がらくたどうBlog

模型趣味とその他諸々

模型番組

2006年10月29日 | 模型
 もうすぐ11月です!九州だと乾燥して程良い気温なので模型にはもってこいの季節ですが、
オレちゃん目下お休み中(笑
 そうそう、911GT1ですが昨日ドナドナされて行きました。
と言っても市内の模型店にですが。
なんでも、完成品展示で車が少ないとかで、貸してくんない?ってことだったので、
ドナられたわけですが、やはり自動車モデラーって減ってるんでしょうねぇ。元々完成するまでは
苦しみも楽しみも大いに堪能出来るんですが、完成後は楽しむよりも
飾る場所の無さに苦慮してしまう我が家なので、ドナられるのはむしろ歓迎であります。
昔は図に乗った模型屋から「最近のキットの完成品とか持ってきてくれない?」って言われたとき







イッペェン 死ンデミルゥゥゥ???

って感じで地獄送りでもかましたくなった経験も少なからずあった訳ですが、
田舎の模型屋さんだとそゆこと言わないので大変有り難い。まぁ言われたところで
”最近のキット”なるものが斯様な市場な訳ですから、どうにもなんない気もするんですけどね。

 それから、911の画像ですが、HPのギャラリーとポロリ祭のHPに既にUPしております。
 今回はボディーが白って事で、黒背景にヌボゥっと浮かぶ車体ってのを目指して撮ってみたんですが
めたくそ難しいですね。130枚撮って使い物になったのが10枚くらいで、
当初目論んでいた画像となるとたった一枚しか有りませんでした。物凄い歩留まり(笑)
ちなみに、唯一のお気に入りはポロリ祭の一枚目であります。
いつもはサーバの関係で640×480が最大って事にしてるんですが、祭の方はそういう制限考えないで良いので
800×600といつもより一回り大きい画像にてUPしております。たった一回りデカイだけで
いつもの画像と比べると随分大きくなるもんだなぁと妙に感心したりして。
 HPのギャラリーの方は、当初の目論見通りの画像が撮れなかったこともあり、
屋外にて撮影したものを中心にしてみました。屋外だけに光量が多いので
露出に苦労したんですが、撮ってみると、やはり墨入れはするべきじゃ無かったよなぁと
変な意味で再確認したりして。筋彫り、まだまだ修行が必要なようです。


 さて、話はネッチョリ変わりまして、デジタル放送時代の恩恵といいますか、
世間ではマイノリティーに属する模型趣味なんかが、最近テレビのネタで扱われる事があるのが
多チャンネル時代の良さでもあります。
先日CSのスカパー!では『プラモつくろう』の一挙放送とスペシャルのvol.2が放映されましたし、
BS朝日でも『スタイルブック』っていう番組で1/43のミニチュアカーキットが取り上げられました。
どっちも見たんですが、なかなか興味深い番組でありました。『プラモつくろう』の方は、
今回のネタがガンプラって事で、個人的に興味は薄かったんですが、
それでも実際手を動かして製作しているところを放送してるので、
例えばツールの使い方とか塗料の使い方等々、自分が持ち合わせていない様な手法に出会うことがあります。
今回もイリサワってとこのパール粉末が取り上げられていたり、擦って銀sunの仕上がり具合が判ったりと
車模型にも利用できそうなネタが色々出てました。
 また「スタイルブック」では、プロモデラーの北澤氏をはじめ、国内外の色々なフィニッシャーの作品を
ドアップで見ることが出来たり、何気に小型旋盤の使い加減なんてものが紹介されたりと、
1/43好きには興味深い番組になってました。改めて思うんですが、1/43のキットのラインナップを見てますと、
模型映えしそうな車って世の中にはまだまだ沢山有るんですよね。

 振り返ってみると、ほんの一昔前はマニアックな車種でもプラモ化されてたんですよね。
こないだタミヤがSLRマクラーレンを出したとき、恐らくこの車のために取得したであろう権利代を
効率的にペイすべく過去のマクラーレンのキットの再版とかヤルんじゃないか?とか予想してたら
案の定再版しまくるらしいですが、これに限らず権利料の御陰で益々”売れ線””高知名度”な車種しか
リリースされないのが悲しいです。外車だけではなく国産車も似たような傾向があるようですし
最早魅力的なマイナー車種はレジン・メタルでしか手に入らんかなぁとか思いきや、
プロバンスムラージュ・ルフ系・プロバンスミニチュアーズ等そっち系もバッタバッタと倒れる始末。
 そんな中、先述の番組とか見て、「おいらも久々にやってみようかな?」っつーお父さんとか増えてくれないかな?
とか思ったりします。最早若年層新規開拓が難しいのは火を見るより明らかなので、ここは一つ
眠れるユーザーの掘り起こしを企んでみた方が良い筈だと思えてなりません。
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1/24 TAMIYA 911GT1 その19(完成!)

