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模型趣味とその他諸々

EVA RT TEST TYPE-01 Rn-s AMG GT #111 2016 ②

2021年06月23日 | 模型

エヴァAMG-GT300の製作備忘録の続き。

 塗装が乾燥したらデカール貼り。今回のデカールは、国内で調達したんじゃなくて海外のショップから取り寄せ。

HOBBY DESIGNって何かと話題の中国武漢の会社なんだが、購入はe-bay経由の英国から。日本のショップから買うと

蛍光デカールの他に退色を心配する人向けかソリッドカラーのデカールも同梱されてたらしいけど、ワシのは蛍光のみ。

 品質はフィルムは薄いけど色は透けないシルクスクリーンデカール。貼りやすいけど熱で簡単に伸びちゃうので、

軟化剤は使わない方が良いと思う。蒸し綿棒とヒートガンで全て賄えたのだけど、

サイドシル後方とリアフェンダー部の蛍光オレンジのデカールがダクトがある関係で悉く分割式になってて、

透けないっつっても蛍光色は流石に若干の透けがあり、

そこだけチョット仕上がりがイマイチ。スペアも無いのでそのまま貼ったけど、若干白を混ぜた蛍光オレンジを先に塗り

メインの大判デカールが来るであろう境目をボカシしといてダクト内部のデカールは貼らない方が綺麗に仕上がると思う。

 あと、リアフェンダーの「たかのこの湯」のデカールが、右はロゴが全部繋がってたので左もそうだろうと

無警戒に水に浸けたらロゴがバラバラで位置決めに手間取ってしまった。

先に緑とオレンジのデカールを貼って、そのままロゴも貼っていったので位置決め中にロゴが貼り付いてしまい修正不能。

無理に剥がすと下のオレンジにキズが入りそうだったので諦めた。

グリーンとオレンジのストライプを貼ったら一回クリアーで押さえとけば良かったんだろうけど、

一手間惜しんだらこのザマ。つーことで、この「たかのこの湯」だけ左右で位置が対象になってないのである。

ムキーーーッ(><)

