ゆるゆるらいふ

とりあえず、今日も一日機嫌よく・・・

相棒 ~劇場版3~ 巨大密室!特命係 絶海の孤島へ

2014年05月07日 | 映画

日ごろ、近場のお買い物以外は私とお出かけしない夫だが、珍しくこの映画を観たい、
と自分から言い出したので、夕方から車で5分の映画館に出かけて行く

彼はG.W中も「相棒」の再放送を見続けて、予習復習はバッチリだ

今回、特命係の二人が向ったのは、東京から300km離れた太平洋に浮かぶ鳳凰島という、ある実業家が所有する島。




ここにはこんな物騒な人たちが・・・



民間人が組織する民兵なんていう人たちが、何やら軍事訓練みたいなことをしている


この島での訓練に一時的に参加していた、島の所有者である実業家の会社の社員が事故死した、と新聞で報道される。

これに疑問を持つように仕向けられた特命係が島に行っちゃう。

で、そこに隠された壮大な陰謀に気が付いてしまい・・・


ドラマの時も、映画の時もそうだけれど、「相棒」を見ていると
警察組織をはじめとする、国家権力の中枢にいる人たちの悪どいことったら

今回はそれに尋常じゃない破壊力を持つ自衛隊までかかわっちゃって、もう一般国民は太刀打ちできない。

だって警察の関係者である特命係やおなじみの捜査一課の人たちまで、自衛隊に囲まれちゃうんだもの

これに公安が加わったらどんなでっち上げも、隠ぺいもなんでもあり

しかもありそうで怖い


下っ端の人たちの良心と正義感がせめてもの救いだわ


世界のあちこちで、いろいろな物騒な出来事が起こり、この日本でも3.11の復興はなかなか進まず、
なし崩し的に原発は再起動されそうだし、憲法も変な風に捻じ曲げられそうだし・・・。

伊原剛志さんが演じる民兵組織のリーダーが叫ぶ「平和ボケという病に侵されている」と言う言葉が、
なんとも重苦しく胸にのしかかる。

それにしても、右京さん達ったら、ついに島まで行っちゃって、次はどこに行かされるのかしら。
どんどんスケールが大きくなり、日本を飛び出すのも時間の問題だ。

あまりにもコトが大きくなるとリアリティがなくなるから、そろそろ近場に戻ってきていただきたい、
などどスケールの小さいことを思う私でした









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風立ちぬ ~試写会~

2013年07月18日 | 映画
ローソンのポイントカードで試写会が当たった

話題のジブリ映画「風立ちぬ」

会場は有楽町よみうりホール

午後3時半開演にさきがけて、せっかく都内に行くのだからちょっと寄り道


まずはランチ

一緒に行った妹が見つけてくれた「HATAKE]と言うお店。


 
 

その名のとおり、野菜いっぱいのランチメニュー

地下にあるお店へ降りて行く階段のあるドライエリアには、通常よくある植栽ではなく、
トマトとかトウモロコシとかが植えてある。
お手入れは・・・ビミョーだけれど・・・

トシのせいか、このところ、がっつりお肉はもう無理

無性に野菜が食べたくなったりする


で、ランチはこちら

グリーンピースの冷製スープにパン、ズッキーニの入ったリゾット

 

たっぷり野菜のサラダと



かぼちゃのプティング



サラダがかなりのボリューム


お腹がいっぱいになったところで、次の寄り道。

このお店の近くのギャラリーで、妹の知人の息子さんが個展をひらいている、
と言うのでのぞいて見よう。




この招待状にかいてあるように、鉛筆書きの上にボールペンでインキング。


できあがりは、こんな風。




緻密すぎる

会場にご本人がいらっしゃったので、お話を伺う。

作品のほとんどが、こんな風な架空の街の家並み。

中には日本のお城のようなものがあったり、中世ヨーロッパのようなものがあったり。

安野光雅さんを思い出したり、マンガ「AKIRA]の大友克洋さんを思い出したり・・・

ちょっと建築のアイソメトリック図の手法に似てるような


あまりに緻密な絵を拝見し、ちょっとびっくりしたところで、この日のメイン、試写会へ

このところ、テレビでがんがん宣伝している話題作。

会場のよみうりホールは2階席までびっしり

大正から昭和にかけて、実在したゼロ戦の設計者である堀越二郎氏と
小説「風立ちぬ」の作者、堀辰雄氏をごっちゃにした主人公「二郎」のお話。

試写会なので、内容を詳しく描くわけにはいかないが、いいお話しだったと思う。

主人公は、ただただ自分の作りたい飛行機を作ることに、邁進した結果、
航空史に残る美しい機体を作り上げるが、これはゼロ戦となって、
多くの人たちの命をうばうことになってしまう。

