4月8日(土)、新日本フィル第648回定期を聴く(すみだトリフォ
ニーホール)。
佐渡裕が4月に音楽監督に就任して最初の演奏会。ソリストには
辻井伸行の登場とあって、ギッシリ満員だ。
再び佐渡裕ブームが起きているのかもしれない。
午後2時過ぎ、長身の佐渡さんがマイク片手に登場。
4月から音楽監督に就任しました(拍手)。
2週間ほど前のことですが(会場笑)、ご存じない方のためにご説明しますと
(皆さんよくご存じだ。むろん私も。)、リハーサル中にステージからドー
ンと落ちまして。激痛の中、本番。一週間後にもベルリンでも本番を。大丈
夫です、今日は全開で行きます(大拍手)。
・・・・・・伸クンとは約20年の付き合いで、当時13歳で、こんな人がいるとテー
プが送られてきて。お風呂に入りながら適当に聴いていましたら「えっ」と
なって。急いで上がって、最初から聴き直しました。・・・・・・
<プログラム>
1.ラフマニノフ ピアノ協奏曲第2番 ハ短調 op.18*
--休憩--
2.R.シュトラウス アルプス交響曲op.64、TrV233
指揮:佐渡裕
ピアノ:辻井伸行*
コンサートマスター:西江辰郎
アシスタント・コンサートマスター:立上舞
1.ラフマニノフ ピアノ協奏曲第2番 ハ短調 op.18
2時10分、オケが拍手の中に登場。立ったまま西江さんの登場を
待つ。西江さん登場で拍手が大きくなる。
チューニング後の静寂の後、辻井さんが佐渡さんと腕を組んで登
場に大拍手となる。弦楽五部は14型。
この曲はピアノ独奏による和音連打、クレッシェンドからオケの
全奏へ。ここまでで早くもゾクゾクっとなってしまった。厚みの
あるオケの音がすばらしい。ピアノとオケのアゴーギクある一体
感もちょっと信じられないほど(見事だ)。
辻井さんのタッチというか音も、初めて生を聴いたがすばらしい。
ここという所で、力が入るライブらしい演奏だ。
(第3楽章)終盤も大きな指揮で大きな音楽が造られていた。
概算演奏時間は
第1楽章:11分20秒
第2楽章:11分30秒
第3楽章:11分40秒
大拍手の中、佐渡さんは辻井さんの左手を高々と掲げた。
辻井さんのアンコールは初めて聴く曲で、
ワーグナー(リスト編曲) エルザの大聖堂への行列
ひと言でいえば、音楽的で心に染み入った。(概算7分45秒)
--休憩--
喫茶コーナーも大混雑。宮内理事長もお見かけする。
2.R.シュトラウス アルプス交響曲op.64、TrV233
3時20分の開始。弦楽五部は16型で大編成。
「夜明け前」の出だしは、オケの音がホールに溶け込み、Live
でしか味わえない臨場感がすばらしい。自宅のステレオではど
うやっても再現できないだろう。
5分ほどで正面2階に金管群が登場。華々しい音を出す。
天才R.シュトラウスのオーケストレーションもさることながら、
この日の新日本フィルは、まことに熱演、よく鳴っていた。
この日は「次」があり、演奏途中だったが、「山の頂上」あたり
でそ~っと失礼した。(午後3時50分)
プログラム表紙
11:37 左のシャクナゲも咲き始めた。
11:53 あざみ野
12:49 錦糸町
12:54 錦糸公園桜まつりはあいにくの雨
13:01
13:02 すでに大勢が
13:03 取材カメラも
13:04
13:12 こんな混雑も
13:15 オープン
13:14 祝音楽監督就任
13:16
13:16
13:24
13:34
13:50
13:51 満席、当日券発売なし!
15:00
15:03
15:07
15:13
15:50
15:51
15:52
15:55
15:57
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辻井さんは佐渡さんが「発見」したと言っては言いすぎでしょうか。以来、何回も共演されています。辻井さんははたして素晴らしかった!です(余談ですが、辻井さんは比較的ご近所です[笑])。
理事長には、「ワグネルです」とよほどご挨拶しようと思いましたが、止めておきました(笑)。