人生ブンダバー

読書と音楽を中心に綴っていきます。
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4/8 コール・メーヴェ第2回演奏会(長文)

2018-04-10 05:00:00 | 音楽

4月8日(日)、あざみ野クラブの資料作りも山場を越し、コール・メ
ーヴェ第2回演奏会を聴きに出かける。

当初、前述の資料作りがどれくらいかかるか分からなかったので、この
演奏会の最初から最後まで聴くのは無理かと思ったが、なんとか資料作
りの目鼻も付き、開演に間に合った。

コール・メーヴェは第1回演奏会(→こちら)の時に書いたが、ワグネ
ル同期のMさん(学生時代はパートリーダー。今は「社長」と呼ばれて
いる。)が所属する混声合唱団だ。
今回もMさんからお声かけいただき、OB練習を失礼して(ゴメンナサ
イ!)はせ参じた次第だ。

平成26(2014)年4月の創立だから、団としては若々しいが、指導陣は
お二人とも藝大声楽科大学院を修了された中堅(という表現でいいか分
からないが)、充実している。


会場の豊洲シビックセンターホール(有楽町線豊洲駅からの行き方が少
し分かりにくい。私は3回目か4回目だが。)は座席数300。200人以上
は入っていたかしらん。



<プログラム>
 三好達治作詩、木下牧子作曲「鷗」 指揮;増原英也
1.W.A.モーツァルト ミサハ長調 K.258 
  指揮;布施奈緒子 pf.髙木美来
2.まど・みちお作詩、木下牧子作曲「うたよ!」 
  指揮;布施奈緒子 pf.髙木美来
3.Z.コダーイ 「マートラの風景」 指揮;増原英也
4.J.ラター編曲 黒人霊歌集 ~Feel the Spirit~
  指揮;増原英也 pf.髙木美来 独唱;布施奈緒子


以下、いつものことながら、つたない感想を・・・・・・

客席には、Mさん同期のHさん、Kさんの姿も(みんなバラバラの席
で聴いた。私は14列24番という端の席)。


〇三好達治作詩、木下牧子作曲「鷗」 指揮;増原英也
合唱団のテーマソング(「メーヴェ」はドイツ語で「鷗」の意)とも
言える曲をOpeningとして歌った(毎回歌う?)。

この曲は、よく歌われる曲で、私は今までにたしか4回聴いている。
--二期会の宮本益光さん(Bari.)の独唱のほか合唱で3回。
オンステメンバー21人(でよかったかしらん)の内、Mさんを含め3人
が暗譜(Mさんは全ステージ暗譜だった。Kさんから「楽譜を忘れちゃ
ったんじゃないの?」と)。流れる音楽が感動的だ。

1.W.A.モーツァルト ミサハ長調 K.258 
  指揮;布施奈緒子 pf.髙木美来
ミサ曲はヨーロッパでは生活と結びついているのだろうが、こういうポ
リフォニーやホモフォニーの古典と言える曲をステージに乗せるのとは
大変勉強になるのではないかしらん(実は、私はミサを歌った経験はな
いのだが)。
(1)キリエ フルボイスの強い出だしに「オ~(ビックリ)」となった。
先生は、短めの指揮棒、右手の指揮(フリッツ・ライナーばり?)で前
へ前へと振っていく。
(2)グローリア 4人のゾリも大健闘。
(3)クレド こちらもソロがすばらしい。
(4)サンクトゥス 神経質でない音楽がすばらしい。、
(5)ベネディクトゥス 一人一人が声を出す合唱で、さすが声楽家の先
生の指導の賜物ではないかしらん。独唱も強い。
(6)アニュス・デイ ややゆっくりしたテンポの曲で、「不安」を感じ
させずに終わった。


2.まど・みちお作詩、木下牧子作曲「うたよ!」 
  指揮;布施奈緒子 pf.髙木美来
女性12人+男性8人。初めて聴く曲だったが・・・・・・
(1)うたよ!
お腹(腹式呼吸)を使った、相当なfで始まり、終わりもf。

(2)もう すんだとすれば
こちらもほとんど右手一本の指揮。fの切り方も素晴らしく、よく声
が出ている。

(3)おんがく
ゆっくりとしたア・カペラ。曲そのものしか聴こえてこない(--お
やっ?というところがない)、よくまとまった、いい演奏だった。

(4)きこえてくる
これも前へ前へと流れる音楽、男女のバランスやパートの音色もよく、
みなさん歌いやすかったのではないかしらん。選曲が合唱団にマッチ
していた--一般に選曲は大きな問題だ。

