がらくたどうBlog

模型趣味とその他諸々

1/20 LOTUS 95T 【2】

2007年10月27日 | 模型
 次は来月と言っておきながら、何故か製作記挙げてる節操のない@河童です。

 明日から、友人の結構披露宴出席のために四国は愛媛に行ってきます。四国って天気の良い日には
近所の海岸から水平線の彼方に見えちゃうときがあるくらい実は近いんですが、いざ行くとなると凄く面倒です。

↑考えられるルートと言えば上記四つがあります。
A:中津→国道10号→九州道→山陽道→しまなみ海道→松山
B:中津→国道10号→門司→フェリー→四国上陸→松山
C:国道10号→大分自動車道→大分港→フェリー→四国上陸→松山
D:JR日豊鹿児島線→福岡国際空港→JAL飛行機→松山空港→松山
ってルートなんですけどね、要するに大分から気楽に行けるルートがないのですよ。
更に、陸路をしまなみ通って車で行くAルート以外は、途中の船や飛行機の便数が非常に少ない。
「てへっ!遅れちゃった♪」
ってなこと言おうものなら、平気で「明日またおいで」って言われかねないのはホントの話。
で、超が付く程の飛行機嫌いの私故、なんとか飛行機以外のルートを模索したんですが、
先述の「便数が少ない」影響がありまして、他のルートだと一泊二日の予定を二泊三日にしないと
日程的に厳しくなってしまう為、結局渋々飛行機で行くしかないようです。披露宴に行く事自体を
親戚の爺さんがポックリ死んだとか言ってキャンセルしようかと思ったよw。
 で、この飛行機代がまたバカ高い。新幹線で名古屋行くより高いなんてフザけんじゃねぇっつー感じです。
 実はね、県の妄想構想には

↑の様なルートが随分前から検討事案として挙がってるんだそうですが、これが実現してれば、
ヨネスケが晩飯覗きに来れるくらい隣なのですが全然実現しません。
何故か?
両自治体が貧乏すぎるからww
ってのがホントのところで、それを「この海峡は潮の流れが~」とか「海底地盤が~」とか言い訳し続けてるそうな。
都会は便利になる一方だそうですが、田舎は不便になる一方ですよ。


 さて、製作記。リアサスの仮組みをして、ジオメトリーとボディー側装着時の各部クリアランス確認。
パーツの精度はかなり高めですが、アップライトの取り付けでは純正の取り付けダボがイマイチ合わないのはいつものこと。
そこいらを修正しつつ、各アーム類に関してはアッパーもロワーもダンパーマウントも悉く左右一体なので、
全て時計ネジで留める様に修正してます。で、ダンパーが、よくあるメタル鋳造一発成型ってヤツで、
これが露出しちゃうところが80年代車の御約束なので、一点豪華主義的に自作パーツに置き換えました。

こういうのって旋盤持ってて使いこなせるともっと精度上げれるんでしょうが、そうした環境がないのでこれが精一杯。

↑↓が左右二本分の自作パーツ一式です。


 ダンパーのシリンダー部は3mm外径のアルミパイプをドリルレースで切削加工。左右で寸法差が出ないように、
加工の初めにキチンと溝切りをしてサイズを揃えて加工します。で、出来上がったシリンダーの内径部には
スリーブに2mm外径の真鍮パイプを打ち込んでおきます。これによってアルミ材だけど組み付け時にはハンダ付けが出来る様になる。
 ロワシートは4mm外径のアルミパイプを輪切りにして更に薄く面取り加工したもの。
アッパーシートも同様に4mmアルミパイプを使用してますが、ロワと違って上面にテーパーが付くようドリルレース。
上部・下部のジョイント部分は(共に車体との接続部の事ね)は便宜上シャフトと一体で作るって事で
1.5mm洋白線の両端を、上の細い方はドリルレースして、下の平たいところはヤスリ掛けして製作。
下側は平たく削るだけではなく、0.5~0.6mm径程度の穴を開けておきます。組み込む際には、車体側マウント部と
インセクトピンで共締め風に取り付ける事となります。
 また、このシャフトには先にアルミパイプの輪切りで作ったアッパーシトとロワシートの組み付けの為に、
2mm径真鍮パイプをシャフトの洋白線にハンダ付けしておきます。このパイプが各シート部を
水平にマウントする為の治具と成りますので、パイプ表面にはハンダが残らないよう注意します。
 スプリング部は、手元の素材を漁った結果、0.6mm径の針金を焼き鈍してコイル巻きにして製作。
 焼き鈍して軽く磨いたからか、良い具合に黒ずんでくれたので、今のところこれをこのままコートして使おうかと。

全部組み合わせると、↑のようにダンパースプリングが完成。上下のジョイント部が長いのは、
車体への取り付けがまだ仮組み段階だからです。ドリルレース加工って事で、厳しく見れば、
まだ左右の形状差の追い込みが足りないかも知れませんが、それでも中々良い感じに出来たと思うんですがどうでせう?
一応、真鍮の部分だけは塗装しますが、洋白やアルミの部分やスプリングの部分は
無塗装プライマーコートで使おうと思ってます。でないと、わざわざ金属で作った意味が半減しますんで。模型的演出ですね。
 ちなみにこの部分、資料が全く無かったので、翌年の97T前期型の資料を参考にしております。

 時々北京方面から突っ込まれるネタに、タミヤのMP4/8の作りかけってのがあるんですが、
あれを作ってる当時は手に入らなかった素材が、その後色々と手に入ったので、再開時には同様の手法で
ダンパー類を作り直そうと思います。いつかね(笑
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1/20 LOTUS 95T 【1】

2007年10月24日 | 模型
 ども!子供の誕生日に何が欲しいか聞いたらプリキュアのキュアドリームのドリームトーチが欲しいとか
訳判らないことを我が娘が言うようになってしまって困惑中の@河童です。で、その商品ですが、ネットで調べると
バンダイ yes!プリキュア5 ドリームトーチ
↑こんなやつ。要するに今時のセーラームーンみたいなアニメの主人公が持ってる御約束アイテムらしいんです。
で、父ちゃん買ってあげましたよ~。我が娘大喜びです。早速箱を開けております。取り出しました!。
ウンともスンとも言いません!
説明書を見ると
電池は別売りです!
との能書きが・・・。
入れておいてやれよバンダイ!
でも父ちゃんは家電とかA&Vとかの趣味があるので、電池のストックは欠かしたことがありません(笑
娘よ!こんな趣味人の父ちゃんで良かったな~♪
さっそく電池を入れてやると、賑々しいサウンドと共にペカペカ光っております。台詞も出ます。
でも何か足りない気がする。
説明書を、まだ識字能力が殆ど無い我が娘の替わりに読んでみました。
別売りの「プリキュアシンフォニー」と合体させると、特別な台詞とサウンドが楽しめるようになります」
・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・キ
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・キキ
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・キキキ
キタ━━━( ´∀`)・ω・) ゜Д゜)゜∀゜)・∀・) ̄ー ̄)´_ゝ`)━━━!!!
あれですよ、所謂一つの「別売り」攻撃ですよ。まーーーだこの業界は
こういうツマんねぇ事やってんすねぇ。ったく、船のプラモ買わせておいて
モーターは別売り
とか、車のプラモ買わせておいて
モーターは別売り&ムギ球は別売り
とか、私も子供の頃に散々苦汁を飲まされた攻撃ですよ奥さん。世代を超えたシンパシー♪^^;;
 でね、まぁ正直言ってプラモ買うのと大して変わらない額なので、そのシンフォニーとやらを
買ってやることは全然難しくないわけですが、やたらと物を買い与えるのは如何な物かと、
テメェは作りもしないキットをバカスカ買い漁ってるクセに、我が子にはこんな大人になるなよっつー感じで、
やはり買い足すのはマズイだろうと。バンダイの商法に乗せられるのもムカつくし。
ちなみにシンフォニーってのは
バンダイ プリキュアシンフォニー
↑こんなの。五人の戦士の武器が勢揃いだそうです(笑
 でね、近所のショッピングモールの玩具売り場で色々調べてみた結果w、
どうやらシンフォニーってのは単なる樹脂製のアタッチメントで、通電体でもなければ、そもそも
電子的な機構は一切入っていないことが判明。っつーことは、声や音の電子デバイスはコアである
ドリームトーチに有るっつーことで、娘がお昼寝してる間にトーチを分解(笑。調べた結果、
合体させることで常断してるスイッチが入って特別な音と声が鳴るって仕組みであることが判りました。
 つまり、別売りのシンフォニーを買わなくても、この常断されてるスイッチを常接にすりゃぁいいという単純な話でして、
んなもんタメオのキットのウィングをハンダ組みするより遙かに簡単な仕事ですがな。
お昼寝から起きる前に改造完了。起きた娘がトーチで遊ぶと、見事に今まで出なかった声と音がでて大はしゃぎです。
娘よ!模型好きの父ちゃんで良かったな~♪
これがね、ムカつくほど賑やかな声と音なのよ。
「二つ買って6000円のお買い上げ~マイドアリ」
っていう
メーカーからの謝辞のつもりでしょうか?ちっちゃい子のオモチャなんだから、単体で全機能が使えるようにしといてやれよ。


 さて、前振りはこのくらいで本題。
 F1を作ろうと意気込んだ者の、作りかけで放置してるのを再開するには大人の事情で気が乗らないので、
今年初めにリリースされたスタジオのロータス95Tを作ることに決定。仕様は一応カナダ仕様というのを買いましたが、
ここのキットは○○仕様ってのを気にし出すと完成しなくなるだけなので、そういうのは隠し味程度に考えて進めます。
ドライバーはアンジェリスでつくるべきなのかも知れませんが、USAGPだったかガス欠で車を押してゴールした印象から
ナイジェル・マンセルにて製作です。

 キット自体は同社のオーソドックスなパーツ構成に準じてます。

以前のエントリーで紹介したとおり、組むだけなら大した修正も要らずにスンナリ組めてしまいます。
正直スタジオのキットらしからぬ組みやすさ。ただし、スジ彫りは相変わらずガタガタですし、
メタルパーツの鋳造状態も良いと言えるわけでもないですし、資料と比べながらチェックしていくと
これから色々出てくるかも知れませんが。

 で、早速と気になった点。

アンダーパネルのパーツもレジン製なのですが、これが非常にぶ厚いのです。仮組みしてみると
アンダーパネルだけで1mm強の厚みがあります。資料写真見るとそんな厚みはありませんし、
アンダーパネルパーツはノーズ先端まで伸びてるんですが、そもそもコクピット脇からノーズにかけてはキットのような
分割ラインは入らないんですが、ここは組み立ての便宜性とアンダーパネルパーツの強度確保の為に
斯様な厚みになったんじゃないかと思います。

 で、先ずはここを薄くしようということで、ディフューザー部を除いてt0.5mmの真鍮板に置き換えました。

 キットのアンダートレイを元に真鍮板に罫描きを入れて、それに沿って#0の糸鋸で切り出してます。
不器用なので、コレ一枚切り出すために、鋸刃を三本破断させました(笑。効率悪すぎです。

 で、ディフューザー部も金属板からとか思いましたが、面倒くさいのと、このディフューザー部が
エンジン&ミッションのパーツの取り付けの治具の役目も担ってるってことで、この部分だけキットのパーツを使用します。

ディフューザー加工の前に、ボディーとアンダーパネルのラインの整合を整えるべく仮組みします。
仮組みに際して、キット付属のタッピングビスで自作パネルをボディーに仮固定。パネルが薄くなったことで
ビスの頭が収まりませんので、後ほど時計ネジによる固定に変更しますが、その前にボディーパーツと
アンダーパネルの摺り合わせをキッチリ行っておく必要があるので、先ずはタッピングでガッチリ固定してから擦り合わせていきます。

 ボディーとの摺り合わせがOKになったら、今度はディフューザー部の処理。
キットのレジン製パネルからディフューザー部のみ切り取り

↑の様に加工して、自作パネルとレジン製ディフューザーの厚みの違いから出る辻褄の合わない部分を解消させつつ
両者の接合時の強度をビス止めにて先ずは確保。

 金属とレジンということで固定はビスにしましたが、当然継ぎ目が盛大ですので、
最終的にはパテ埋めして継ぎ目消しを行います。

 で、改めてボディーと仮組みしてみたのが↓の画像
 
 t0.5でもまだ厚みを感じましたので、この後エッジを斜めにテーパー付く様切削しておきました。
t0.3mmでってのも考えましたけど、モノがデカイので強度的にはt0.5かな?って事で。

 さぁ、この調子でサクサク進めるぞ~と行きたいとこですが、このブログでそういう順調な展開はあり得ないわけでして、
案の定先日のエントリーで書いたとおり、引っ越しやら何やらで忙しくなっちゃうため、
次回の製作記は来月頭となると思います。それまでは、また妙なネタで繋ぐしかない・・・。すんません。
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1/43 TVR Tuscan 400R LM`04【自然光撮影】

2007年10月22日 | 模型
 実は目下リフォーム等が行われております二世帯住宅の我が家、メインは両親と@河童一家との
居住エリアの交換なんですが、家庭内とは言えど引っ越しと変わらない労力を要しますんで大騒ぎです。
完了は来月頭なんですが、リフォームそのものの進行に並行して物の移動をしなければならず、
これがかなり大変です。ところで、私の積みプラは引っ越しの際にどうなってしまうんでしょうか?
我ながら非常に気になるところなのですが、両親もカミ様も、この膨大な積みプラの存在を見て見ぬふりと言いますか
全く気付いてないんじゃないだろうかって感じなんですが、どさくさに紛れて処分されちまわないよう警戒が必要です。

 先日、一応完成となったTVRですが、リフォームの工事業者が来て埃を撒き散らす前にとっとと屋外撮影してきました。




その他の画像はサイズ加工を済ませてギャラリーにアップしております。
我ながら実に窓の粗とウィング翼端板の曲がりが惜しい(笑
一方で、製作の際の「完成後に見えるところと見えないところ」の取捨選択は
概ね巧くバランス取れたように思えるんですがどうでしょう?。
 今回はベースに固定したまま撮影してますが、レジン製のシャーシに直でタップ切ってネジ止めしてますんで
取り付け取り外しを無闇に繰り返すとネジ穴がバカになってポロッと落ちて





ってな事になりかねないのでありますよ。よゐこはちゃんとナットを埋めるとかしておきましょうね。
 自然光でも、実物の色は結局出ませんでした。でも、自然光の方が全体にピントが合うように
撮りやすいから、マクロ依存度が高い分、このスケールだと外の方が撮影は楽かな?



 そらそうと
マクラーレン(笑
昨夜のF1最終戦、前々回のエントリーで予言してたかのようにライコネン優勝で
ワールドタイトルも獲得と大当たり(笑。
元来跳ね馬教なのでライコネン一押しでしたが、正直マクラーレンのどっちかで決まっちゃうんだろうねぇと
内心すっかり思いこんでましたが、まーさかあんな大番狂わせが起ころうとは。驕れる者は久しからずと申しますか、
九仞の功を一簣に虧くと申しますかw、ともかくも結果としてマクラーレン、特にハミルトンは
最後の最後でやっちゃいましたね~。これでヒロからリリース予定のF2007のキットを
俄然積む気満々になりました(殴!タメオのも積んじゃいそうだな~!
 それと中嶋!逆タカチーホ決めてしまったねぇ。あのメカニック大丈夫だったんかな?
順位は残念でしたが、来年以降も乗れると良いですね~。メットの「NAKAJIMA」の文字にグッと来た
オッサンは多いはずだ(笑。
取り敢えず、久々に生放送をフル観戦しちまったです。来年はどんなシーズンがまってるんでしょうか?
モデラー的には、これ以上複雑なマシンになって欲しくないなーとか思ったり。
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1/43 TVR Tuscan 400R LM`04(10)【一応完成】

