平成16(2004)年12月10日(金)ティアラこうとうにH大学の混声合唱団定期演奏
会を聴きに行った。
プログラムは、イタリア古典歌曲集から始まって、黒人霊歌、多田武彦、團伊玖磨
まで盛りだくさんであった。
最終ステージのカーテンコールで指揮者が「いつもこれしかやりません、ダイチサ
ンショウ」といってアンコールを始めた。「フーン、万歳三唱なら知っているけ
ど、大地三唱なんて知らない曲だな」と思いながら聴いていたが、合唱が「母なる
大地のふところに」と歌い出した瞬間、なぜだか涙が止め処(とめど)もなく溢
(あふ)れてきた。その歌が流れた時間、3分半くらいだろうか、何をしていたの
か記憶にない。ただただ、ひとり涙をこぼしていたのである。
この曲が佐藤真作曲「大地讃頌(さんしょう)」であること、混声合唱とオーケス
トラのためのカンタータ「土の歌」の第7楽章であること、また全日本合唱コンク
ールの最後に全員合唱されることなどを知った。
それから2年ほどたった平成18(2006)年3月石丸電気SOFT3で「土の歌/佐藤真作
品集」というCDを手に取ったら、そこに「大地讃頌」が含まれていた。即刻買い
求めたのは言うまでもない。(演奏は岩城宏之指揮、東京混声合唱団)
まだ聴いたことがない方は「だまされたと思って」一度聴いていただきたい。
会を聴きに行った。
プログラムは、イタリア古典歌曲集から始まって、黒人霊歌、多田武彦、團伊玖磨
まで盛りだくさんであった。
最終ステージのカーテンコールで指揮者が「いつもこれしかやりません、ダイチサ
ンショウ」といってアンコールを始めた。「フーン、万歳三唱なら知っているけ
ど、大地三唱なんて知らない曲だな」と思いながら聴いていたが、合唱が「母なる
大地のふところに」と歌い出した瞬間、なぜだか涙が止め処(とめど)もなく溢
(あふ)れてきた。その歌が流れた時間、3分半くらいだろうか、何をしていたの
か記憶にない。ただただ、ひとり涙をこぼしていたのである。
この曲が佐藤真作曲「大地讃頌(さんしょう)」であること、混声合唱とオーケス
トラのためのカンタータ「土の歌」の第7楽章であること、また全日本合唱コンク
ールの最後に全員合唱されることなどを知った。
それから2年ほどたった平成18(2006)年3月石丸電気SOFT3で「土の歌/佐藤真作
品集」というCDを手に取ったら、そこに「大地讃頌」が含まれていた。即刻買い
求めたのは言うまでもない。(演奏は岩城宏之指揮、東京混声合唱団)
まだ聴いたことがない方は「だまされたと思って」一度聴いていただきたい。
この「大地讃頌」という曲には特別な思い入れがあるので初めてメールさせていただきました。
若い頃妻と離婚し、子供達(娘と息子)とも以来顔を合わせることなく暮しております。それから15年、元妻から息子の中学の卒業式への招待を受け、そっと息子の晴れ姿を眺めておりました。最後に卒業生全員合唱で歌ったのが、この「大地讃頌」でした。そしてその指揮を息子が行いました。この曲は私にとっては忘れられない作品になりました。
息子さんが最後の合唱で指揮をされることは事前に聞いておられたのでしょうか。いずれにし
ても、きっと涙なくしてはお聴きになれなかったことと思います。
今後ともよろしくお願いします。
オケ伴による男声合唱バージョンでした
同じ作曲家による合唱組曲「旅」の終曲に
似た曲調ですね
男声合唱が3団体、吹奏楽が4団体、
そして弦楽合奏1団体のコンサートでの
合同演奏でした
なるほど感動的でしたよ
どちらだったのでしょう?
この曲、小澤征爾とN響で初演してもらう予定が「N響事件」でパアになったそうです。
もう40年以上前のことです。