 あと、左右のフロントフェンダー上のEVAロゴが小さい。実車の画像を手本に貼っていったのだけど、

他のマーキングが非常に正確だっただけでに、このEVAロゴが小さいのが逆に凄く気になってしまった。

あと、水に浸けた後のデカール離れが凄く良すぎたので、念のためマークセッターで糊成分を補完。

マークセッターは、付けすぎると糊成分が表面に水垢のように固着してエラい事になるんだけど、

無理にこの糊の跡を取ろうとすると塗装面を傷めてしまう場合が有るので、洗っても落ちない分は取らない方がイイ。

クリアーコートすると、余程酷い痕でない限り全部消えます。

 この段階で貼っておくのを忘れがちなフロントウィンドウのハチマキも貼附。これ、何故か忘れるんすよね。

画像は無いけどリアウィングとフロントカナードにもデカール貼附。リアウィングはカーボン地の再現が無いので

上側だけモデラーズのカーボンデカールを貼った。裏は見えにくいのでカーボンっぽい自家調メタルブラックを塗装。

フロントアンダーパネルやリアディフューザーも、完成後に表に出る部分のみカーボンデカール貼って、

見えにくい部分はデカールケチって塗装で済ませた。カーボンデカールに色調を合わせてガンメタ作るのが手間だけど

一番好んで使ってるモデラーズのカーボンの残りストックも多いわけじゃないので節約。以前のMP4-12Cの時の様に

全く貼らない方向で進めることも考えたけど、カラーリングの一部に黒が使われていて、そことの差を出すには

カーボン目を加えた方が良さそうと思ったんどす。

 湿度が下がるまで数日待ってからクリアーコート。

我が家のルールっつーか三つ子の魂何とやらで、デカールの多いレースカーはフィニッシャーズの

オートクリア-、デカール無しはガイアのEXという使い分けしてるので、今回はオートクリアーを使用。

ただし、デカールの色が蛍光色だったので、念のため一層目はクレオスのUVカットクリアーを使用し、

乾燥ブースで充分乾かしてから、その上にオートクリアーを1:2希釈を1回、1:1希釈を2回、1:3希釈を1回と

それぞれ重ねて乾燥ブースへ。んでもって時々熱を入れながら1週間ほど乾燥待ち。

ボディー乾燥中にシャーシの製作に進む。

つっても、特に何かしら弄くる必要も無いので、塗って組んであっと言う間に終了。

タミヤキットのインスト指示だと殆どセミグロスブラックで塗りつぶせって事だったが、

余りにやることが無さ過ぎたので、勝手にアームやダンパーに色を射してみた。

完成してもどうせ見えないので、こういうところで色々試してみる。

ダンパースプリングは、「塗り分け面倒くせぇなぁ」と思ってたけど、

偶々開けた引き出しに糸ハンダのリールが転がってたので、スプリングとダンパー部分の塗り分けは、

糸ハンダをスプリングのモールドに沿って巻き付けてやれば、簡単にマスキング出来そうと思い付いたので、

試してみたらこれがホントに簡単に塗り分け出来た。今回は0.8mm径の糸ハンダ使ったけど、

スプリング径次第では0.6mm径でもいいかも。これは今後も活用しよう。

 色合いは、自分の車に装着してるHKSの車高調と同じカラーリングにしたのであって、

実車がどうなのかはサッパリ知らない。ネットで探すと外装の写真は山ほど出てくるけど中身関係はホント少ない。

 それにしても、このシャーシも随分と割り切ったミニカー構造。パチピタでアライメントも問題無く取れてしまう。

ただし精密感はゼロ。Wウィッシュボーンを巧みなパーツ割りで再現していたタミヤは何処へ逝ってしまったのか。

んなわけで、塗装さえ終われば、ペヤングが出来上がるのを待つ間に完成する。

内装に関しては、これまたパーツの一体化が顕著でやることが無さげ。

この車両は、キットだと内装のベースカラーがシルバーに指定されているのだけど、

車両のボディーカラー次第で色々なパターンがあるらしい。この初号機仕様だと、どうやら黒内装の様だが

ソレを実際に塗るとなると、殆ど全てがセミグロスブラックで構成されてしまう。

ナンボ面倒くさいのはヤダっつっても、黒一色っつーのは流石に情報量が少な過ぎやろうっつーことで、

