
建築士だというのに、実務にかまけて有名建築をあまり見に行っていない。
けれど、ここ最近、コーチングを勉強したときのコーチ仲間がいろんなところに誘ってくれる。
この日は神奈川工科大学へ。
建築家石上純也氏が設計したKAIT広場とKAIT工房を見学できるという。
自宅から電車で約2時間さらにバスで15分くらい。
プチ旅行だ。
守衛室で入館証をもらって首にかけ、
まずは受付のあるKAIT工房を目指すおばさん二人。
キッチンカーが停まっていて、まるで公園みたいな広場を抜けると
ガラス張りのKAIT工房が見える。
中も自由に見ていいとのことなので、お言葉に甘えてうろうろ。
ガラス張りの開放的なこの建物は
学生たちが自由に作業していいのだとか・・・
陶芸の作品もある。
ちょっと雑然としているところや、控えめに音楽が流れているところがなんとも心地よい。
窓際の椅子に座ってみると
緑がまぶしい
この白い塀みたいなのがKAIT広場
では、いざ、KAIT広場の中へ
一歩足を踏み入れると
大空間
奥の方の白い箱にはクッションとかヨガマットが入っていて自由に使っていい。
学生たちはマットを敷いて、ごろごろしたり、
クッションに座っておしゃべりしたり・・・
この野球場からたまにボールが飛んでくることもあるとか・・・
立つ位置によって、天井の穴から見える景色が違うのが楽しい。
パンフレットによると、石上氏は
「風景のような建築」「空間の内部に地平線のようなものを作りたかった」
とか。
イタリア・シエナのカンポ広場というところは、人々が地べたに座り憩うらしいのだが、そこを実測し、ほぼ同じ傾斜の床面を作ったらしい。
この大空間に柱が一本もない。
構造設計者もかなりすごい
天井は2.2~2.8mと一般住宅くらい。
少し背の高い人なら天井の穴に手をかけてぶら下がれそう。
が、受付の人に絶対にやらないようにくぎを刺された。
私たちもマットを敷いてしばしおしゃべり。
めっちゃ落ち着く
まったりゆっくりとしすぎて、制限時間の1時間を過ぎるところだった。
守衛さんが行ってもいいって教えてくれたので、学食に行ってみようか、と思ったけれど
モタモタしてたら昼休みになったらしく、広場は学生でいっぱい。
当然学食も混んでるだろう。
ちょうど駅までの直通バスが出るところだったので、
残念だけど大学を後にする。
あんな空間でのんびり空を見上げたら、
色んな発想が広がる気がする。
こんな環境で学べる学生さんたちがうらやましい。
とても遠かったけど、行ってよかったと心から思う。
いつも私の知らない世界に連れて行ってくれる友人に感謝
次はどこに連れて行ってくれるだろう
🐾お仕事ブログも書いてます
おしごとブログ | 晶設計室 (sho-designroom.com)
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます