がらくたどうBlog

模型趣味とその他諸々

T91途中経過とル・マン出場車祭 参加状況報告

2006年02月27日 | 模型
 そろそろType-91も出来上がった頃だろうと思って、こんな稚拙なブログを恐れ多くも覗きに来てくださった皆様(居るのか?w)、あいすいませんそーりー遺憾でご機嫌如何!?@河童です。

 えー、T91、最終組み立ての段階で、ヒーターも入っていない摂氏6℃の真夜中の秘密基地にて、Tシャツが変色するくらいの大汗をかいてましたが(ぷ、なんとかここまで来てます↓

目下タイヤの固定とウィングステーの固定。タイヤの固定には真鍮ブロックを、ウィングステーの固定には、逆ピンセットを使用。これ。真鍮ブロックは御約束ですが、逆ピンセットの方は、メーカー忘れたけど重量があって定盤上に垂直水平を保って置けるのでこういうとき便利です。最近使ってなかったから錆びててビックリして慌ててメンテしたけどww

 改めて仮組って大切だよなーと痛感。テメェは初心者かよ!なミスの連発で、心が折れかけて危うく窓からT91を投げ飛ばしてお星様にするトコでしたが、七転八倒の末ここまで到達って感じ。ってこんな文章じゃ何が起きたかわからんでしょうけど、要は
落下事故
シンナー風呂
↑ここらでのミスや行程変更が、最初の段階での仮組の功を亡き者にしていたっつー訳ですよ間抜けですよタメオがタミオっつってもガレキはガレキですよ仮組無しで組める様なほどきちっとはしてないですよアレほど言ったじゃないかガレキは仮組が全てだと・・・・・・・

ホント、とっちらかりました。要するに、
▼落下させたことで左サスペンションのアップライトの中心の高さが0.2mm程ずれてしまっていた
▼タイヤの扁平具合が悪く(ケチらずフジヤの使っときゃ良かったか?)、それを考え無しに「仮組後」に表面削りカマしたので、いよいよアライメントが厳しくなった。
▼シンナー風呂ついでにサイドパネルを先付けしたため、0.1~0.2mm程当初の予定より最低地上高が上がってしまった
▼ドライブシャフトの仮組をしていなかったのに、脳内では「バッチリ組んで修正済み」と脳内補完されていましたが、どうやら仮組時は存在を忘れていたらしく、全然全くサイズが合いませんorz
と、全てが足回りに拘わるトコでして、これを脳内では「仮組」通りにパチパチ組めるはずと思いこんでエポキシ流したところからナイトメア!!先ず、リアサス組むときにドライブシャフトの長さが全然間違ってて、あわてて採寸してシャフトを切断加工、更にミッション側のブーツの穴を広げ、アップライト側の受けも穴を広げて或る程度の自由度を確保してから、漸く組み立て。たかがドラシャされどドラシャ、一本増えただけで組み付け精度がズレ、オマケに車体もシャーシも真っ黒黒介なので穴の位置が判りづらいったらありゃしない。なんとか組めたと思ったら、今度はフロントサス。組むのはすんなり行ったけど、タイヤを仮組してみると左右で車高が違う!落っことして折れたのを修正した左側が当初予定よりもズレてしまってます。塗装を剥がさないよう気をつけつつ角度を修正したりして、やっと付いたと思ったらロワアーム基部のベースがいつの間にか脱落orz。仕方ないので、ここは接着後にパーツを新たに切り出して、見える部分だけ残してトリミングし、ペタッと貼って半艶黒を塗って済ませました。無駄かと思ったブレーキホースのワイヤー追加が、この辺りの粗を上手く隠してくれたのは不幸中の幸いかwwで、前後サスがなんとかなったので、後はタイヤの取り付け時に微調整しようとタイヤをを付け始めたんですが、エポキシって時間制限が有るじゃないですか。30分硬化タイプ使ってりゃ良かったんですが、手近にあった5分硬化のを使ったため、アライメントが取れてないのに硬化時間が迫るー!!!特にハブセンターとホイールのセンターが合ってくれない。結局一回目はにっちもさっちもいかなくなり、一旦エナメルシンナーで全部接着剤を拭き取って、再度爪楊枝ジャッキwで車高を上げてセンターをキチンと合わしてこの時点でセンターピンまで打ってしまい、無理矢理固定して漸くココまで着たよってとこでござぁます。
 色々ありましたが、全て私の不徳の致すところ。でも、二月最後の夜には完成すると思います。っつーか、もういい加減飽きてきたので(笑)ル・マン祭りネタを始めさせてくれたまへ。

 さて、
「輝け第一回!ペキモ杯イラネ ル・マン24時間レース出場車 製作&完成品野ざらし祭り!!!ポロリもあるよ♪」
ですが、目下表明してくださった参加者とネタは以下の通り。あ、今更ですが、参加ネタは公開時まで内緒ってのもアリですよ!取りあえず参加表明のみでも全然オケー。

ワタナベさん :ユニオン 1/20ポルシェ カレラ RSR
Romeo Nanjohさん :選定中(フジミ 1/24ポルシェ 917K??)
kazu07222000 さん :タミヤ 1/24 ニッサン R390 GT1
FDM さん :選定中
ラックさん :選定中
クラクラさん :タミヤ 1/24 ジャガー XJR-9
Yoshi さん :選定中(フジミ1/24FERRARI F40LM改 GTE?)
Go さん :タミヤ 1/24 ニッサン R89C
ゆうじさん :タミヤ 1/24 トヨタ GT-One TS020
侍ダー@よしたか二号店さん:ルマンミニチュアーズ(?)1/24ベントレー SPEED8
剣蔵さん:選定中(タミヤ 1/24 MAZDA 787B-LM?)
nilさん:タミヤ 1/24 トヨタ GT-One TS020
ベルガーさん:選定中
わかさん:お眼鏡に適う車種が有ればってことで選定中
dyna1172さん:フジミ ポルシェ917K ガルフカラー(当然LM仕様)
@河童:タミヤ1/24 ポルシェ911GT1

と、こんな感じでしょうか?〆切に間に合ってくだされば、なんと15台以上集まります!う~ん、益々開催時の画像集を見てみたい!何度も言いますが、市販キット使用であれば車種被っちゃっても素組でもフルディテールアップでも改造でも何でもオケーですよ。
 〆切はル・マン開催日前夜の2006年6月16日です!暫定専用ページは蛾洛汰堂版に関しては3月中に何とかします!!

※2006/02/28加筆修正
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改めて、ル・マン車製作祭 開催について

2006年02月26日 | 模型
 ども!製作中のT91、さらに言うと、リアのエキパイに遮熱板を再現すべく切り出したステン板を填めようとしたら、先に固定してあったエキパイの下に隙間が無くて填められ無くなっちゃってキレかけた@河童です。


 


 ついでに言うと、左右のパネル下端に装着するエッチングパーツの装着がスッゲェ面倒で、コレ装着するためにボディー振りまわしてたら、ハセガワのコンパウンドのボトルにサスカバーのエッジをぶつけてちょこっと塗装を剥がしてしまってキレかけた@河童です。





 更には洋白板から切り出したミラーの反射鏡を接着しようとして、まるで御約束のようにポロッと落とすことを再三繰り返し、気がつけば左三個右一個の計4個紛失の挙げ句、再製作作業を含めて二時間近くかかって漸くミラーが付いたけどチッコ過ぎて全然効果がない気がしてorzな@河童です。流石にコレには




 すんません。ちょっと作業にイライラしたので小ネタを入れてみました。上記の出来事はノンフィクションっすよ。所謂プロの人って、こうしたキットを年に100台以上作ったりするんだそうですが、胃に穴開いたり脳に未知の生命体が住み着いたりしないんすかね?腕も凄いが精神的にもタフなんでしょうなぁ。


 さて、ワタナベさんのブログで提案が為され、気がつけば始まっちゃって既にボディー塗装にまで入ってる御仁もいるらしい
「輝け第一回!ペキモ杯イラネ ル・マン24時間レース出場車 製作&完成品野ざらし祭り!!!ポロリもあるよ♪」
に関して。各位のコメントやワタナベさんのブログ等を整理しますと、以下のような状況で進めていくことになりそう。
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さて、先日ちょろっと書いた「ル・マン出場車祭り」。
いやはやなんとも、反響大きくてびっくり。ちょっと整理してみましょうか。
@河童さんとこにコメントされた分も含めると下記のような感じ。(順不同)

@河童さん :タミヤ 1/24 ポルシェ 911 GT1
Romeo Nanjohさん :選定中
kazu07222000 さん :タミヤ 1/24 ニッサン R390 GT1
FDM さん :選定中
ラックさん :選定中
クラクラさん :タミヤ 1/24 ジャガー XJR-9
Yoshi さん :選定中
Go さん :タミヤ 1/24 ニッサン R89C
ゆうじさん :タミヤ 1/24 トヨタ GT-One TS020
わかさん :ランエボ LM (え?)かC11(ザウバーC11と勘違いした事にして蒸気機関車C11、その他「ル・マン三世」のアルファロメオザガートかフィアット500にしようか等というスットコドッコイな事を仰ってますが是非参加して欲しい!)
ワタナベさん:選定中(※わかさんとワタナベさんの項のみ@河童記)

なんかエラいことになってきましたな。
そうそう、別に車種はカブってもいいんですよぉ。あんまり規定厳しくするとつまらないので。
ま、みなさん一緒に作るってことで楽しんで行きましょ、ってノリですから。
漏れがあったらお知らせください。それと「オレも!」って人もお知らせください。
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以上はペキモのコメント欄からのコピペ。
 追加条項としては

車種:::::::ル・マン24時間レース出場車両に限る
スケール:::::LM24だけに1/24限定(?)もしくは欧米の1/24スケールこと1/25もオケー。1/43はどうします?(笑(ここらはまた意見を聞いて確定させよう)
キットの種類:::プラモデルが基本線。レジン&メタルキットも可。
改造の有無::::何でもあり。素組でも全然OK。巧いとかスゲェとかの類を
         競うようなコンペではなく、各位気に入った車種を好きに
         作ってネット上に晒してみようがコンセプト。
         よってゲスな順位付けや開催者の財布を虐める商品とかは無し。
〆切:::::::今年のル・マン24時間レース開催日(前日?)
晒し場所:::::ワタナベさんの「いつかはヨンサン」や@河童の「蛾洛汰堂」等に、
         晒しページを構築します。HPやブログをお持ちの方の参加には、
         該当カテゴリーやwebページへのリンクも貼り付けてしまおうかと。

こんな感じでしょうか。1/24-1/25のプラモデルをメインにって言うのは、比較的どこの地方の人でもキット探しが可能だから。レジメタや1/43は、地方だと入手が非常に大変なので、「誰でも気軽にどーぞ」と言う意味での提案でして、参加者に条件を出してるわけではありません。っつーか、ワシ誘われた方だし(逃笑。個人的にはスケールくらいは統一しても良いんじゃないかと思ったりしてるのですが、皆様は如何でござぁましょーか?
 画像のUP方法は後々考えることとします。色々揃うといいなー。自分で作る楽しみもありますが、それよりも他の方の作品を見るのが猛烈に楽しみ(圧。まぁー、肩肘張らず気楽にやりまひょーーって事で、何か御意見・参加表明・アンチテーゼ等々ございましたらコメントどぞ!
 近いうちに募集要項等まとめて専用ページを作ってみようと思います。画像のアップロードに関しては、良いアイデアをお持ちの方は御指南くだされば幸いに存じます。どっかにUPロードされたデータを私が右クリで拾ってきてページに放り込むってのもアリだな。

※2006-02-26 01:29:51 管理者加筆修正
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いきなりヨンサン「LOTUS 91(TAMEO)」 その11

2006年02月24日 | 模型
先日玩具店の模型セクションにて、タミヤのレオパルドⅠA4発見!

このキット、非常に思い入れが深く、久々に作ってみたくなったので模型店に出かける度に探していたのだが、あんまり売れないのか現行品なのに全然見かけなかったんですよね。思い入れの要因は、今を去ること20年くらい前、元々LSの1/72ミニAFVが大好きで時代的には大戦時の戦車を好んでいた私に、友人がタミヤのリモコンゲパルトを見せてくれた事があったんですが、これを機に1/35も作るようになったんです。で、丁度その頃、テレビで毎週放送されていた「うる星やつら」って漫画がありましてね、その劇場版「うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー」ってのが公開されたんですが、

これに出てきたのがレオパルドⅠA4だったんすよ。テレビシリーズでもこのA4は時々出てきまして、その影響で好きになった戦車だったりします。蘊蓄垂れますと、「攻殻機動隊」の劇場版「GHOST IN THE SHELL」や「イノセンス」を監督した日本が誇る超絶アニメーション制作集団スタジオI.Gの中心的存在でもある押井守氏の劇場用デビュー作。これが馬鹿にしたもんじゃなくてね、「うる星やつら」のキャラクターや基本設定は利用しつつも、完全に独自のシナリオでオリジナリティー溢れる作品に仕上げたのが「ビューティフル・ドリーマー」だったっんですが、そこらの邦画より全然面白いんですよ。で、クラクラさんの凄く楽しそうなジオラマ制作に感化されて、そのビューティフルドリーマーの1シーンをモチーフにジオラマ作ってみたいって思ったんです。いつかは判らないけど(笑。この作品には他にもキューベル・ワーゲンだのシーハリアーFRS1等が出てきて、結構ディテールにも凝ってたりして、製作者サイドのマニアぶりが伺えたりします。
 ちなみに私、アニメーションはジブリとかディズニーとかの一般向けなものくらいしか見ないんですが、押井氏の作品に関しては「ビューティフルドリーマー」以来ファンなので全部見ております。


 さて、 T91ですが佳境です。実はF1レジェンドの82年オーストリアGP放送に併せて完成させてやろうと淡い目論見抱いていたのですが、スッカリ間に合わなかったのははお察しの通りwww。研ぎ出し作業に突入したんですが、チッコイくせにスンゲェ手間が掛かります。っつーか、完全乾燥したオートクリアー硬すぎwwデカールの段差も1500番でナカナカ歯が立たないので概ね1200番使ってます。そっから1500番→2000番と掛けて、タミヤの粗目→細目→モデラーズコンパウンド2000→タミヤ仕上げ目で漸く傷が減って艶がしっかりしてきました。


 細目と仕上げ目の間にモデラーズをかましたのは、ボディーカラーが黒でして細目では傷を消しきれなかったから。黒は傷が目立つので、磨くのも大変でございます。万事巧くいったように見えて、実は二箇所ミスってます。先ず右のサイドポンツーンのリアタイヤ前の出っ張り部でほんの少しカドを出してしまいました。タッチアップで充分リカバーできる程度の軽ーいものですが。それと、こっちは考えようによっては重傷なんですが、ノーズ先端のTISSOTのロゴのSSOの三文字分が削れてしまいました。

カドを出したのと似たような状態ですが、どうやらこの部分はデカールの定着が不完全で浮いていた模様。被害が二文字だけなのでワックス掛ける前に予備でカールで削れた文字のみリカバーしておくとします、先端部だけどノーズ正面とはクッキリ面が分かれているので見かけ上の艶には実は影響は少ないので、全然めげておりません。

 最近カド出すようなことは無かったんですが、このT91はボディー形状が見た目に反して複雑で、とにかく磨きにくい。

特に図の矢印で示した箇所は、テーパー掛かってる上に微かな段差があったり、或いはダクトの彫り込みが非常に深い上に面が曲面だったりで、当て木を使って研ぐなんて事が不可能に近く苦労しました。そもそも黒の研ぎ出しって他の色に比べて面倒臭さはダンチ。

ほんと、冗談抜きで倍くらいに感じます。文句垂れる前に手を動かさなければ艶出ないっつーことで、渋々グダグダと、ピンセットでペーパー挟んだり、爪楊枝にバフスティックの細切れを刺したモノを使ったりして、地道にコツコツ磨いてます。二晩使ったけど、まだボディーが仕上がってません(泣。ちなみにリアウィングは手つかず。

 そんな訳で組み立て開始にはもう少し掛かりそうでございます。早くルマンに進みたい・・・・。
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いきなりヨンサン「LOTUS 91(TAMEO)」 その10

2006年02月21日 | 模型
やっと全パーツ勢揃い!!!!




 行程少ないのに長かったであります。パーツ一個一個は小さいけど、タメオのキット、中でも90年代後半以降のキットに関しては、パーツの分割数が多めになっていて、塗装や組み立ての工程数は1/24~1/20クラスのガレージキットとさして変わり有りません。使用するマテリアル類の量が少なくて済むってのは有りますけどね。

 さて、早速前回から亀の歩みで進んだ進歩状況をば。進歩っつっても基本的に塗装作業ばかりになります。塗装は全てエアブラシで行いましたが、この際、塗装する色によってキチンと行程を順序立てておくと、大幅に手間が省けます。特に色の変更とブラシの掃除の手間が格段に変わる。

 先ず、前提として、色の薄いモノから塗っていくことになります。また、使用する塗料はなるべく同一メーカー同一剤質のモノ。稀釈は全て同じシンナーで行います。今回の場合、塗料はフィニッシャーズとクレオス、一部にアルクラッドⅡを使用、シンナーは全てラッカーシンナーです。



 最初はシートベルト。キットのエッチングパーツを使用し、焼き鈍してシートに型押しし、表面にメタルプライマーを吹いてからモデラーズのインテリアカラー・グレーを塗布。乾燥後、クレオスのブルーベースの自家調色セミグロス・ブルーを塗布しました。後ほど、バックル部分の塗装だけ剥がすことになります。

色変更のためカップ洗浄。カップ内にシンナーを入れて軽くウガイをさせてから廃液。カップ内をティッシュで拭いて、シンナーを入れてウガイしたりクリーナーボトルに吹いたりして洗浄。多少青みが残っても構わないので、テキトーに掃除できたら次の色へ。


 次に足回りを塗っていきます。先ずはサスアームから。クレオスのスーパーブラックに艶消しブラックを少々混ぜて半艶黒を自家調色し、これをパーツからやや遠目に少圧で吹きます。セミグロスブラックってのがフィニッシャーズから出ているんですが、この色に限っては多色との混合はマズいんだそうです。で、今回はカップ洗浄を省いたりシンナーを市販のラッカー用で賄ったのでクレオスの自家調色で賄ったわけ。近くから圧かけて吹くと、表面もテカテカになってしまうので、半艶感や鋳造防錆塗装な金属感がスポイルされちまいますので遠目から圧を調節して吹いてみました。余った塗料でハブも塗っておきます。ここは完成後殆ど見えないので、パーツの素である真鍮の色が消せればOK。更にブレーキダクトも。ここはこの時点では黒くなればOKです。
 次にカップ内の黒を全部吹き出してから殆ど洗浄もせずにフィニッシャーズのカーボン・マットブラックをブレーキダクトに吹きました。ズバーッと吹かずに、先程吹い半艶黒を利用して、カーボンマットブラックは遠目から砂吹き。ここは実車だとカーボン製なのでこうしてみました。


 更にシャーシにもカーボンブラックマットを塗装。ボディー塗装の段階でグロスブラックは吹いてあるので、完成後に露出するモノコック外板とシートの外側、サイドポンツーン前端のみマスキングして吹きました。完成後は全くと言っていいほど見えなくなる部分にカーボンブラック吹くので、凝ったことをせずにズバーッと吹いてます。


 ピンボケですがステアリングです。センター部分はボディー塗装時にグロスブラックを吹いてあるので、外周部のみ先程のカーボンブラック塗装後に、カップに残ったカーボンブラックに少ーーし白を加えて砂吹きしてます。