が、映画はこの事実を淡々と伝えるだけ・・・。

残された時間がわずかな愛する人との時間を犠牲にしてまでも、作り上げた夢が
こういう結果になってしまったことも淡々と・・・

ユーミンの歌う「ひこうき雲」が流れると、ちょっと胸が締め付けられるような気がした。

この歌はユーミンが高校生の時、友人の訃報を聞いて作った歌だ、と誰かに聞いた。

でもまるでこの映画のために作ったかのように、ぴったり

個人的には、主人公の声がちょっと・・・

このあたりは意見が分かれるところだと思う。

事前のCMや特番などで、主人公の声を担当した庵野氏の露出が多すぎて、
台詞の度に、それも感動のシーンになればなるほど、彼の顔が浮かんで、
ちょっと興ざめしてしまう。

ボクトツとした感じで、エンジニアらしいといえばそうかもしれないけれど、
飛行機好きの私としては、いいお話しだっただけに、ちょっと残念

けれど、やっぱりジブリ映画は美しい


緻密な絵の個展を見た後、緻密な絵で綴られた映像を観て、ちょっぴり非日常を感じた1日でした




























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真夏の方程式

2013年07月16日 | 映画
何の予定もなかった連休最後の日の夜、ふと思い立って映画を観に出かける。

長男は出かけていたので、家に残っていた夫と次男に声をかけたら ついてきた

夫が一緒だと、夫婦割引で一人1000円になる、という打算が・・・
高校生の学割より安い

この日観たのは、福山雅治さん主演の

「真夏の方程式」

ご存じ、ガリレオシリーズ


すでに、原作は読んでしまっているので、結末はわかっている。
中には原作と違う結末を迎えちゃったりする作品もあるけれど、
東野圭吾さんの作品は、テレビドラマも、映画も、かなり原作に忠実だと思う。

「プラチナデータ」は映画を観ていないけれど・・・

限られた時間の中でまとめなければならないせいか、
登場人物や、はりめぐらされた伏線、それぞれの想いなどがはしょられてしまった感はいなめない。

けれど、大切な言葉はしっかりとそのまま。

メッセージはちゃんと伝わっている気がする。

公開中の映画の内容を書くわけにはいかないが、
登場人物がそれぞれ、お互いがお互いを愛し、気遣い、思いやるがゆえに、
起こってしまった悲劇みたいなものが、なんともせつない。

原作を読んだ後にも感じた、何とも言えない後味の悪さはそのままだけれど、
根底に流れる優しさに救われた気がした。

何よりも福山さんのかっこいいことったら

湯川学の持っている、無意識の優しさみたいなものが、自然に出ていて、ホントに素敵

相手が子供であろうが、甘えをゆるさず、きっちり一人の人間として向かい合う、ってことは
見習わないといけないな、と思ったりする。

そうそう、このことは、マンガ「天才柳沢教授の一日」の主人公 柳沢教授も同じだったわ

物事の真理を追及することを生業としている人たちは、その手前のフィルターは関係ないのかしら。

なんて、小説とかマンガとか架空の話の中でのことを、まじめに考えたりして・・・


そういえば、5年前、このシリーズの「容疑者xの献身」を次男と二人で観たっけ。

このとき、中学生だった次男は、途中 大事な場面で寝てしまい、
もう一人殺されてることがわからないために、とうとう謎が解けないままだった・・・

さすがに高校生になった今は、ちゃんと最後まで起きていた

最近は舞台にはまっているので、映画を観る機会は激減したけれど、
かなり前からチケットを手配しなければいけない演劇とは違い、
思いついたときに、ふっと行ける手軽さは、うれしい。