2006年10月27日 | 模型完成品






全国3000万のアダルト自動車模型ファンの皆様、
お待たせいたしました・・・・。
お待たせし過ぎたといっても過言ではないかもしれません・・・・。、


 最近、このおっさんも復活してビデオ撮ったりしちゃってるらしいですが、
私の方も、漸く完成の日を迎えることが出来ました。
病床からこんばんわ。風邪ひいてダウンしてて昼夜逆転状態の勢いのまま、
残ってた小物をペタリペタリと貼り付けまして、
最早呪いの如き存在だったコヤツを漸くゴールさせることが出来ました。

 FDMさんの完成品を見て釣られて手を出してしまい、そのままポロリ祭りに突入、
当初三台同時製作開始というシンジラレナーイ状態だったものが、紆余曲折の末一台、また一台と脱落し、
最終的には一台だけ残りましたものの、〆切を遙か4ヶ月以上も遅れてのゴールです。
気分的には耐久モデリングって感じといいますか、モチベーションはゴールできなかった時点で
途切れちゃってるのに、惰性だけでよく完成までこぎ着けたと我ながら感心しております(笑。
気が付けば、ポロリも第二回に入るそうで、、、、

 

 

 完成後、バタバタと写真撮ってみましたが、バックに黒を使ったことと絞りをプログラムで撮っちゃった御陰で、
全体的に背景色に引っ張られる形でコントラストが付いてしまいまして、ご覧のように
暗部が背景と同化したような写真になってしまいました。風邪が回復したらポロリ用含めて
再度撮りなおす事にします。

 さて、一応まとめとして製作の感想。
 このキットですが、実車登場の約一年後に出てきたキットでして、メーカー側のリサーチも
随分突っ込んだトコまで行われたようで、フルディテールキットという今では考えられないような
ディープなコンセプトのキットになってます。
 しかしながら、組み立て精度は流石の一言で、一見「仮組キチンとしないと死んじゃうカモ~」
と思わせておいて、パズルのように各パーツがピタピタとハマってしまいます。
ただ、その煽りとして、塗装の利便性は一切考えられておらず、塗り分けを要する箇所が非常に多いパーツ割となってまして、そういう意味では組み立てよりも塗装に
作業の多くを割かれるキットであると言っても過言では有りません。外国製キットだと、
こういうコンセプトのキットも結構ありますが、こういうのは塗装の善し悪しが
出来の善し悪しに直結してしまうので、その意味ではエアブラシを持たない一般的なユーザーさんには、
なかなか厳しいキットとも言えるかも知れません。無論、缶スプレーで賄えば良いとはいえ、
キット指定色だけでも缶ペで揃えると膨大な量になりますし、缶スプレーが苦手とする細かい塗り分けも大変多いので、
それなりの覚語が必要です。大袈裟じゃなくホントの話。
 筆塗りに関しては、自動車のプラモデルは多くの場合1/24以上のスケールモデルとしては
大きなサイズのモノが多く、その分各パーツも1/35とか1/72に比して大きくなっていますので、
可能な限り吹きつけ塗装で賄った方が断然綺麗に仕上がります。吹きつけで綺麗に仕上げたボディーの周辺に
筆塗りでゴワゴワした部分が点在するのって、悪い意味でチグハグになっちゃいます。
筆塗りの上手な方なら、巧いことやるんでしょうけど、私は下手っぴぃなので極力ブラシ吹き。
そのせいで、兎に角塗装に時間を取られました。

 今回は、フルディテールに拘らず、カウル固定のプロポーションモデルとして製作しましたので、
少なからずエンジン周りの塗り分けやディテールアップで楽をしております。その分、
見える部分には全体のバランスを考えながら適度にディテールアップを施し、プラモデル特有の
大味な部分をシェイプする方向で製作をしました。

 

 これまでの製作記で紹介していなかったボディー周辺の小物の話。
 先ずエンブレムは表ページの掲示板でチョコッと書いたとおり、0.2mm真鍮板をデカールを型紙に
切り出して整形の後バフ掛けしてピッカピカに磨き、そこにデカールを貼って乾燥後エポキシを塗って製作。
ほんとはyoshiさんのブログに紹介されてたレンズパテなんかの方が経変に強くて良いのですが、
田舎者には入手が難しいのでエクセルエポで処理してます。