タミヤのカーボンデカールでセンターコンソールとシートに装飾。

タミヤのは初めて使ったのだが、特殊な3D印刷でカーボンの目が立体的になってます。

ハセガワのフィニッシュのデカール版みたいな感じ。クリアー吹いてもそれ程織り目が飛ばないから

アレよりは使いやすいか。ともあれ立体的であるお陰でクリアーコートして研ぐとか相当厚みを稼がねばならず、

それはそれで常用手法として用いるのは面倒であるし、そういう意味では使い勝手が他に比べて限られる気がする。

織り目に関しても、極細ってタイプを使用したけど、モデラーズやスケモと比べるとギリギリ細目って言える程度で

極細というのは無理がある。1/24だと目が粗すぎて、これを演出効果と考えて好む人も居るのだろうけど、

自分的には1/20~1/12位で丁度良い目の粗さかな~って感想。

 一方で、貼り心地に関しては、モノの割に非常に貼りやすく伸縮性もあるので軟化剤使わなくても馴染ませやすい。

センターコンソールやシートなど、結構複雑な立体表面でも、ヒートガンで充分伸ばして縮めて貼ることが出来た。

昔出てた1000円以下の比較的安価で使いやすいカーボンデカールが軒並み市場から枯渇してる状況に於いて

5~600円の価格帯で入手可能なことを考えると、流通面も踏まえれば今後はコレを使いこなす必要もありますな。

 今回シートに使ったついでに、タミヤのカーボンデカール用の補修用メタルブラックを自家調色。これがあると、

見えるとこだけカーボンデカール貼って、見えないとこや見えにくいところは塗装で誤魔化すという

ケチ臭いことが可能になります。今回も、シートの左側面と外周3だけカーボン貼って、他は塗装で誤魔化してます。

 この車のシートベルトがシンプソンズなのかタカタなのか結局分からず、

悩んだ末にキット同梱のデカールで済まそうと貼ったけどやはり手を抜きすぎかと思い直し、

手持ちのジャンクエッチングからベルト関連のパーツを寄せ集めて、ソレっぽくデッチアップ。

6点式なのでホントは脚固定用のベルトが足りないんだけど、肩と腰さえ再現出来てれば

見た目的には問題無いということで4点のみ。ジャンクパーツに程良いのが無かったのが真相ですがね。

今時のシートベルトは、付属品も多くて昔のジャンクから作るのは厳しいね。

 液晶のメーター(インストパネル)はキットのデカールだけど、単に貼るんじゃなくて

3.8mm×4.5mmに切り出したPET板にデカールを裏貼りして使用。

ステアリングやセンターコンソールのスイッチ類は、モデグラのミク号を参考にシタデルで色射し。

 塗装そのものは、ダッシュとリアのトランクボードとドアの一部のアンチグレア部を

RLMブラックグレーベースのダークグレーで塗装。内装パネルそのものは全て黒く塗られてる様だったので、

キットのインスト指定のシルバーで塗るとこを含めて全てセミグロスブラック。

結果あまりに無表情になったので、一部カーボン素材になってるトコをメタリックグレーで塗り分け。

 画像の黄色の丸で囲ったダクトは、本体にハセガワのフィニッシュシリーズのカーボンを貼り、

出口部分はインスト指示通りに塗り分け。実車は外周内側と真ん中部分がメッキになってて窓越しにも目立つのだけど、

このサイズのパーツを指示通りにメッキ調で塗るのは老眼のオッサンにはマスキングが難しい。

ハセガワのミラーフィニッシュも敢えなく失敗したので、大人しくエナメルクロムシルバー筆塗り。

 

 こんな感じで、早くもシャーシとコックピットは作業終了。

ボディーも#1500でデカールの段差落としと柚肌取りを一度行い、4倍希釈のクリアーをテロっと塗り重ねて

今度は自然乾燥で暫く放置プレイ。1週間位放置してから、溶剤飛ばしのために乾燥ブースに入れる予定。

ボディーの乾燥が終わるまでやることが無くなってしまったので、1年以上ぶりにMP4/4製作に戻ってみようかと思います。

 

 

 

 

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EVA RT TEST TYPE-01 Rn-s AMG GT #111 2016 ①

2021年06月14日 | 模型

やる気がある内にサッサと次を作ろうって事で、手間が掛かって途中落ちしそうなMP4/4とか917K豚とかには戻らず

 タミヤのMERCEDES-AMG GT3を製作開始。メルセデスって自分としては思い入れが薄いメーカーでして、

手持ちのキットも他のブランドに比して極端に少ないんですが、このキットはエヴァ初号機仕様に出来そうだと思ってました。

で、実際ホビーデザインからデカールが出て来て、すぐにソレを入手。して、購入当時作ろうと思いきや

・ホイールの意匠が違う

・ヘッドライトの意匠が違う

・給油口形状が違う

という3点が面倒くさそうだと知ってお蔵入り。棚の肥やしと成り果てるとこでしたが、バリエーションキットとして

LEONチームの同車種が出て来て、これのホイールと給油口のパーツが意匠的に近似だったのでパーツ請求。

大問題のヘッドライト位なら、まぁ何とか自作で行けそうとか思ってたところ、今月のモデグラで紹介されていた

関東のプライベートブランドから光造形のヘッドライトパーツが近いうちに発売されると知り即座に予約。

まだ入手出来ていませんが、予定通りなら今月中に手に入りそうだということで、問題が全部解決しそうって事で急遽製作に取りかかってる訳です。

新劇場版が終わったので、今のうちに作らないと絶対に棚の肥やしとしての余生しか見えんし。

 で、先ずは仮組みって事で、全体をインスト追って組み上げていったんですが、どこもかしこも寸法ピッタリで干渉とかデカい隙間とか全く無い

「バラしたミニカー」みたいなキット。メーカーの技術はスゴイ!感心するけど、ここまで手が掛からないのは、それはそれで面白いかと聞かれれば答を濁す。

何かネタはなかろうかと資料を見ながら検証もしたんだけど、スケール的には再現度も高く、ロールケージのクリアランスやクリアパーツの嵌合に車高&アライメントと全て整ってしまいますし、

パーツの継ぎ目消しと筋彫り彫り直しとウネリ&ヒケ&パーティングライン取りという基本工作しただけで、僅か1時間程であっという間に「あとは塗って組むだけ」という状態になってしまった。

Twitterでも言ってた通り、マジで何もすることがない。ノーズ下側の開口部からアンダートレー吊り下げ用のステーが3本有りまして、追加工作するならソレ位か。

ドア前にある巨大なタイアハウスからの気流を吸い上げるダクトには、大穴が開口されてメッシュが貼られてるんだけど、キットではそこをデカールで再現してある。

ココを実際に開口してメッシュを貼り込むというディテールアップも有りっちゃぁありですが、完成後は余程覗き込まないと見えないので報われない事必至でも有る。ワシはスルー。

 他に必要な作業を強いて言えば、継ぎ目消しに関しては、パーツの合いが良すぎて、それが継ぎ目なのか実車にもあるパネルラインなのか判別しにくいことか。

ネットで実写画像を漁りつつソコら辺を確認して処理しとります。ドア前のデカい開口部は、塗装とか磨きとか考えると別パーツで作業したいとこだけど

ドア下部にチョロっとだけ継ぎ目が出来てしまうので先に接着したけど、塗装してみたら意外と簡単に塗装も出来たしペーパーも入れられた。

 表面処理を終えたあと、今回から導入した超音波洗浄機で洗ってからサフ吹き。これも買って1年くらい使う機会が無く放置してた機材なんだけど、

使ってみたら削りカスも油脂も簡単に根こそぎ落ちますね。給湯器のシャワー使って歯ブラシや筆でゴシゴシ洗ってた日々は何だったんでしょうか。

 っつー感じで、さっさとサフ吹き。今回は明色で塗るのでグレータイプのクレオス#1200。一時期#1500使ってたけど、粒子の細かさは重宝する反面

サフとしての性能がイマイチで、今回は#1200にしました。吹いてみると、処理落ちした部分が浮き上がるので、そうした箇所をチマチマと処理して

最後に#2000のペーパーで磨いてから洗浄。

 水気をエアガンで飛ばしてから乾燥機で完全乾燥させ、下塗りの白を塗装。画像には無いけど、ドアミラー・ドアノブ・リア羽、カナード板も同時に塗っております。

 で、この後ボディー色の本塗装をするわけですが、この車両のメインカラーの紫が、実際はどんな色合いなのかサッパリ分からん。現車を見られれば確実ですが、

ネットの画像とか映像は、紫色の波長と相性が良くないので、見る画像や映像によって赤っぽかったり青っぽかったりしてんですよね。

 

 

 

↑これら全部同じ色とか、分かってたまるかい!っつー話ですな。

 更には、光が当たってる部分がマイカ色のような微妙な反射をしてる画像とかもあったりして、ソリッドなのかマイカ&パール系かも不明。

MP4-12CやR35GT-Rのエヴァ号がともにパール或いはキャンディー系の塗装になってるのは分かるので、そこから推察してソリッドの紫ということにした。

 で、そのソリッドの紫をどうするかですが、「初號機とまで車名に入れてるなら、エヴァ用の紫も初號機カラーの紫なんじゃね?」と思って、

何故かストックして持ってるエヴァシリーズの塗料を出してきまして、エヴァパープルとエヴァナイトパープル、それから基本色シリーズのパープルヴァイオレットを

ペーパーパレット上で選考会議。結果ですが(主観です)

