人生ブンダバー

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5/18 新日本フィル第656回定期 小泉和裕

2024-05-25 05:00:00 | 音楽

5月18日(土)、小泉和裕指揮、新日本フィル第656回定期を聴
く(於すみだトリフォニー)。

私が初めて新日本フィルの定期会員になったのは、小泉和裕が
初代音楽監督の時代だった。私より1歳年上の小泉さんは若々し
く颯爽としていた。
あれからほぼ50年だ。

 
<プログラム> 
1.ベートーヴェン 交響曲第8番 ヘ長調 op.93
--休憩--
2.チャイコフスキー交響曲第4番ヘ短調 op.36
指揮:小泉和裕
コンサートマスター:伝田正秀
アシスタント・コンサートマスター:立上舞


この日は、ヘ長調とヘ短調。オーソドックスなプログラム。


1.ベートーヴェン 交響曲第8番 ヘ長調 op.93
小泉さんはいつもどおりやや足早に登場。指揮台手前でちょっと
けつまづきそうになる(転倒に注意!)。

いずれのステージとも弦楽五部は、14型。

小泉さんは、いつもながらキューを出さない、カラヤン流の暗譜
の指揮。

(1)序奏なし。指揮とオケの集中力がすばらしい。ティンパニとと
もにメリハリのある音楽。

(2)イン・テンポの妙。pとfの対比が見事だ。
(3)ホルン(×2)がすばらしい。
(4)まさしくアレグロ・ヴィヴァーチェ。新緑の5月にふさわしい。

カーテンコールでは、はたしてクラリネットとホルンが立たされ
た。


--休憩--
この日は新日本フィル元メンバーのホームカミングデー。ティン
パニの近藤高顕さんを見つけ
「ご著書をおもしろく拝読しています」
と声をかける。

ワグネル&ゼミの先輩K谷野さんと談笑。
「コロナの後遺症はいかがですか?」
「うん、まだちょっとね」
「失礼ですが、お酒はお飲みになるんでしたっけ?」
「いや、ぼくはもうやめてまして。10年くらい飲んでませんよ。
あなたは?」

「私もこのところガクンと量を減らしています」


2.チャイコフスキー交響曲第4番ヘ短調 op.36
(1)ここも暗譜の指揮。出だしはややふくよかというか、どちらか
というとソフトなもの。

小泉さんは両足を肩幅より狭く広げ、膝を曲げない指揮ぶり。
ティンパニが熱演。しかし、力任せにならない、きっちりしたア
ンサンブルがすばらしい!弦パートのPPにもひきつけられる。

(2)神農さんのオーボエソロがいい。全体として自然なデュナーミ
クに惹きつけられる。テンポ感も決まっている。

(3)ピチカート楽章。抜群のアンサンブルだ。
(4)この楽章で、明らかに小泉さんの熱が入る。メリハリ、キレも
すばらしく、運命のテーマで最も大きな指揮ぶり。テンポの切り
替えも一糸乱れず大変見事だ。最後はエンジン全開でフィーネと
なった。

小泉さんはコンマス二人と握手し、客席の歓声、拍手に応えた。
夢中のあまり、あやうく写真を撮りそこなうところだった(笑)。

小泉さんの音楽は骨太で「王道を行く」、と言えるだろう。



11:35


11:35


11:52 あざみ野


13:02


13:07 北斎通り


13:10


13:12


13:12


13:34


13:50


13:50 開演10分前


14:38


14:39 新日本フィルOBの方々


15:37 カーテンコール


15:38


15:38


15:40


15:41


15:42


15:43


15:46 くず餅購入。


15:52 錦糸町


16:51 あざみ野に戻る。




17:02 サツキが満開。


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