 キャッチピンはモデラーズのセットから。モデラーズのボンピンセットは、
メーカーの生産が安定していないため、恒常的にレーシングカーを製作されるような方なら、
店で見かけたら大人買いしておくのが良い気がします。1シートに色々な種類のキャッチピンが入ってるのが災いして、
1種類辺りの数では1枚で1台程度しか賄えないんですよね。個人的には、同じ種類のものが
1シート全部エッチングされてるモノを、種類別に商品化してくれた方がいいんですけどねぇ。
尚、今回使用したタイプには下のベースと上のリングを繋ぐワイヤーまでエッチングで一体化されてますが、
このワイヤーが明らかにオーバースケールだったし邪魔に思えたので、切り飛ばして無かったことにしています。

 キルスイッチ類は、モデラーズのF1用キャッチピンセットのオマケと
先述のボンピンセットのパーツを組み合わせて製作したものと、真鍮パイプを赤く塗ったモノを
装着して再現してみました。
 ドアに付くゼッケン灯は、元々モールドされていたモノを型想いで型取りして
プラリペアで複製し着色した物を装着。
 フェンダーミラーの鏡面は、洋白板を切り出そうかとも思いましたが、
キットが元々メッキパーツで鏡面が別パーツ化されていたので、
それにラピーテープを貼って済ませちゃいました。
写り込みが歪んじゃうので、やっぱり洋白の方が良かったかもとか思わないでもないですが、
手軽さではラピー貼りの方が圧倒的に楽です。
 アンテナベースは、どっかのアンテナ用ベースパーツと思われる洋白の挽き物が
パーツボックスに転がってたので、塗装してそのまま使用。アンテナ線伸ばしランナーです。

 反省点は多岐に亘ります。そらもうかなり多い。先ず、ボディーカラーが白ということで、
クリアーの厚吹きを極力避けたんですが、元々この頃のタミヤのデカールって
アホみたいにクリアーや溶剤を吸い込んで太りますので、時間かけて乾燥させ中研ぎ入れて
もう一回乾燥って事をやった方が良いところを、中研ぎ避けて一発研ぎにしたため、
クリアー層が不足してデカールの段差部分を攻めきれませんでした。
 また、ウィンドウの鉢巻きデカールがウィンドウ側とボディー側で分割する必要があり、
それをクリアー前に合わせてそれぞれ貼り付け、そこにクリアー吹いて磨いてからウィンドウを再装着すると、
クリアー塗装の厚みの影響か、はたまた元々貼るときにズレちゃってたのか、
ともかくPORSCHEの文字が若干ずれてしまいました。
 そして最大の反省は墨入れ。下地段階での彫り加減が甘く、全体的に太めに仕上がってしまい、
その影響で筋彫りの”非シャープさ”が、墨入れで誇張されてしまう結果に。
結構明るめのグレーで入れたんですが、それでもこの態であります。墨入れに関しては、
入れたり入れなかったりその時々で臨機応変に対応してるんですが、今回は入れない方がまだマシでしたねぇ。
入れちゃったもんはそう簡単に取れないため、もうこのままでございます。

 今回、残念ながら個人的に満足度が低い完成となったこともありまして、
前々から試してみたかったことを実験してます。
仕上げ材として、最初に長谷川のポリマーを塗り込んで拭き上げ、
その後タミヤのモデリングワックスを塗り込むという方法。
マイカーを洗車するときに、ポリマーコートを施した上にカルナバワックスで仕上げるって事を、
もう随分昔からやってるんですが、模型用の世界ではどうなるんかな?と、
或る意味どうでもイイ話でもあるんですが、今回試しにやってみました。
で、どうかと言えば、大して変わらん(核爆。
何となくポリマーだけの時よりシットリ感が増えた気が激しくするんですが、
プラシーボって気もするのですよってレベルの違い。
むしろ今後経変でなんか問題出るかも(笑

 こんな感じで漸く完成です。
後日、ギャラリー用画像とポロリ用画像を撮り直しすることとなりますんで、祭り関係の方、
今暫くお時間下さいまし。

 風邪ひいてることもあるし、月末から又忙しくなるので、ちょっと模型製作はお休みです。
来月中頃に、次の製作を始めようかな?と考えております。今の予定では、以前紹介した如く
レベルのシェルビー・シリーズ1を作る予定であります。

 その前に、ぶっちらかった部屋を掃除しなければならんです。この911GT1の御陰で、
半年間掃除機やほうきやバルサンを使用出来なかった(パーツの紛失や破損が怖いので)御陰で、そらもう悲惨なものです。