2007年10月21日 | 模型完成品

 ここ九州も、突然思い出したかのように寒くなっちゃったここ数日、先週の今頃は
「一体いつまで暑いんだよ!」とか言いながら車ではクーラーかけてたのに、今度は暖房入れてしまう有様です。
あ、中日(笑
ほんまに一敗もせずにキメちまいやがりました。谷繁リード冴えまくりですね。でも何なんでしょうこの違和感は。
やはり、リーグ優勝同士で日本シリーズやる方が理に適ってるよな~と思えてきました。

 そらそうと、TVR完成です。

八月の初旬に作業開始した筈ですが、何故か二ヶ月以上掛かってしまいました。実作業時間は
この製作記が(10)ですから、まぁ概ね二週間程度の事かと思います。効率悪すぎですね(汗



ってことで、プロバンス・ミニチュア・オートモビルズ(以下PMA)のTVRタスカン400R-LM`04です。
製作記のコメント欄で、この車は勿論TVRそのものがかなりマイナーであることを思い知らされましたが、
ネットで資料を探そうと思っても中々出てこないところが正にマイナーな印象を裏付けます。


兎に角資料が無いわけで、04年仕様とか言っても戦績もドライバーもようワカラン(笑。
しかしながら、ネットのお陰で幾つか画像を拾うことが出来ましたし、何枚も見てる間に
レースごとの仕様違いや車番ごとの仕様違いなども朧気ながら推察することが出来たので、
そうした判った範囲を頼りに完成に無理矢理漕ぎ着けました。ほんとは、海外製ガレージキット製作で
実車資料が全くないというのは非常に困った問題なんですけどね。ディテールの再現度という意味ではなく
デカールの貼り位置とかパーツの取り付け位置なんかが、キットのインストじゃ判らない場合が非常に多いのです。
と前振りの中に先に言い訳を盛り込んでおきます。

 キット自体は旧プロバンスムラージュに似通った部分が多いと言うより、これがプロバンスムラージュのキットだと言われても
多分誰もが疑わないんじゃないでしょうか。この手のキットとしては大変作りやすく、パーツの合いも
ディテールの抜きも良い感じです。特にフロントセクションの多段構造も、綺麗に一発抜きされてて
有機的なアウトフォルムのこの車を上手にスケールダウンしているのには、ある種の手慣れを感じます。


 又良い点ばかりではなく、ダメな点もプロバンス・ムラージュっぽいです。個体差はありますが
一皮剥くとボロボロと気泡穴が湧いて出てくるところとか、1サイズ小さい上にすぐ千切れてしまいそうになるタイヤ、
フニャフニャしてて扱いにくいエッチングパーツ等は、メーカーは変わったはずなのにプロバンスらしいんですよ(笑
 あと、今回はデカールが難物でした。糊が弱いのは端から想定してましたんで困りはしませんでしたが、
デカールの印刷ズレや色落ちがかなり出ていて難儀しました。これが、台紙が真っ白であるために
貼ってみるまでズレに気付き難いってとこが困りもの。スケールが小さいお陰で、肉眼で干渉するにはあまり問題を感じませんが、
こうしてデジカメでアップにすると、かなり気になるほどの印刷ズレです。


 では今回のレシピです。
---------------------------------------------------------------------
PMA 1/43 TVR TUSCAN 400R-LM 2004#96
ボディー下地目止め→Be-J HGプラサフ
ボディー下地塗装→ガイアノーツ EXシルバー+同クリアー
ボディー塗装→ガイアノーツ ウルトラマリンブルー+同ヴァイオレット[一層目]
       イリサワ FGパール オパールライラック+一層目色[二層目]
       ガイアノーツ EXクリアー[三層目]
       フィニッシャーズ オートクリアー[四層目]
シャーシ塗装→基本 フィニッシャーズカーボンブラックマット
       内装色 フィニッシャーズ セミグロスブラック
改修点
    ヘッドライトレンズ類の置換[コトブキヤHアイズ/インセクトピンの頭等]
    タイヤの置換[フジヤ 1/43スケールGT車用スリック]
    ロールケージの変更(自作品)
    ドアミラー 洋白板埋め込み
    アンテナ 自作品に置換
    シフトノブ 自作品に置換
    マフラー 自作品に置換
    リアウィング メインエレメントのみ真鍮板から自作
    キャッチピン 市販品(Z-MODEL)及び自作品に置換
    サイドウィンドウ ノーマル汚損につき0.15t透明プラ板で作り直し
-------------------------------------------------------------------------

以上です。元々キットの箱の中身だけで作ろうとしたのであり、資料も殆ど無かったことから
モディファイと言うほどの改修はしていません。過去記事でも何度か書いてますが、
デジカメとの相性の影響で、画像の色と実物との色とでかなり差が生じてます。実は、今回の製作で
これが一番悔しかったポイントかも知れません(笑。実物はもっと紫に近いパールブルーなんですけどね。
反面、使用したパールパウダーの粒子が非常に細かかったお陰で、1/43スケールには丁度良いバランスの
パール感に仕上げることが出来た点でしょうか。この点は狙い通りに仕上げることが出来ました。


 以下、前回の製作記にパーツの製作のみで装着図が載っていなかった追加作業です。

 ルーフ部にはアンテナを追加。根本は真鍮パイプの組み合わせで本体は0.1mm真鍮線です。
根本はハンダメッキをかけてリューター使って磨いてからプライマーでコート、本体は単なる黒塗装です


 フロントウィンドウ周辺です。ワイパーはキットのエッチングを塗装してそのまま使用してます。
ウィンドウの留め金もキットのエッチングを使用。実は実車のモノとはちょいと形状から色から違う気がするのですが、
かといって詳細が判らないのでそのまま使用してます。色はパーツにスモークグレーを注してます。このスケールだと、
スモーク系をエッチングに注すだけで、パーツの自己主張を控えめにしてくれますし、凹部にはスモークが溜まるので
墨入れ効果も出て一石二鳥だったりします。
ウィンドウは或る意味接着をミスってまして、こうして光を当てると接着剤のムラが激しいですね。
慌てずに一辺ずつ均等に流せばもっとマシになるはずですが、バタバタ作業したツケが完成時に出てしまってます。
 ボンネット上のキャッチピンですが、前回自作で

↑こんなの作ったはずですが、何故かZ-モデルのエッチングになってます。理由は簡単。ピンセットでつまんだら

飛んだ!
からです(笑。そら見事に飛びました。探そうにも何処の方向に飛んだのさえ判らない勢いでして、
試しに探してみたけど全然見つからないし、もう一回作ろうにも同形状の先端部のエッチングが、
再三の作り直しの過程で使い切ってしまったのでやむを得ず市販品に変更。Zモデルのエッチングです。
モールドは細かいけど立体感に欠けるので、これもスモークを全体に注してメリハリを付けてます。
 あと、ウィンドウ上部のDUNLOPロゴのハチマキですが、今回はデカールを貼っただけで
クリアーコートはしていません。ワックスだけ塗って気休め保護はしていますけど。


リアクォーターには注意書きの矢印と赤いスイッチみたいなものを装着。赤いスイッチは
プラストラクトの六角プラ棒を刻んで削って作り出してますが、実際はどんな形状なのか判らないので適当です。
母体であるTVRタスカンは、ドアノブがミラー下部にコソッとあるんですが、レーシングモディファイの際に
救出の時のことを考えて此処に移設したんじゃないかとの想像ですが、実際はなんでしょうか?
 矢印は、本来リアゲートのエッジに貼り込んでいく矢印が有るんですが、それを流用。なので、リアゲートには矢印を貼ってません。

