明日から、友人の結構披露宴出席のために四国は愛媛に行ってきます。四国って天気の良い日には
近所の海岸から水平線の彼方に見えちゃうときがあるくらい実は近いんですが、いざ行くとなると凄く面倒です。
↑考えられるルートと言えば上記四つがあります。
A:中津→国道10号→九州道→山陽道→しまなみ海道→松山
B:中津→国道10号→門司→フェリー→四国上陸→松山
C:国道10号→大分自動車道→大分港→フェリー→四国上陸→松山
D:JR日豊鹿児島線→福岡国際空港→JAL飛行機→松山空港→松山
ってルートなんですけどね、要するに大分から気楽に行けるルートがないのですよ。
更に、陸路をしまなみ通って車で行くAルート以外は、途中の船や飛行機の便数が非常に少ない。
「てへっ!遅れちゃった♪」
ってなこと言おうものなら、平気で「明日またおいで」って言われかねないのはホントの話。
で、超が付く程の飛行機嫌いの私故、なんとか飛行機以外のルートを模索したんですが、
先述の「便数が少ない」影響がありまして、他のルートだと一泊二日の予定を二泊三日にしないと
日程的に厳しくなってしまう為、結局渋々飛行機で行くしかないようです。披露宴に行く事自体を
親戚の爺さんがポックリ死んだとか言ってキャンセルしようかと思ったよw。
で、この飛行機代がまたバカ高い。新幹線で名古屋行くより高いなんてフザけんじゃねぇっつー感じです。
実はね、県の
↑の様なルートが随分前から検討事案として挙がってるんだそうですが、これが実現してれば、
ヨネスケが晩飯覗きに来れるくらい隣なのですが全然実現しません。
何故か?
両自治体が貧乏すぎるからww
ってのがホントのところで、それを「この海峡は潮の流れが~」とか「海底地盤が~」とか言い訳し続けてるそうな。
都会は便利になる一方だそうですが、田舎は不便になる一方ですよ。
さて、製作記。リアサスの仮組みをして、ジオメトリーとボディー側装着時の各部クリアランス確認。
パーツの精度はかなり高めですが、アップライトの取り付けでは純正の取り付けダボがイマイチ合わないのはいつものこと。
そこいらを修正しつつ、各アーム類に関してはアッパーもロワーもダンパーマウントも悉く左右一体なので、
全て時計ネジで留める様に修正してます。で、ダンパーが、よくあるメタル鋳造一発成型ってヤツで、
これが露出しちゃうところが80年代車の御約束なので、一点豪華主義的に自作パーツに置き換えました。
こういうのって旋盤持ってて使いこなせるともっと精度上げれるんでしょうが、そうした環境がないのでこれが精一杯。
↑↓が左右二本分の自作パーツ一式です。
ダンパーのシリンダー部は3mm外径のアルミパイプをドリルレースで切削加工。左右で寸法差が出ないように、
加工の初めにキチンと溝切りをしてサイズを揃えて加工します。で、出来上がったシリンダーの内径部には
スリーブに2mm外径の真鍮パイプを打ち込んでおきます。これによってアルミ材だけど組み付け時にはハンダ付けが出来る様になる。
ロワシートは4mm外径のアルミパイプを輪切りにして更に薄く面取り加工したもの。
アッパーシートも同様に4mmアルミパイプを使用してますが、ロワと違って上面にテーパーが付くようドリルレース。
上部・下部のジョイント部分は(共に車体との接続部の事ね)は便宜上シャフトと一体で作るって事で
1.5mm洋白線の両端を、上の細い方はドリルレースして、下の平たいところはヤスリ掛けして製作。
下側は平たく削るだけではなく、0.5~0.6mm径程度の穴を開けておきます。組み込む際には、車体側マウント部と
インセクトピンで共締め風に取り付ける事となります。
また、このシャフトには先にアルミパイプの輪切りで作ったアッパーシトとロワシートの組み付けの為に、
2mm径真鍮パイプをシャフトの洋白線にハンダ付けしておきます。このパイプが各シート部を
水平にマウントする為の治具と成りますので、パイプ表面にはハンダが残らないよう注意します。
スプリング部は、手元の素材を漁った結果、0.6mm径の針金を焼き鈍してコイル巻きにして製作。
焼き鈍して軽く磨いたからか、良い具合に黒ずんでくれたので、今のところこれをこのままコートして使おうかと。
全部組み合わせると、↑のようにダンパースプリングが完成。上下のジョイント部が長いのは、
車体への取り付けがまだ仮組み段階だからです。ドリルレース加工って事で、厳しく見れば、
まだ左右の形状差の追い込みが足りないかも知れませんが、それでも中々良い感じに出来たと思うんですがどうでせう?
一応、真鍮の部分だけは塗装しますが、洋白やアルミの部分やスプリングの部分は
無塗装プライマーコートで使おうと思ってます。でないと、わざわざ金属で作った意味が半減しますんで。模型的演出ですね。
ちなみにこの部分、資料が全く無かったので、翌年の97T前期型の資料を参考にしております。
時々北京方面から突っ込まれるネタに、タミヤのMP4/8の作りかけってのがあるんですが、
あれを作ってる当時は手に入らなかった素材が、その後色々と手に入ったので、再開時には同様の手法で
ダンパー類を作り直そうと思います。いつかね(笑