ここで一回ブラシを洗浄。分解してまでの掃除は不要ですが、薄め液がほぼ透明になる程度のウガイを噛まします。で、今度はメタリック塗装に突入。 


 画像はドライブシャフトですが、その前に上の方のサス周りの画像右端に出てるブレーキキャリパーにクレオスのチタンシルバーを吹いてます。チタンシルバー後にカップを適当に洗って今度はクレオスのカッパーをドラシャに塗装。


 今度はカップ内のカッパーの洗浄はせずに、クレオスの艶消しブラックをそのまま加え、シンナーも足してカップ内で混色。これをエキパイに吹きます。その後カップ内を軽く洗浄し、カッパーのメタル粒子の勢力が落ちてきたのを見計らって、更にフラットブラックをカップに入れて、パーツから遠く距離を取って軽ーーく吹きます。イイ感じに仕上がったんだけど画像はピンボケ。
 


 ミッションブロック。先程エキパイの仕上げに使ったフラットブラックを、ミッションの後端のプレートに塗装。
 ここで一回エアブラシを洗浄し、カッパーのメタリック粒子や、艶消しブラックの顔料を洗ってしまいます。分解掃除まではしないけど。
 で、アルクラッドⅡの下地用ブラックを、フリーハンドで先程塗った後端部を避けるようにして全体に吹きます。この黒、艶の出はすごく良いんですが、どうやらエナメル塗料らしく全然乾きませんw。乾燥ブースに入れて暫く強制乾燥させて、最後に全体にアルクラッドⅡのポリッシュドアルミニウムを、下に塗った黒を活かして立体感が出るようにハイライト吹き。
 最後にオイルクーラーからのジョイントに色を入れて終了です。

 以上で細かいパーツの塗装を終えましたが、色の透過度が高い色から順々に塗料を変えていくことで、無闇にエアブラシの洗浄を繰り返す必要が無くなります。メタリックはどうしても掃除が必要なので最後にすること。
 また、グロス・セミグロス・フラット・マットとかは、塗料の基本性質に過ぎず、ブラシ内の塗料濃度や吹きつけ圧、吹き付ける距離等によって色々調節できるので、一色の塗料からも様々な表現が可能になるのですが、これを利用して、いかにも細かく塗り分けたようなハッタリを効かすことも、手の抜き方として重要なことですね!

 まだキットではオミットされてるフロントからリアに伸びるアクセルワイヤーとブレーキパイプをどうするか考え中(一応下穴は開けてある)ですが、一応組み立てに必要なパーツが全部揃ったっつー事で、次は研ぎ出し行程に入ります。
 この車、見た目に反して研ぎ出しが非常に面倒くさい気がします。ペーパー入れる部分と入れない部分の取捨選択が重要かも。
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ル・マン出場車祭 開催

2006年02月17日 | 模型
 どもども、最近子供と遊ぶのが楽しくて、模型そっちのけになり気味の@河童です。女の子なので模型趣味なんか持たせた日には、「趣味が同じ♪」とか言って、みたいな野郎とイイ仲になっちゃったりして乳でも揉まれかねないので、父ちゃんとしてはもっと真っ当な趣味を持たせるつもりですから、模型を親子で一緒に楽しむなんて事は無いだろうなぁ(笑


 さて、T91は全然進んでないです。サイドポンツーンのインナーメッシュがどうやら黒が正解ということが二日かかって判明して、取りあえず他パーツ含めて金属モロだし状態のパーツにプライマー塗って、シャーシにマスキング施してカーボンブラックを吹く”準備”が出来たトコまで。画像無し(笑)。いったい何時完成するんでしょうか?期間だけは間もなく2ヶ月経過しようとしてますが、ほぼ素組なので実働時間は10数時間で、半分以上が塗装とデカール貼りですから、時間開けすぎですね、すんません。

 そんなこと言いながら、ペキモのワタナベさんからの提案で、次はルマン出場車でも作りっこしない?ってネタが挙がってます。前回の記事で私が「次は911GT1逝ってみよう!」とかテキトーな事ぬかしたのが発端らしい。
 で、それではと早速、「どう作るか?」の検証をしてみた。
 なるべく手を抜きたい(爆)と言うことと、ストックに余裕があるのでエンジン等のフルディテール仕様で凝るのは別な機会にっつーことで、今回はカウル固定のプロポーションで作ることに。

で、早速ペタペタとボディーを組んでみました。一応仮組しながらですが、流石はタミヤ、約10年前のキットでありながら、組み立て精度は高く、大した修正もかからずパチパチ組めてしまいます。調子ぶっこいてそのまま接着までしてしまいました。無駄にストック余らせてる心の余裕か!今回接着には、ウェーブの黒い瞬間接着剤を本格的に使ってみたんですが、これが実にスバラな製品。瞬間接着剤で最もネックになる柔軟性の無さですが、この黒い接着剤はソコソコ柔軟性がありまして割れにくいです。オマケに強度は通常の接着剤と変わらず、更に黒く着色されているので、接着剤が充填されてる箇所が判りやすくて無駄がない。更にプラモ用接着剤と違って、経変でヒケて埋めたはずの接着線が復活する心配も殆ど無し。一度使うともう戻れないっつー感じの良さです。ハッキリ言ってずば抜けてオススメであります!
 さて、パチパチっと組んで行くに当たって、一応シャーシの一部も使って、リアカウルがボディーと一体になっても最終的に組めるのかだけは確認してから接着。端からこうした組み方も想定していたのか、組み付けはカウル全固定でも問題なしです。しかしながら、幾つか注意しなければならない点も発見。

 先ずはフロントフェンダー後半部。ここは別パーツになってるのですが、先に接着してしまうと、塗装がかなり面倒くさくなってしまいます。特にドアパネルの前とウィンドウフレームの角は塗りにくくなりますねー。

今のところは、この部分は後付で進行することにします。実車もキットの分割線通りにパネルラインが入ってるので、後付でも特に問題はありません。ボディー塗装時に仮止めしてボディーと塗装のトーンが違わないように注意するだけで良さそう。

 それからドア後方のダクト部分が別パーツ。ここは、ちょっとパーツ精度が悪く隙間が空いてしまいますので、若干塗装が面倒くさくなりますが、先付けした方が良さそうです。で、早速先付け(笑)

