いきなり冒頭のエントリタイトルと異なっちゃうわけですが、漸く「STAR WARS フォースの覚醒」を観に行きました。他作品と異なり、このシリーズだけは、
我が家では夫婦同伴で最初の鑑賞をする約束がありまして、夫婦で出掛けられるタイミングが中々無かったので出遅れましたが、無事映画館で見ることが出来ました。
が、ががが、カミさんが三半規管が脆弱な人でありまして、3D版の鑑賞が×なんですよね。I-MAX3DwithDolbyAtomosでの鑑賞は未だお預けなのですな。
もう一回何とかI MAXシアターで公開してる間に単独で鑑賞しなくてはなりませぬ。
「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」予告編2
で、レビューや感想は無しです。色々思うことはあるのだけど、ネタバレ回避って意味もあり、BDでの発売まで感想書くのは控えます。一言で言えば「予想以上に面白かった」です。
で、自宅での新年第一弾鑑賞は「ターミネーター 新起動/ジェニシス」でした。昨夏公開されていたんですが、恐竜好きに付ジュラシック・ワールドの方を観に行ってコッチは未見でした。
さて、キャメロン曰くコレが真の三作目だそうで、T3とT4は無かった事にしてリブートというコンセプトの今作。主演は政界を引退して或る意味迷走中のシュワルツェネッガーです。
今作ではT2以来久しぶりにジェームズキャメロンが製作サイドにサポートスタッフとして名を連ねていて、結構自信満々に本作を持ち上げていたんですが、興行的にはイマイチだったらしい。
最初のターミネーターから気が付けば30年。シュワルツェネッガーもすっかり爺様になっとるわけですが、30代半ばの肉体を維持出来るはずも無く、どうすんのかと思ったら、
CGや特メ技術を駆使して
T1時代
T2時代
本作初登場の第三の形態と、全部で3形態で出て来ます。これは、サイボーグという設定だからこその芸当で、外部の擬態用の組織は通常の人体同様老化するという設定にしておりまして
映画冒頭ではT1タイプとT2タイプが活躍するんですが、メインとなるのは現代のシュワルツェネッガーと同じ風体の第三の形態です。
物語は2029年からスタート。ターミネーターシリーズを見てきた者なら誰でも知ってる歴史通り、ジョン・コナー率いるレジスタンス軍が、
スカイネット率いる機械化軍に対して最終決戦を挑むところからスタート。で、歴史通りにターミネーターがサラ・コナーを抹殺すべく1984年にスカイネットによって送られるのですが
これまた歴史通りにジョンの命令を受けてカイル・リースがターミネーターの後を追って1984年に飛ばされます。
して、ここからかの84年公開の最初のターミネーターと同じ様な描写が続くんですが、シュワルツェネッガーと異なり還暦間近のマイケル・ビーンやリンダ・ハミルトンにオファーが掛かるわけも無く
本作でのカイル・リース役はジェイ・コートニー。どっかで見たことあるな~と思ったら
「ジャック・リーチャー アウトロー」に出てた非常の殺し屋スナイパー役だった人だった。裸で84年の路地裏にタイムスリップしてきて
浮浪者のズボンを奪取してるところを警官に見つかり追っ掛けられるとこまでは84年版と同じ展開なのですが、その追っ掛けてきた警官が
なんとイ・ビョンホン演じるT1000。なんで彼にオファーが行ったのかはワカランが、ロバートパトリックが扮していたT1000のあの冷酷な目つきが無いので怖さ半減。
単にしつこいストーカーみたいなキャラになっとりました。それはともかく、コレで判るのは、歴史が既に変わっていて、本作のリースがタイムスリップした世界は
T1とT2の話が混ざってるわけですね。
一方、T1世代の若い風貌のターミネーターもオリジナル版同様に素っ裸で公園近くの路地に出現。公園の展望台で、これまた懐かしの三バカに絡まれます。
で、オリジナル版だとこの三バカがターミネーターの最初の犠牲者となる訳ですが、本作ではココでも歴史が変わってしまうのです。
どう歴史が変わるかの詳細は見てない方のために書きませんが、序盤で既に戦闘モードバリバリのサラ・コナーが登場。
オリジナル版では結局最後までヘナチョコ逃亡者でカイル・リースの犠牲のお陰で何とか生き延びる人でしたが、