 製作はちょっと休むけど、ネタはチョコチョコ上げますんで、今後もヨロシクおねがいしやす。

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ポロリ2nd開催だそうです

2006年10月23日 | 模型
 風邪ひきました。昼夜の寒暖差が激しく、昼間の格好をベースに
夜寝ていたら私限定で寒波に襲われた模様(笑。今夜は顎兄さんの
ラストランですが、録画を後日見るということになりそうです。
風邪薬のせいで眠くてかなわん。

 今日は風邪ひいてダルい中でしたが、クリアー層を再構築したリアウィングを
磨いておりました。

 フラップ部分は当初塗装仕上げでしたが、クリアー層リカバーの影響でメタルックに変更してます。

 画像は完成時に晒しますが、ちょいと墨入れでミス。と言うより、墨入れしないつもりで作ってたところに
やっぱり入れちゃおうと墨入れしたモンだから、仕上がりが実にイマイチ(笑。プラモデルって
深掘りが出来ないので墨入れるかどうしようか迷っちゃうんですよねぇ・・・。
下地作りを雑にすると仕上がり時に影響が多大に出るというセオリーを再確認したのでありました。


 さて、今日の本題。ポロリ祭りの第二回が殆ど決まったも同然な感じなので御案内。
今回の言い出しっぺ様は弾丸ライナーさんで、ワタナベさんやベルがーさん辺りが矢継ぎ早に食いついて
企画スタートって感じです。私の方は第一回がいまだにカタが付かないので様子見だったりするんですが、
参加表明も続々上がってるようなので、興味有る方は是非祭り掲示板にアクセスしてみてください。
弾丸ライナーさんが専用ページを暫定ですが既に製作してくれてますので、そちらへの
リンクも貼っておきます。
 あ、御題は「鈴鹿」って事で、今年で一旦開催権を失ったF1鈴鹿GPにちなみ、その20年の
歴史を振り返るというコンセプトで、1987年~2006年迄のF1マシーンの祭りになってます。
鈴鹿仕様に限定した祭りではありません。限定しちゃうと、F1限定祭りって事で例のタバコ問題の影響もあって
プラキットが殆ど存在しない為の配慮だろうと思います。前回同様間口を広くしておくことが大切なので
今回も市販キットを使用していればスケールやキットの種類や改造の有無は不問だそうです。
締め切りも来年4/20迄だそうですし、作り込む人もそれなりに時間がかけられると思いますので、
フルってのご参加を期待したいですね。

↓参加表明場所


↓暫定祭りページ
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旅に出てました・・・・(1/24 911GT1 その18)

2006年10月21日 | 模型
 ども!ご無沙汰しております。

 ちょっと出張仕事が連発し、その間LANが使えない状況が続いておりまして、
ネット活動が携帯以外不可能だった@河童です。もう10月も21日ですので、
気が付けば10日以上更新開いてしまいました。出先は二箇所でしたが、
名古屋と山口に行ってまして、ちょっとお疲れであります。

 模型の方ですが、名古屋から帰ってきて山口に行く前の日の夜に、
ドタバタとクリアーパーツの装着を終えておきました。

 お恥ずかしい話ですが、作業が途中途中で何度も寸断された事もあってか(言い訳ではあるんですが(汗)、
仮組が充分では無かったようで、いざ装着の段階になって若干の不都合が生じました。
 先ず、ヘッドライトとフォグランプに枠を塗装で表現したことで、そのまま接着すると
ボディー側の白い部分が「接着剤のはみ出し」の様に不細工に枠の脇から露出してしまいます。
慌てて「糊シロ」部分にガンダムマーカーのメッキシルバーでタッチアップを施し、
ライトユニットのメッキパーツと色で繋がるように小細工をして誤魔化しました。
仮組時にキチンと気付いていれば、余分な部分を削り取ってしまえば良かったわけですから、
これは予定外の余計な作業となりました。でも、これで随分と「接着シロ」が目立たなくなりました。
 ウィンカーカバーに関しては、かなりの三次曲面で構成されており、
ウッカリ枠塗装なんかしちゃうと(実車には白い枠があります)
光屈折効果が発生して見栄えが悪くなりますので、塗らずにそのまま接着。
しかし最初は上下辺にエポキシボンドを塗って接着してみたのですが、
これもレンズ効果で非常に小汚くなってしまいましたので、スペアパーツに交換してやり直すハメに。
結局レンズの上辺のみに接着剤を付けて固定すればスッキリ仕上がりました。
 また、テールレンズは反射鏡部分にメタルックを貼り込んで、
その上にレンズパーツを接着したのですが、改めて資料を眺めてみると

