ゆるゆるらいふ

とりあえず、今日も一日機嫌よく・・・

ピクチャーウィンドウ・・・家の中に自然を取り込んで

2021年01月09日 | 住宅

まるで屏風のように見える室内からの景色。

 

「蓮華寺」という小さなお寺。

 

数年前に京都に旅行した時に観た風景があまりにも素敵だった。

 

 

その他にもテレビのCMで有名な源光庵の丸い窓や

 

 

雪舟庭園のちょっと障子にかかった丸い窓

 

窓から見える風景がまるで一枚の絵のようだ。

 

 

 

数年前に夫の実家を設計した時、玄関ホールにそんな窓をつけたかった。

 

予算もあるのでそんなに凝ったことはできないけれど、

長い間一緒にお仕事をさせていただいている造園会社のセンスをお借りしてできたのがこれ。

 

坪庭のモミジがいい感じに納まっている。

 

景色を絵のように取り込むピクチャーウィンドウは、

窓の中の「絵」が季節と一緒に変化していく。

 

 

冬に向かって葉っぱが黄色くなってくると、色鮮やかに。

 

 

 

葉っぱが落ちちゃうとちょっと寂しくなるけれど、ライトアップで楽しむこともできる。

 

 

 

額縁のような窓じゃなくても

和室の雪見障子を開けたときに見える緑も心が和む。

 

左側の細長い窓はちょっと掛け軸のような。

 

 

お風呂に入りながら緑を眺めるのも癒される。

 

 

 

地窓から木の足元が見えるのもちょっといいかも。

 

私たちの事務所は基本的に坪庭が好き。

ちょっとスペースが取れそうだと、ツボっちゃう(坪庭を作っちゃうことです)

 

造園会社の方が坪庭じゃなくても窓の前に素敵に植栽してくださるのでかなり助けられている。

 

家の中にグリーンを飾るのも好きだけど、

窓の外の木々を眺めるのも、目にも心にも優しい。

 

自分の家の庭じゃなくても借景というテもある。

 

ステイホームの時間が増えるこの頃、

未知のウィルスにも動じることなく、いつもの年と同じリズムで花を咲かせたり、葉っぱを色づかせる植物たちを見ているとざわつく心がちょっと落ち着いたりもするのです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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我が家のメンテナンス・・・インターホンを取り替えました!

2020年06月14日 | 住宅

来週からG.Wっていう頃、突然インターホンが壊れた。

 

 

「ピンポーン」の呼び出しの音は鳴るけれど、モニターに何も映らない。

2階の寝室の壁についている子機は大丈夫なので、助かった。

子供部屋のはもともとモニターが無いのだけれど、こちらは呼び出し音が鳴るが相手の声が聞こえない。

ただの呼び鈴だ。

ずいぶん前から壊れていたけど、ほとんど使わないので放置していた。

 

 

まずはメーカーに確認

 

パナソニック製品なので、ホームページからお客様相談の電話番号を見つけて電話してみる。

 

 

家を建ててからもうすぐ18年。

部品はきっと無いだろうな、と思いつつ・・・。

 

 

電話口の女性は、まず「ご不便をおかけして申し訳ありません」

いえいえ、もう多分寿命です、と心の中でつぶやく。

 

 

品番を伝え、パナソニック製品であることを確認し、修理の部門の方が折り返し電話して下さる。

 

 

おそらく部品が無いとは思うが、探してみます、と言ってくださった上で、ただ、あったとしても、修理に数万円はかかるだろう、とおっしゃる。

「もし、もう一つの子機が壊れたときにも同じくらい修理費用がかかるということですよね。」

と、念のため聞いてみる。

 

「そういうことになります。」と修理の方。

今回部品があったとしても、次回は無いかもしれません。

 

「買い替えたほうがいいですか?」と聞くと、

今後のことも考えるとそのほうがいいかも、とのことなので、「では、そうします。」

 

「家電量販店に行くと実物も見られるので、一度行ってみてはいかがでしょう」

とアドバイスをくださった。

 

 

 

家電量販店に行ってみる

 

とりあえず壊れたままだと困るので、近くのヤマダ電機に行ってみる。

インターホンの展示のあるコーナーでカタログを見つけ、店員さんにあれこれ聞いてみる。

 

 

が、我が家のインターホンは屋外子機が2か所ある、というちょっとイレギュラーな取り付け方をしているため、カタログにそのパターンが載っていない。

文章を読む限りは取り付けが可能だけれど、店員さんでは金額など対応できなかった。

パナソニックのカタログだけもらって、家に帰り、夫と熟読する。

 

 