 ボンネットキャッチピンですが、小型のT金具式のピンも用意されてますので、後者は
インセクトピンからの削り出しにて再現しました。再現と言っても実物のディテールが不明なので
デッチアップっつーことなんですけどね。
 あと、このエントリーのタイトルに「一応完成」と”一応”ってのが付いてるんですが、
実は二ヶ所ほど未処置な部分が残ってるのです。一つはヘッドライトのカバーで、
もう一つは錯誤して開けてしまったボンピン用の穴の処置。ヘッドライトカバーに関しては、
キットにも一応入ってますが、摺り合わせしてる間に指紋などで汚れてしまうのは確実ですし、
作り直すにしても変則的な楕円形のカバーなので超面倒くさいってこともあり、そのうち気が向いたら付けるかも。
付いてても付いて無くても大して差がない気がするし(殴。

 さて、ギャラリーには、例によって屋外撮影した後でUPすることにします。

 今回久々にヨンサンの箱車を作りましたが、コツみたいなのが要るヶ所も有るにはありますが、
製作自体は非常に簡単ですし、この手のを製作する過程で必要となるテクニックは、
プラモデル製作にも応用できる様なものも多く、本音を言えばもっと身近な存在のキットになって欲しいところです。
価格が高い点や個体差が激しい点なんかが無駄に敷居を高くしてる気がしますが、
いざ組んでみると言うほど難しいもんじゃありません。むしろそこらのプラモの方が余程難しいと思います。

 さて、車では今年四作目の完成。あと二ヶ月有りますから、もう一つくらいは完成させたいところです。
裏側でアオシマのシルビアなんかも作りかけてますが、そっちは塗装が面白かった反面少々飽き気味なので(笑、
今年は未だ完成させていないF1を一つくらい作っておきたいところです。

F1と言えば、今夜は久々に
中嶋ーーーー!!!!
を応援するのだ。

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1/43 TVR Tuscan 400R LM`04(9)

2007年10月20日 | 模型
先日そのまんまな知事の県に出張してきました。大分県と宮崎県って地図で見るとお隣の県なんですが、
交通インフラが昭和30年代レベルな東側の状況のお陰で、実は大分から一番遠い県とも言えるんですよね。
大分市からでもJRの特急使って約4時間、我が町からだと5時間程掛かってしまいます。笑っちゃうのは
「大分→福岡→佐賀→熊本→宮崎」と経由して車で行っても4時間で着いてしまうのよ。
更にこのルートだと死にたい人や免許棄てたい人なら楽々3時間切れるのはホントの話。
なんでこんな事になってるかと言いますとね、

↑のAコースってのが高速道路コースでBコースってのがJRでも車でも大分→宮崎ダイレクトコース。
こうしてみると明らかにAコースってのは遠回りなんですが、問題は地図中の青枠の部分のエリアでしてね、

↑ここ、海岸ベタまで山ばかり(笑。物凄い難所だそうで、国道は平成になってバイパスやトンネルが開通して
結構早く行けるようになったんですが、鉄道はどうにもなんない。「宗太郎越え」でググると難所ぶりがうかがえます、
で、ともかくこの佐伯→延岡ってのだけで各駅停車だと3時間くらい掛かっちゃうような有様でして、車の場合も推して知るべし。

 さて、その宮崎では会議なんぞ有ったんですが、先方がオレ様に用意してくれたのはスカイタワーっつーホテルでしてね、
フェニックスリーグ中の楽天ゴールデンイーグルスのご一行が宿舎にしていて驚いた。玄関脇に大型バスが駐まってたんですが、
なんと仙台ナンバーですよ。まさか仙台から数日掛けてわざわざバスで来るわけ無いだろうと思うんですが、
バスだけ運んできたんですかね?輸送料考えると現地でチャーターした方が安くね?私は虎党なのでどうでもいいですが。


 もうどうでもいい前振りでしたが、やっと本題のTVR400R。
 今回完成の予定でしたが、ここにきてドアが開いてる(っつっても前からだからコクピットは見えず・・・・)画像を発見しましてね、
結局グダグダになってたドア窓の解釈が間違ってることが判ってしまい、やり直すことにしました。
接着はエポキシ使ったので、マスキングテープを剥がすような感覚でペリペリと窓を剥がしちゃいまして、
爪楊枝とピンセットで接着剤のカスも剥がしてしまいました。
 で、考えてみれば元のオリジナルがオープンカーだったんですから考える間もなく当たり前に
ドアーはサッシレスだから、前回のように窓枠に窓が填ってる構造ってのは大間違いなわけです。
今更ですが、平板貼り付け式だからBBRみたいに行くかと言えばそうではない訳で、ここは塗装前にちゃんと
仮組みしておけば良かったのを、適当にスルーしたツケが回ってきてるんですよね。
 薄い塩ビが簡単には手に入らない田舎者故、前回同様エバグリの透明プラ板から削り出しました。
で、エポキシで貼り付け。微妙に左右の窓の形状に差異があるのは、リカバー故の大人の事情に因るものです(笑。
 
又、前回ダメにしちゃったスライド窓やダクトカバーのデカールの替わりに、モールドを透明プラ板で適当に作って貼り付け。
結構真面目に作った筈なんですが、こうしてドアップにすると特にスライド窓はあまり綺麗じゃないですね。ミニスケールはコレが怖い(笑
そーーれにしても印刷ズレの激しいデカールですなー。こうしてアップで見ると不良品レベルのズレですよね。
ハズレを引いたのかな?アップで見なきゃ言うほど気にならないんですけどね。

 後は小物類を黙々と製作。キットにはインセクトピンの切れ端が入ってて、それでアンテナを付けろって事のようでしたが、
唯挿しただけではちょっと殺風景なので、外径0.7mmサイズと外径0.4mmサイズの真鍮管と0.1mm径真鍮線を組み合わせてデッチアップ。

 ハンダで組みましたが、一番太い部分はもう一回り細いモノを使った方が良かったかな?って思うんですが、
丁度サイズの良いのが手持ちに無い模様。外径0.3mmクラスから結構各サイズ持ってるんですが、
いざというとき必要なのに限って無いのはマーフィーの法則?


 ボンネットのキャッチピン。キットのエッチングは

↑大小二種類のキャッチピン(ボンピン)が用意されてますが、資料ではオーソドックスなクリップタイプのボンピンの筈。
そもそも所謂ボンピンは二ヶ所だけで、残る4(6)ヶ所は全然形状も異なってるファスナーなので
総じて自作することにしました。

先ずボンピンですが↑のように、幅0.5mm厚0.2mmの洋白帯金に0.1mm洋白線をハンダ付けし、
更にキットのエッチングのキャッチピンパーツの小タイプを帯金先端にハンダ付け。

するってぇと結構お手軽に立体的なボンピンが出来ます。
 残るボンピンはクサビ形のワンタッチファスナーなのでインセクトピンからの削り出し。

↑使用するのは先端部のみです。インセクトピンの足側をL字に曲げてから金床とハンマーで叩き潰し、
それを全ての形状がなるべく揃うように気をつけつつリューターで削って形を整えました。

それにしても
巨人(笑
てめぇんとこが低迷してる時は導入に必死でしたが、導入した途端に「優勝したのに日本シリーズ出れない」という
或る意味一番起きてはならない事態に遭遇する崖っぷちだそうで。今度はヤメるとか例の妖怪爺さんが騒いだりしてw
ま、勝負は下駄履くまで判りませんが・・・・。そういやF1も今日明日がクライマックスですね。
色々起こって気が付けばライコネンが年間タイトル奪取ってことにならねぇかな?