↑の□で囲んだ箇所は、オレンジ系ではなくガーニッシュ同様のクリアー赤塗装で良かった模様。
オレンジっぽい赤は両脇のみの様です。後の祭りだし、オレンジの上に赤を塗って表現してる御陰で
ミスが判りにくくなってるのは不幸中の幸い(笑。写真で撮るとメタルックが反射しちゃって
赤っぽさのない思い切りオレンジに見えてしまいますけど・・・・
 サイドウィンドウは、右のウィンドウパーツの一部にシルバー塗装して更にデカールを貼るよう指示されています。
デカール部分はプラ板で自作することも考えましたが、詳細なディテール資料が手に入らず、
ここはキットの指定通りに処理してます。

 もうタイヤも付きましたし、クリアーパーツも装着済みという段階に至りました。
この後、ボディー上の一部の黒で塗り分けた部分の境目をタッチアップで綺麗にしつつ、
各パネルラインに墨を入れ、小物の接着予定箇所にマスキングしてからワックス処理をして、
最後にキャッチピンやエンブレム灯の小物を付け、リカバーで出遅れたリアウィングを
磨いて翼端板&ステーを組んでボディーに装着して完成となるはずです。

 ここまで来れば、出来上がりの姿が私自身には概ね想像完了出来てるんですが、
当初33号車を中心に考え26号車はオマケ的に考えてた影響で、どうも納得いかない部分が多い完成となりそうですが、
それでも久々に完成させることが出来そうで、〆切を大幅オーバーしてる身としましては、
何とかここまで来たなぁと勝手に感慨深げであります。

 さて、今月の出張仕事はあと一件で、先月から続いた出張連発多忙モードは、もう少しで落ち着けそうです。
しかしながら月末までは県内とはいえ23日から31日までビッシリ遠征仕事が入っておりまして、
ホントに落ち着けるのは正月まで無理かも知れません(泣。製作スペースに911GT1が鎮座してから
半年以上経過しちゃってまして、正直部屋がかなり酷いことになっておりますので、
完成した暁には、無理して次のに取りかかる前に、大掃除を兼ねて一度部屋の整理でもしたいのですが、
果たして今月中に適いますかどうか。

そうそう、名古屋遠征時にRACCOONに行って参りました。
図らずも早川氏やワンマンファクトリーの完成品を見ることが出来たりして面白かったんですが、
そこらの話はまたの機会に・・・・
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1/24 PORSCHE 911 GT1 その17

2006年10月10日 | 模型
 ここ最近、時間帯によっては画像の表示が不安定な様です。連休中の出来事を受けての週末更新の影響かな?

 911GT1、遂にシャーシとボディが合体です!三月に製作記開始してから七ヶ月で漸く合体。でも製作記は17回目(笑。

 



 初期段階でしっかり仮組みしていたのがまだ有効だったようで、干渉とか歪みに邪魔されることもなくあっさり合体しました。

 一々画像は撮りませんでしたが、先ず合体前に装着する必要のあるパーツを黙々と接着。
各ライトユニットにレンズを装着し、その後ユニットassyをボディー裏から接着していきます。
接着は瞬着点付けで位置決めをしてエポキシでガッチリ固定という方法を用いました。ラジエターアウトレット部のフィンと
ルーフのエアインレットの床部は、白化が出ると厄介なので瞬着は使わずマスキングテープで仮止めしてエポキシ接着剤を使用しました。
 左ドア後方の給油口は、キットのオイルキャッチタンクパーツの蓋部分だけ使用し、ボディーの開口部裏をエポパテで裏打ちしてから接着。
キャッチタンク本体はプロポーションモデルとして製作してるため不要です。

 サイドウィンドウは外ハメですがフロントウィンドウが内ハメ式なので、フロントウィンドウのみこの時点で接着。
位置を正確に合わせて、先ず上下辺をマスキングテープで留めて左右辺にエポキシ接着剤を流し、
一時間ほどしたら今度はマスキングをはがして上下辺にエポキシを流して固定してます。
ガレージキットの塩ビ窓と同じ固定方法ですね。
 サイドウィンドウは、後で付ける事にしました。ペタペタ塗装面を触る機会が多いほど、傷が付いたり
手に付着した不純物が表面に悪さしたりというトラブルの可能性が上がりますので、
ウインドウの穴を作業時の持ち手に使えた方が都合が良いのです。


 接着剤は、こうした外装系の固定には主にエポキシ接着剤を愛用。レンズ類は、通常Gクリアーを使用して接着してるんですが、
今回はレンズ部に更にカバーを装着するため、カバー接着後にユニット内部でポロリと外れてしまわない様に、これもエポキシで固定してます。

