<64回目の終戦の日(「戦没者を追悼し平和を祈念する日」)に>
明治維新から今日まで日本の大きな対外戦争は、日清戦争、日露戦争、第一次世界
大戦、満州事変、日中戦争、大東亜戦争(太平洋戦争)などがあった。
著者は、「日本はなぜそれぞれの戦争に踏み切ったか」という、徹底した疑問(=
問題意識)について、近現代史の参考文献と近現代史学者に対する取材から本書
(*)をまとめている。
(*)2000年11月刊
著者は、なぜ負ける戦争(太平洋戦争)をしたのかという疑問を小学校(国民学
校)5年で終戦を迎えた時から55年間も抱えていたという。
「太平洋戦争への道」というと、一般的には第一次世界大戦後から記述することが
多いと思うが、本書はもう少しさかのぼって明治以降の戦争を「Why?」という観点
から<分析>している。
<目次>
第1章 富国強兵
第2章 和魂洋才
第3章 自由民権
第4章 帝国主義
第5章 昭和維新
第6章 五族協和
第7章 八紘一宇
日中戦争から太平洋戦争へとつながっていく過程において、マルクス主義者であ
れ、そうでない者であれ誰もが失敗と指摘するのが、昭和13年の「国民政府を対手
(あいて)とせず」という近衛(文麿)声明である。(--近衛自身も大失敗と認
めていた。)近衛文麿は、終戦後戦犯になる前に自殺してしまったが、自殺してい
なければ当然東京裁判のA級戦犯になったであろうといわれている。
<参考>著者からの紹介
日本はなぜ、あえて「負ける戦争」へ突入していったのか?
少年時代に敗戦を体験した著者が、長年にわたって抱き続けてきた疑問--日本は
なぜ、世界を敵にまわし「負ける戦争」を始めてしまったのか? 明治維新で国家
を建設し、西欧を懸命に追いかけてきた日本の間違いは、一体どこにあったのか。
「富国強兵」「五族協和」など7つのキーワードをもとに、日清・日露戦争、満州
事変、そして「大東亜戦争」へと突き進んでいった近代日本の謎を解き明かし、長
く曖昧にされてきた戦争の真実に迫る!
本書は、現在小学館文庫として刊行されている。(amazonでは本体価格1円で入手
できる。)
なお、東大教授加藤陽子先生の近著
『それでも日本人は「戦争」を選んだ』(朝日出版社)
も近現代の日本の戦争を多面的に分析した本のようだが、これはまたの機会にご紹
介したい。(未購入)
明治維新から今日まで日本の大きな対外戦争は、日清戦争、日露戦争、第一次世界
大戦、満州事変、日中戦争、大東亜戦争(太平洋戦争)などがあった。
著者は、「日本はなぜそれぞれの戦争に踏み切ったか」という、徹底した疑問(=
問題意識)について、近現代史の参考文献と近現代史学者に対する取材から本書
(*)をまとめている。
(*)2000年11月刊
著者は、なぜ負ける戦争(太平洋戦争)をしたのかという疑問を小学校(国民学
校)5年で終戦を迎えた時から55年間も抱えていたという。
「太平洋戦争への道」というと、一般的には第一次世界大戦後から記述することが
多いと思うが、本書はもう少しさかのぼって明治以降の戦争を「Why?」という観点
から<分析>している。
<目次>
第1章 富国強兵
第2章 和魂洋才
第3章 自由民権
第4章 帝国主義
第5章 昭和維新
第6章 五族協和
第7章 八紘一宇
日中戦争から太平洋戦争へとつながっていく過程において、マルクス主義者であ
れ、そうでない者であれ誰もが失敗と指摘するのが、昭和13年の「国民政府を対手
(あいて)とせず」という近衛(文麿)声明である。(--近衛自身も大失敗と認
めていた。)近衛文麿は、終戦後戦犯になる前に自殺してしまったが、自殺してい
なければ当然東京裁判のA級戦犯になったであろうといわれている。
<参考>著者からの紹介
日本はなぜ、あえて「負ける戦争」へ突入していったのか?
少年時代に敗戦を体験した著者が、長年にわたって抱き続けてきた疑問--日本は
なぜ、世界を敵にまわし「負ける戦争」を始めてしまったのか? 明治維新で国家
を建設し、西欧を懸命に追いかけてきた日本の間違いは、一体どこにあったのか。
「富国強兵」「五族協和」など7つのキーワードをもとに、日清・日露戦争、満州
事変、そして「大東亜戦争」へと突き進んでいった近代日本の謎を解き明かし、長
く曖昧にされてきた戦争の真実に迫る!
本書は、現在小学館文庫として刊行されている。(amazonでは本体価格1円で入手
できる。)
なお、東大教授加藤陽子先生の近著
『それでも日本人は「戦争」を選んだ』(朝日出版社)
も近現代の日本の戦争を多面的に分析した本のようだが、これはまたの機会にご紹
介したい。(未購入)
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