理矢理買わせる仕様じゃなく、ちゃんとパーツに彫刻されてるのが良いですな。
この車のブレーキはカーボンローターなので金属感不要ってのもあったのかも知れませんが、
今後も「キットパーツはノッペラボウでロータースリットは別売りエッチングにて」ってのはヤメにして欲しいですな。
 次回は、外装にチョット面倒くさい部分が残ってますんでそこらを片付けようと思います。
これがマジ面倒くさいので一週間くらいヤル気が出ないかも(笑


 最近、製作中の画像撮影にゴリラポットなるものを使用し始めた。例えば今回のように真上から撮ったような画像では
電気スタンドの蛍光灯フード部分にゴリラポッドをしがみつかせて撮ると、光量を稼ぎながら手ぶれ抑えて真上から撮れますな。
色加減が光源にオモックソ左右されるのが難点ではあるけど、撮影時に手ぶれを気にして一々フラッシュを調節しなくて良いです。
ブログモデラーには、中々お薦めアイテムかも知れない。類似品だと雑貨屋でMA誌より安く売ってたりするしね。
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1/24 AstonMartin DBS【その3】

2010年09月03日 | 模型


季節はもう秋九月。どこがやねんな猛暑が続いてますが、オッサン、とうとう41歳になってしまいました。
娘二人が祝ってくれました。「お父さん41歳になったんだね!バカボンのパパと同じだね!」と誉めてくれました。
3歳と約6歳ですが、CSカートゥーンの元祖天才バカボンをマメに見せていた英才教育の賜です。
上の娘は、タイムボカンと元祖天才バカボンとハクション大魔王と怪物くんとプリキュアと花カッパが好きらしいのですが
プリキュアと花カッパ以外は幼稚園で誰もネタに食いついてくれないと小首を傾げてます。怪物くんは
嵐のお陰で一緒に歌を歌える子が増えたとこないだ喜んでましたが、アクビ娘の歌とかバカボンの春とかは独唱だそうです。


 さて、そんな感じで模型趣味に出戻ってプラモHPを作って5年経ち、間もなく6年目を迎えてしまうわけです。
そう、来月6歳になる娘の誕生の時にカミさんは産婦人科で出産→実家に産後の養生帰省で、父ちゃんあまりに暇になったので
模型趣味に出戻った訳ですね。思うとこあって、もうこの趣味には戻るまいと決めたはずが、何故か出戻ってしまって早6年。
 その間に製作した物を、ちょいと振り返ってみたりしたんですが、思えば毎回毎回何かしら製作のテーマみたいなのを設けて
”試す”要素を盛り込んで来たんですが、そのせいもあってか、所謂”大好物な車”を殆ど作ってないですね。
大好物って言っても自分の中では時と共に変化はしてるんですが、普遍的に好きなのはヤッパリ跳ね馬だろうと。それも赤いの。
それが完成品に一つもない(ジオのGAはノーカウント(笑)ですし、そろそろ年一個は大好物の赤いのを作るというのを
自分に課してもいいんじゃないかと思ってみたりしてます。
 お試し要素が入ると自動的に失敗リスクも上がりますし、思ったように進まない事もあるからつい選択を避けるんですが、
年に製作できる数も最近はカナリ少なくなってきてますんで、そういう意味では根っから好きなモノを年に一つくらいは
作らないと、積んでるのが益々勿体ないだけですしね。ちなみに、食事の時大好物は最後まで置いておくタイプの人間です。


 さて、久々再開のアストンDBS.今回は内装です。キットのパーツは所謂完全なバスタブ式ではなく
フロア&リアシートのバスタブ部分に左右ドア内張・リアトレー・センターコンソール・ダッシュボードに四分割され
メーターパネルがデカール仕上げになるところが少し残念ではありますが、各パーツに施される彫刻は凄くシッカリしてます。
黒いボディーに黒い内装ではメリハリも出にくいですし、特徴であるコンソールパネルのグロスブラックとの差異を付けるべく
ブラウンのトーン違いを三色用意して塗り分けてみました。

特にダッシュボードは、所謂”立体塗り絵”。センターコンソールにウィノーブラックを塗りクリアーコート、
マスキングしてミラークロームでメッキパーツの塗装をし、更にマスキングしてダークブラウンを塗り、
ウーファーとデフロスターパネルを塗り分けて行きました。筆塗りは苦手なので全てエアブラシにて。

デフォでペダルのパーツはエッチングが用意されてるのでそれを使用。別売りにせず、デフォでセットなのが良いですな。
反面、マルチチャンネルスピーカーシステムとメーターパネルがデカール処理なのがちょっと残念。
何れもデカールをそのまま利用しましたが、ここらはちゃんとモールド処理して欲しかったとこです。
 エッチングの利用や綺麗な彫刻のお陰で折角高い質感が再現できるのに、目立つ箇所がデカール処理になっててバランスが悪いんよねぇ。
 ちなみに映画版では、後部席は改造され消化器等の安全装置とか撮影サポート機材等が積載されていますが、
当然全く以てエレガントとは程遠いので、全く弄ってません。また、高級(笑)マルチチャンネルスピーカーシステムは
スタントカーには当然不要って事で、映画版では全てダミーに置き換えられてるんですが、これも市販車に準じて
デカールを使用してます。



 ドア内張等も、一部は別パーツ化するなどして立体感がシッカリ出ています。内張の布地部分やリアシート、
それにフロアカーペット部分には、ベースにモデラーズのインテリアブラックを吹き、更にダークブラウンに
クレオスの1000サフを混ぜることでダークブラウンのトーンを弄って塗装してみました。

 シートは、007仕様だとバケットシートになるんですが、そもそもキット付属のリクライニングシートも
どういう訳かサイズが小さすぎな気がします。ヘッドレストがドア窓から見えなくなりそうなくらい小さいんですが、

少なくともフルバケ版は窓上辺にヘッドレストが届きそうなくらいの高さなので、キットのパーツではなく
ジャンクの中から(多分タミヤのランエボ7と思う)適当なバケットを拾ってきて、それをポリパテとプラ材で加工してみました。
再度サポートやショルダーサポートは、本当はもっと外方向に開いていてそんなにタイトじゃないんですが
面倒くさかったのでドナーのシートのサポート形状の範囲でしか弄ってません。

ヘッドレストのDBSの文字も、実際はもう二回りくらい大きいんですが他に代替案が無いのでそのまま使用。

内装を組み上げる前に、シートを含めて仮組みし、ちゃんとボディーに収まるか確認してから全てのパーツを接着。

 組み上げ5分の塗り上げ数日っていうのが何とも今風ですな。

 内装が終わったので、次回はシャーシ周りの立体塗り絵を頑張ります。

 ところでところで、先日の展示会でも魅入られてしまったドイツ軍謹製ドーラ列車砲ですが、

今度ホビーボスから1/72でキットリリースされるとのこと。1/72でも全長1.2m、総パーツ数1000クラスの
デカ物難物キットなんですが、ちょっと欲しいナーとかウッカリ考えてます(笑。ホビーボスの製品も
日本で正規輸入で買うとかなりボッタくられる(概ね2倍価格以上)訳ですが、日本での定価が30000円となるようで
30%offの店から買えば、個人で海外から輸入するのと大して変わらない価格で買えるかも。
流石にこないだ見た1/35だと製作する場所も飾る場所も我が家には見あたらないので諦めざるを得ないのですが
1/72ならどうにかなるんじゃないかと妄想したりしてます。っつーか、ドルもユーロも冗談みたいに安くなってるのに
輸入プラモにはそこいらが全然反映されないのが納得いかない。結局円高の影響で元値が下がった分は
輸入してる会社の懐に入るわけでしょ?円がドカンと安くなると直ぐ反映させるくせに、高くなっても全然反映させないってのはネェ。
年末付近の製品から一応反映させて1~2割くらいは安くするような話もあるんですが、それでもまだまだ高過ぎです。



 あと、MFHからはロータス76がキット化。同社恒例のフルディテールキットとなるようです。

ロータス+JPSってーと手を出しそうになりますが、かの二段式ヘンタイリアウィングに多少興味をそそられるものの
個人的には余り魅力を感じない車なので今回はパス。MFHも今やプラモとぶつからない様に企画する必要がある様で、
加えて近年の車は俗に言う意匠版権とかスポンサーロゴの問題等で、これまた大手をふるってキットを出すことが難しかったり
商品企画に中々苦労してるようです。っつーか、ロータス91出してよ (;´Д`)
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