昨年秋から毎月1回、6か月間通った「暮らしステップアップ講座」が終了した。
心地よい暮らしを手に入れるための行動プログラム、と称するこの講座は、毎月のテーマに従って思考を整理し、行動を起こしやすくする環境づくりを目指す。
そのわかりやすい行動が「片付け」だ。
住まいづくりの仕事をしているくせに、片付けの苦手な私は、5年ほど前に仕事のパートナーである妹に勧められて、一緒にライフオーガナイザーⓇ2級の講座を受講した。
そして、そのまま1級を受けることなく今日に至っていた。
理論はなんとなくわかっても実技ができないペーパードライバー状態だ。
今回この講座の開催を知って、ペーパードライバー講習を受けるような気持ちで参加してみた。
一般的な講座のように先生が前に立って講義をして、みんなでそれを聞く、というのではなく、講師の先生を囲んでテーブルにつき、時にはワークを交えながらディスカッションをする受講スタイルは眠くなることなく楽しみながら集中できる。
第1回の思考編から始まり、クローゼット、キッチン、リビング、書類と具体的な場所や物の片付け方のレクチャーを受け、最後に維持することと、時間を上手に使うことの大切さを学んで終了となった。
じゃあ、この6回で家の中のそれぞれの場所が夢のように片付いたかというと、そう甘いものではない。
けれど、以前にも書いたように(チャレンジ!オーガナイズ)、夢のように片付いた部屋もある。
講座のテーマにはなかったけれど、実は洗面所と、食品庫が片付いている。
考え方の基本は同じだから。
このプログラムでの基本的な考え方は「俯瞰」と「行動」だ。
現状を知り、覚悟を持って行動で埋める、を繰り返す。
このことを講座のたびに繰り返し聞いているうちに、ちょっと「俯瞰」ができる気になってくる。
片付けに限らず、色々なことを分析する癖がついてくる。
それがちょっと嬉しい。
スモールステップで達成感を感じて、習慣を作っていく、というのもいざやってみるとなかなか楽しい。
たとえば1日1個いらないものを捨てる、とか、たまっている化粧品やシャンプーなどのサンプルを毎日何かしら使う、超スモールステップを繰り返してみたら、洗面所がずいぶんすっきりした。
毎月の宿題の一つに「STEP-UP MEMORY」というのがあり、一日ひとつ幸せに思ったことをどんな小さなことでもいいから付箋に書いて貼る。
「目的地まで信号が全部青だった」とか「コインパーキングの機械が壊れていて料金がタダになった」とか書いてる私がちょっと情けない。
でも、一日を振り返って改めて思い起こすと、幸せとまではいかないまでも、いい気持になったことって結構ある。
受講期間後半になって、これが私の中で「幸せ」から「ありがとう」に変わった。
きっかけは「笑う巨塔」という舞台の劇中のセリフ。
奥さんへの小さなありがとうをいくつもいくつも書き連ねた手紙だ。
私より先に仕事から帰った長男がお風呂を洗ってくれたことへのありがとう。
夫が私の車にガソリンを入れておいてくれたことへのありがとう。
次男が洗濯物を取り込んでくれていたことへのありがとう。
私だって仕事をしてるんだからそんなの当然、と思わずに、ありがとうの気持ちで見るといろんなことが愛おしくなる。
講座を2回受講したところで、より興味が深まり、いきなりライフオーガナイザーⓇ一級の講座を受けてみようと思いたったのも大きな収穫だ。
毎月1回、計3回の受講後試験を受け、3月末に終了し、今は結果の発表を待っているところだ。
この宿題で、「チャレンジ!オーガナイズ」となったわけだが、ここで息子と一緒に片付けをしたことで、「一緒にやる」ってことの大切さを知った。
子供たちが小さな時からずっと仕事をしていたこともあり、「やりなさい」と言うばかりで一緒に行動しなかったために、当然わかってるだろうと思っていたモノの処分の仕方などが意外とわかっていなかったことに気づいた。
今さら、だ。
これにより、次男は捨てるものを選ぶ作業がびっくりするほどスムーズにできるようになった。
もっと早く気がついてあげればよかった、と反省すること然り・・・。
この半年間、たくさんのことに気づかせていただいた。
さて、次は最難関の私の仕事部屋を片付けなくては。
アンジェリュクスのスタッフの皆さん、お世話になりました。
せっかくの講座を「素敵な思い出」で終わらせないよう頑張ります。