 実は調子ぶっこいて先付けしてヤスリで修正してたら、削りすぎてアウトラインに影響を出してしまうという、御約束の初心者風失敗をやらかすオレちゃん。

削りすぎ部分に黒い瞬着を盛って成型しまして事なきを得ましたが、今度は元のパネルラインがイマイチ判らなくなっちゃったので



早速予備を作り出す気弱なオレちゃんww。今後どっちか上手いこと進んだ方を使って作ることにしましょう。 

 あと、気付いた点としては、リアサスペンションを仮組してシャーシに仮留めして検証したところ

リアセクションは外から概ね見えないのですが、リアバンパー下部とリアフェンダーから若干中身が覗けてしまうので、手抜きを兼ねてエンジン類はオミットしてしまうってのも不安を感じてしまいます。ブレーキやエンジンエアダクト、エキパイにミッションブロック後端も全く見えないわけではないし、リアバンパーの穴から覗き込んだとき、そこそこの密度感が垣間見えた方が良さそうです。


それから、メッキパーツもちょっと多め。

で、フロントのマーカーランプとフォグランプのパーツがメッキ処理されてるんですが、ここをどうしようか思案中。特にバンパー下部のフォグランプ部分は、実車だとボディー側にモールドされた外周部とはツライチになってるんですが、キットは外周部とライトダクト内壁の間に接合線が出来てしまいます。メッキ剥がして一体処理しちゃうか、メッキ生かして接合線は見て見ぬふりするか思案中です。


 今のところ気付いた面倒くさそうな箇所はこれくらい。細かいディテールが施されたエンジン部分は、手抜きで簡単に塗り分けるだけで済ませそうですし、ボディーワークさえ整ったら、あとは簡単に出来上がりそうです。


 で、予備の911キットを棚からアブダクトしたついでにルマン繋がりで、CLK-GTRもアブダクトしてきました。ちなみに、CLK-GTRですが、911GT1を凌ぐ7箱のストックがありました(汗。ただし、D2×2、スポーツウェアー(通称おねえちゃんマーク)×3(内1つはクリアービュー仕様)、、オリギナルタイレ×2と仕様は違ってるんですけどね。その中から、箱が最も傷んでいたチームスポーツウェアをセレクト。
 で、これまた早速シャーシと一部臓物を仮組して、エンジンカウルまで一体で作って最終的に組めるかを確認し、エキパイ出口にややストレスが掛かるけど、基本的にはシャーシ側をチョコッと弄れば組めちゃいましたので、パチパチ&ぺたぺたりで接着しちゃいました。

 このキットは、射出成型パーツの悲しき性、逆テーパー部は別パーツでないと抜けないって事から、何カ所か継ぎ目消し作業が必要です。量は911GT1よりも多め。ボディーカラーがシルバーだから、継ぎ目消しも神経使いそうです。で、早速消しに掛かったのがフロントバンパー下側のダクト。ここはキットだと別パーツ処理されてますが、実際は一体です。ここでも黒い瞬着大活躍。

また天井部分のダクトも分割されてますが、ここも一体成型なので同じく継ぎ目消し(これはまだ途中)

エンジンカウルはバンパーと別パーツ処理されています。当然継ぎ目を消すのですが、リアエンドのスポイラーがパーツとして一体成型されてしまっており、尚かつステーがきちんと再現されていないので、キットのモールドはスッキリ切り飛ばして後ほど新造することにします(図中赤○部)。


 で、ここまでやってて気がついた(←遅ぇよ)、この車、リアが透明アクリルフードになっててエンジン丸見えなんですね(汗。丸見えはエロビデオだけにしてくれよっつーことで、こりゃ中身もソコソコ真面目に作る必要有りですな。

 結局、次回は大人しく911GT1を作ることになりそうです。一応、今のところは「サクッと手抜き込みで気軽に素組」のつもりで居ますので・・・。


 色々弄くって検証してみましたが、冷静に考えると、検証に要した時間をt91に使ってりゃ、完成してたんじゃねぇのか?と思わないでもない・・・・。

※記事UP後、このブログを見てくれてるらしい知り合いからメールで
「CLK-GTRは名前の通りGTレース用の車両で、ルマンに出てたのはCLK-LM。これはレジンキットしか出てないよ~ん」
って教えて貰って気がつきましたwル・マン祭りだからCLK-GTRは対象外ですなorz
ならいっそFORDGT40にでも手を付けるかな?(←懲りてないwww)
                       2006/02/19追記
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いきなりヨンサン「LOTUS 91(TAMEO)」 その9

2006年02月14日 | 模型
 タダでさえ進行が亀なんですが、更にドジでノロマな亀になってきました。

裏事情(笑)を御存知の方には「そら、しゃぁないわなぁ」と御理解いただけるかと思うのですが、諸般の事情により母屋から離れた秘密基地に籠もる時間を、特にカミ様と娘を母屋に置いてけぼりで夜間籠もるっつーのが気が引ける現状(ぷ。。。トホホです。そんな訳で、あんまり進んでません。今月来月辺りは、基地籠もりを制限せざるを得ないです。残念。


 さて、作業ですが、ボディー塗装を乾燥中に付き、細かいモノをチマチマ作ってます。
 先ず、ブレーキローター&ハブ。キットはエッチング二枚貼り合わせ構造のローターと真鍮削り出しハブ、それにエッチング製のリングで構築されます。先にローターはハンダ付けしてありましたので、そこにハブとリングをハンダ付け。固着後リューターに噛ましてローター部分のみ400番程度のスポンジヤスリでチュイーーーンと磨いてパッド傷を入れつつ光らせます。ホイールから覘いた時を考慮しての余計な作業です。終了後、重曹で中和洗浄。最後にハブ部分にプライマーを塗ります。後でハブだけ塗装します。

 ブレーキキャリパーですが、エッチングの折り曲げにて製作するような構造。ベンダーで曲げてハンダ付け。ホイール填めると400%見えないっつーのに、キャリパー内側もモールドが入っていて、これのせいで油断すると曲げ損ねます。当然一個曲げ損ねたのを何となく誤魔化しつつハンダ付けにて左右を繋ぎます。あんまり適当にし過ぎると、ローターに填められなくなったり、ホイールに干渉したりするのでテキトーも程々に。

 タイヤ&ホイール。仮組みの都合上、既に塗装も終わってるホイールにタイヤを填めるだけ。ただし、キットのタイヤはパーティングラインがズバーっと入ってますので、タイヤを自作治具に填めてリューターにセット、程々に回転させつつトレッド部に240→600→800→1200とペーパーを当ててパーティングラインを消します。最後にエナメルシンナーで表面を御掃除。GOODYEARロゴは、私は吹きつけで処理しないので、完成直前にデカールをソフターで貼り付けるので今はまだ無地。