 上図は、今回使用してる接着剤でプラモ用接着剤以外のもの。エポキシ系は主にセメダインのエクセルエポってのを愛用してるんですが、
地元では常時置いてる店が無いため、買うときはいつも1ロット(5セット入り)まとめて買ってます。
そんなに買ってどうすんだ?って思われそうですが、1セットの容量が少ないので、意外と使い切れるものだったりします。
エポキシ接着剤の半硬化時の粘りを利用して接着する様な場合には、エクセルエポより
透明度維持性能は低いけど弾性があるコニシのエポクリアーを使用することもあります。
硬化時間がエクセルエポの半分なので早く半硬化状態になって欲しい時に使用。
 また、今回は使いませんでしたが、クレオスから最近出た透明接着剤ってのが気になったので買ってみました。
そのうち使ってみるというか、この手のものは一度は使ってみて経験値として持っておくって感じ(笑。
 タミヤのクラフトボンドは、メーカーは忘れたけど最近ホームセンターなどで見かける多用途水性ボンドのOEM。
全く同じ成分で尚かつ同じ容器に入ったものが売られてますんでOEMで間違いないでしょう。
タミヤにしては意外にも元ネタとほぼ同じ価格です(元ネタも300円程度で売られてます)。
木工ボンドより弾性も強度も有って硬化前は拭き取りも可能って事で、レンズカバーの接着なんかに今回使ってみるつもり。
どうなるやら。ダメならGクリヤーに戻ります(笑
 ツリロンっていう怪しい瞬間接着剤は、100円ショップで何故か200円で売られてる瞬着。実は、関西在住の旧知の模型仲間から
「安くて流動性ありまくりなので、ナイフの先から流し込む様な作業では抜群でありますよ!」
と聞かされ、騙されたつもりで一回使ってみたら気に入ってしまった製品。残念なことに私の地元では見かけません(泣

 何度かエントリーでも書いてるとおり、外装系には下地段階から所謂”プラモ用”接着剤は極力使わないようにしてるんですが、
その理由は経変。特に怖いのが所謂”サラサラ流し込みタイプ”ってやつ。

↑は10年以上前に完成させた288GTOのルーフですが、思い切りボコボコになってる箇所がありますが、
その裏にはウィンドウ&ゲートを流し込み式接着剤にて固定しておりまして、これが後に経変起こしてこうなった訳です。
元々ヒケが出てた場所だったので、そういうのも要因の1つなんかな?この手のトラブルは出る場合もあれば出ない場合も
あるので、トラブルの先読みが出来ず、我が家では、迂闊に使えない接着剤として「サラサラ」系接着剤は位置づけられてます。
車の模型は表面をテカテカツルツルに仕上げるため、こうした経変の塗装面に与える悪影響が、
他ジャンルに比してモロに出てしまうんですよね。
 なので、内装やシャーシ等のボディーと一線を画す箇所には、溶着という最も理想的な接着が出来るプラモデル用を使用しても、
外装に拘わる部分には極力エポキシか瞬間接着剤を使用するようにしてるって訳です。


かーなり脱線しましたが、ボディー側の合体後の装着が不可なパーツを全て接着したら一晩放置。
接着剤が完全硬化したのを見計らって、念願のシャーシとボディの合体に至ります。このキットの合体は、
ドア下部の凹とシャーシのコクピット両脇の凸とをハメ合わせて合体させますが、強度確保がイマイチな印象だったので、
ゼリー状瞬間を先述の凹凸に付けて仮接着して、同じくドア下のボディーとシャーシの接合部にエポキシを流し込んで、
乾く前に余分をエナメルシンナーで拭き取るという方法でガッツリ固定してます。

 リアのテールレンズ装着部には、反射鏡としてメタルックを貼り込みました。メタルックは結構ストックを持ってるんですが、
製造時期によって糊の強さがマチマチでして、最初に使ったのは糊が効かずに使い物にならず、
別なストックを使用すると今度はペッタリ貼れてしまいました。使ってみなけりゃ判らないってのは困りますねぇ。

 
 漸く合体まで届いた911GT1、一昨日の予定では明後日辺りの完成を狙ってたんですが、
オフだったはずの明日に飛び込みの仕事が入ってしまい、13日からの名古屋出張には12日から現地入りする必要が出てしまい、
更に16日の帰還直後に山口県への出張もあるため、またも中座させられそうです。

 もう、今年はずーーーーっとこんな調子やなと泣き言言うちょりますよ(泣。
 更に、リアウィングの研ぎ出しで、
磨きすぎでデカールのフィルム層まで到達してしまったので、これも目下クリアーを再コートして一か八かの強制乾燥中でありますので、
今週中という目標が早くも崩れたっぽいっす。

