梅雨入りしても雨も降らずカラ露が続いてましたが、漸く水田にも水が入り纏まった雨も降りそうで梅雨っぽくなりそうです。
画像は地元大分の豊後高田にある国選定景観遺産の田染荘(たしぶのしょう)という荘園跡。中世の荘園区画のまんま水田と集落が形成されてます。
こうして鑑賞する側には非常に情緒ある風景なんですが、住んでる人には過疎化少子化後継者不足も手伝って中々タイヘンなんだそうな。
さて、ちょいと諸用ありまして山口県に行ってきました。長門方面に行ったんですが、毎年コッチ方面に行きますと俵山温泉郷に宿を取るのが楽しみ。
豊田湖っていう湖がありましてその北辺にヒッソリ佇む温泉郷が俵山温泉郷。ここは別府や湯布院のような観光温泉地ではなく、
正真正銘の湯治場なんですね。歴史は古く1100年前からの湯治場。数十件の旅館がひしめき合ってますが、どの旅館も風呂は無く、
湯は町の中にある「白猿の湯」と「町の湯」の二件の施設で入るというスタイル。10年位前まではもう一件「川の湯」ってのもあったんだけど
老朽化して閉鎖してしまいました。
そういうとこなので、夜は賑わうどころかヒッソリと静まりかえります。また、どの旅館も正直かなり古くて、
中にはどう考えても老朽化してるようなところも多いんですが、過疎化や後継者不足、そして湯治客の減少によって
念々旅館の数も減ってきています。町の佇まいからして昭和感がハンパないので、昭和時代を知るオッサンみたいな者には、
逆にチョットしたタイムスリップ感が味わえて面白い場所だったりもするんですね。なので、湯本には泊まらず此処に毎年泊まってます。
今回は、カメラ趣味が高じてきたって事もありまして、ガンレフぶら下げてちょっくら温泉郷周辺も散策してみました。鹿にも遭遇。
神の使いの白猿が温泉に入りに来てたって逸話がある位で、この辺りには猿や鹿が沢山居ます。↑の鹿達はシャッター音だけですっ飛んで逃げましたが、
むしろコッチの方が鹿見てビックリ(笑。地元でも夜中に出遇うことは時々ありますが、真っ昼間に堂々と野生の鹿に出会うことが無いのよね。
して、ウロウロしておりますと「日本一の魔羅観音」って看板がありまして、なんじゃそりゃと立ち寄ってみますと、、、
ん?
んん!?!?
ち○こだらけやないかーーーーーww
っつー訳で魔羅観音。どうやら子宝を祈願した昔の人々が祀ったらしいんですが、中には無駄にリアルを目指した造形もあったりして面白かったです。
多分、これらの御神体(?)を狙ってガッシガシ写真撮ってるオッサンの姿の方が端から見れば奇異でオモシロかったかも知れませぬ。