人生ブンダバー

読書と音楽を中心に綴っていきます。
現在は、暇に飽かして、日々更新。

遠山一行『ショパン』(新潮文庫)★★★★

2010-06-19 05:18:54 | 読書
遠山一行さんは、畑中良輔先生と同い年である。東大美学出身の音楽評論家であ
る。奥様の慶子さんはピアニストとして有名で、コルトーの弟子である。

その遠山さんがショパンについて書いたものが本書である。この新潮文庫の作曲
家シリーズはコンパクトにまとまっていておもしろい。

生誕200年に読んでみるのもいいかもしれない。


コメント (4)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 阿川弘之『食味風々録』(新... | トップ | 第26回早慶交歓演奏会 »
最新の画像もっと見る

4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ショパン生誕200年 (MarkI)
2010-06-23 10:14:45
ショパンが「音により思想を表現する」ということを言っていたというのが、目から鱗でした。何故か、日本で出版された解説の多くは、ショパンの後期の作品(幻想曲という「雪の降る街よ」のメロディがでてくる曲(あっ、ショパンが先か!)など)を最高傑作と言っていることに、自分は賛同しかねていたので・・・・。遠山さんは、記憶では、他の書で、ショパンは「ポーランドの解放運動家のシンパだった」と書かれています。新潮文庫でも、サラリとだけ書かれていましたが、改めてショパンを演奏するヒントを教えていただきました。感謝!(この夏、唯一の恩師(中学三年まで)の門下生発表会で弾くので)
返信する
難度 (katsura1125)
2010-06-23 20:21:21
MarkIさん、有難うございます。
生誕200年でも、シューマンではなくショパンをお弾きになるのでしょうか。ピアニストにとってはどちらが難しいのかしらん。ショパン?難しいですよね~。
返信する
土音(tsuchionn) (MarkI)
2010-06-24 22:52:01
子供のころは、楽譜に書かれている音を、抑揚はあとにして、ちゃんと制御して弾けるということがminimum必要だという意識がありまして、本番の時に緊張して自滅してました。これが変わったのは、1974年12月でしょうか・・・・。三浦先生の譜めくりも体験するという幸運もあり。音楽っていうのは、一人でやるものじゃない。
実はこれ、日吉で受けた土田貞夫先生の音楽美学の講義の影響です。ソロの時であっても、作曲者、聴いていただいている人たちと、演奏の瞬間に音楽を作っているんだと思える様になると、難しいとか、易しいとかはどうでもよくなる・・・。そうだ、ショパンもそういう次元までもっていかねば。

実際、ショパンは・・・ムズカシイです。
返信する
感謝 (katsura1125)
2010-06-27 21:18:27
長文に感謝!です。土田先生の音楽、ありましたね~。当時、先生は60歳くらいだったのでしょうか?そう見えましたが、意外とお若かったのカモ。
ところでYou TUBEのショパンを弾いている、ロシア人っぽい女性ピアニストは、プロでしょうが、うっまいですね~。
返信する

コメントを投稿

読書」カテゴリの最新記事