人生ブンダバー

読書と音楽を中心に綴っていきます。
現在は、暇に飽かして、日々更新。

11/17 新日本フィル第580回定期

2017-11-22 05:00:00 | 音楽

先日、定演のゲネプロの帰りだったかしらん、電車の中で、吉川会長
から「墓参会等々のこともあり、来年度の常任幹事になってくれない
?」というサウンドがあった(野添さんもその場でご一緒だったかしら
ん)。たしか、「え、私なんか、よろしいんですか?ま、吉川さんが会長
の間なら・・・・・・」というような反応をしたのではなかったかしらん。

それからしばらくして、3期下のTさんがHさんの代理で、今月18日
(土)の学年幹事会に出席するという話を聞く。

吉川さんに
「そういえば、学年幹事会には出席しなくてよろしいんでしょうか?」
とメールしたら、
「たまたま、貴代の学年幹事のKさんが今執筆の締切に追われてい
て、よければ出席してほしいそうです。常任幹事の件はKさんにお話
しました」
すかさずK氏からも「よろしく~」と電話が来た。

というわけで、18日(土)に学年幹事会に出席することになったが、
この日は楽しみにしている新日本フィルの定期演奏会が開かれる。

学年幹事会に出るためには、18日(土)のチケットを17日(金)の公
演に振り替えてもらわなければならないが、もう振替の締切日は過
ぎているはずだ。

新日本フィルに電話して、ともかく丁重に
「いつもお世話になっています。突然で大変恐縮ですが・・・・・・、今か
らでもよろしければ振り替えていただけないでしょうか」
とお願いすると、
「少々お待ちください・・・・・・」
待つことしばし、
「大丈夫です、今回は空いてますので、特別に・・・・・・」
ということになり、めでたしめでたし。
電話しながらお辞儀する。


というわけで、前置きが大変長くなったが、11月17日(金)、写真展
からいったん自宅に戻り、すみだトリフォニーに新日本フィル定期演
奏会を聴きに出かけた。今月は東響も新日本フィルも振替という珍
しいことになった。


<プログラム>
1.ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲集「四季」 op.8・1~4
--休憩--
2.モーツァルト:セレナード第7番 ニ長調 「ハフナー」 K.250
指揮・ヴァイオリン;ライナー・ホーネック
コンサートマスター;西江辰郎

ウィーン・フィルのコンサートマスターとして知られるR.ホーネックを迎
えて、ヴィヴァルディとモーツァルトの二本立てプログラムである。

振替窓口で交換してもらったチケットは、1階後方のB席。いつもと大
して変わらない席だ。

地味なプログラムのせいかどうか、1階も少々空いていた。

以下は、いつもながらつたない感想を・・・・・・

1.ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲集「四季」 op.8・1~4
(概算演奏時間;40分)
以前書いたかもしれないが、ヴィヴァルディの「四季」は、昭和44年
だったか(?)、家にステレオが来た時に、家で買った数枚のLPの一
つである。

当時は家に、そのイ・ムジチ盤、デ・ステファノの「ナポリタン」(スパゲ
ッティではない。)、アルフレット・ハイゼの「タンゴ集」、「サウンドオブ
ミュージック」のサントラ盤などがあり、いずれもよく聴いたものだ。

交響曲や管弦楽曲を買い出したのは、私自身が社会人になってから
である。--最初に買ったのは、ベームのブルックナー4番(レコード
アカデミー賞)だったかしらん。

「四季」は、その名のとおり、「春」、「夏」、「秋」、「冬」の4曲、それぞ
れ、急-緩-急の3楽章からなる。
ホーネックは長身--西江さんより頭一つ大きい。出だしからテンポ
が速く感じる。「速さ」の感じ方は、(一般に)日によって違うこともある
が、実際のTimingはどうだったかしらん。

ホーネックは新日本フィルと一緒にヴァイオリンを弾いて行く。ブレス
で合わせる妙がすばらしい。弦はチェロ4、コントラバス2の小編成、
第1ヴァイオリンは8ではないかしらん。しかし、tuttiとなると大きな音
で、大ホールでも十分響いている。

