2年前(平成19年)に読んだ本が出てきた。藤原智美の『暴走老人』である。本書
は60歳以上の犯罪検挙件数が増えていることから論を起こして、暴走する老人につ
いて考察したものである。
60歳以上の人口が増えているから、その犯罪検挙件数も増えるのも当然といえば当
然かもしれないが、一方では感情を爆発させる老人がいるのも事実である。本書で
は税務署の確定申告の場で突然切れた老人の話から始まっている。
なお、著者によれば、「私は老人批判を展開したかったわけではありません。暴走
の現実を追いかけていくことで、現在進行している人と人とのかかわり方の根底的
な変化を見たかった」ということである。
香山ミカ『キレる大人はなぜ増えた』(朝日新書。未読)も類書として、おもしろ
そうである。
は60歳以上の犯罪検挙件数が増えていることから論を起こして、暴走する老人につ
いて考察したものである。
60歳以上の人口が増えているから、その犯罪検挙件数も増えるのも当然といえば当
然かもしれないが、一方では感情を爆発させる老人がいるのも事実である。本書で
は税務署の確定申告の場で突然切れた老人の話から始まっている。
なお、著者によれば、「私は老人批判を展開したかったわけではありません。暴走
の現実を追いかけていくことで、現在進行している人と人とのかかわり方の根底的
な変化を見たかった」ということである。
香山ミカ『キレる大人はなぜ増えた』(朝日新書。未読)も類書として、おもしろ
そうである。
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