この組み合わせなら大丈夫なはずというのを見つけて、これにしよう!と決定した。

 

 

 

工務店に相談してみる

 

 

私は建築士なので、日ごろから仕事でお付き合いのある施工会社がいくつかある。

中でも、気軽に頼める工務店にいろいろ聞いてみる。

 

 

一般の方の場合は、戸建てなら施工をした住宅メーカーや工務店などがメンテナンスの相談に乗ってくださるはず。

マンションなら管理会社がメンテナンスをしてくれますね。

 

 

我が家の場合は、施工してくださった工務店さんが残念ながらもう無いので、仕事でお世話になっている施工会社に相談している。

 

 

品番を伝え、こちらが思っているような取り付け方が可能か確認してもらい、見積を出してもらう。

 

幸い大丈夫だったし、金額も想定内だったので、発注する。

 

 

が、コロナの影響で品物がいつ入ってくるかわからない、とのこと。

おそらくどのメーカーも同じなので、気長に待つことにした。

 

 

通常ならいろんな人がチャイムを鳴らす。

 

屋根とか壁を塗り替えませんか?

ソーラーパネルを設置しませんか?

配管の掃除をしませんか?

今、幸せですか?

 

コロナの影響で外出自粛になっているので、そういう人たちが来ないのが幸いだった。

 

 

待つこと約1か月半。

ようやくインターホンが届いた

 

 

 

新しいインターホン取り付け完了!

 

屋外の子機は、門の所と、玄関扉の横の2か所。

本来なら、門扉の所だけでいいのだが、隣に住む夫の親戚が、木戸を通って玄関前に直接来るから、という特殊な事情による。

 

 

築18年の家は外壁もくすんできてるので、インターホンが真新しいのが目立つ。

玄関ドアを昨年取り換えたのがせめてもの救いだ。

 

我が家のメンテナンス・・・玄関ドア

 

 

室内の親機は前よりも一回り小さく、薄くなった。

なんだかスッキリ。

 

 

インターホンを押した人が自動で録画されるらしい。

 

なんと言っても便利なのが屋内の子機。

 

 

電話の子機のように持ち運びできる。

ちゃんとモニターも付いてるし。

 

今までは、私たちの寝室と子供部屋の壁にそれぞれ付けていたが、2階にこれを一台置いておくことにした。

 

私の仕事部屋に仕事中は置いておくこともできる。

 

 

今まで壁についていた子機を外したところは穴が開いてしまっているので、プレートでふさぐ。

 

 

あまり見栄えはよくないけれど、プライベートゾーンなのでよしとしよう。

 

 

 

とここで、気になることが・・・。

 

 

せっかくなのでついでにスッキリ!

 

 

インターホンの親機の脇に、フレッツ光のモデムとルーターが。

配線のごちゃごちゃがとても気になる。

 

 

 

ここはリビングのドアを開けっぱなしにしておくと、隠れて見えなくなるので、見て見ぬふりをしてきた。

 

もちろんおしゃれなルーター収納を探してみたりもしたけれど、カウンターの奥行きに合うものがなかなか見つからない。

 

さて、どうにかならないか、と片付け途中の仕事部屋を見回すと・・・

行けるかも!っていうファイルボックスが目に入る。

 

書類を処分して空いていたものだ。

 

無印良品 ポリプロピレンファイルボックス・スタンダードタイプ・ワイド

 

 

早速、縦にして入れてみると

 

 

なんかぴったり

 

後ろが完全に開いているので熱もこもらない。

どうして今まで気が付かなかったんだろう

 

 

インターホンが壊れたおかげで、思わぬところがスッキリした。

何が功を奏するかわからないものだ。

 

ちょっとおしゃれではないけれど、おしゃれな収納を見つけるまでしばらくはこのままで行こうと思う。

 

ということで、インターホンが壊れてから、ちょっと時間はかかってしまったけれど、無事、我が家のインターホンは新しくなり、ルーター回りもスッキリしました

 

築10年を過ぎたあたりから、設備をはじめいろいろと不具合が出てくる。

 

メンテナンスしながら上手に暮らしていかなければ・・・、としみじみ思う今日この頃。

 

次はどこが壊れるか、びくびくしながら・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

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我が家のメンテナンス・・・玄関ドア

2020年03月09日 | 住宅




自宅を設計した時に、こんな風に建物からちょっととびだした玄関を作った。
どうしても上部にぐるりと窓を付けたくて、そして ごくごくシンプルなドアにしたくて、「木製サッシ」のメーカーでドアと一体にしたものを製作。