「四季」にはソネットという十四行詩が付されている(→こちら)。
私は、あらためて、第1楽章では、「春は名のみの風の寒さ」、第2楽
章では、「ぐったりとするイタリアの夏の厳しさ」、第3楽章では「秋の
憂い」、終楽章では、「身に染みる厳しい寒さと束の間の明るさ」を感
じた(ソネットには負ける?[笑])。

ホーネックは、演奏が終わると、拍手の中、チェロ首席、チェンバロ、
コンマスの順で立たせた。


2.モーツァルト:セレナード第7番 ニ長調 「ハフナー」 K.250(56分)
もしかするとこの曲を聴くのは初めてではないかしらん。ハフナー家
の婚礼の前夜祭のための音楽で、8楽章、長い曲だ。順に書くと、
第1楽章アレグロ・マエストーソ~アレグロ・モルト
第2楽章アンダンテ
第3楽章メヌエット
第4楽章ロンド:アレグロ
第5楽章メヌエット・ガランテ
第6楽章アンダンテ
第7楽章メヌエット
第8楽章アダージョ~アレグロ・アッサイ
となる。

第1楽章アレグロ・マエストーソ~アレグロ・モルト
ホーネックはヴァイオリンを持って登場。それを台に置いて、指揮棒
を握る。溌剌とした音楽で、新日本フィルの弦が上手い。昔の評論
家風に言えば、けっして「微温的」ではない。フルートはお休みだが、
木管も金管もすばらしい。
第2楽章アンダンテ
ホーネックはヴァイオリンを持っての指揮。途中から正面を向いて、
弾き始めた。音楽がアンダンテで流れていく。「階名が頭に浮かぶ音
楽」だ。
第3楽章メヌエット
短調(moll)の3拍子。さわやかな、ホーネックのソロヴァイオリンだ。
第4楽章ロンド:アレグロ
軽くいきいきとした楽章をホーネックがひっぱる。これだけ次々と違っ
た音楽が生まれ出てくるとは、やはりモーツァルトは天才だ。ちょうど
半分。終わると拍手しそうになる。
第5楽章メヌエット・ガランテ
弦のパートがそれぞれ違う音楽を奏でる。素人には難しそうだ。
第6楽章アンダンテ
キザミとレガートの対比、切り替えがうまい。古部さんのオーボエが
さえる。曲想が変化するすばらしい音楽。
第7楽章メヌエット
ここでも指揮棒での指揮。エレガントな音楽だ。小細工をしないイン・テ
ンポが好ましい。ここだけ取り出しても楽しめる楽章だ。
第8楽章アダージョ~アレグロ・アッサイ
アダージョはゆっくりとした序奏でモーツァルトらしい。この曲は、モー
ツァルトの生涯35年の20歳ごろ書かれたものだが、モーツァルトが詰
まっていると言えるかもしれない。

ホーネックは、演奏が終わるとオーボエ、ファゴット1、2、フルート1、2
・・・・・・と立たせていった。


ちょっとした事情(たいしたことではなく、敢えて秘す。)があって、帰り
を急いでいたので、拍手の最中に飛び出したのだが、1階に降りてモ
ニターを見るとホーネックが何やら(ドイツ語で?)話している(嫌な予
感)。案の定、アンコールの演奏が始まった。しかし、私は泣く泣く家
路についた。アンコールは、ネット情報によるとハフナーセレナードの
ための行進曲だったとか。



プログラム 左がホーネック



16:46


17:14 あざみ野


18:14


18:25 右側が振替チケット窓口


18:29


18:36 不要なチラシを選別、廃棄


19:47 休憩 


19:52 イスが置かれるようになった。


19:55


19:59


21:07 あらら、ホーネックがなにやら話している。


21:08 15分発の急行目指して、走る走る。


21:14 間に合った~。


22:12 あざみ野着


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 11/17 青葉区民芸術祭2017写... | トップ | 11/18 ワグネル男声合唱団三... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

音楽」カテゴリの最新記事