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1/43 TVR Tuscan 400R LM`04(8)

2007年10月16日 | 模型
 阪神(笑

 呆気なかったですねぇ。まぁ、シーズン通りと言いましょうか、短期決戦で確実に計算できる先発が居ない時点で
クライマックスもクソも無い訳で、完膚無きまでに完敗しての今シーズン終了です。
なんかナゴヤドームで乱闘起こしたアホな輩が居ったそうですが、もうすこし敗戦にも慣れたら?(笑。
これを機に、ただ騒ぎたいだけの俄ファンが一掃されると、甲子園のチケットも取りやすくなるので嬉しいんですがねぇ。


 さて、TVRも終盤です。今回も
まるでネタ不足を補填する為の様に、終盤にドタバタ起きてます。

 先ず窓。窓枠にテープで仮留めしてから、上辺→下辺→右辺→左辺とエポキシ接着剤を流していくんですが、

フロントとリアはすんなり進めたんですが、何故かサイドで一苦労。サイドは、サイドとリアクォーターとで分割なんですが、
ボディー側の糊代と思っていた部分が、リアクォーターは糊代ですが、サイド(ドア)部分は何と糊代ではなく窓枠。
つまり下地段階で糊代はバリと思って切削しちゃってますよ(笑。で、仕方ないので、枠に合わせて窓パーツを削り込んで
漸く填るようになったので接着したんですが、余分なエポキシをエナメルシンナーで拭き取ろうとしたら、

今度は変なシミが出来てしまいました画像では判りにくいけど。)
で、それを取ろうと拭いてみますと被害拡大。こりゃダメだとばかりに一回剥がして、
今度は丁寧にパーツを磨いてみたら、もう全面が白濁して収集付かなくなってきましてね、最後にヤケクソで
リューターとコンパウンドで磨いてみて判ったのが、この塩ビシート、必要以上に怪しげなコーティング処理がされていて、
それが悪さをしてることが判明しました。なーーんでそんなパーツ入れるかな?とか文句言いつつも
先に進めないのでやむを得ず自作しようと思ったら、バQ用の塩ビは持ってますが、暑さ0.1mmクラスの塩ビが手持ちに無し。
大あわてで模型屋に行ってみると、塩ビはなかったけどエバーグリーンの0.15mm厚の透明プラ板が有ったので
早速買いまして、エナメルシンナーの侵食度をチェックしてから、コレを使って自作して漸く何とかなりました。

それにしても小汚ねぇなw。なんせ、糊代と思いこんでいたので、ロクな整地が行われておりません故やむを得ず。
なんせ、出戻り後初のヨンサン箱車ですから♪
 それと、左窓にはスライド窓、右窓にはNACAダクト(86号車は左右配置が逆)がありまして、
キットでもちゃんとデカールが有るんですが、先述のウィンドウ汚れ事件の煽りで、デカール使用不能です。
 取り敢えずスルーしといて、気が向いたときにでも透明シートから自作しようかと思います(泣。

 他にも、フロントウィンドウの接着とか、どうも仕上がりが小汚い。接着の際に密着が足りず
エポキシとパーツの間にエアを思い切り噛みまくったのが原因ですが、もうちょっと腰据えて丁寧に作業しないと
なんぼ素組でもキットが勿体ないですね。フロントは唯の塩ビなのですが、サイドウィンドウでのトラブルにビビって
恐る恐る接着剤塗ったらこのザマですが、良くも悪くも小スケールのキット故、見て見ぬふりして次に進みます。



 此処で最後のコンパウンド掛け。全体的な磨きは終わってますので、拡大鏡で確認しながら
磨き傷が残ってるところをピンポイントで磨きます。いつもはハセガワのセラミックが最後なんですが、

最近入手したyoshiさんお薦めの3Mウルトラフィニッシュを使用してみました。拭き取りは重いけど艶の出は良いですね。
単価3000円を超えるんですが、量がメチャクチャ多いので結果割安なコンパウンドです。問題は私の様な田舎者には入手が辛いトコか。

 次はボディーとシャーシの合体です。

ここを大写しにしちゃうと完成時の全景が殆ど見えてしまって、ほんとの完成時に自分の心情的に盛り上がらないのでw画像は無し。

 合体前に、シャーシに忘れ物がないかをよ~く確認。無ければシャーシにボディーを被せて合体です。
キットの指定では前後にビス止め指示。レジン相手にタッピングビスで固定しろという、或る意味何時も通り、
或る意味「割れたらどうすんのよ?」な話なので、ちゃんとタップ切って普通のビスで留まるように変更してます。

 で、次にタイヤ&ホイールを組んでしまいます。タイヤ&ホイールは、内外二つのホイールパーツで
ゴム製のタイヤを挟んでやっつけるんですが、先ずキットのタイヤってのが

↑こんな30年以上前のル・マンのタイヤみたいな物しか付いてきませんし、オマケに質感的には、
一年もせぬうちに裂けたり溶けたりするのが目に見えるようなタイヤなので、流石にコレは使いません。
タイヤと賞味期限と言えばフジヤwって感じで、フジヤのGT用タイヤを使用。これ、田舎者の私には
かなり手に入りにくいアイテムなんですが、某オフィサルショップが何とかしてくれたお陰で何セットかまとめて入手。

リューターでゴッツイパーティングラインを削り飛ばしておきます。
 ホイールは、内側の挽き物パーツと外側のメタル製スポーク部の二部構成です。
ホイールの色は黒なので、スポークにはほんのりセミグロスな黒を、内側のパーツには艶消し黒を各々塗装し
スポークにはデカール→ほんのりセミグロスなクリアーコートをカマしました。

今回は、下地に又もyoshiさんが誉めてたテロソンのミッチャクロンっていう

何ともインチキ臭い名前wのプライマーを初使用してみました。内側の挽き物にはブレーキくっ付けて
タイヤを填めて外側のスポークを組み込んで完成。キットでは前後同サイズのタイヤでしたが、
フジヤのタイヤだと前後異サイズで途端にGTカーらしい足下になってくれて大助かり。 

 車体への組み付けは前後四輪同時に行います。キット付属のシャフトで長さは丁度良かったのでそのまま使用し、
接着には30分硬化型エポキシ接着剤を使用。エポキシが硬化するまで長めの時間がありますので、
その間に車幅とアライメントの調整を、金属ブロックやスケールを使用してじっくり整えまして、
一晩放置プレイしておきました。

 次に、別パーツになってるフロントのアンダースポイラーとグリルネットをエポキシで接着。
この時になって、初めてキットのバンパー下部グリル下の凹みが、中心に来ていない造形になってるのを知る(笑。オレは悪くない。

グリルネットは86号車だと丸く湾曲された形状なんですが、96号車はカクっと山折りされてますんでその様に加工。
グリル両脇の黒い部分は実車は艶消しなので、マスキングして前回味をしめた超フラットコートを吹いておきました。

 また、サイドのマフラーの遮熱板もここで接着。車体のアウトラインに沿うように曲げ癖を付けて、
更にトーチで炙って焼け表現を入れた上で、クリップで車体に仮留めしつつエポキシで固定。

ここも86号車だとマフラーエンド部のみに遮熱板が付くんですが、96号車は三個並んだ放熱ダクト部も多う長い遮熱板です。

 最後にコンソール下に切ったタップを使って、ケースに固定します。ケースは今回、ダイソーの100円ケースを使用。
ただ、台座がプラスチックブラックで殺風景にも程がありますので、スパスティのマジョーラしてみました。


此処で作業を一旦区切ろうと思いまして、タイヤロゴを貼った上からトロンの軟化剤を塗布し一昼夜放置プレイです。


 今回は此処までと言いたかったトコですが、ついでにリアウィングの組み付けを確認しようとしたら、
毎度の御約束のようにポロッと落としてしまいましてね・・・・・

右の翼端板がエレメントとの継ぎ目のトコでグニャッと曲がってしまいました。何とか元の状態に近いトコまで戻したんですが、
継ぎ目は塗膜浮きが生じるは、建て付けは垂直にまで戻らないわな状態になっちまいました。



おじいさん!
クララがクララが立った!!

