人生ブンダバー

読書と音楽を中心に綴っていきます。
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半藤一利『昭和史 戦前篇』(5)(平凡社ライブラリー)

2009-09-07 05:12:13 | 近現代史
今年はノモンハン事件70年である。ノモンハン事件は、簡単にいえば昭和14年に起
きた、ソ連との国境争いである。最初は小競り合いで終わるかに見えたが、お互い
に本気になったために大紛争となり、それぞれ大きな犠牲者を出した。

本書には文庫版になって付け加えられた半藤氏の講演録「こぼればなし ノモンハ
ン事件から学ぶもの」がセットされている。

○司馬遼太郎がノモンハン事件を書こうとして書けなかった理由
○昭和15年「研究委員会」の結論
○昭和天皇へ達しなかった報告
○ノモンハン事件の教訓
などが詳しく述べられている。


いつも私見としてだが、日本は「和をもって貴しとなす」なので、いい悪いの分
析があいまいにされがちである。

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