木製サッシとは、窓ガラスをはめる枠に木材を使ったサッシのこと。
木製サッシのほとんどは住宅ごとに合わせて、オリジナルの窓がつくられるので、私が欲しかった「ぐるりの窓」も作ることができた。

けれどもアルミサッシに比べると、ちょっとお値段がお高い。
なので、我が家は玄関以外は普通のアルミサッシ。

普段よく耳にするのは「アルミ(樹脂)サッシ」
住宅の玄関ドアはアルミ素材や鋼板が一般的。
窓はアルミや樹脂、またはその複合タイプが使われることがほとんどだ。

木材は、アルミや樹脂に比べて熱伝導率が低いので断熱性が高く、結露を発生を抑えてくれるなどの利点があるので、木製サッシは寒冷地に適していると言われる。
北欧からの輸入住宅などにはあらかじめ装備されていることもある。


ただし、あくまでも「木」なので腐食したり、直射日光を浴び続けたりすることで、劣化してしまうデメリットがある。
これはウッドデッキのメンテナンスと同じで、木枠に塗られた塗料が剥がれると、腐食や水漏れ、結露などを引き起こすため、木製サッシを設置する場合は、定期的に塗装を塗り替えなければならない。


そして我が家は・・・
ウッドデッキよりは塗装の回数が多かったのだけれど、やはり17年という月日の間には十分とは言えず、徐々に劣化していった。


海が近いこともあり、風が強くて、庇があっても雨は吹き込むし、全体的に(自転車なども)錆が出やすいので、把手もさびさび・・・
というのはメンテナンスを怠った言い訳ですが

こんな悲惨な状況に・・・

足元があまりにボロボロなので、
思い切ってドアごと取り換えることにした。


表面に貼ったのは今までのドアと同じ「タモ」材の突板を
ドアや上部の窓の木枠はそのままで、塗装だけ

ドアは工場で塗装されてくるので、新築の時の色と同じだが、枠は経年変化で色が濃くなっている。
この上からドアと同じ色を塗っても、同じにはならないので、枠はこの色に近いものを塗ってもらう。

 



色の変化を楽しむのも、木材ならでは
枠に若干のゆがみが出ていたけれど、これを取り換えるとなるとかなり大変。


自然素材ということで そのあたりは割り切ります。


では、アルミ素材のドアをリフォームするときは、というと・・・


既存の枠に、新しい枠をかぶせて、新しいドアを取り付ける、という工法がある。
以前は、ドアの取り換えに数日かかることもあったが、この工法なら早ければ1日で工事が終わる。

 



※リクシルのカタログより


こうしてドアを交換するときに、ちょっと気を付けたほうがいいことがひとつ
築年数が経ったお宅では、ドアの上部に欄間がついていることがある。

 


  
今は、欄間のついていないドアが主流なので、このタイプのドアはかなり種類が少ない。

玄関に窓がなかった場合、欄間の付いていないドアに交換するとドアに明り取りがついていたとしても「暗いな」と感じるかも。


物理的に欄間が無いのは仕方がないので、あまり暗い色を選ばないようにするのも一つの方法。


私が自宅を建てたころは、いかにもアルミ!というデザインのものが多かったけれど、最近では、パッと見ただけでは「本物の木?」と思えるものなど、いろいろなデザインのものが各メーカーで用意されている。

選択の幅がずいぶん広がっているので、選ぶのも楽しみ。


最後に
木製サッシのメーカーを掲載している記事をご紹介します。


ご興味のある方はのぞいてみてください

ちなみに我が家のドアは「タミヤ」というメーカーのもの。

大がかりなリフォームも、ごくごく一部分のリフォームもいろいろあるけれど、あまり状態が悪くならないうちにメンテナンスすることをお勧めします

 

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我が家のメンテナンス・・・水回りその1 水栓を取り換えました!

2019年08月27日 | 住宅


数年前から断続的に自宅にちょこちょこ手を加えている。

というか、加えざるを得ない・・・


これまでにも、玄関ドアの取り替えやウッドデッキの貼り替えの様子をお伝えしてきた。


その時の様子はこちらをごらんください。

 

我が家のメンテナンス・・・玄関ドア

 

我が家のメンテナンス・・・ウッドデッキを張り替えました!

 


そもそも、水回りのメンテナンスをしようと思い立った原因は、写真の洗面台の水栓の不具合(この写真は交換後のもの)

 

【水栓からの水漏れが水回りリフォームのすべての始まり】



2階のトイレの前にある洗面カウンターの水栓から水がぽたぽたと落ちるようになり、だましだまし使っているうちにきつく締めても止まらなくなってしまった。


夫が自力で水栓をはずしてみようと、カウンターの下に潜り込み奮闘したのですが、うまくいかない。


このとき、床の上に露出している排水管をどうにかしてしまったらしく、いつのまにか床に水漏れが・・・
まったく気が付かないうちにリビングの天井がこんなことに!

