10月18日(火)、「二期会創立70周年記念ガラ・コンサート」を
聴く(東京文化会館)。
やや空席が目立ち、もったいない?
会場に入ると、H冨さんとバッタリ。
「よかったら宮本益光(*)先生指揮の『水のいのち』、歌いま
しょうよ」
「ニヤリ(笑)」
*宮本益光さんの名前を覚えたのは、H15(2003)年鵜山さんが演出した『欲望
という名の電車』のスタンリーだ(下練習を見学させていただいた)。
H17(2005)年には「おやすみ」というCDがニュースになっていた。
H21(2009)年のO.ヴァンスカ/読響「第九」に出演したのをTVで視聴。
その後を「ブログ検索」であらためて整理しておくと、私が聴いたのは、
H22(2010)年 かながわゴールデンコンサート(その後、H26、28、29)。
鵜山さん演出の『鹿鳴館』の清原。
H24(2012)年 二期会60周年記念ガラ・コンサート
H25(2013)年 ワグネルが初演した『ふなたび』の作詩。
H27(2015)年 『金閣寺』の溝口。
H30(2018)年 ワグネル『フラグメンツ』の指揮(六連)
ということになるかしらん。漏れがあるかもしれない。
ひと言でいえば、とにかく「多才」な方だ。
二期会の創立記念公演では40周年を聴いた記憶はないが、
50周年では『ニュルンベルクのマイスタージンガー』を観た(後記参照)。
二期会創立60周年では→こちらとこちら。
いずれも「ついこの間」のことのようだ。二十年ふた昔?
<プログラム>
出演
Sop.:幸田浩子、佐々木典子、田崎尚美、種谷典子、宮地江奈
Mez.:池田香織、加納悦子
Ten.:樋口達哉、福井敬、山本耕平
Bari.:今井俊輔、宮本益光、与那城敬
司会:宮本益光
指揮:角田鋼亮
管弦楽:東京交響楽団
舞台監督:幸泉浩司
1.『フィガロの結婚』より序曲
2.『コジ・ファン・トゥッテ』より
「彼に向けてください、そのまなざしを」(宮本益光)
3.『フィガロの結婚』より
「とうとう、うれしい時が来た」(種谷典子)
4.『こうもり』より
チャールダーシュ「ふるさとの調べよ」(幸田浩子)
5.『エロディアード』より「はかない幻」(与那城敬)
6.『ばらの騎士』より
「私、正しいやり方であの人を愛そうと心に決めたのだから」
(佐々木典子・宮地江奈・加納悦子)
--休憩--
7.『アンドレア・シェニエ』より
「ある日、青空を眺めて」(山本耕平)
8.『マクベス』より 「憐みも、誉れも、愛も」(今井俊輔)
9.『トリスタンとイゾルデ』より
「穏やかに静かに彼が微笑んで」(イゾルデの愛の死)
(池田香織)
10.『道化師』より「衣裳をつけろ」(福井敬)
11.『トゥーランドット』より「この宮殿の中で」(田崎尚美)
12.『トゥーランドット』より「誰も寝てはならぬ」
(樋口達哉)
以下、個人的「覚え」として、つたないひと言コメントを・・・・・・
お一人一曲ということもあり、30代から60代の二期会の「スーパ
ースター」が皆さん<渾身の歌唱>ですばらしい。
東響の弦楽五部は、13-12-10-8-6?
フルートのトップは濱崎さん?、オーボエは荒木さんかな。
指揮の角田さんは長身でスマートだ。
1.『フィガロの結婚』より序曲
2.『コジ・ファン・トゥッテ』より
「彼に向けてください、そのまなざしを」(宮本益光)
芯(シン)のあるバリトン。fになっても、声が荒れない。サマ
になってる。
歌い終わって、MC宮本さんの第一声。
「あ~、緊張した(笑)」
3.『フィガロの結婚』より
「とうとう、うれしい時が来た」(種谷典子)
ピンク系ドレス。アイマスクで聴いたら、イタリア人と間違う?
legato歌唱。
4.『こうもり』より
チャールダーシュ「ふるさとの調べよ」(幸田浩子)
白地に黒のドレス。ステージを右左に動く。やや小柄な体が大き
く見える。
5.『エロディアード』より「はかない幻」(与那城敬)
桐朋学園大ピアノ科出身。マスネの美しい音楽。役になり切った
歌唱。
6.『ばらの騎士』より
「私、正しいやり方であの人を愛そうと心に決めたのだから」
(佐々木典子・宮地江奈・加納悦子)
ステージ下手より、宮地、加納、佐々木と並ぶ「ばらの騎士の三
重唱」。ちょっとオケが鳴りすぎ?
--休憩--
S口夫妻とバッタリ、談笑。S口夫妻とは、私があらためて演奏
会に通い始めた20年ほど前からとっきどきオペラや声楽リサイタ
ルでお会いする。
「『ワグネリアン』の記事、拝見しました」
「いや~、恐縮です」
席に戻る途中で二期会のM田さんとバッタリ。
「お~、どうも。久しぶり~。今日はおめでとうございます!」
「なかなかOB練習に出られなくて」
「いやいや、まさに働き盛りだからね~(笑)。ぼくもコロナか
らお休み中でね~」
7.『アンドレア・シェニエ』より
「ある日、青空を眺めて」(山本耕平)
大音声ではないが、会場の奥までよく通る声。伊語が母国語のよ
う。
8.『マクベス』より 「憐みも、誉れも、愛も」(今井俊輔)
今井さんは初めて生で聴いた?大柄で深い声。「深刻さ」に惹き
つけられる。
9.『トリスタンとイゾルデ』より
「穏やかに静かに彼が微笑んで」(イゾルデの愛の死)
(池田香織)
真っ赤なドレス。第一声からワーグナー、独語の世界。Mez.にし
てまさしくイゾルデを歌う「独り舞台」。
10.『道化師』より「衣裳をつけろ」(福井敬)
衰えないのは節制の賜物?泣きの入る「福井節」。オケもピタリ
と付ける。
11.『トゥーランドット』より「この宮殿の中で」(田崎尚美)
真っ赤なドレス。カヴァリェとは言わないが、堂々たる体格で、
すごい声量!オケも拍手。
12.『トゥーランドット』より「誰も寝てはならぬ」
(樋口達哉)
登場後、マエストロと肘タッチ、深々とおじぎ。声がやや太くな
った?高音はどこから出ている?両手の使い方(広げ方)も見事。
最後は、皆さん、13人が再登場。
定番の『こうもり』より「乾杯の歌」。
会場も一緒に手拍子で大いに盛り上がった。最後はお互いに手を
振ってお開きとなった。
20時54分(お開き)。
二期会70周年記念ガラ・コンサート プログラム
二期会創立50周年記念公演プログラム
エーファ:佐々木典子
ヴァルター:福井敬 ほか
17:07
17:16 あざみ野
17:56 表参道
18:25 上野
18:26
18:33
18:34
18:35
18:38
18:38
19:44
19:48
19:57 鵜山さん演出『天国と地獄』発売中
20:59 お開き
21:04
21:09 上野
21:17
21:23
22:19 あざみ野に戻る。
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