人生ブンダバー

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朝鮮戦争70周年

2020-06-26 05:00:00 | Weblog

昨6月25日は、朝鮮戦争(当時は「朝鮮動乱」と言った。)開戦70
周年だった。

朝鮮戦争は、複雑な国際事情(*)があるが、ごくごく簡単にいう
と、北朝鮮が韓国を侵略したものだ。

*北朝鮮はいまだに「米国が北朝鮮を侵略した」と宣伝?


朝鮮戦争の主役はあくまで金日成である。
スターリンソ連は、当初、金日成の南進論に慎重だったが、最終的
に(毛沢東中国の許可も得ることを条件に)金日成にゴーサインを
与えている。ソ連は戦車240輌などを支援。

積極的な金日成も、さすがに当時、共産主義の総本山ソ連の了解を
得ないで韓国侵攻はできなかった?

今日では、ソ連崩壊によって、金日成、スターリン、毛沢東のやり
取りが明らかになっている。

山川の『詳説 日本史B』(2019)では、
「中国革命の成功に触発された北朝鮮が、武力統一をめざして北緯
38度線をこえて韓国に侵攻し、朝鮮戦争が始まった」と。

<年表>
1947/9 コミンフォルム結成
1948/6/24 ソ連、ベルリン封鎖

1948/8 大韓民国成立
1948/9 朝鮮民主主義人民共和国成立

1949/10/1 中華人民共和国成立→金日成への刺激
1950/1/12 アチソン発言(防衛ライン)→米国参戦せずと予断?

1950/2/14 中ソ友好同盟相互援助条約

1950/4 スターリン・金日成会談(ソ連軍事顧問団の援助)
1950/5 毛沢東・金日成会談

1950/6/25 北朝鮮軍が突如韓国へ侵攻。当日は日曜日だった。
(注)ヒトラードイツがソ連に侵攻した1941年6月22日も日曜日。
(バルバロッサ作戦。なお、1812年、ナポレオンのロシア侵攻も6月の同じ時期)



A.V.トルクノフ『朝鮮戦争の謎と真実』(草思社)



『朝鮮戦争』神谷不二(中公文庫)とD.ハルバースタム(文春文庫)



横手慎二『スターリン』(中公新書)

スターリンは、慎重というかクレバーというか、常に「勝ち馬に乗
る」というか「スキあらば」というようなところがある(ソ連の対
日参戦も然り?)。
しかし、金日成もスターリンも、朝鮮戦争では米国が参戦しないと
いうアテがはずれた?


平成16(2004)年に観た『ブラザーフッド』という韓国映画はなか
なかおもしろかった。朝鮮戦争を題材としている。→こちら


もしかしたら10年前と同じことを書いている?


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