 ラジエター周辺のエッチングも処理しておきます。ラジエターパーツは、インスト指定通りに折り曲げてハンダにて貼り合わせ。この際、表面のメッシュ部分に水で薄めたフラックスを流して熱を入れると、汚しが入るんですが、やりすぎた模様(笑)。様子見て、違和感が大きいようなら塗装するかも知れません。サイドポンツーン吊り下げ用のバーは何故かパーティングラインがド派手だったので、ハンダを流してパーティングラインを消してバフ掛け。異物侵入ガード用のメッシュは、キット指示だと無塗装でいけるんですが、資料だと黒い場合もあるのでもう少し調べてから決めます。

これらは最終的なボディーとシャーシの合体時に影響を及ぼすので、念のためにもう一度仮組み。・・・・・・・・・・・・・・・初歩的なエラーを犯したオレちゃん。当初の仮組み時には、ボディー側のボディーとサイドパネルは分離した状態で、最終的に組むときにボディーとパネルを合体させる予定だったのですが、先のシンナー風呂の際の行程変更で、ボディーとサイドパネルを先付けにしてしまったんですが、その際パネル下部の可動式スカートも既に折り曲げた状態で先付けしてしまってます。で、そのせいで、シャーシとボディーがスカート部分で干渉して組めなくなってますww

図の黄色い部分が問題箇所。パネルとスカートはハンダでガッツリ組んでますが、パネルとボディーは接着剤で固定してあるので、今の状態からスカートを一回伸ばしてシャーシ合体後に曲げ直すなんて事はギガヤバス。結局スカート下端、シャーシ両脇、ラジエター関係のパーツの幅詰め等をバタバタ敢行して、なんとかギリギリ組めるようにしました。ん~、行程を変える時は仮組みも入念にやり直さないと辻褄が合わなくなるのは当然でして、こういうのは初歩的なミス。トリノの原田へのオマージュでつってことで。一応組めるようにしたけど、本組の際にも巧く行くかチョット心配。命取りにならんことを願うばかり。村沢教官にまた怒られちまいますよね。

 コクピット周りの小物も幾つか製作。シフトノブはリンケージとノブをエッチングで接続する構造になってますが、リンケージ用の棒がドコを探しても見つからないので、0.5mmの洋白線とキットのパーツを組み合わせました。シートベルトは、布製とかリボンのは組みにくくて面倒くさいので、素直にキットのエッチングを使用。焼き鈍してシートにグリグリ押しつけてフィッティング出しをしておきます。


 今日は最後にミラーの鏡面を製作。色々考えた結果、0.2×1.0の洋白帯金を適当に切り出しハンダ付けして二枚貼り合わせ。これをヤスリでガリガリ削り、程よい加減まで削り込んだら熱を入れて二枚に分離。ボディーの左右のミラー部にそれぞれ当てがいながらチョットずつ摺り合わせてやりました。最後に両面テープの上に貼り付けて、1200→2000とペーパー掛けしてからピカール→タミヤ細目を用いてリューターでバフ掛け。鏡面状に仕上げてやりました。完成直前でポロッと落として紛失、ブツブツ憤慨しながらもう一セット作り直したのは御約束(笑。偶には1/43らしい絵面として、このミラー部品と爪楊枝の先端を比較撮影したりなんかする。



 文章にすると色々書いたけど、作業としては進んでないに等しかったりして。このペースだと、完成は製作記その13辺りかな?



 さて、基地に籠もれないとか進まないとか言ってる割には、次に作りたいモノが湧いてきたオレちゃん。
 実は昨年末に棚の整理をした際に、

これが5つも(クリアータイプ含)ストックされてるのに我ながら呆れたりしたんですが、流石に出来が良いキットなのでジャンク行きとか捨てるとか勿体ないと思い、取り敢えず一個作ってみようかな?とか思ってたり。FDMさんの影響も無きにしもあらずですが、作りかけばかりで一個も完成してないクセに、ちょっとF1に食傷気味なってきてるので、タミヤの箱車プラを素組で楽しもうとか思ってます。そん前に、T91を完成させたい!!です。
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獲物レビュー

2006年02月10日 | 模型
 昨日はサーバーの調子がイマイチでUP出来ずにいたため、本日は二本立てになっちまいました。

 さて、今回のネタは獲物レビュー。っつっても、要するに最近買ったキットの紹介ですね。

 先ずは、昨年末にリリースされたシルバーラインのルノーR25中国GP仕様。早い時期にサンマリノ仕様がリリースされていましたが、序盤の段階でコレかMP4/20がWC獲得するだろうと踏んで、更に前年のBAR006が複数バージョンで相次いでリリースされたことを思いまして、敢えて序盤のサンマリノ仕様を回避して、車として熟成された後半の仕様を狙っていたのですが、まんまと出てくれたので購入。

サンマリノではノーズからエンジンカウルまで一体で成形されていたのに、中国仕様ではノーズが分割されてます。まだデカールを避けただけでパーツ袋も開けていないので理由が判らないのですが、後半戦増えた空力附加物の関係でしょうかね?
 R25は1/20のスタジオ27のキットも所有してますが、全体的なフォルムはシルバーラインの圧勝って感じ。特にサイドフィン(赤○部&拡大図部分の平面からタイヤ前への立ち上げ部分内側のエグレ加減)の三次曲面が、ST27もAMDも捉えてきれていないんですが、シルバーラインはサンマリノ仕様の時点で見事に立体化してくれてます。

モノコックからノーズへかけてのラインやサイドポンツーンの面構成なども、資料と照らし合わせた感じ殆ど弄る必要は無さそうです。
一方パーツ構成はなかなか難儀しそう。特にサイドウィングやサイドフィンエッヂ等の本来薄く表現されるべき部分が悉くメタルパーツになっていて、スケールエフェクト考えても強度面からも薄々攻撃じゃチト辛そう。金属板で作り直しですかねぇ。ここらは実際作業開始してみないと何とも言えません。それから、タメオブランドなら二セットが基本のデカールが、シルバーラインブランドだと一枚しか入っていないのも毎度お馴染みになってしまいました。もうタメオの暖簾が絡んでるのはバレバレなんですから、デカールも為夫同様に二枚入れるのをデフォにして欲しいです。

 
 次なる獲物は、独レベルのマクラーレンMP4/20。

元はMP4-19Bとして開発されていたのですが、MP4-20があまりに活躍しすぎたため、メーカーが急遽製作中の金型を改修してMP4/20でリリースしたモノ。製品では、この辺りのドタバタが悪い意味で反映されてまして、資料と付き合わせて製作するとなると、それなりに手を加える必要がありそう。特に前後サスペンションは構造的に違ってます。例えばフロントサスだと実車はノーキール(ゼロ)のロワアームですが、キットではツインキールでパーツ化。