心地よい暮らしを手に入れるための行動プログラム、と称するこの講座は、毎月のテーマに従って思考を整理し、行動を起こしやすくする環境づくりを目指す。
そのわかりやすい行動が「片付け」だ。
住まいづくりの仕事をしているくせに、片付けの苦手な私は、5年ほど前に仕事のパートナーである妹に勧められて、一緒にライフオーガナイザーⓇ2級の講座を受講した。
そして、そのまま1級を受けることなく今日に至っていた。
理論はなんとなくわかっても実技ができないペーパードライバー状態だ。
今回この講座の開催を知って、ペーパードライバー講習を受けるような気持ちで参加してみた。
一般的な講座のように先生が前に立って講義をして、みんなでそれを聞く、というのではなく、講師の先生を囲んでテーブルにつき、時にはワークを交えながらディスカッションをする受講スタイルは眠くなることなく楽しみながら集中できる。
第1回の思考編から始まり、クローゼット、キッチン、リビング、書類と具体的な場所や物の片付け方のレクチャーを受け、最後に維持することと、時間を上手に使うことの大切さを学んで終了となった。
じゃあ、この6回で家の中のそれぞれの場所が夢のように片付いたかというと、そう甘いものではない。
けれど、以前にも書いたように(チャレンジ!オーガナイズ)、夢のように片付いた部屋もある。
講座のテーマにはなかったけれど、実は洗面所と、食品庫が片付いている。
考え方の基本は同じだから。
このプログラムでの基本的な考え方は「俯瞰」と「行動」だ。
現状を知り、覚悟を持って行動で埋める、を繰り返す。
このことを講座のたびに繰り返し聞いているうちに、ちょっと「俯瞰」ができる気になってくる。
片付けに限らず、色々なことを分析する癖がついてくる。
それがちょっと嬉しい。
スモールステップで達成感を感じて、習慣を作っていく、というのもいざやってみるとなかなか楽しい。
たとえば1日1個いらないものを捨てる、とか、たまっている化粧品やシャンプーなどのサンプルを毎日何かしら使う、超スモールステップを繰り返してみたら、洗面所がずいぶんすっきりした。
毎月の宿題の一つに「STEP-UP MEMORY」というのがあり、一日ひとつ幸せに思ったことをどんな小さなことでもいいから付箋に書いて貼る。
「目的地まで信号が全部青だった」とか「コインパーキングの機械が壊れていて料金がタダになった」とか書いてる私がちょっと情けない。
でも、一日を振り返って改めて思い起こすと、幸せとまではいかないまでも、いい気持になったことって結構ある。
受講期間後半になって、これが私の中で「幸せ」から「ありがとう」に変わった。
きっかけは「笑う巨塔」という舞台の劇中のセリフ。
奥さんへの小さなありがとうをいくつもいくつも書き連ねた手紙だ。
私より先に仕事から帰った長男がお風呂を洗ってくれたことへのありがとう。
夫が私の車にガソリンを入れておいてくれたことへのありがとう。
次男が洗濯物を取り込んでくれていたことへのありがとう。
私だって仕事をしてるんだからそんなの当然、と思わずに、ありがとうの気持ちで見るといろんなことが愛おしくなる。
講座を2回受講したところで、より興味が深まり、いきなりライフオーガナイザーⓇ一級の講座を受けてみようと思いたったのも大きな収穫だ。
毎月1回、計3回の受講後試験を受け、3月末に終了し、今は結果の発表を待っているところだ。
この宿題で、「チャレンジ!オーガナイズ」となったわけだが、ここで息子と一緒に片付けをしたことで、「一緒にやる」ってことの大切さを知った。
子供たちが小さな時からずっと仕事をしていたこともあり、「やりなさい」と言うばかりで一緒に行動しなかったために、当然わかってるだろうと思っていたモノの処分の仕方などが意外とわかっていなかったことに気づいた。
今さら、だ。
これにより、次男は捨てるものを選ぶ作業がびっくりするほどスムーズにできるようになった。
もっと早く気がついてあげればよかった、と反省すること然り・・・。
この半年間、たくさんのことに気づかせていただいた。
さて、次は最難関の私の仕事部屋を片付けなくては。
アンジェリュクスのスタッフの皆さん、お世話になりました。
せっかくの講座を「素敵な思い出」で終わらせないよう頑張ります。
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