人生ブンダバー

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7/15 新日本フィル第576回定期

2017-07-20 05:00:00 | 音楽

7月15日(土)、今シーズン最後となる新日本フィル定期演奏会トパ
ーズ。秋山和慶さんによるオールフランス物のプログラムだ。

錦糸町に着き、時間がちょっとあったので、ブックオフで1冊購入。



開演前のロビーコンサートは、珍しいコントラバスのデュオ。藤井将
矢、菅沼希望両氏による、ボッテシーニ作曲グラン・デュエット第2番
より第1楽章 。お二人の超絶技巧を「見た」。

開演5分前に着席。
地味なプログラムのせいか、1階席はやや空席が目立ったかしらん。
ティンパニや木管グループが盛んに練習している。


<プログラム>
1.イベール 「寄港地」
2.サン=サーンス ピアノ協奏曲第5番 ヘ長調op.103「エジプト風」*
3.ショーソン 交響曲 変ロ長調 op.20
指揮;秋山和慶
ピアノ;パスカル・ロジェ*
コンサートマスター;西江辰郎



いつもながらつたないコメントを・・・・・・
( )内は概算演奏時間

1.イベール 「寄港地」(16分)
ジャック・フランソワ・アントワーヌ・イベールは、1890年8月15日に
生まれ、1962年2月5日に亡くなった。71歳だった。
時代的には「フランス6人組」の世代に当たる。「寄港地」はイベール
の代表作だ。聴くのは初めてかしらん。

弦楽5部は14型。
(1)ローマ-パレルモ
出だしはppの弦からフルートそしてハープへ。印象としてはラテン系
の明るい響きだ。映画音楽風といってもいいかしらん。この日のオー
ボエは若手の金子さん。秋山さんの右手は大きな指揮。
プログラム解説には、(1)は8分の7拍子とあったが、これは8分の6
拍子の間違いではないかしらん。
(2)チュニス-ネフタ
エキゾチックなオーボエの音(ね)。アラブ風、蛇使いの音楽だ。
(3)バレンシア
<賑やかさ>みなぎる音楽。フルートも活躍でヴァイオリンの節回し
もすばらしい。カスタネットも印象的だ。この曲だけ繰り返し聴いても
おもしろいだろう。最後は大いに盛り上がった。


2.サン=サーンス ピアノ協奏曲第5番 ヘ長調op.103「エジプト風」(28分)
サン=サーンス(1835-1921)はピアノの名手だった。10歳(11歳
?)で天才ピアニストとして登場している。私が聴いた話によると、彼
自身のピアノのコンサートでアンコールを求められ、ベートーヴェンの
ソナタ(全32曲、どれでも!)を、「その場の求め」に応じて弾いたとい
う。
プログラムには書かれていなかったが、この曲も初演は61歳のサン
=サーンスがピアノを弾いている。

一方、パスカル・ロジェは1951年生まれ、私とほぼ同世代である。サ
ン=サーンス、フォーレやドビュッシー、ラヴェルなど主だったフランス
のピアノ作品はすべて録音しているというからすごい。思ったより長身
で、サイモン・ラトルに少し似ている。ピアノに向かうと眼鏡をかけた。

(1)柔らかいオケの出だしから、すぐにピアノへ。明るい、いい曲だ。
ロジェのピアノが美しい。強くてもせいぜいmfかしらん。
(2)激しい出だしから多彩に変化する楽章だ。ここでも中間部の繊細
なピアノがすばらしい。ドラも登場、dim.でpp終始。
(3)すぐに明るく楽しい終楽章へ。秋山さんの楽譜のめくりが早い。
管のアンサンブルもすばらしい。後半もワクワクだった。

アンコールはドビュッシーと思いきやサティで、絶妙な右手と左手だ。
いいところで、客席で携帯音が鳴った。


3.ショーソン 交響曲 変ロ長調 op.20(34分)
ショーソンは、1855年1月20日に生まれ、1899年6月10日、交通
事故により44歳で亡くなった。マーラーの5歳年長であり、音楽はま
ったく違うが、ほぼ同世代といっていいかしらん。
ショーソンがこの曲を完成させた1890年頃、マーラーは交響曲第2
番を作曲中だった。
ちなみに、ショーソンが亡くなった頃、マーラーは交響曲第4番を作
曲した。

この曲は、3楽章制だ。
(1)序奏から金管が吠える。なるほどワーグナーの影響?その後は
生き生きした音楽へ。微妙なアゴーギクの弦が美しい。
(2)この出だしはややチャイコフスキー?抒情性のあるメロディーで
聴きやすい。ここでもやり過ぎないアゴーギクがすばらしい。スケー
ルも大きい。コントラバスのピッチカートもチャイコフスキー??
(3)切迫感のある開始。秋山さんの動きが激しくなる。チェロパート
が活躍、終盤はトランペットソロも登場だ。最後は金管にティンパニ
も加わり、ワーグナー風に盛り上がった。

秋山さんは、フルート、オーボエ、クラリネット、ファゴット、ホルンと立
たせ、その後に客席に向いておじぎをした。拍手が続く中、最後はオ
ケも立たずに、秋山さんへ拍手した。


ショーソンの交響曲の生演奏は滅多に聴けないけれど、秋山氏/新
日本フィルでいい演奏を聴くことができた。



プログラム



11:29


11:30


11:32 こちらは団地内、某棟の施工会社


11:37 三規庭「7月のおすすめ」


11:48


12:41


12:44 「携帯を忘れちゃって・・・・・・」と念のために電話する。


12:44


12:44


12:47 こちらはLOTTE


12:48 1階


12:49 3階 ブックオフへ



ブックオフで購入した、イザベラ・バード『朝鮮紀行』★×4

19世紀末の、今とはまったく違うと言ってもいいかしらん、李氏朝鮮
の姿が浮かび上がる。



12:59 錦糸公園 ここではゴルフなどはキンシ?


13:00 北斎通り


13:00


13:01 錦糸町駅前


13:02


13:02


13:04 東京スカイツリー 歩くと20分かかる。


13:06 すみだトリフォニーホール


13:06


13:08


13:08 当日券売り場


13:09 誰も並んでいなかった。


13:10 大ホール入口 開け~ゴマ。


13:16 ロビーコンサートを待つ。


13:24 プログラムの予習


13:28


13:31


13:33 和服の女性も


13:35


13:36


13:41


13:47


13:51


13:51


13:52 第1ステージ



14:57 第3ステージへ準備中


15:00 休憩中400円


15:00


15:55 終演後 早くもロジェのサイン会へ並び始めている。


15:56


15:56


16:02 バーゲンの季節


16:05 つばめグリルへ


16:11 アンディーのパパと反省会


16:15


16:45


17:27 成城石井


17:38 東京メトロ 錦糸町改札


17:46 中錦糸町より央林間行急行


18:41 あざみ野着


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2 コメント

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反省会 (アンディーパパ)
2017-07-20 07:48:22
今年の上半期、素晴らしいプログラムの数々
紹介頂き感謝です。秋シーズンは渋谷でチャレンジ。
返信する
Re;反省会 (katsura1125)
2017-07-20 14:19:37
アンディーパパさん、さっそくのコメント有難うございます。

やはり生演奏はいいですね~。ショーソンの生演奏はあと何回聴く機会があるでしょう(笑)。
返信する

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