ソニー映画の話題ではない。テレビでもニュースを含め、ノンフィクション、
ドキュメンタリーが好きだ。
BS朝日「ザ・インタビュー~トップ・ランナーの肖像~」(→こちら)が
おもしろく、時々視る。
1月4日(日)「瀬古利彦×宮嶋泰子」
マラソン15戦10勝という大記録の瀬古利彦さん(58)は、昭和31年三重
県桑名市の出身。以前書いたかしらん、私は昭和33年から44年までお隣
の四日市にいたので、瀬古さんとはどこかですれ違っていたかもしれない。
そんなこともあり、瀬古さんの現役時代は応援していた。12月の福岡国際
マラソンにおける、宗兄弟との対決、イカンガーとの一騎打ちなどが脳裏
に焼き付いている。
今回初めて、瀬古さんのインタビューをじっくり視聴したが、瀬古さんは意
外とざっくばらんで、ひょうきん、ユーモアがあっておもしろい。
--「宮嶋さんには始終取材を受けていて、宮嶋さんと結婚するのかと思
いましたよ(笑)」
印象に残った話としては、
○指導者の中村清さんは2時間でも3時間でもしゃべる。「この砂を飲んだら
世界一になれるんだとしたら飲めるか」とムシャムシャと飲み込んでしまう。
もうこの人についていこうと思った。
○宗兄弟との対決では、駆け引きから息を沈めて走ったり、兄弟二人の会話
でスパートのタイミングを図ったりしていた。
○ロサンゼルス・オリンピックの時はオーバーワークになるほど練習したが、
限界まできてしまい、血尿が出てしまった。国民の期待から、誰にも言えず、
母親に「もう走れないよ」と電話したら、「死んじゃダメ~」と言われた。
(円谷さんのことが脳裏にあったのだろう)。
○指導者は自分で走るより難しい。自分は自分のことが分かるが、指導者と
なると選手のことが分からない。「こうすればできる」と選手に言っても
「それは瀬古さんだから(できるんでしょ)」と思われてしまうと、100
%は信じてもらえなくなってしまう。
○エスビー食品陸上部の廃部では、各企業にお願いして回った。スタッフ6名、
選手6名を最後に受け入れてくれたのはDeNAだった。
○選手には「泥臭くやれ~」と言いたい。
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