映画館は車で10分のところにあるし、これからは映画もチェックしなきゃ、
と思うけど、この上 映画まで?と言われるかも・・・









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東京家族

2013年02月22日 | 映画
若い時には、ドラマとか映画を観て泣くことなんてなかった

気持ちの中で、「作り物だ」って割り切っていたのだと思う。

なのに、この年になると、ちょっとのことで、すぐに涙が・・・

この「東京家族」という映画は、なんとなく観たいな、と思っていたら、
友人から劇場招待券をいただいた

劇場は銀座の丸の内ピカデリー限定。

せっかくなので、妹をさそって出かけて行く

少し早めにランチを済ませ、午後1時からの回を観る。

瀬戸内海の小島で暮らす年老いた両親が、
東京で暮らす3人の子供たちを訪ねた数日間のお話。

本当に普通すぎるくらい普通の出来事が淡々とつづられる。

最初は歓迎しているけれど、毎日の忙しさで、
だんだんと親を疎ましく思ってくる子供たち。

娘は「いつまでいるのかしら」なんて言い出して、超リアル

お母さんが倒れる、っていう大事件で事態は一変するのだけれど、
それらすべての出来事や、言動や、行動が、なにか思い当たることがあるような、
ふしぎな感覚で感情移入してしまう。

どこの家にも起こりうる、普通の普通の日常を描いた物語だけれど、
何度もぽろっと涙が流れてしまった・・・

先日、何かのテレビ番組で、年を取ると涙もろくなるのはなぜか、と言うのを
医学的に説明していた。

涙は常に作り出されていて、鼻涙管というのを通って鼻から喉へ流れているのだが、
年を取ると、この鼻涙管が詰まってきて、目からあふれやすくなる、らしい。
こんな風に説明されてしまうと、ミもフタもない感じがする。

年を重ねると、その分、いろんな経験をして、記憶のファイルが増えてゆく。
私のパソコンのCドライブのように、いろんなファイルが整理されずに
心の中のあちこちにその時の感情と一緒に保存されていて、
普段はどこにあるかもわからないような状態なのだろう。

だけど、ドラマや映画の中とか、日常の生活の中で、
誰かの言葉とか、目にした風景とか、音とか、臭いとか、何かのきっかけで、
ふとリンクして、フィクションがノンフィクションになる瞬間、
いろんな感情がこみあげてきて、涙が出ちゃう気がする

まさに、この映画はそんな感じ

近所に住む母は、私の都合に関係なく、突然訪ねてくるので、
仕事で忙しいときなど、ついつい冷たく対応してしまうけれど、
これからは、もう少し優しく接してあげないとなあ、
なんて、反省したりして・・・

この日の銀座は雪が舞って、とても寒かったけれど、心はほんわかと温かくなった

チケットをくれた友人に感謝感謝

これからの毎日をもう少しだけ丁寧にくらしてみようかな・・・。
なんて思わせてくれる、素敵な映画でした












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崖っぷちの男

2012年06月26日 | 映画

試写会が当たった
もったいないので月曜日の夜から、
仕事帰りの友人と待ち合わせて出かける

会場は、竹橋にある日本教育会館

「崖っぷちの男」という映画で、主演は サム・ワーシントン。

誰?と思ったら「アバター」の主役だった人らしい
アバターは観てないので、さっぱり・・・

始まる前の20分ほどは、映画パーソナリティーの
襟川クロさんのトークショー

映画鑑賞のマナーに始まり、ちょっとした映画関係者の裏話など。
今回のスポンサーであるカード会社への
あまりのこびこび具合に ちょっと引く・・・

だけど、映画は・・・

これがとってもおもしろかった

正直、あまり期待していなかったのだけれど、
もう、はらはらどきどき

まだ、公開前なのでパンフレットに書いてあることくらいしか
言えないけれど、観終わってスカッとする気持ちよさ

ニューヨークの超高層ホテル、地上60メートルの窓の外に
突如現れた男の目的は?
って感じの、ノンストップアクション&サスペンス

えっ
そんな高いところの窓が、そんな風に普通に開くの?
ってのもびっくり

失礼ながら、ストーリー自体はそれほど目新しくもなく、
なんとなく先も見えるんだけれど、
あ~落ちるっていうシーンが連発し、
思わず足に力が入る

こんなに踏ん張ったのは
遠い昔、シルベスター・スタローンが雪山を駆け回った
「クリフ・ハンガー」以来・・・って古すぎ

友人と二人、観終わってぐったり

でもでも、心地よい疲れだわ。
なんだか、運動した後のような

そうそう、マッスルミュージカルを観た後も
こんな感じだったような・・・

週の始めから、急な誘いに付き合ってくれた友人に感謝

どうもありがとう
これに懲りず、またお付き合いくださいませ



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