 

慌てて2階に行ってみると、洗面カウンターの前の床がなんだかフカフカしてる。

 


やってしまった・・・(涙)

 

早速、いつも一緒にお仕事をさせていただいている工務店さんに連絡して見ていただく。


いろいろと相談した結果、今まで気になっていたところをついでにやってしまおう、ということになり、少しずつ工事を進めていくこととなった。

 

【まずは、すべての始まりの水栓を交換】


とにかく諸悪の根源の水栓を取り換えなきゃ、と工務店さんにお願いする。


「明日すぐにつけられる」という水栓は「カクダイ」というメーカーの2種類だったので、そのうちの一つに即決!


ここは、家族しか使わないトイレなので、それほどのこだわりもなくあっさりと決定。


「カクダイ」はちょっと耳慣れないメーカーだけど、変わった水栓がたくさんある、面白い会社。


年に一度開かれる「建材展」のブースには楽しい水栓がたくさん展示されているので、来場した時には必ず立ち寄る。


面白水栓を使ったショートコントムービーなんていうのもある。


「Da Reyaアイキャッチ水栓」ショートコント集

 
は、くすっと笑えるのでぜひごらんくださいね

もちろん、スタイリッシュな水栓やかわいい水栓もいろいろありますよ!

 

さて、同じく だましだまし使っていたのは1階洗面室の洗面カウンターの洗髪対応のシャワー水栓
直流とシャワーの両方に使える、というものですが、シャワーにしかできなくなって久しいので、これも思い切って取り替えちゃう。


これまでは「グローエ」というメーカーの製品だった。

 

使い勝手がよく、気に入っていたけれど、同じものが廃番になっていたためにほぼ同じ機能の「TOTO」のシャワー水栓に決定。


ただ、取付穴がグローエの水栓より大きいので、カウンターの人造大理石の穴を現場で大きくしてもらって取り付けなければいけない。

 



同様の機能・デザインで価格もほとんど変わらないものが「LIXIL」にもあったのだけれど、「TOTO」に決めた理由は「吐水口(水の出るところ)」が「LIXIL」は黒の樹脂だった、ということのみ


夫は樹脂製があまり好きではないみたい。

 


【さびさびの口金だけでも替えられます!】


ここまでやったら、せっかくなので、さらに、トイレの手洗い器も手を加える。


こちらは水栓には特に不都合はないのですが、排水口の口金だけ取り替えた。


17年の間にさびさびになってしまって、メッキも剥げてしまい、磨いてもどうにもならなかったから。

気になっているみなさん、手洗い器全部じゃなくて、ここだけでも取り替えられますよ!

 

 

口金がきれいになっただけで、ずいぶんとすっきり。


2階の洗面カウンターの水栓の不具合からはじまった、水栓交換大作戦はここで終了。


それにしても、水回りの写真を撮ると、掃除が行き届いてないのがはっきりわかってお恥ずかしい限り・・・


このあと我が家のメンテナンスは、やはり経年劣化による不具合で修理をしたものの、次に壊れたら部品はないです、と言われてしまった便器の交換へと進んでいく。


そのお話はまたの機会にお伝えします。

 

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我が家のメンテナンス ・・・ウッドデッキを張り替えました!

2019年04月08日 | 住宅


今年の夏がやってくると、我が家は築17年。


だいたい築10年を過ぎたあたりから、家の内外にちょこちょこ不具合が生じてくる、という声がちらほら聞こえてくる。


比較的早い段階で修理や交換が必要になってくるのは、給湯器や便器・水栓などの設備関係。


我が家も数年前、ある日突然お湯が出なくなり、給湯器を交換した。


設備機器や家電の場合、修理の部品は概ね10年で生産されなくなってしまうので、必然的に交換となってしまう。
ちょっと調子が悪いな、と思ったら、あまり長い間様子を見ないで、早めの点検・修理をお勧めします。