・エヴァパープル=アニメキャラ用だからか思った以上に白顔料が含有していて隠蔽力が高い反面、雑ざってる顔料が多いのか濁っている。

・エヴァナイトパープル=エヴァパープル同様の濁りがあり、夜間戦闘用の初號機の色合いという設定により、思ったよりも暗い紫掛かったグレーという印象

・パープルヴァイオレット=色相環で言うとマゼンタ方向の紫かと思いきや、逆のシアン寄りの紫。コッチが思うイメージとかなり違う青系の紫。

っつーことで、どれもオッサンの脳内の人事課が不採用と判定。既存の特色等で賄えないなら1から作るしかないと塗料ストッカーから出してきたのが

かなり以前にガイアノーにツより試験的に販売さていた純色のヴァイオレットとマゼンタ(マゼンタ2ではなく初期のもの)を5:2位で混ぜ合わせ

色合いを確認しながらそこに色合いを整える為に先ほど不採用になってたエヴァパープルを少し加え、最後に隠蔽力を付ける為にEXホワイトを少量混ぜ、

最後にマゼンタで紫具合を微調整して作ってみた。結果、思った通りの彩度の高いエヴァパープル出来上がったので

 

実験君で試験塗装してみて、こりゃ行けそうだっつーことに。ただし、純色ベースなので透過性が高くムラが出易いので吹き方は注意が必要。

実験君ではムラムラになりました。実験君ですが、所謂ジャンクと化したキットのボディーパーツを取っておいて再利用しとります。

昔はね、プラモが安かったのよ。なので、作る用・積む用・予備パーツ用とか言って平気で複数買ってたんですな。その頃の余剰在庫が

今は塗装調色試験用実験ボディ、通称「実験君」となってるわけ。塗装って、実際に車体に塗ってみて初めて感じが分かるって事も多いし、

例えばレーシングカーのように複数の色が混在する車体だと、隣り合う色によって色の見え方が変わったりすることもある。

他には新しく出た塗料の色合いを掴むためだったり、パールや偏光カラーの場合はホントに塗ってみないと分からん場合もあるわけで

そういうときに重宝するのが実験君。そんなわけで、この多分フジミのS13だと思いますが、もう何代目かは忘れた実験君に今回から採用となりました。

っつーことで、実験結果を基に充分な量をスペアボトル1本分作って早速塗装。ダクトの内側とか裏面のエッジ部分に最初に塗料を乗せてみて、感触良ければ一回目は砂吹き。

2回目で全体に満遍なく塗料を乗せ、3回目にブラシマスターで薄めに希釈した物を艶が出るように塗装して作業終了。

で、写真撮ってみると実物とはやはり色合いが異なって写りますな。この画像に比べるともうちょっと赤みがある感じ。

画像だと上手く写らないですが、これは紫系だと仕方がない。概ね自分がイメージした色になったので、万事オッケーです。今回はここまで。

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アオシマ:BeeMax 1/24 NISSAN 240RS【完成】

