歴史は、何といえばいいのか、「現在」から「過去」を振り返るとい
う面と「過去」を「過去」として蘇らせる面がある。
小林秀雄は、「歴史家とは、過去を研究するものではない、過去をう
まく蘇らせる人を歴史家というのです」。「歴史は常に主観的です。
主観的でなければ客観的にならないのです」と言っている。
本書は、まず「メディアと民衆・指導者編」から読み始めたが、ある
意味、「戦時中」を具体的に蘇らせてくれる。
NHKスペシャル取材班による「まとめ」もさることながら、各専門家
の論考(研究発表)が大変参考になる。
「当時の人々」は、「満州事変を15年後の敗戦で終わる戦争の出発点
と見ている」のではなく、「1905年に終わった日露戦争の戦後処理
問題と見なしていた」のだろう、という佐藤卓己京大大学院准教授の
指摘は目から鱗というべきかしらん?
「メディアと民衆・指導者編」<目次>
第1章 メディアと民衆
“熱狂”はこうして作られた NHKスペシャル取材班
世論とメディアによる戦意高揚 佐藤卓己
横並び報道と被害者意識 有山輝雄
ラジオが導いた戦争への道のり 竹山昭子
第2章 指導者 “非決定”が導いた戦争
開戦・リーダーたちの迷走 NHKスペシャル取材班
”非決定”という恐るべき「制度」 森山 優
アメリカの誤算 ジョン・ダワー
1941年、開戦までのアメリカ 三輪宗弘
日米開戦史を再考する 井上寿一
対談
太平洋戦争開戦前の「日本と日本人」 半藤一利・松平定知
朝のベローチェにて
赤鉛筆で線を引く。一日で一番楽しい時間。赤線だらけになってしま
った(笑)。
[本稿は書き掛けです]
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