昭和43(1968)年は、東大紛争があった年だが、無論それは社会の
「一部」でしかなかった。東大紛争の「主役」は団塊の世代(当時19
~21歳)だ。
団塊の世代の大学進学率がざっと20%だとすれば、当時、全共闘など
学生運動に走った人は、せいぜいその10%ではないかしらん。
とすれば、つまり、団塊の世代の2%となる。「一部」たる由縁だ。
そこから派生した極左暴力集団にいたっては、さらにその何%となる。
昭和43(1968)年には、中川右介『1968年』(朝日新書)という世
界もあった。--この本はおもしろい。
私は、当時高校3年生だった。
もう50年以上前の話だ。
中川右介『1968年』(朝日新書)
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