今作では登場時点で対戦車砲ぶっ放すわT1000とも真正面からやり合うわの肉食系ネーサンになっとります。
また、リンダ・ハミルトンより背が縮んで乳と尻はデカくなったエミリア・クラークがキャスティングされて立派な映画の花となってました。
Terminator Genisys Movie - Official Trailer 2
で、本作の巷評ですが、海外市場の興行成績は概ね良好だったものの、本国アメリカでは不審に喘いだそうで、リブート三部作の一作目として公開されたものの
現状では続編が作られるか否か微妙、それも続編はナシになりそうな雲行きだそうです。私的には結構面白かったんだけどな~。少なくとも3や4よりはズッと面白かった。
TV版のサラ・コナークロニクルズもシリーズ途中で頓挫しちゃったけど、これまた私は面白かったので残念だった訳ですが、本作も残念な結果となるんでしょうか。
英国産スパイアクション「キングスマン」。かの有名な漫画原作者で脚本家のマーク・ミラーとお笑いバイオレンス監督のマシュー・ボーンによる作品と言えば「キック・アス」。
あのバカなテイストを何処か感じさせるスパイアクションが本作です。いやー、バカ映画だわ(褒め言葉)。「キック・アス2」の最大の失敗は、やはりマシュー・ボーンを監督にしなかった事だな。
何処の国にも属さない独立諜報機関「キングスマン」。19世紀に時の権力者や大富豪という超大手の顧客を丸抱えしていた高級テーラー「キングスマン」だったが、
20世紀に入って起きた第一次大戦中に、その多くの顧客が跡取りを失い、相続させるはずの莫大な額の財産が宙に浮いた。顧客達は、行き場を失った金を「キングスマン」に集結させ
国際的に正義を貫ける諜報機関を設立、以来キングスマンでは「表向きはテーラーの仕立て職人、しかしその実体は凄腕スパイ」という諜報員を育成し、世に蔓延る悪と密かに闘っていた
本作の紹介記事なんかでは、やたらと主役扱いされてるハリー・ハート(コリン・ファース)もその一人。しかし、17年前に中東で或る作戦を遂行中、
自らのミス(と、本人は思い込んでいる)によって新米のエージェントを死なせてしまった。彼は残された件のエージェントの妻子の元を訪れ、
極秘任務中に彼が殉職したことと、もし何か困ったことがあれば援助したいと申し出、彼の幼い息子エグジーに秘密の電話番号が刻まれたメダルを手渡し、
秘密の合い言葉を伝え立ち去っていった。
17年後、エグジー(タロン・エガートン)は荒れ荒んだ生活の中に居た。母親は父の死後身も心もすさみチンピラのディーンに引っ掛かってアバズレと化し
生活は貧しくあらゆる事に意欲を持てない堕落した若者だったエグジーは、或る日ディーンの手下の車を盗みパトカーにぶつける事故を起こして逮捕されてしまう。
取り調べの最中、今度ばかりは刑務所に入れられることを察知したエグジーは、ふと幼い時に貰ったメダルを思い出し、そこに刻まれた番号に電話したのであった。
「援助が必要な時には、ここに電話するといい」という言葉を信じて、、、
すると、あっと言う間に彼は釈放され事由の身となったのだが、そこに幼い日にそのメダルをくれた紳士が現れる。
そして彼に「父の様にキングスマンのエージェントになれ」と誘うのであった
凄腕エージェントのランスロットが、メディア王のリッチモンド・ヴァレンタインによって惨殺され、キングスマンの諜報員に空席が出来てしまったのだった。
その一枠を巡って、若き候補者達が一堂に会し、極限的状況下での選抜テストに挑むこととなるのだが、そこにエグジーも参加しエージェントを目指すこととなる。
さて、この物語で冒頭から思い切り判りやすく悪役として登場するのが、サミュエル・L・ジャクソン扮するリッチモンド・ヴァレンタイン。
血を見ただけで吐いちゃうほどの暴力嫌いなのに、考えることは悪逆非道というワケワカンナイ設定で、そういう意味ではピッタシのキャスティング(笑
アフリカ系の俳優って日本人から見ると年齢が判りにくいんですが、かのメイス・ウィンドウも67歳っすよ。70前なのに若手俳優がやりそうなアホな役を
嬉嬉として受けちゃうってとこが彼らしい。メイス・ウィンドウやったりニックフューリーやったり実写版「KITE」のカート・アカイをやったりと幅が広い!