ホントにあとちょっとなんだけどなぁ・・・・。
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1/24 Porsche 911GT1 その16

2006年10月07日 | 模型
 鈴鹿でヤツがまたやらかしたようです。

 F1.LIVEのフォトギャラリーに行くと、

こんな感じのバッファローマンみたいな人がHONDAのピットに入り込んでます(笑。


 それはともかくとして911GT1です。ボディーの磨きも取りあえずは進めることが出来たので、
今度は小物パーツの塗り分けです。

 シャーシでも

地獄
でしたが、ボディー周りでも


「塗料のフラダンスや~」(意味不明)

って感じでありましたよ。なーーーんでこう塗り分け多いですかね?




 今回は透明パーツの塗り分けが多かったです。
ヘッドライトレンズ・ヘッドライトカバー・ウィンカーレンズ・ウィンカーカバー・補助灯レンズ
・補助灯カバー・フェンダーウィンカー・ゼッケン灯・テールレンズ・ウィンドウ窓枠・識別灯ユニット
が塗り分けを要するパーツです。もう大杉。

 ヘッドライトと補助灯のカバーは、インストだと無塗装指示ですが、実際には金属製のブラケットで固定されているので、
クレオスのスーパーアイアンを透明地に吹いて枠としました。ライトレンズも枠がありますが、
これは黒下地にスーパーアイアンを吹いてます。ただ吹くだけなら他愛もないのですが、
サイズが悉く異なる円形のマスキングテープを用意する必要があり、これが面倒くさかった。
直径1cm以下の円はサークルカッターが効かないので皮ポンチを使うのですが、今回は8mmとか6.5mmとか
今まで使ったことがないサイズが必要だったのでサイズを買い足すハメになりました。次に使うときあるんかな?(笑
 ヘッドライトカバーのブラケットは、実車では楕円状のブラケットなんですが、最初バカ正直に楕円状に塗ってみたら、
「円で縁取ろうとしたけどミスって楕円になった」としか見えない感じでしたので、正円でマスクしてやり直しました。
お陰でストックの透明パーツが一枚無駄になりましたが、正円の方が見た目自己主張が薄くなって良くなった様に思いやす。

 ウィンカーのカバーにも本来はボディー色の枠があるんですが、これは流石に失敗しそうだったので止めちゃいました(ぷ。

 ウィンドウパーツは、キットにマスキングテープが付属されてるので、それをまんま利用して裏から半艶黒。
右ウィンドウには識別灯?かなんかよう判りませんが、とにかくシルバー系での塗装指示があったのでアルクラッドのアルミで塗装。

 ゼッケン灯は、プラリペアで作り直したものですが、”灯”ってだけあって全面白で塗っちゃうのではなく
レンズ部のみマスキングして白塗装。


 最も面倒くさかったのがテールライトレンズ。一発抜きのパーツなので塗り分けが必須です。
レンズの色はインストの指示だと全面赤ですが、資料を見るとウィンカー部分と他の部分では赤みが異なってましたので、
中央の反射鏡兼ブレーキランプ部はクリアーレッドを、ウィンカー部分はクリアーオレンジを吹いた後で
クリアーレッドを吹き重ねてみました。黒枠部分はチマチマチマチマと細切れにしたマスキングテープで
地道にマスキングして塗り分けています。



 サイドウィンカーは、別パーツ化されたフロントフェンダー後部にモールドされてるだけ。
くり貫いて透明材に換装するって手もありましたが、今回はクリアーオレンジ9にシルバーを1混ぜた色で塗装しました。



 リアウィングも、裏側にはステーとの固定用突起の塗り分けが、表だとガーニーリップにシルバー系の塗り分けがそれぞれ必要だったので、
基部は半艶黒、リップはアルクラのポシッシュドアルミニウムで塗り分けてます。



 あと、フロントのウィンカー&補助灯ユニットのユニットパーツの塗り分けも忘れず敢行。
ウィンカーのユニット部分は実車ではカーボン製なのですが、デカール貼るのが大変そうだったので、半艶黒で塗り分けただけです。

 他にもボディーパーツの天井エアダクト内壁と、ドア後方のサイドバルジと、リアのウィングステーのボディー側基部も
マスキングしてから半艶黒で塗り分けしましたが、撮り忘れたので作業中の画像は有りませぬ。

残る未処理パーツはフロントエンブレムとミラー、それからキャッチピンとアンテナくらいのものになりました。
来週後半から名古屋出張がありますんですが、このまま問題なく進めばそれまでには出来上がりそうです。今度こそホントに(笑

あと一息、がんばりやす。
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1/24 PORSCHE 911 GT1 その15

