三木のり平『のり平のパーッといきましょう』（小学館文庫）

三木のり平；大正13（1924）年生～平成11（1999）年没。戦後、三木鶏郎らの「冗
談音楽」に参加。コメディアンの道へ。本書は全編、小田豊二の聞き書きである。



三木のり平は笑わせることがうまかった。言い方はよくないかもしれないが、よく
あそこまでバカになれるもんだと思ったものである。「笑い」というものを深く考
えていた人である。

今はまったくテレビの時代。深い「笑い」というものが少ないような気がする・・・・・・。


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「キリストのお母さんは？」
「マリア様！？」
「お～、イエス」

これは三木のり平のウケウリである。