(注)まど・みちおさんは平成24(2012)年104歳で亡くなった。

--休憩--

Kさんの近況を聞く--「こないだ娘の入学式があってね~」、「エ
~ッ」。


3.Z.コダーイ 「マートラの風景」 指揮;増原英也
9人+9人の混声合唱。選曲的には少しだけ背伸びした曲かしらん。
その昔、Mさんや私は男声合唱でコダーイを歌ったが、それと(当然
ながら?)似ている。

5曲がアタッカでつながっており、曲がガッシリしているので楽しめ
た。


4.J.ラター編曲 黒人霊歌集 ~Feel the Spirit~
  指揮;増原英也 pf.髙木美来 独唱;布施奈緒子(*)
(1)Joshua fit the battle of Jericho 
出だしのテンポの乗りに「ウッ」となったが、その後はリズムに乗っ
て、おもしろく聴かせてくれた。11人+9人=20人。布施さんもAlto
パートに入って。

(2)Steel away(*)
好きな曲。布施さんのAltoソロから「黒人の悲しみ」が切々と伝わっ
てくる演奏だった。

(3)I got a robe(*)
初めて聴く曲?ユニゾンコーラスがいい。ソロを含め、緩急混じる曲
だった。

(6)Deep river(*)
前奏からは想像できないDeep Riverだ。Altoソロにステージがにじ
む。

(7)When the saints go marching in
「聖者の行進とは?」を初めて知った。Mさんは曲の途中でTopに行
ったり、Bassに行ったり(器用ですね~)。大いに盛り上がった演奏
となった(恥ずかしながらブラボーを叫んでしまった)。


アンコールは、同じくJ.ラターの編曲による「Amaizing Grace」。
そこに赤ちゃんを前抱きにした女性がAltoに加わる。布施先生は指揮
棒なしの指揮。Sop.のパートソロから入ったがこれがよかった。1番
が終わったところで、赤ちゃんがタイミングよく「ウェーン」。男声
合唱のユニゾンもまことにすばらしい。お母さんは赤ちゃんをゆすり
ながら歌う。会場はほのぼのとした雰囲気。Mさんはこれまた暗譜!
演奏が終わると赤ちゃんの泣き声が響いた。


総じて言えば、
〇選曲もよかった!
〇ピアノ伴奏もすばらしかった!


・Mさんのお声は、何といえばいいのかしらん、突出したソロの声で
 はなく、パートの芯になっているというのか、いい意味で癖のない
 「合唱の声」だ(--誉め言葉ですヨ)。




帰路は、Kさんに物理の話を教えてもらった。
「引力がなぜあるかは分かっていない」などなど。



プログラム




13:04 快晴


13:07 ツツジも早くも満開


13:11


13:17 桜通り


13:19 旧カリタス女子短大解体工事


13:19 小さな隙間から中を覗くと


13:20


13:21 安い、けど入ったことがない。


13:27 切手を購入


13:30 封書を投函


13:31 定期券売り場に並ぶ。


13:43 東急ストア


13:43


13:48 あざみ野


14:20 ひと眠りすると永田町だった。


14:22


14:33


14:36 7番出口を上がる。


14:37


14:38 ホール入り口 シルエットになってしまった。


14:39


14:42 ぞくぞくとお客様が


14:43 中央に八重桜


14:43


14:45




15:43 休憩中 リンゴかと思ったら、ナシだった(笑)。


15:57 まもなく後半



16:46 お開き


16:48 記念撮影中


16:50 出待ち


16:56


16:58 オリンピックまで


17:03 豊洲から永田町乗り換えで


17:58 あざみ野着





18:13 夕焼けの丹沢と富士山



     *      *      *      *


4/8(日) テレ東「池上ワールド--現代史の旅」をちらっと視聴。
池上さんによる朝鮮戦争の説明はほぼ正しいのではないかしらん--
北側(「主」は金日成。「助」はスターリン)による武力による「南
北統一」を目指したもの--これを侵略と呼んでも呼ばなくてもいい
が。中国(当時は「中共」と呼んでいた。)が参戦したのは後半だ。

韓国の「冷麺」はもともと朝鮮北部のものだった!北からもたらされ
た。


4/9(月) 亡父の誕生日(だったのではないか)。生誕100年である。

マスターズ(ゴルフ)最終日、ジョーダン・スピースが16番でまさか
まさかのロングパットを沈める。思わず「ジョーダン」かと思う。


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2 コメント

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感想をありがとうございます。 (小松純子)
2018-04-11 12:29:41
コール・メーヴェ ソプラノの小松と申します。
演奏会へのご来場、ありがとうございました。
素敵な感想を1曲ずついただいて、本当に嬉しいです。
次回への励みにさせていただきます。
また次の演奏会にも、是非お越しください。
返信する
Re;感想を・・・・・・ (katasura1125)
2018-04-11 12:45:14
小松さま、つたないブログに有難うございます。
よかった!です。第3回を心待ちにしております。
返信する

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