さてさて、給湯器を交換した我が家でしたが、このころ庭のウッドデッキもかなり劣化が進んでいた。


この業界の「同業者あるある」で、自分の家のメンテナンスは後回しになりがち。


我が家の場合、建設当時、ウッドデッキにかける予算があまりなかったため「SPF材」という安価な部材で施工していた。


「SPF材」とは、Spruce(えぞ松)とPine(松)Fir(もみ)の3種類を総称したもので、この3種類の頭文字をとってSPF材と呼ばれている。


おもに2×4住宅に良く使われる木材で、比較的柔らかく加工しやすいこともありDIYでも扱いやすいらしい。


耐水性が低いので、外部で使う場合には定期的に塗装をしなければならないのに、メンテナンスしたのは一度きり。
ついついそのままにしてしまっていたため、一部が腐食して割れてきてしまい、ちょっと危険な状態・・・。


ということで、思い切って「イペ材」という耐水性のある堅い木材で作り直すことになった。


イペ(別名パオロぺ)は、ノウゼンカズラ科の広葉樹で、ブラジル・ペルー等アマゾン川流域に生育する強度と耐久性に優れた代表的なウッドデッキ材。
無塗装でも20~30年は大丈夫、と言われていますが今回の施工会社の保証期間は10年。

新築当時のデッキがこちら

 

竣工時にプロのカメラマンに撮影してもらったのですが、当時はデジカメではありません・・・
写真がなんだかぼんやりしている。

このときはデッキの上にTOTOのガーデンシンクを設置し、和室の濡れ縁との境目にトレリスを立てただけ。

ついでに奥に見える物干し台もデッキ材で作ってもらった。

新しくなったデッキはこちら



ガーデンテーブルセットは「ディノス」で購入。


この形は人が集まったときにたくさん座れてとても便利。
最初に買ったものは壊れてしまい、これは2代目なのですが、とうとうカタログから姿を消してしまい、残念でならない。

これが朽ちてきたらどうしよう・・・。

 


ガーデンシンクも錆が出てきたので処分し、それまで使っていたガーデンシンクのシンク部分と水栓だけデッキ材にはめ込んでもらった。



シンクの向きを変えて、横の壁にはフックでガーデングッズを引っかけられるようトレリスを貼り付ける。
なんとなく一体感が出た気がする。

 


和室との境のトレリスは撤去して、同じデッキ材で鉢などを置ける棚を作ってもらう。

 

同じくデッキ材で収納ベンチも作ってもらった。

 


テーブルセットの写真にあるベンチは、業者さんが間違って作ってしまったということで、いただいちゃいました


肥料や殺虫剤、土のストックなどかなりの量が入ります
ただ・・・


デッキ材で作っているので、とにかくフタが重い!
手を挟まないように要注意

 


物干し台もリニューアル



前回は高さの半分くらいのところに横に1本、支えの部材が入っていて、シーツなどを干すときにちょっと邪魔だったので、今回は無くしてもらった。

 

物干し台の奥にあるのは夏ミカンの木
新築時の写真と比べると、やはりずいぶんと生い茂っていて、年月の流れを感じる。


この小さな木にあんなにたくさんの実がなるのがとても不思議。

 

ところで、我が家には 外からはほとんど見えないところに もう一か所デッキがある。



このダイニングの窓の前の一坪のスペース


以前は屋根が無かったのですが、ポリカ―カーボネートの波板で簡単な屋根をつけた。



雨があたらないので、ここはもう少し耐水性の低い「バツー材」
バツー(セランガンバツー)は東南アジア産の広葉樹で、イペ材には劣るけれど、耐久性が高い割に価格がお手ごろ。



木材のメンテナンスが大変で、天然木はちょっと・・・という方には人工木材のデッキ材も各メーカーから出ている。


掃き出し窓の前にウッドデッキがあると、窓を開けたときに部屋と一体となる空間が生まれ、部屋が広く感じられる。


デッキの上で花や野菜・ハーブを育てたり、ガーデンチェアで涼んだり・・・
と世界が広がりますね。


ご紹介したようにデッキ材にはさまざまな種類があり、金額もさまざま
形もそこそこ自由に作ることができる。

住宅を新築するとき、リノベーションするとき、お庭のリニューアルをお考えの時など、施工会社や設計者にご相談ください。


ちなみに当事務所がいつも一緒にお仕事をさせていただいているウッドデッキの会社は

「(株)スペースウッド」さん


こちらのホームページにデッキ材のことが詳しく書いてありますのでご参考までに。

デッキ以外でも築10年を過ぎると、家の外回りはじわじわと劣化していく。


施工会社や住宅メーカーから、屋根や外壁のメンテナンスのご案内が届いたりし始めるのもこの頃。


建物を長持ちさせるためには早めにメンテナンスするに越したことはない。


ただ、建物の周りの環境によって、緊急度合いはまちまち。


中には、不安な気持ちをあおって高額なメンテナンスを勧める業者も存在するので、信頼できる施工会社に相談してみてください。

 

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