2021年06月11日 | 模型完成品

約1年ぶりの更新です。更新って事は、そう、久々にプラモ完成。プラモが完成しないからブログも投稿できないんですね。

アオシマ/BEEMAX NISSAN 240RSサファリ仕様完成です。1年前にクリア塗装まで進んでたんだけど、いつまで続くかワカラン自粛生活に嫌気がさして

ついでに模型作る気も萎えてたわけよ。更に秋の地元模型クラブ展示会の中止が、失せたやる気を更に萎えさせてくれまして、

オッサンは年甲斐もなくPCゲームの世界に旅立っていったのが昨秋。で、「アサシンクリード ヴァルハラ」「ペルソナ4」「サイバーパンク2077」と

グラボまで買い直してドップリと浸かって現実逃避。気が付けば年も変わって春過ぎて、「サイバーパンク2077」のプレイ時間が800時間に到達しそうになって

漸く「飽き」が来ましてね。で、一向に感染拡大が収まらない状況で又も緊急事態宣言やらなんやらで仕事が次々キャンセル。

 仕事はないけど時間は有る!っつーことで、昨年作りかけてた240RSを再開して、ようやく完成に至ったというわけです。

この車は、昭和の名車日産シルビア/ガゼールS110型のラリー仕様。

日本ではクソみたいな税制の関係で、排気量を2リッター以下にしないと自動車税がとんでもなく高くなってた時代だったので最強仕様のRSも

海外版の2.4リッターは搭載されず2リッターで納まってた訳ですが、この240RSに関してはラリー用のホモロゲモデルで、エンジン自体も

海外版の市販仕様のモディファイではなく、専用エンジンが搭載されてたそうな。

 で、240RSといえば先行でキットが発売されてたトリコロールカラーしか知らなくてね、こういうマルボロカラーの車両はキットのお陰で知りました。

レース車両でマルボロ・JPS・ロスマンズはタバコカラー三強と勝手に思ってるもので、ポチるしかありませんでしたな~。

さて、製作に関して気付いたことを中心にご紹介。このキットにはディテールアップキットが本体キットとは別に販売されてますが、

このディテールアップパーツが無いと、このサファリ仕様の車両が厳密には完成しないんです。要するに本体キットだけだと

結構多くのパーツが不足しています。特に、マッドガード・ヘッドライトガード・ルーフアンテナってのが無いのは困る。

そんなわけで、今回の製作ではこのディテールアップキット(以下DUK)を仕事キャンセルまみれで財政キビシイ中に泣く泣く使用。

 製作の方は、先ずはフロント周りから。

 改めて基本的なキットの作りとしては、先行のトリコロールカラーの240RSと共通部分が多いんだけど、その影響で穴開けや穴埋めが

必要な箇所が幾つかあります。オッサンはミスりましたが、この車両にはフロントナンバープレートは、ノーズ先端ではなく

ボンネット上にマグネット固定されているので、バンパーのナンバー用の穴は本来埋めておかねばなりません。

製作の佳境に至って漸く気付いたので、後戻りして穴埋め板金工作みたいなことはせずにスルー。クリアーの一層目に

UVカットクリアーを使っちゃったので、単に白とクリアーで暈かしても色合いが微妙に変わっちゃうんですよね。

UVカットクリアーは今回初使用だったんだけど、普通のクリアーに比べるとパールとかマイカの様な偏光作用が僅かにあるんです。

 4発の補助灯は全てカバーを付けた方を選んだのだけど、本体同様のヌルテカ仕上げはなんか違う気がしたので、

クリアー吹いて研いで段差を落として平滑にしてから自家調色のセミグロスクリアでボディーのツヤに対して安っぽくしといた。

 アニマルガードは、ちょっとオーバーサイズなんじゃないでしょうか。形状的に幅詰めは難儀しそうですが、計った感じでは左右に概ね3mm前後広い印象。

ええ、当然スルーしてますけど。

 ヘッドライトとウィンカー部分は、キットのメッキパーツが塗膜の厚みもあって嵌合の際に干渉するので、メッキを落として摺り合わせて再塗装。

ライト周りのクリアパーツは、ヘッドライトはサイズドンピシャで問題無いのだけど、サイドマーカー部分は微妙に彼方此方干渉して合わせるのに一苦労。

そのライトパーツが乗っかるラジエターシュラウド部分のパーツも、今度はバンパーと干渉するので干渉部分を削って調整。ここを完全に追い込むには

ベースユニット部分だけでは無くクリアパーツもガッツリ加工してやらない限り無理だったので、それを避けて妥協しとります。DUKにエッチングのヘッドライトガードが入ってて、

