文春文庫3月の新刊『池上彰教授の東工大講義』を読む。いかにも池上
さんらしい問題意識の本である。もともとは東工大の授業から来ている。
東工大と聞くと理系の授業しかないように思うが、そうではない。江藤淳
(1932-1999)や芳賀綏(1928-)、橋爪大三郎(1948-)各氏も
東工大教授だった。
<目次>
1.実は原爆を開発していた日本
2.世界地図から見える領土の本音
3.日本国憲法は改正すべきか?
4.紙切れを「お金」に変える力とは
5.悪い会社、優れた経営者の見分け方
6.経済学は人を幸せにできるか
7.リーマン・ショックとは何だったのか?
8.君は年金に入るべきか
9.視聴率が変える21世紀のテレビ
10.オウム真理教に理系大学生がはまったわけ
11.「アラブの春」は本当に来たのか?
12.大統領選でわかる合衆国の成り立ち
13.なぜ「反日」運動が起きるのか
14.”金王朝”独裁三代目はどこへ行く
15.白熱討論 君が日本の技術者ならサムスンに移籍しますか?
いつでも、どこからでも読めるところがいい。
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率直な感想は、私などの年齢の社会人からみますと、内容の大方はこれまで新聞なりテレビのニュースなりでそれなりの知識があるものばかりでした。
しかし、本書は東工大の大学生向けの講義をまとめたものであり、かつ著者は大学生には自分の頭で考えてほしいと言っています。すなわち生誕後まだ20年くらいの若い方たちに、つまりこれからの社会をリードしていく方たちに、自分自身で広い視野でものごとを考えていく、そのための契機を与えているものと見ることができます。
その意味では元となった講義自体は大変に有益だったはずですし、またこの本も特に若い方たちには有用なものだと感じました。こうしたことにエネルギーを使われている著者は偉いと言えるかもしれません。
つまらぬ感想文で失礼いたしました。
私の学生時代に、このような本があればよかったナと。
池上先生は、一見優しい先生のようですが、意外と「優」をいただけなかったりして(笑)。