とか叫んでも、曲がった物が立って真っ直ぐになってくれる訳じゃないので、
ホントは塗装を剥がして出直したいんですけど、デカールの予備とか持ってませんので
そういう訳にもいきませぬ。ほんと、ガレージキットはタイヤとデカールが一発勝負なのが難儀です。
デカールの自作環境があれば何とかしちゃうんでしょうけど、そんな環境持ってないので、これはもう諦めてこのまま使うしか無いですな。
ダメダメな戦闘能力を、何とかかんとか使い回してAクラスに留まってはみたものの、いざ始まったクライマックスで
一戦目→大差で完敗(ウィンドウ)
二戦目→出鼻をくじかれて途中何とかもちなおしたけど結局グダグダ(リアウィング)

って我が愛しのタイガースのような展開です。オレちゃんの今の心境は

↑こんな感じでしょうか(笑。来期ならぬ次作に向けて精進しようっと♪

 こんな感じで、多分次の更新では完成すると思います。あと一息ですが、明日から某そのまんま知事の県に出張なのよ。
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1/43 TVR Tuscan 400R LM`04(7)

2007年10月11日 | 模型
 すっとぼけてる間に、タメオ/銀線からティレル012のブーメランウィングとかF640とかが出てたのを思い出し、
ふとメイクのHPを見てみたところ価格にビックリ!!
所謂プロポーションモデルが税込みで14000円レベルで、フルディテールとかSuperKitだと20000円超えてますよ現場の蔵王錦記者!?!?
何なんですかその価格は!?
そのうちスタジオやヒロのF1キットを超えるんじゃね?(笑。つか、キットの方が完成品より高くなったりして?
流石にそれは無いだろうけど、もうちっと何とかならんものでしょうか?

私も同感ですよ社長!!流石にこの価格では、なんぼ密輸が楽な1/43のF1でも、おいそれと買うわけにはいかねーなー。
三年前にこの趣味に出戻る前のキット価格の感覚からすると倍以上の価格アップに感じますな。
そんなわけで、今後はタメオのキットは、余程気に入った車種以外は買わないと思います。
まぁ、既発品で欲しい車種は概ね揃えちゃってるし、今後は買うとしても既発ラインナップの中から
手持ちに抜けてる車種の補完を中心にして物欲を満たそうかと。こうやってユーザーが減っていくのね(笑。嗚呼悪循環。


 気を取り直して製作記。



 漸くボディーとシャーシがハマちゃんとミチコさんの様に合体できるようにまでなりました。
漸くっつって、確かに期間は二ヶ月を超えてますが、実作業時間は一週間にも満たないとはこれ如何に?w
 そう、このキットは、資料さえ無視すればメチャクチャ簡単ってことですね!ホントですよ。

 さて、前回工作したシャーシ回りで、キットにパーツが用意されていなかったシフトノブを製作。
 
サイドブレーキなんかもパーツそのものが無いんですが、何処に付いてるのか資料もないので潔く省略です。
シフトノブは、フロントウィンドウ越しにグリップ部分が見えてる画像が一枚だけ見つかったので、
そこから想像を加えてw太めのインセクトピンからドリルレースしてグリップ・シャフトを一体彫にて削り出しました。
基部は地球に優しくしてやる為に、ゴミになるはずのメタルのクズからの削り出しです。
ピアノ線やインセクトピンは、素材が硬質なのでかなり細くなるまで削っても負荷で曲がったりしにくいので好都合なのです。

 さて、外装の作業に入ります。研ぎ出し工程は毎度のことなので画像省略。今回は、外装の小物が異様に多い車体なので
研ぎ出しも「2000ペーパー→タミヤ細目→モデラーズコンパウンド」で一旦止めております。
残りの「(タミヤ仕上げ目)→ハセガワセラミック→ポリマー」はケースに固定する寸前まで施しません。
でないと、折角磨いても、小物のフィッティング作業してる間に、どうせ指紋やら小傷がペタペタ入りますんで、
その前に施工しても無駄になります。

 で、ライトの固定。通常私の場合は、ケースに固定してから灯火類はくっ付けていくパターンが多いんですが、
今回は特殊な体裁のライトになってますんで、この時点でレンズをくっ付けていきました。

↑キットのライト用のエポキシ樹脂の固まり。1.2mm~2mm程度の物が沢山付いてるんですが、
ボディーのライト用の穴に適切なサイズの物は半分くらいしか有りません(笑。つまり半分は使い物にならないってことですね。
で当然替わりの物を探すわけですが、フロントの一部にはインセクトピンの頭を、
そしてリアのコンビランプにはコトブキヤのHアイズSの丸形を使用してます。

 
これ、1mm径から用意されてて笑うくらいピッタシでした。ただ、各サイズまとめて1セットなので、
1サイズ辺りの入り数が少ないのが難点なんですよね。

  
結局フロントが二発(フォグ)をオミットするつもりなので8灯、リアが10灯で計18灯の灯火類です(笑。フォグ付けたら20灯!?
こんだけ多いと1発くらい紛失するかと思いきや、今回は一発もピンセットで弾き飛ばすことなく任務完了。
不器用な私には奇跡に思えます。まぢで。

 後は、左サイドのマフラーとカバーメッシュをこの時点で装着。でないとシャーシが固定できないんで。
金属製の遮熱板だけは、後からでも固定できるので最終磨き後に取り付けるつもり。
 で、今回の嘘800!

↑上手→部の二箇所の穴でございます。キットに最初からキャッチピン用として刻印されてたので、
それを信じて開口し塗装を済ませてクリアーまで進んだ後になって、ここは穴を開けなくて良かったことが判明(泣
さてどうしたもんか?考えても穴は埋まらないので、無理矢理ピンを打つか何かしてデッチ上げておくしかねぇな。
それか穴のままスルー^^;ま、マイナーな車だし案外気付かれないかも?

 さて、簡素簡単な箱車ヨンサンで、唯一とも言うべき面倒くさい事が定番化しているの窓の摺り合わせへ。
 先ず、このキットの窓はバキュームフォームと平板シートの二部構成になってます。三次曲面がキツいフロントウィンドウのみバQで他の窓は平板。
 そんなわけで先ずはバQから。バQタイプの場合でも、装着法には内側から填め込むタイプと
外からボディーに設けられた糊代に填めるタイプの二種があるんですが、このキットの場合は工作が楽な後者の方です。
 先ず、バQを切り出す前に、パーツを使って「万が一の時の保険」として複製用の型を起こしておきます。
今回は硬めの樹脂石膏で起こしておきました。カリセッケンを忘れずに。でないと型のバQが離型時に傷みますんで。

 で、摺り合わせを行うわけですが、これはもうコツとか何とか言うのはなく、唯ひたすらにチマチマと擦り合わせるのみ。
取り敢えず、パーツには切り出し線が一応入ってます。でも、こういうのは信用しても報われないことが殆どなので、
先ず一回り大きく切り出しまして、そこからペーパーで削り込んで形状を追い込んでいきます。
人によってコツは十人十色かと思いますが、私の場合のコツは、一辺ずつ追い込んでいかずに、四辺を満遍なく攻めるようにします。
そうしないと、どこか一辺に引きずられて他の辺で辻褄が合わなくなる事が多かったんですよね。理由は判らんけど。
あと、削る際には600番とか800番とかでチマチマやっても時間が掛かるだけなので、240番とか320番とか使って削ってます。
最終的には1000番辺りで切り口を整えるんですが、番手が粗いペーパーを使うと、一擦りでスパッと削れるので追い込みやすいです。
そんな感じで擦り合わせていき、最終的には糊代に乗っけただけでピタッと収まれば大成功

↑、すんません。窓の映り込みにピントが来てしまってます--;。

 他の窓は全て塩ビシートの切り出しで再現されます。シートには一応切り出し線が印刷されてますが、
BBRの様にカット済とかの親切設計ではありませんで、自分で切り出す必要があります。念のため、これも
原寸大コピーを撮っておいてから切り出します。当然、この切り出し線も信用できるわけではないので、
切り出し線より二回りくらい大きく切り出してから、ボディーと仮組みしながらペーパーで追い込んでいきます。


尚、ペーパーの番手がキツいこともあり、シート片面には養生用の粘着力を極力弱めたマスキングテープを貼って作業してます。
あと、この手の印刷済シートを触る際には、印刷が載りやすいようにか知らないけど、表面に謎の液体wが塗布されてることがあり、
その場合、指紋とか付くと取れにくくなりますんで、ノンパウダータイプのゴム手袋を装着して事に当たります。
 又、リアクォーターにはエッチングの給油口が、リアウィンドウには通気用の穴がそれぞれ追加されますんで、
この時点でそれぞれ追加しておきました。

 摺り合わせさえ終えれば、後は接着するだけなので山は完全に越えました。後は黙々と
パーツをくっ付けて完成に向かうのみです。

さぁ、そろそろ次のネタを考えなきゃ!(あれ?アオシマのシルビアは???ww)
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おとなの科学

2007年10月09日 | 模型
 ども!予告通り怒濤の書類関係事務仕事に追われ、オマケに世の中に合わせて連休中だった某セクションから、
「あ~、連休で事務所休んでるから、火曜の朝一で持ってきてね」
とか、祝日どころか土日さえロクに休みも貰えない私の神経を逆撫でするかのような依頼があったり、
挙げ句の果てに子供から風邪をもらってしまってグダグダな@河童です。
模型は、研ぎ出しとかプライマー塗りとか、もう地味すぎてネタにもなんないので後日まとめて。

 で、今日のネタなんすけど、「What me worry!」主宰のきよみさんが

↑こんな雑誌の話をエントリーにされてましてね、
すーーーーーぐに人の影響を受ける小学生みたいな脳みそのオレちゃん、
早速本屋に行って買ってきてしまいましたよ。
一応雑誌なんですけど、目的は付録です。

グリコ
スポロガム
ビッグワンガム
ビックリマンチョコ
仮面ライダースナック
プロ野球スナック

↑これ、みーーーーーんな本末転倒商品な訳ですが、考えてみりゃ学研の科学と学習ってのも
本末転倒アイテムっぽかったな~。
 そら、小学生相手に「指紋採取キット」とか「石膏複製キット」とか「カメラ」とか「顕微鏡」とか面白かったよなー。
学習の方は全然記憶にありません(笑。無理矢理っぽくてそうでもない話として、学研の科学で手に入れた知識って、
意外と今の模型製作にフィードバックされてるものって多い気がするぞ!?w

 で、大人になってもオマケ好きな馬鹿な大人から再び金をせびろうとでも思ったのか、
最近「大人の科学」と称して、こうした付録付き雑誌が売られてるわけですが、
かく言う私も今回二度目の餌食になりましたよ。っつっても、「大人の」って冠されてるからと言って、
大人のオモチャが付いてくるわけじゃないです。

 付録はテルミンっていう楽器。知ってます?なんかインチキ臭い薬の名前みたいですが、
かのシンセサイザーの元祖といわれる楽器なんですよ。
ロシアのテルミンっていう楽器作りながら諜報活動に勤しんでいた国家の犬(かーーなり人生を要約w)博士が
作った楽器でね、そのものズバリ「テルミン」っていうドキュメンタリー映画を以前見たことがあって
楽器も音も知ってたんですが、馬鹿馬鹿しい音が出る割に安い物でも7~8万しちゃうので、
見向きもしてなかったんですが、それがなんと付録ですよ奥さん!お値段2300円!
高いか安いか微妙な気もするんですが、やはりあの「ぴよーーーーーん」って音は欲しいぞ!
って感じで罠にはまる(笑

 早速組み立ててみました!


 説明書見ながらチューニングをやってみたんですが、コレが実に微妙すぎて難しいのよ。
手を触れずに、まるで
「念力でアイドルの乳を揉む」
みたいな演奏を要求するんですよほんとですよ信じてください二つで充分ですよ!

↑こんな感じで、アンテナに指先を近づけたり話したりすることで2オクターブの音階を奏でることが可能なんですよ。
その音ってのがね、
映画「テルミン」公式ページ
↑まぁ、この映画のページにテルミンを仮想的に操れるフラッシュがあるので、
アンテナのとこに指カーソルを近づけてみてくださいな。

 そう、あの昔懐かしいUFOの飛来音!
はたまた


YHBこと横山ホットブラザーズに対抗して「おーまーえーはーあーほーか」を奏でたくなるセクシーな音色です。

 丁度、娘がお菓子を食べたいと言ったのに「もうすぐ夕ご飯だからダメ!」とカミ様に拒否され、
抗議の号泣をぶちかまし中だったので、試しにテルミンでドレミの歌を弾いてやりますってーと、
あ~ら不思議、パッと泣きやんでテルミンに夢中です。結婚して、初めて
オレちゃんが組み立てた物が誉められた奇跡の瞬間
です!!

感無量!!


 で、これで終わりだと何のブログか分かんないので(いつも分かんないネタが多い気がするが(笑)
最後に屁のようにこんなネタ。遂にファインモールドが車のキットを開発するそうな。
トヨタ初のトラックが模型に
記事には書いてませんが、どうやらファインモールド側から打診してみたらトヨタから図面が提供され、
ファインモールドらしく精密なパーツ割り(1/35にして150パーツ以上)の設計をしたんだそうな。
よって車模型って言うよりもAFV的スタンスの模型ということな訳ですが、折角作るのに
「トヨタ技術研究会(会員30000人)」に限定しての販売だそうな。つまり一般販売しないってこと。何故か?
トヨタの特許が絡んでるから?
だそうでつ(笑。詳細な図面を渡したってトコになんかあるんでしょうか?つか、特許は流石に憶測だろ?
時間的に切れてると思うんで意匠の方の話じゃないかと思うんですが、いずれにせよ、
関係者限定が好きな会社だよな~と例の富士騒動に絡めて皮肉ってみるw。
1ファインモールドファンとしては興味あるところですが、買えないならどうでもいい話です。
オクに沢山出てきたりして(笑
 こう大々的にニューズなんかにしといて、「へへへ~、発売はするけどお前には売ってやんね」的な姿勢が
何ともらしいといいますか・・・。誤解だったらゴメンねって普通は言うけど今回は言わない(笑
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1/43 TVR Tuscan 400R LM`04(6)

2007年10月03日 | 模型
 巨人(笑
 優勝したそうでございます。でもそんなの関係n(ry

 漸く地獄の九月が終わって、出張連発モードは来月まで沈静化の@河童です。とはいえ一つ二つ出張りはしますが・・・。
おまけに、残務処理とか諸々有りまして、今週は出張はない反面、事務所に籠もって書類の山とヘビー級選手権マッチですよ。
でも、模型ライフは細々復帰です。

 話は違うんですが、今日、娘の教材として毎月届く「こどもちゃれんじ」の付録DVDを、
娘と一緒に見てたんですが、もうね、教育DVDっていうよりコントDVDですよ親方!

 先ず、所謂”おねえさん”が着ぐるみの”しまじろう君”と一緒に幼稚園に体験入園するって話だったんですが、
このお姉さん、絶対領域が見事なミニスカ履いていながら飛び跳ねるんですよ!!
子供だけではなくお父さんまで釣りますか!?
もうね、膝上10cmのミニスカなのにピョンピョンヒラヒラ~って感じで鬼の寸止め海峡ですよ!
 更に、山下清でお馴染み”切り絵”の紹介コーナーがあったんですけど、そこで小さな子供が
「紙が巧く破れないよ~」
って半泣きになっててね、突然障子が開いたかと思うと

佐々木健介登場(笑「そこは力持ちの俺に任せろ!」っつって出てきましたよ。
普通、子供泣くだろ?で、おそらくスレンダーな女性のウェストくらい有る両腕をムキムキさせて、
葉書の半分くらいの紙切れを破ってやるぞとガンガるんですが、これが全然破れない。
つまり、紙は縦に裂くことで破れるけど横に引っ張っても中々破れないって話だったんですが、
素で電話帳を引き破れるレスラー使ってどうする?しかもレスラーなのに
「むむむ、横に引っ張っても全然破れないぞ!?」
とか子供のためにわざと棒読みで悩んでくれます(笑。で、ガキとレスラーが頭抱えて悩んでるところに
突然お姉さんが後光の中に登場し、まるでミュージカルの様に
「紙は横に引っ張っても破れません~♪縦に破るのです~♪」
とアホ面下げて歌ってんですよ。下手なコントより面白い!
 更に、この”しまじろう君”ってのは、カミさんによると「チャレンジ」シリーズのベネッセのメインキャラなんですが、
どうやらチャレンジ島ってとこの住人らしいんです。でね、お友達ってのが
カラフルな鳥の”とりっぴい”とウサギの”みみりん”と羊の”らむりん”ってのが大の仲良しっつーんですが、
虎から見ればみんな餌じゃないですか!!??
 果たして教育上良いんだか悪いんだか(汗。

