18日(土)は行きたい演奏会が三つ重なった。やむを得ず、新日本
フィルを17日(金)に振り替え、あとの一つは断念する。17日(金)
の新日本フィルはメッツマッハー最後の定期演奏会。
<プログラム>
1.R.シュトラウス(1864-1949)
交響詩「ティル=オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら」op.28
2.ヴァレーズ(1883-1965)
アメリカ
ー休憩ー
3.ヴァレーズ
アルカナ
4.R.シュトラウス
交響詩「死と変容」op.24
指揮;インゴ・メッツマッハー
コンサートマスター;崔文洙
メッツマッハー最後となる演奏会は、R.シュトラウスとヴァレーズと
いう二人の作曲家を取り上げた。
ヴァレーズは多分初めて聴いたが、今後、なかなか聴く機会はないかも?
プログラム・トートによれば、エドガー・ヴァレーズはパリで生まれ、
ブルゴーニュとトリノで育つ。パリ音楽院でダンデイ、ルーセル、
ヴィドールに学び、ベルリンではブゾーニ(イタリア人のピアニスト、
作曲家)に師事したという。ベルリン時代はR.シュトラウスとも交友
があったようだ。
すべての曲が比較的大編成。弦は16型だった。もしかするとメッツ
マッハーは、大編成の、多くの団員とステージでお別れを言いたかった
のかもしれない(--そんなことはないかな[笑])。
1.R.シュトラウス(1864-1949)
交響詩「ティル=オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら」op.28
フォーメーションは16型の対抗配置。開演前のステージでは10人ほど
が盛んにおさらいしていた。定刻19:15をやや過ぎ、フルートの白尾
さんから入場してきた。
メッツマッハーは180cmの長身。いつものように演奏会用の黒の上下。
R.シュトラウスらしい、絢爛豪華といっていい音ーーメッツマッハーに
合っている(?)。
2.ヴァレーズ(1883-1965)
アメリカ
ステージは、多くの打楽器も含め、120人以上(?)の大編成。よく
オンステできたものだ。ヴァレーズは打楽器(パーカッション)が多い
のが特徴のようだ。曲はフルートの斎藤さんから始まったが、やがて
多くの打楽器が加わって喧噪的な音が流れていった。サイレンも登場。
消防車?(最初は何事かと[笑])。アメリカの喧噪感かしらん。勝手
な想像?
ー休憩ー
3.ヴァレーズ
アルカナ
こちらも大人数。低弦による開始。反・予定調和の音楽で予想はつか
ない。ここでもパーカッションは大活躍で忙しそう。さすがプロ、よく
飛ばさないものだ。
終わるややはりパーカッション群が立たされた。すみだトリフォニーの
お客さんは、私を含め盛んに拍手していたが、まったく拍手をしない
男性が近くに二人いた(別に悪いことではない?今朝、昨日行った叔母
さんいわく--あれじゃあ、その気持ち分かるわ)。
「新しい音を恐れるな」?
4.R.シュトラウス
交響詩「死と変容」op.24
新日本フィルはメッツマッハーの指揮によくつき、よく鳴っていた。
こう言っては語弊があるかもしれないが、と言いつつ言ってしまう
けれど、R.シュトラウスは「聴き映え」のする音楽だ。
ハ短調で始まった「死と変容」は、最後はハ長調へ。ppの絶妙な
バランスが「別れ」を暗示する?(--メッツマッハーはこれを
やりたかったのかしらん?)最後は徐々にクレッシェンドし、また
感動的にディミヌエンドして終わった。
最後は会場も一体となり、大人数のオケからも大拍手。コンマスの
崔さんがメ氏に指揮台に上がれと促す。メ氏は胸に右手をあて、
拍手に応えていた。
お開きは21時20分。19時15分開演だと結構遅くなる。19時開演か
19時15分か、難しい所だ。
帰りがけに音楽評論家の東条碩夫さんをお見かけした。
「翌日」4/18の演奏会でもお会いするかしらん。
演奏会前には食事をしないという方もおられるが・・・・・・。
今晩は、「ねぎし」の牛タン。
チケット交換窓口
大ホール入口 ホームグラウンドかな?
休憩中
喫茶を見上げると・・・・・・
ヴァレーズが珍しいのか、若い聴衆が散見された。
21時29分長津田行各停
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4月17日(金)朝
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