リアセクションは、まだ突き合わせをしていないのですが、どうも実車と構造的に違うっぽい。確認しきれてないんですが、もしかするとサスペンションは当初設計していたMP4-19Bから改修されてないのかも知れません。

 また、シャーシの前半分が何となく違和感。ここも取って付けたようなモールディングに加えて、組み立てやすさ優先のディテールオミットが陰を落としてる感じです。


 コクピットも怪しい。


でもフロントウィングは三枚セパレートで、F2005より頑張っております。


 あと、デカールですが、巷で言われるように黒のカラーリングのエッジにボカシが無いのではなく、実際はボカシ入ってますよコレ。スタジオやタミヤのキットのデカールのような露骨なドット処理ボカシより、控えめな感じで判りにくいんですが、白やシルバーといった黒と比するとコントラスト差が大きい下地の上に貼るので、この控えめなボカシ具合が実際どう表れるかは、貼ってみないと判らないですねー。そういう意味では博打要素なんかもしれません。


こんな感じで、獲物レビューしてみました。買おうかどうしようか悩んでる方の手助けになるかな?なんねぇか!(笑)
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いきなりヨンサン「LOTUS 91(TAMEO)」 その8

2006年02月10日 | 模型
 T91はクリアー掛けです。使用したのは毎度お馴染みオートクリヤー。

 先ず、デカールを貼った後、乾燥ブースで約48時間ほど乾燥。軟化剤の溶剤分を飛ばしてからのクリアー吹きです。

 もうこのブログでも何度も紹介してるので詳細は割愛(笑。だって、やること同じやし。

 そんなわけで、全盛期の村西とおるに

と褒められる様に豪快にクリアーをブッかけます。最初から豪快すぎると、カルトといえど溶けてきちゃうので、最初は濃いのを少なめに、途中は濃いのを豪快に、最後は薄いのを適当に、途中途中で間隔を置きながらブッかけー。今回はボディーカラーが黒なので、なるべく磨きが少なくて済むようにブッかけ時点でそれなりの艶が出るようレギュ全閉(それでも1気圧出ないけどorz)で作業したのがチョットいつもと違うくらい。






 ブッかけ後は小一時間ブースの中で自然乾燥させてからスイッチ入れて温熱乾燥。次回の製作記からは、このボディーの乾燥中にサスやコクピット周りの小物を組んでいくことになります。
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いきなりヨンサン「LOTUS 91(TAMEO)」 真説その7

2006年02月08日 | 模型


 え~、何事もなかったように製作記の再開です。タイトルには前回の「その7」変じて今回だけ「真説」って入れてみました。作業的には代わり映えしないんですよww。やり直してんだから仕方ない。

 今更ですが、貼り終わって判ったんですけど、右側のコクピット脇から後端に伸びるストライプ&JohnPlayerSpecialロゴ、貼るべき位置よりコンマ数mm下に来てしまってますorz。塗装面にクリアー層があるのでここだけ貼り直せないわけではないけど、リスクがあるのでやめときます。貼るときには、位置をよーく確認してから定着しないとイカンですな。コンマ数mmのズレでも、1/20換算だと1mm近いズレですからそれなりに見た目の影響あるのが嘆かわしい。まぁいいや(笑。

 さて、風呂行きの原因となったデカール割れはともかく、貼りミスはどうなったか?
 
エンジンカウル上のロゴもエロ本マークも今回はキチンと貼ることが出来ました!で、スペア調達時には全然気付かなかったんですが、貼ってて気がついた事。このT91オーストリア仕様のデカール、初回版と後発版では若干の修正が入ってます。特にゼッケンの無用な黒枠が後発版では消えてるんですよ。

もっと早く気付いてたらボディー色の黒を自家調色してたのに~と地団駄踏みそうになるオレちゃん。何故かノーズの12番のみ以前同様黒枠が残ってるんですけど、11番に関してはノーズもサイドの分も黒枠がない上に、ノーズに関しては初回版で感じられた「ん~ゼッケンが少し左にずれてんじゃない?」感も無くなってます。これを修正するついでに黒枠無くしたので、版改修が面倒な12番のゼッケンのみ昔のママってことかな?憐れなマンちゃんww。キットお持ちの方はデカールを確認してみませう。個人的にマンセルは大好きなドライバーですが、このオーストリアはチャップマン存命時の最後の優勝マシンって事もあり、アンジェリス初優勝って事もありまして流石にアンジェリス仕様。モナコ仕様ならマンセルで作るんだけどね。


 さて、今日は筋彫りの上や曲面に貼られたデカールの処理です。貼る際にはマークセッターと蒸し綿棒で或る程度は馴染ませましたが、ストライプはちょっとでも浮きがあるとクリアー塗装時に即死するので、危なっかしい箇所を軟化剤で馴染ませます。ついでなので、私が使用しているデカール貼付マテリアルを御紹介。
 先ずは貼付補助マテリアル。

左からクレオスのマークセッター/プロホビーのデカールセメント/セメダインの木工ボンド。基本的には容量の多さも手伝って後に紹介するマイクロスケールのデカールSETを多用するんですけど、上のようなマテリアルも併用してます。
 それぞれ特徴と欠点がありまして、クレオスのは弱い軟化剤を含有することで糊の役目と密着性を両有してます。この点では重宝するんですけど、含有成分の影響で拭き取りが遅いとシミになりやすいです。シミを放置しておくとこびり付いて落ちなくなるばかりか、クリアー吹いてもシミが消えにくいのが難点。カルトグラフ等の硬めのデカールを曲面に貼り付けるときに利用してます。
 プロホビーのは水で二倍に薄めて使います。固着力が強力な糊でしかも速乾。軟化成分は殆ど無いのですが、平面のみならず曲面でもぺたぺた貼り付かせてくれる優れもの。個人的にはデカール用の糊としては最高のマテリアルと思います。透明なのでシミも出にくいです。欠点は、固着力が強いため、一旦乾かしちゃうと剥がしてやり直しってのは先ず無理です。作業には手早さと正確さがソコソコ要求されます。慣れない間は希釈を3~4倍程にして使用してました。もう慣れたけど。
 木工ボンドはセメダインの木工ボンド。水で3~4倍に薄めて使います。色々使ってみたけど、デカール貼りにはセメダインかコニシだなって思います。木工ボンドの糊成分でデカールの糊の補助をするのは言うまでもありませんが、木工ボンドによってデカールと塗装面の間にツルツルの層を形成させることでシルバリングの元である”浮き”を回避する効用も併せ持ちます。デカールが軟化剤成分に弱い国産ものの時は、基本的に木工ボンドを使用してます。木工ボンドは酢酸系なのでこれでも軟化成分があるっちゃぁあるんですけどね。

