人生ブンダバー

読書と音楽を中心に綴っていきます。
現在は、暇に飽かして、日々更新。

柴田錬三郎『地べたから物申す』(集英社文庫)

2008-12-17 05:46:44 | 読書
高校卒業後一年間、大学受験予備校に通った。先生方は受験のプロであったが、な
かなか味のある方が多かった。現代国語の時間にある先生は「文人気質(かた
ぎ)」と黒板に書いた。




私が、「文人気質」という言葉でイメージするのは柴田錬三郎である。柴田錬三
郎、略してシバレンは大正6(1917)年に生まれ、昭和53(1978)年に亡くなって
いる。私が大学生だった頃か、シバレンが対談する番組があった。「3時のあな
た」だったろうか。まったくニコリともしないでザッハリッヒに対談する姿勢にひ
きつけられた。

本書はシバレンのエッセー集である。ニコリともしない直截的な表現--すぐにニ
ッコリする私には、なかなか真似ができず憧れるのであるが--に魅力を感じる。
意外なことに(?)、シバレンも「眠狂四郎」も女性ファンが多かったようだ。

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