ゆるゆるらいふ

とりあえず、今日も一日機嫌よく・・・

伯母とのお別れ

2024年11月17日 | 思い出

「ゆるいお茶会」が無事に終わり

みんなでお片付けをしていた時に、

伯母の訃報が届いた。

母の姉である97歳の伯母は、

乳がんを患っており、10月いっぱいもつかどうか、と言われていた。

翌日になって葬儀の日程が決まり、

91歳の母を連れて、妹二人とともに母の実家がある仙台に向かった。

今年二月に母の妹である叔母が亡くなった時は、

私が股関節の手術まで日が無いこともあり、

家族葬だから参列しなくてもいいよ、

と言うお言葉に甘えてお別れに行けなかった。

今回は、足も良くなったので、ちゃんとお別れできる。

伯母は20年余り前に夫を亡くし、

子供がいなかったので、いとこの一人が成年後見人となっていた。

認知症になり、施設でお世話になってから10年近くたっただろうか。

葬儀は菩提寺のご住職からの提案で、

お通夜をしない「一日葬」にするという。

仙台がそうなのか、宗派がそうなのかわからないが、

今までの仙台での葬儀は、

お通夜の翌朝、

先に火葬場に行って、遺骨を祭壇に祀ってから告別式となるため、

朝が早い。

伯母の葬儀も朝8時半に斎場に集合だったので、

前日の夕方に仙台入りし、斎場に近いホテルに泊まった。

97歳の大往生だったので、

雰囲気がなんとなく明るい。

なにより、伯母が明るい人だったので、

思い出話も明るい話ばかりなのだ。

子供がいない叔母は、私たち姉妹を娘のように気にかけてくれて、

いろいろなものを送ってくれた。

いちご狩りに行けばイチゴを。

サクランボ狩りに行けばサクランボを。

山菜をとれば塩漬けにして送ってくれる。

デパートでおいしそうなお菓子を見つけたらそれも。

息子たちが一度お美味しいと言ったものは何度も送ってくれるし、

手作りの物も送ってくれた。

ちょっとせつない手作りオーナメント - ゆるゆるらいふ

いつのころからか、少しずつそういう物が届かなくなり、

伯母の老いを感じて寂しくなったものだ。

若いころには、送料のほうが高いから送ってくれなくてもいいのにな、

と申し訳なく思ったりしたけれど、

いざ、届かなくなってしまうと、あの頃が懐かしい。

伯母はそれを楽しんでいたのかもしれないし、

孫のように思ってくれていた息子達からのお礼の電話も嬉しかったのかもしれない。

無償の愛情で自分たちを気にかけてくれた人たちが

一人二人といなくなっていく。

四十九日法要までを告別式の後に続けておこなったあと、

親戚一同でお食事をいただく。

いとこたちと会うのは久しぶりだけど、

会うのはいつも悲しい席ばかりだ。

来年あたり、いとこ会をやろう!、といとこの一人が言う。

彼は有言実行タイプなので、おそらく実現するだろう。

余裕を持って帰りの新幹線を予約したつもりが、

それほど余裕がなくなってしまい、

駅ビルの中でバタバタとお土産を買ってホームに上がると、

めちゃめちゃ派手な電車が停まっている。

え?ホームを間違えた?

とあせったけれど、

ちゃんと東京行の新幹線だ。

まさかのディズニーのラッピング車両!

とにかく華やか

いつも楽しいことを言った後に

いたずらっ子のように「にっ!」と笑う伯母の顔が浮かぶ。

楽しい気持ちで帰ってね、と言われてるようだ。

最後のほうの数年はもう私たちのことをわからなくなっていたけれど、

私たちは伯母が注いでくれた愛情をしっかりと覚えている。

長い間ありがとうございました。

心からご冥福をお祈りします。

合掌


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2 コメント

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Unknown (karm52919)
2024-11-19 01:23:20
@copelonmaru ありがとうございます。
copelonmaruさんも三姉妹なんですね‼️
とても楽しい伯母でした。大切な方々とお別れすることが増えてきたこの頃です。
会える時に会いたい人に会っておきたいです。
返信する
Unknown (copelonmaru)
2024-11-18 17:54:56
こんにちは
素敵な伯母様だったのですね!
楽しい思い出がたくさんあったことでしょうねー。
伯母様のご冥福をお祈りいたします。

いとこ会も実現出来るといいですね。。
私も三姉妹(末っ子)なので、思わずコメントしてしまいました。
返信する

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