お盆に大雨。それも毎日。
テレビでは、連日、終戦76年の番組をやっています。
私の両親は、昭和一桁の生まれ。
夏になると、戦争中の話をしてました。
子供としては、「またか」みたいな感じで聞いてましたが、成長して行くにつれ、大変だったんだな〜、と思うようになりました。
今聞けば、少しは当時の両親の辛さを、両親の立場になって考えられたでしょう。
特に母は、鹿児島市内の出身でしたから、B29の空襲の話しを何度もしてました。母の脳裏には、当時の惨状がありありと浮かんでいたでしょうから、気分の良い物では無かったはずです。
でも言わずにはいられなかったのだと思います。
どうしてこの話題なのか、と言うと、昨日のNHKのドラマを観たから。
「しかたなかったと言うてはあかんのです」
このドラマは実際にあった事件を元にしたフィクションですが、
戦争中の事実については、知っていたつもり、でした。
遠藤周作の「海と毒薬」でも知られてる話、と言う物でしかなかった。
ここ大分の竹田市の高校生が、自分で当時の事を知る高齢者の人達に話しを聞いて回った、という地元局のニュースを観て、「海と毒薬」の前があり、それが、夫の故郷から始まったと言う事。
若い世代の、戦争を知ろう、という姿勢や、語り継がないと、という思いに、コロナ禍の今だからこそ、目を逸らさず、戦争の事を知らないといけない、と思いました。
戦争だから、と、国民は国の言うなりになっていた、あの時代。
人を人とも思わないのが、当たり前の時代だった。
終戦ドラマのタイトルどうり「しかたなかったと言うてはあかん」のです。
今日、池上さんの番組で、日本が戦争に至るまでを説明されてましたが
、学校では習わない人が多いのが実状。
戦争が本当にこの日本であった、と言う事を、「知らないといけない」事だと、私は思います。
雨雲が南下して来ました。断続的に降ります。まだ暫く続くようです。
晴れてるのは、沖縄と北海道。
日本の何処で被害が出ても不思議は無い。
「命を守る行動」を
新型コロナからも、我が身を守りましょう
遠藤周作の小説、読み直しだわ。
また、書けたら、と思います。