2006年10月05日 | 模型
 最近、出張先など仕事でウロウロする先にノートPC持ち回っているんですが、
ビジネスホテルって”ビジネス”が付くだけに、LANを備えてるところが多いですよね。
お陰で、製作はなかなか進まないですが、ネットの中をウロウロすることは増えてる気がする(笑
 で、私が利用してるGOOブログ含め、色々なブログの検索機能を使用して、主に自動車模型製作ブログを
探してはコッソリ覗き見したりしてるんですが、その数の意外な多さに何だか嬉しくなってしまいます。
それもかなり手慣れた高位スキルな御仁が非常に多いです。オリジナルなアイデアも人それぞれでありまして、
なるほど~と感心する事しきり。そして、皆さんコンスタントに更新されてるので、即ち製作ペースもかなりのものなんですよね。
雑誌の製作記と違ってライブ感が強く、見てるだけで凄く楽しいであります。

 モチベーションといえば、HPやブログは運営されていませんが、ここに時々書き込みを下さり、
祭り参加者募集の時にもエントリーされていた杉作さんが、どうやら締め切り後もポロリ枠を頼りに製作を進めてくださってたらしく、
この度完成したということで本日データをUP致しました!私以外にも続けてる御仁が居て、何だかとても嬉しいです(笑。
とか言いながらちゃっかり先越されちゃってるわけですがww
 祭りページのポロリ枠に鎮座されてますんで、どうぞご覧になってくださいませ。


 そんなこんなで人のを見て無理からモチベーションを何とか維持しつつ、出張合間の今日は911の研ぎ出し。
ちょっと時間がかかってしまいましたが、漸くワックス掛け以外の磨き行程作業終了です。
もう何度か磨き行程に関しては、過去の他のキットの製作記にて紹介してるので今回は途中を割愛。
ホントは撮り忘れなんすけどね。

 
 

 先日の紹介の通り、1200/1500/2000を適番適所に使用して、最終的に2000番で全体を均し、タミヤの粗目→細めと磨いて、
モデラーズのコンパウンド→タミヤ仕上げ目と進め最後はハセガワのセラミックという工程を経ました。
ペーパーとモデラーズのコンパウンドだけでもかなりの艶が出るんですが、タミヤのコンパウンド三修は磨き傷を消す性能が他より高く、
一方モデラーズやハセガワは艶が出しやすいので、これらを併用することで最後のハセガワで磨いた後の艶の出方が
私には良いように思います。要するに塗装表面が平滑であればあるほど艶が出るわけですから、
どういう方法でも平滑になりゃぁ良いんですけど、少しずつ表面の状態を確認しながら進める私には、
先述の工程が一番合ってるようです。そうそう、コンパウンドだけではなく磨きクロスでも艶の出方と磨き傷の付き加減が随分異なります。
私はタミヤの細目まではティッシュペーパー、モデラーズとタミヤ仕上げ目にはクレオスのポリッシュクロス、
最後のハセガワにはハセガワ/トライツールのポリッシュクロスを使用してるんですが、ハセガワのクロスが抜群にお気に入り。
何度洗っても使えるだけではなく、何度も洗って再使用してるとメチャクチャ柔らかくなって使いやすさも一入になる優れものです。

 まだ完成じゃないので撮影用の光源とか用意してないため、今回の画像では蛍光灯をこれでもかと近くに寄せて撮影してみました。
近づけすぎて光が当たってない部分が暗すぎるんですが、艶の出具合と傷の消え具合は判りやすいかと思います。
薄吹きで「白+クリアー研ぎ出し」特有の陶器っぽさは可能な限り出ないように注意したつもりですが、
その分デカールの段差を攻めきれなかったのがちょっと悔しい。
でも、見れる状態にはなってると思ってます許してくださいこれでイッパイイッパイなんですよ奥さん。
あ、ボンネットにポルシェのエンブレムが本来Mobilの”o”の文字の中に入るんですが、
デカールだけだと立体感が無いので、真鍮板を削りだして別途自作中ですんで、貼り忘れてる訳ではありません、念のため。

 直でマスキングテープ貼ると、紐パンパンツの結び目解けちゃって危ない状態

かと思われるので、次の塗り分け作業では養生に慎重な作業が求められそうでしてちと怖い。
サイドウィンドウ後方のルーバー部とルーフのエアダクト内壁、それにリアウィングステーの根本と
フェンダーのウィンカーに塗装が必要なんですよ奥さん。ここまで来たらサッサと完成させたい!

・・・・・・・・と、その前に、またも出張で2~3日留守なんですけどね。
コメント (9)
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