 軟化剤はこんなの

左からクレオスのマークソフター/モデラーズのデカールフィット/マイクロのデカールSET&SOLのセット。
 クレオスのソフターは国産デカールにも使い易いように軟化の効用が弱めなので、結構頻繁に使用してます。自分で原液と3倍希釈の二本のボトルを用意して使い分けてます。使い方は、デカールの上に塗ってちょいと間をおいてデカールが柔らかくなたら水浸けた綿棒でパーツに馴染むように押さえたり、大判デカールの場合だと表面に満遍なく塗ってそのまま放置して馴染ませたりします。
 モデラーズのデカールフィットは軟化の効用が強力。原液のままだと国産デカールなら一撃でデロデロに溶かしてダメにする位強力なので、基本的には薄めて使う様指示されてますが、そんな使い方ならクレオスのを使えばよいわけです。じゃぁどう使うかですが、カルトグラフのデカールを使用する際に、原液か薄めても2倍希釈程度迄の濃い状態で使います。使い方は、デカールの上に塗って放置。これだけ。細かい皺が浮こうが何しようが乾くまではひたすら放置。綿棒触ったり筆でなでたりなんかは以ての外。乾燥すると”巧くいった場合”は皺やヨレも消えピッタリ貼り付いてる”筈”です。ここらの加減は数こなして幾らか失敗も経験しないと判らない部分もあるので説明するのが難しい。あと、例外的にモデラーズの”昔の”カーボンデカールは、コレでないと上手くパーツに馴染んでくれません。デカールフィットが効かない様な硬いデカールは、間違いなく表面のフィルム層が特殊なタイプのデカールなので、軟化剤使用は諦め蒸し綿棒とヒートガンで地道にやっつけるしかない。
 マイクロのSET/SOLは、SETが糊でSOLが軟化剤です。結構古参のマテリアルでして、個人的には一番好きなデカール用マテリアル。特にSETは上で紹介したプロホビーのセメントの軟弱版みたいな製品でして、塗りやすく拭き取りやすく貼り付き加減も良いので使い易い。SOLはクレオスとモデラーズの間くらいの威力の軟化剤。これは気分次第で使ったり使わなかったりです。以前はSET/SOL二本組で売ってたと思うんですが、最近はバラ売りもされてるみたいですね。尚、ボトルが腰高で樹脂製容器なので、油断してるとボトル倒して中身を溢すという失態を侵すことがあります。今まで量で言うと2~3本分は溢して無駄にしちゃったなー(笑。それから、これは全くの余談ですが、先日紹介した同じくマイクロのリキッド・デカールフィルムってのがありまして、AFVや飛行機模型など艶消しや半艶の表面にデカールを貼る場合、折角の艶消し状態を「一旦クリアー吹いて」なんて面倒くさいことしなくても、貼る部分にリキッド・デカールフィルムを大凡デカールの形状通りに塗りまして、その上にSETを使ってデカールを貼り、更にSOLで軟化させて定着させると、シルバリングを防ぐことが出来るという使い方もあります。北京にお住まいの「持ってるけど使ったことのない」御仁には、三凸製作時に使ってみてはいかがでしょうか?(笑

さて、「シルバリングコワイヨー」な心境から無闇にセッターや軟化剤が結構活躍しちゃったので、小一時間乾かしてから水でジャバっと洗いまして、水気飛ばして乾燥機へ。軟化剤の溶剤分が飛ぶのに少々時間掛かりますんで明日は多分作業できないので、明後日以降クリアー吹きをするつもりっす。。
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RETURN OF TYPE-91

2006年02月07日 | 模型
懲りもせず復活!!



 漸く、先月末のシンナー風呂の前の姿に戻れました。JPSストライプってスンゲェ面倒くさいんですが、やり直したお陰で面倒くささも二倍。JPSカラーのロータスのキットのガレキの場合、概ねデカールがキットデフォルトのシート状態でピッタリ合うなんてことが無いわけで(笑)、ついでに余計な透明フィルムをトリミングしないとシルバリングを呼び込んじゃうって事で、今回もデカールを2シート使って切り貼り継ぎ接ぎして、セッターもクレオスからマイクロからポロホビーまで駆使して漸く貼り終えました。なんやかんやで、今日は開いてた時間の殆どをこの作業に費やしちゃったオレ。実は今日は午後から家族でお出かけしようと思ったんですが、思いがけず大雪になっちゃいまして急遽取りやめ。市内のショッピングモールで買い物にお付き合いして夕方前には帰宅したのであります。
 で、デカール貼って飯食ってデカール貼って子供を風呂に入れてデカール貼って歯を磨いてデカール貼ってこんな時間w

 でも、作業はコレで終わりっつー訳ではありませんでして、一晩自然乾燥させてから、筋彫りにナイフ入れたり凹凸に軟化剤で馴染ませたり気泡が入った箇所を針でツンツンしたりとチマチマした作業が残っております。なんで軟化剤使うのに一晩明けるかと申しますと、下手に生乾きで軟化剤使うとストライプがヨレちゃうんすよ。サイズが小さいだけに一寸したヨレが大きな陰を落としてくれちゃうので、一晩、それも落とし損ねた糊なんかがウッカリ焼き付かないように自然乾燥です。

 クリアー吹きまであと少し!製作記も次回から(?)正規ルートに再び合流でございます。
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いろいろありまして

2006年02月06日 | 模型
いやぁ、ホント色々ありましてねぇ・・・・orz


 模型の方は、体調の回復と共に作業も進んできまして
今日はやっとボディー色→軽くクリアーまで済ませました。
乾燥機に放り込んで、明日もしくは明後日デカールを貼れば
晴れて風呂入り前に戻ることが出来そうです。


 ところで、この時期御約束のニュールンベルクホビーショーがドイツで開催されたそうです。タミヤからF1とかDTMとかなんか出ないかナーと期待したけど

ナーーんも無し


やる気有るんか俊○!!

毛ー抜くぞ○作!!!

って感じです。ARTAのNSX-GTのRCが出品されていたので、1/24のバリエーションで出てくれるのを期待。

車のプラモは相変わらず寒いですなー・・・・・。

 一方タメオ様の隠れ蓑ブランドシルバーラインからは
BAR007 日本GP
BAR007 中国GP
MP4-20 イタリアGP
MP4-20 日本GP
MP4-20 2006テスト仕様
が3~4月に一気リリース!嬉しい話です。価格高いのがチョトいや~んだが(笑
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死亡中

2006年02月04日 | 模型
目下下痢等で死亡中。


更新はもうちっと待たれたし。

報告終わり。
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