 そんな訳で、凝りもせずにまた積んでしまいました。今度は
  
↑斯様なメンツです。F355チャレンジとF430チャレンジは、どっちも初期入荷では買いそびれたんですが、
再入荷で入手。F430のセナ仕様ってことで、跳ね馬に跨ることなく他界したエヤトンを思うと、
フェラーリにブラジル国旗&セナってのは感慨深い物があるやね。
 モデルグラフィックス誌には、ファインモールドのゼロ21が二号に分けてくっついてくるてんで、
要不要問わず雑誌を買うと自動的に手に入ってしまいます。この零戦の出来が素晴らしい!
1/43のF1キット的なアプローチと言いましょうか、1/72スケールでありながら
1/48スケール並のディテールを盛り込む為に尽力したとかで、その言葉に偽り無し。
コクピットやエンジンの出来なんて、コンセプト通り1/48レベルの情報量です。オマケに社名同様モールドが繊細です。
これ、普通に売ってくれりゃ二三個買うのにな~。雑誌に付いてくるってんで、複数買いすると
雑誌がダブってしまうという、それこそ非常に無駄な買い物となってしまう故、ケチなオレちゃんは一つしか買えません。
雑誌と抱き合わせで金型コスト回収が成し得た暁には、是非店頭単品売りをおながいしたい。

 余談ですが、地元で買い物するときに利用してるプラモ屋が「ホビーランド中津」って言うんですが、
そこの店主さん、思いきったのか血迷ったのか定かではありませんが、特定メーカーの商品を二つ買うと、
二つのウチ価格の安い方が半額になってしまうというセールを始めました。
客のクセに「大丈夫か?そんなことして店が飛んじゃうと、それはそれでワシ困るんだけど」とか
訳のワカラン心配してしまうんですが、ユーザーとしては素直に甘受すべきセールですな。
これ、今月だけじゃなく、当分は続けちゃうそうです。ただし、月替わりで割引対象になるメーカーが変わります。
今月はバンダイとピットロードって事で、残念乍ら車モデラーには縁薄い設定ですが、
タミヤとかフジミが該当する月もちゃんと設定するそうなので楽しみにしておこう。
ちなみにこの店、プラモ屋なのに店主がプラモにへの造詣が浅いと胸張って自称してる店でして、
なら品揃えが悪いかというとそうではなく「ワカランから何でも仕入れる」
という或る意味漢な店でしてね、流石にガレージキットとかは殆ど扱ってませんが、
プラモ関係は国産外国産問わず、ジャンルもオールジャンルそろい踏みですし、本当に何でも仕入れてきますんで、
倉庫が大変なことになってきての苦肉の策が今回のセールとのこと。
そんな訳で、単なるデッドストック放出ではなく、在庫はお宝の山になっとります。
 在所は大分県中津市、国道212号線沿い明屋書店宮永店を耶馬溪方面に下がった所にあるプラモ屋です。
場所がワカラン??通販???メールで問い合わせ???「そんなの関係ねぇ」と
ここら辺も漢なテイストなので、完全店頭売りオンリーな話故、店に行ける人は行ってみてあげてくださいましと、
頼まれもしないのに宣伝するオレちゃん。あ、ちゃんと「ブログネタにしていい?」と許諾は得ております。


 それでは、前置きに3000字も使っちゃったところで今日の本題。タスカンLMの製作記です。
 もう一ヶ月くらい前から滞ってましたが漸く再開。前回まででボディー塗装は一段落なので、今回からシャーシの製作をば。

をばって、もう佳境を越えちゃってんですけどね。1/43は余計なことはせずに
キットの使える部分をなるべく使用するようにすれば、1/24とかと比べるまでもなく
簡単に出来上がってしまいます。反面、手を入れ出すとサイズが小さいお陰でメチャクチャ手間がかかります。
ただでさえ窓の開口面積が小さいこの車に、過剰なディテールアップは絶対無意味だと信じて疑わず、
コンソールさえもデカール貼っただけという、実に簡単に仕事を済ませました。っつーか、
内装やシャーシまで詳細に判る資料が、この車に関しては手持ちに全く無いので手も足もでまへん。
シャーシの板を金属板に変えるとかも、ボディー側の内肉をギリギリまでえぐるとかも全然してないので、
室内の上下が狭いのなんの(汗。お陰でロールケージがサイドウィンドウから見えすぎてしまう為、
Aピラー以降の本来見えない部分は丸ごとカットしてしまいました。
でないと、運転中に頭がゴツゴツとロールケージに当たるの間違いなしな状態になっちゃうので、
これはこれで不自然かと。ロールケージを組んだ頃は、シート底を削っておけばOKとか思ったんだけどね。
なので、自作のロールケージは、折角作ったけど一部切り飛ばしております。
 燃タンから給油口へのホースは、キットのパーツを紛失したので、真鍮線と手芸用のスプリングでデッチアップ。
ステアリングもキットのプラパーツをそのまま使用してます。

↑、今回、シャーシの塗装の一部に、フィニッシャーズのスーパーフラットコートを試用してます。
これ、単なるフラットクリアーかと思ってたんですが、塗ると言うより軽く乗せるだけで
簡単に且つ綺麗に艶が消える優れもの。ほんとに簡単に艶消しになってしまうことが解り、
その艶の消え具合を緩和する専用溶剤が付属してる意味も、使ってみて初めて判りました。
これ、主剤も緩和剤も中身は一体何なんでしょうかね?ガイアノーツのEXフラットクリアーってのも、
白化しにくく艶消しの落ち着き具合が良いので、今まではそっち使ってたんですが、
このスーパーフラットコートも非常に使えるマテリアルだと思います。ちょっと高いけど。

 その他は概ねキットの指定通り。シートベルトに関しては

キットにはバックル用のエッチングがヤッツケ仕事とはいえ一応付属してるんですが、
ベルトに関しては素材どころかデカールさえ無し。仕方ないので板オモリを伸ばして細切りしてベルトにしました。
 あと、シフトノブとサイドブレーキが、キットにはパーツとして入ってませんでした。
「オレの買ったキットだけの話?」とか思ったりもするんですが、無ければ無いで自作すりゃ良いんですけど、
資料的にシフトレバーはともかくサイドブレーキは全く不明。なのでサイドブレーキはなかった事にします(笑。
シフトノブは、次回以降自作してくっ付けることにします。

 長いこと愛用していたタミヤとミネシマのピンセットが、度重なる研磨のダメージもあり
先端の合わせが非常に悪くなってきていたので、ピンセットを新調してみました。

実際に新調したのは数ヶ月前の話なんですが、↑この手のちょっと高級なピンセットって
1/43みたいな小スケールの製作では、値段なりの良さを感じます。軽~く先を閉じるだけで、
細かいパーツをガッツリつかめる上に、導入した2タイプのピンセット、
中でも画像下段のデュモンの5aってのが実に使い易いです。これぞ「痒いところに手が届く」って感じ。
他にもハンダ付け用にはFONTAXのタクセル鋼のピンセットを使用してますが、これもかなり使い勝手が良くてお薦めです。
 模型屋ではあんまり見かけない玄人好みなピンセットの購入は、模型店よりも彫金工具店や
時計修理専門店等の方が購入が簡単かと思います。そうした工具を買うために使ったことがある店では
時計工具専門店【醒凛舎】
【ジャパンホビーツール】
をよく利用します。あと、使ったことはないんですが、
【インダストリアル・インポーツ】
のサイトでは、ピンセットの種類や材質等の説明も非常に詳しく出てます。
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