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1/24 S13シルビアK`s 製作記 その9

2004年11月02日 | 模型
 30日の日に私ら夫婦に娘ちゃんが誕生しちゃいまして、とてもじゃないが模型どころではなかった管理人です。・・・とか言いながら、何故か作業が進んでるし(笑)。ちなみに、子供の誕生の御陰で、この飴玉二号製作のモチベーションが急激に低下してしまいました(笑)。これの後に作る予定だった自分の愛車であるS15のミニチュア化なんて現状ではやる気さえ起こりませぬ。低下してしまったとは言え乗りかかった船、せめてこのS13だけでも見れる状態に仕上げておきたいところではあります。オーナーさんにも見せたいしね。

 で、結局ですが、運転席側シートについては、度重なる形状変更の作業のせいで、ちょっとヤヴァヤヴァな感じ。本来、シートの表面表現として使ったスウェードスプレーの上には、パテ類は御法度なのですが、やり直す気力が失われてしまい(笑)、リューターで失敗したシートの表面のスウェードを無理矢理剥がしまして、そこにタミヤ製の速乾エポキシパテで形状修正を敢行。このタミヤのエポパテは、乾燥時間も早く食いつきも良く切削も楽なパテではありますが、Myお気に入りのミリプットSと比べると密度感が無くて好きじゃぁないんですけど、作業を進行させる為に使用しました。
 無理矢理形状出しをし、約5時間後に硬化を確認してからナイフでザクザクとモールディングを行い、溶きパテで表面処理を施しサフ吹いてスウェード吹いて、一応BRIDEもどきっぽく座面にグレーのグラデーションを入れて最後にブルーグレーを吹いて完成です(爆)。3m位離れて見るとBRIDEっぽく見える気がする。BRIDEのロゴが入れられれば更にそれっぽく見えると思うんですが、我が家にはドライプリンターもないですし、ジャンクデカールの中はRECARO&SPARCOだらけでBRIDEは在りませんでした。いずれ気が向いた時にワープロ用の白インクリボンと黒インクリボンでデカールを作るつもりですが、取り敢えずはこのまま行くことにします。自作デカールはインクジェットじゃ作れないのが困った物ですな。地方だからデカール製作を手伝ってくれる様な酔狂な模型店も無いですし仕方ありません。
 運転席シートが出来上がったことで、漸く内装の部品が一通り揃いました。

助手席シートの色が少し明るすぎたかな?後部座席の色はひょっとしたら助手席のシートと同色だったりして。しかし、後部は窓にスモークがかかっていてよく見えないのでこのままで良しとしました。嗚呼、我ながらかなりモチベーションが下がってますな(笑)すまん、オーナー。

 さて、シャシーについてですが、手持ちのキットにはS13に対して18インチを奢るという硬派なことをやってくれてるんですけど、ついでにブレーキローターが18インチ用穴あきローターでキャリパーは大型ブレンボというフェラーリF50みたいな状態になってます。ホイールはともかく、このブレーキはS13飴玉2号には流石ににはオーバーキャパだろうってことで、ローター部分をプラ板で作り直し、キャリパーも小型化するというデチューンを行いました。キットのブレーキパーツをローター部とキャリパー部に分解し、プラ板から1.2cm直径の円板をサークルカッターで4枚切り出します。真ん中に1.2mmの穴を開け、それをリューターの丸ノコ用のホルダーにセットして、リューターを回転させながら円板にヤスリを当てると、ウッスラとローター表面に無数のレコード溝状の傷が入ります。円板の裏から黒を吹いて透過度を下げ、表面は付けた傷が埋まらない様にサフ無しのイキナリでシルバーを吹くと、シルバーが乾燥した時に下の傷が浮き出るって寸法です。模型だからといって何でもかんでもブレンボってのは、自分の愛車を再現しようとする時には邪魔でしかありませんですな。

画像はキャリパー部にホイールを乗っけただけなのでローター中心がずれてるっぽく見えますが、実際はちゃんと真ん中に来てますよ~。

 その後、サスペンションを装着し・・・・・・・・・と、ここで大問題発生。車高下げの為にフロントサスショックの取り付け方法を後付け方式に変更したんですが、この御陰で装着時にダンパーの部分に必要以上の負荷がかかってしまい左フロントのダンパーを折ってしまいました。タイヤを接地させる要の部分ですので折れたところを再接着しても強度的に全然無理ですので、一瞬の目眩の後に押入の中の今回の途は別なS13を引っ張り出してこようかって一瞬思ったり、模型屋に行ってS13のキットを追加購入してこようかとか色々考えましたが、ショックアブソーバーの為に流石にもう一個買うのもアホらしい事なので、ここはリカバリー作戦で行くことに。リカバリー方法は二種類思いついたんですが、結局1.5mm真鍮線をナックル側に差し込める様にナックルパーツに穴を開け、そこにアッパーマウント上方から1.5mm真鍮線を差し込んでナックルに固定。アライメント確認後に瞬間接着剤を流し込んで、なんとかリカバリーが出来ました。その代わり、この追加修復作業等の影響でタイロッドは「無し」で作る羽目になりました。
 サスペンションダンパーとハブが組上がったら、一度インナーフェンダー部分の頂点とホイールのセンターの距離を調べ、折れた左フロントのキャスターとキャンバーを調節しながら4輪接地とツライチ具合を纏め上げました。更に、フロントパイプ・触媒をタミヤのエナメルカラーのフラットアルミとクロームシルバーで塗り分けます。更に触媒から出口に延びる形でマフラーを製作。エバーグリーンのプラパイプで作ったメインパイプ(サブタイコ付き)を触媒部分に接続しています。準備が整ったら、GSIクレオスのダークアース・黒鉄色・RLMグレーを混色し耐熱塗料っぽい色を作りました。


 更にですが、完成後ケースに固定する為のアクリル製のナットをミッションケース部分に穴を開け埋め込んでおきます。

 と、これにて、漸く内装の作業は一件落着したのでありました。

 次回はいよいよカーモデル製作のメインイベント「鏡面仕上げ」の行程です。
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