今までにいろいろなスポーツを経験したが、ゴルフは結構夢中になった。
ゴルフを始めたのは父の影響だ。父は、昭和32(1957)年、第一次ゴル
フブーム頃からゴルフをやり始めた。
昭和32年といえば、中村寅吉が霞ヶ関CCで開催されたカナダカップに
優勝した年だ。父は40歳前だった。
私がゴルフ(の真似事)を始めたのは、中学2、3年の頃だ。
ゴルフ番組も父とよく視ていた。「シェル・ワールドゴルフ」、「陳清波のゴ
ルフレッスン」、「小松原三夫のゴルフ道場」など、今では懐かしい。
高校1年(15歳)の時に、初めて父にコースに連れていってもらった。
昭和41(1966)年5月15日(日)。あいにく、かなりの雨。四日市CCの
OUTを59で回ったところで、雨がより激しくなったので帰ってきた。
中村寅吉の言葉だったか、サラリーマンのゴルフのスコア目標は90だ
ということを読んだことがあるが、実際、年間アベレージで90を出す
(つまりハンディ18)のは大変なことだ。私も熱中した割にはせいぜい
93台だった。私の音楽、声楽もハンディ18かな(笑)。
ゴルフは、しかし老若男女にかかわらず楽しめるのがいい。
一時はゴルフのレッスン書など関連本を300冊以上持っていたが、今
はだいぶ整理してしまった。
本書は、手元に残したゴルフ関連本のうちの1冊で、ゴルフを「読む」こ
とが楽しめる。戸張さんは、私より5歳年長の、大学の先輩だ。
第3章「挑戦者の系譜」は懐かしい有名選手の話がおもしろい。
無口だったベン・ホーガン--トーナメントの期間中(というのは通常4
日間)、ホーガンがしゃべったのは、何番かのセカンドショットで「君の
方が遠いね」だけだったという噂がある、などという話満載である。
「カップには3つの入口がある。手前と両側だ」(ウォルター・ヘーゲン)。
ゴルフはこの15年やっていない。これから練習したら100を切れるか
しらん。
ゴルフは1回コースに出ると、すべて込みで3万円以上するだろう
(今は少し安くなっているかしらん)。それに比べると、音楽会、旅行
等々すべては安いと思えてくる。
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もう15年以上クラブを握っていないので、今やったらハーフで100を切れるでしょうか(笑)。
飛ぶかな?じゃなくて、(クラブに)当たるかな?ですね~。