で、血を見るだけでダメだという悪の大ボスの為に、その手の仕事を一手に引き受ける凄腕の殺し屋ガゼル(ソフィア・プテラ)。
両足が義足の女殺し屋で、その義足部分が鋭利な刃物の寄せ集めになっていて、コイツのせいでキック・アス並に手が飛ぶ足が飛ぶ(笑
The most amazing female dancer Sofia Boutella
NIKEのCMなんかでも超有名なダンサーで、本作ではその身のこなしを存分に発揮して華麗な足裁きでオッサン共を次々血祭りに上げます。
Kingsman: The Secret Service | Official Trailer 2 [HD] | 20th Century FOX
007の様に真面目くさって鑑賞しても無意味なバカ映画。英国産スパイ映画って、007以外はどうにもウィットに富みすぎていて買ってはハズレの繰り返しだったが、
コレは流石に大当たり。「キック・アス」見て道徳だの倫理だのから始まりストーリーがどうだのリアリティがどうだの言う輩は端から相手にしてない作品です。
バカ映画好きにはタマラン要素満載の本作は私の好きなバカ映画の上位にランクインしました。
尚、本作の紹介記事などで主演は名優コリン・ファースと言われているけど、どう考えても主役はエグジーを演じたタロン・エガートン。本作が初主演と言っても良い位のキャリアですが、
そのキャリアの浅さが逆に新米エージェント候補生という役どころとマッチしてましたね。
話変わりまして、今年になって遂にLDと決別することにしました。と言ってもLDプレーヤーが未だ現役稼働中ですし、何よりLD独特の大判ジャケットは部屋の飾りにもなるので捨てがたい。
っつーことで、ディスクユニオンからLPレコード専用の保管用段ボールを購入。これ、強度もLD入れても耐えられる位丈夫ですし積み重ねも出来るし、蓋も付いてて持ち運び楽々と良品なんですが、
たかが段ボールのくせに1つ800円以上するというコスパ激悪の製品でもあります。が、なんせLDやLPレコードを収納するという特殊な用途なので他に選択肢は無く、
まぁだからこその強気価格でしょうね。5箱1セットのパックを購入したら、なんとかその5箱で全部収まりました。ジャケット絵柄に価値が無い盤は随分前に大量処分済みだったんですが、
それでもまだ250枚近く残ってましたな。で、なんでLDを放逐したかというと、既にBDや録画済みBDが収納キャパを超えて棚から溢れておりまして、そいつらの鎮座場所確保のためです。
これで一時的にではありますが、収納スペースの問題は一段落。でも、現状の購入ペース(月に3~4作品)と録画ペース(月に5~10作品)だと、そう長くはもたないですな。2年以内に
棚を新調する必要ありです。
それから、フォースの覚醒を見た影響もあって、急遽バンダイの1/48X-WNGの製作を始めました。
これ、お値段定価で1万位する高価なキットなんですが、X翼開閉ギミックと各部発光、更には動作音まで鳴っちゃうというオモシロキット。
そのくせ画像の通り、1時間もあれば形が見えてきてしまう簡単キットだったりします。今までDD51作ってた事もあって、拍子抜けどころでは無い簡単さ。
その分何処かディテールや形状が犠牲になってるかと言えば、むしろファインモールドの同キットよりも更に洗練されてる内容で文句の付けようが無い。
ただ、それが模型として良いかどうかは別な問題かも知れない。と、言うのも作ってると言うよりも作らされてる感が強いんですよね。
SWは大好きですし、SWのメカ系は塗装で充分遊べるから良いんですが、取り敢えず仮組み代わりに一回組み上げてみようと組んでますけど
全然楽しくないです(笑。まぁ、バンダイがやればこうなることは判ってましたが、メーカーとしても難しいところでしょうね。今時の御時世考えれば
作るのが面倒くさいと一般層からは避けられちゃうし、簡単にしてディテールを損ねたらファン層からスカン食らっちゃうし、
そういう所を考えれば、ビジネスとしては大正解の製品だとは思いますけどね。