これが装着されるとS110系の顔が霞んじゃうから付けるの止めようかと思ったけど、このサイドマーカー問題を誤魔化すのに役立ちそうなので渋々装着しとります。

 フロントバンパーは、先述の干渉部分をキチンと摺り合わせしておくと、何のストレスも無くスポッと綺麗に嵌まります。スポッと嵌まらない場合は、

間違いなく干渉部分が残ってる証拠。粗い部分も多いけど、設計そのものはアオシマ自社製キットよりも精度は高いと思う。

 一方で、バンパーの一部や上側フォグランプに、市販のボルト締め込み式のバンド類がDUKにエッチングで用意されてるんですが、バンドやステー部分はいいんだけど

ボルト部分がオーバーサイズで却って不細工だったので省略しました。

 ボンネットキャッチピンは、1年の休止中に紛失したようだったので、モデラーズのボンピンセット(最後にリリースされた沢山入ってる方)から。

このセット、我ながら何考えてたのか思い出せませんが、数えると1ダースストックしてる模様。キャリアだけ長いオッサンの場合、

パーツの紛失や破損で困ったときに引き出し開けると何かしら出てきますな。

あと、撮影後に気付いたんだけど、バンパー両脇に謎の金属プレートがあり、DUKにもそれ用のパーツが入ってます。

スッカリ忘れてまして、完成品撮影後に机を掃除してたらエッチングが残ってることに気付き、慌てて接着しときました。

 ワイパーは、DUKのエッチングを使うか、これまた大量にストックしてる割に出番が全く無いモデラーズのエッチングを使うか、

それともキットのパーツで済ますか考えたけど、エッチングだとアーム部分は良いとしてブレード部分の立体感が乏しいんよね。

過去にエッチングを使ったことが無い訳では無いけど、他の部分に比してワイパーだけ物凄い貧弱に見えてしまうので、

私には結局キットパーツを成形して使用する方が好みなんだと思う。っつーことでキットパーツを使用。

 尚、エッチングを使用する場合、この車両はレアな右ハンドル仕様がベースになってるので、

左ハンドル仕様とは向きが異なるので山折り谷折りの間違いに注意。ウィンドウパーツも左右コンパチになってるので穴開けも右ハン用を開口。

 フェンダー上の補助灯は、フェンダーにイモ付けの上に、エッチングを使用する場合はシェードとステーを切り落として再構築する必要があり

面倒くさいことこの上無いのでキットのパーツをそのまま使用。イモ付けは心許ないので、補助灯にピン打ちしてフェンダーに穴開けて装着しときました。

側面関係では、先ずウィンドウ周りがいつものバスタブ型と異なり一枚一枚分割されてるので、仮組時に充分摺り合わせ。

ボディー側の枠部分が、ウィンドウ装着後も垣間見えてしまうので、窓側の枠だけではなくボディー側の枠を全て黒く塗っとく必要があるのが実に面倒くさい。

その代わり、窓がピラーの内側に沈み込まないのはサイコー。日よけシェードは、オーロラフィルムかミラーフィルムか私のリサーチ力では確認できず。

試しにハセガワのミラーフィニッシュ貼ってみたら、適度な透けもあって実に塩梅良かったのでそのまま採用。

 マッドガードは、全てイモ付けの必要があり、組み立て最後半に付けないと組み立ての邪魔でしかないのだけど、

DUKのエッチングは比較的マッチングが良かったので、エポキシでガッツリ接着できたのは予想外。白化にびびりながら瞬着はリスキーですからねぇ。

エポキシやアクアリンカー/デコプリンセスはミスっても剥がしてやり直せるからね。

 ルーフアンテナもDUKの挽きモノと金属線をそのまま使用。ベース部分の挽きモノの出来は良いのに、アンテナ線は適当さがパナないので展示会までに作り直すかも

 ホイールナットは現状ホイールと同色で止めてますが、ナットの色が黒なのか銀なのか白なのか今のところ不明。分かり次第展示会までに色射すかも。

 ドアノブの所はDUKにメタルシールなるものが付いてたんだけど、これの使い方がオッサンにはサッパリ分かりませんでした。当初はインレットかと思って

表面の透明フィルム層を剥がそうとしても全く剥がれる気配が無く、台紙の状態からひょっとして水転写?と思い水に濡らすと台紙からは剥がれたけど

デカールのように貼れるかといえばそうでもない。アスデカみたいな水転写で貼り付けて暫く時間をおいて表面フィルム層だけ剥がすインレタ式でもないようだ。

っつーことで、ここはミラーフィニッシュを貼ることにした。鍵穴は未解決。組む前ならドリルで穴開けて金属線埋め込みゃいいんだけど、まぁ、展示会までに何か考えます。

 リア周り。バンパーガード&ステップは、キットのガードバーからステップ部分を切り離し、 DUKのエッチングに置き換えて装着。

このガードバーの成形状態が良くなくて、パーティングラインっつーよりも型ずれが起きてるようで、どう削っても断面が円にならない。

いっそ洋白線で作り直した方が幸せなのかもしれない。しっかーし、そんな面倒なことは全力でスルーしてますがね。

リアのコンビランプも、メッキ状態だとハマリが頗る悪かったのに、メッキ落として少し削ってやるとパチピタ。

 トランクのキャッチピンは、キットのパーツにDUKのエッチングを組み合わせたものを装着。これ、ちょっとオーバースケールだと思います。

今なら何処かからレジン製とかで都合の良いサイズのパーツがありそうだけど、田舎者な上に越県回避してる身なので、今回はキットの指示通りに。

 艶出し作業は、乾燥機使ってカッチカチに乾燥させて更に1年くらい放置しちゃったことで、クリアーがカッチカチになりすぎて硬かった。

オマケに、蛍光赤の塗膜が厚いので、こういう場合は一旦デカールや塗膜の段差を落としてからクリアーを追加吹きする「中研ぎ」作業が居るんだけど

なんせ1年前っすよ。完全に投げ出してたので、中研ぎ入れる機会を逃してしまいました。溶剤分が抜けきったクリアーに、更に塗膜を追加した場合、

下の塗膜の状態によっては、中研ぎ後のクリアーが上手く乗らずに、磨き中に塗膜が剥がれたりするトラブルが稀にあるんすよ。

私も一度経験しとりますが、あれ、マジで萎えますで。っつーことを言い訳に今回は中研ぎは全力拒否。

 ただし、塗膜が硬いので最初の面取りと段差取りは#1500でも中々厳しかったので、デカールの段差と塗装の境目だけ#1200からスタートしとります。

#1200乾研ぎ→#1500乾研ぎ→#2000水研ぎ→ラプロス#6000水研ぎ→ラプロス#8000水研ぎと進行。そこから3M82876で全体を磨いて

更にハセガワのセラミックコンパウンドで微細な傷消し。最後にタミヤの艶出しコート剤を初使用してみて完了という流れ。

見ての通り、今時の車のような曲面複数構成のボディーではなく、角張ったデザインでプレスラインも相まって、

所謂「カド出し」しないように磨くのが予想以上にダルかった。

 最後のコーティングはいつもはハセガワのポリマー使ってたんだけど、部屋の中をどう探しても見つからず、

代わりに発掘されたのが今回使ったタミヤのグラスコートとスジボリ堂の艶出し剤。どっちも未開封で出てきたよ。

我ながらナカナカの買い溜め依存症っぷりですな。

 

 っつーことで、小物類の装着に思いのほか手間取りましたが、漸く完成に至る!となりました。「完成」、いい響きやで。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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