先月末、元JCDA日本合唱指揮者協会( Japan Choral Directors Association )理
事長、長老の佐々金治さんが97歳で亡くなった。JCDAは、昭和38(1963)年、「合
唱指揮者の技術向上と連帯を通じて、合唱界の発展に」寄与しようと発足した。発
足メンバーは21名だった。
JCDAが主催する合唱の祭典2009から「生きること 歌うこと~日野原重明先生をお
迎えして」を聴いた。(於北とぴあ さくらホール)
<プログラム>( )内は指揮者
1.混声合唱団 鈴優会(名島啓太)
2.男声合唱団 フロイデ(大門康彦)
3.花の環&エフェメール&ソノリテ(田村茂)
4.Green Meadowハンドベルリンガーズ(下田和男)
5.トークコーナー 「日野原重明 合唱を語る!」
6.LPC女声合唱団(仲舘伸一)
7.松原混声合唱団(清水敬一)
8.小田原少年少女合唱団(桑原妙子)
9.マルベリー・チェンバークワイア(桑原妙子)
10.小田原少年少女合唱団&マルベリー・チェンバークワイア
&新老人の会コール・バンダナ&コール・アミカ(桑原妙子)
11.合同合唱(桑原妙子)
開演午後6時30分、終演9時25分。内容盛り沢山の長い演奏会だった。
1.(名島啓太)
現在上り調子、名島さんの鈴優会(混声19人)の「ハレルヤ・コーラス」で幕が開
いた。「ハレルヤ・コーラス」は木下先生の指揮、総勢200人で歌ったことがあ
る。その時の十分の一の人数!フォーレの「ラシーヌ雅歌」を初めて聴いた。透明
感ある合唱。少人数でピッチを合わせていた。
2.(大門康彦)
60人強の男声合唱、平均年齢は70歳かしらん。「希望の島」、「野ばら」などオー
ソドックスな曲を歌った。皆さん頑張っておられる。ピアノ伴奏もよかった。
3.(田村茂)
スペインの作曲家J.ブストの作品。いまや世界の作品を探している。女声40人強。
強いソプラノ--若干癖があったが。--にひきつけられた!
<休憩>
4.(下田和男)
ハンドベルの生は初めて!14人が約30個のハンドベルをあやつった。持ち替えも皿
回しのように忙しい。なぜか三越本店で聴いている気分だった。受けたようで、会
場大拍手だった。
5.
日野原先生(97歳!)のトークタイム。はたして先生は限りなく前向きでユーモア
のある方だった。今度、ハンドベル協会の理事長を引き受けたそうだ。「前任者が
年をとったので」。会場がドッとわく。生きる秘訣は、死なない程度の病気をする
ことと食べ過ぎないことだそうだ。指揮者中館伸一氏がたくみなインタビューをさ
れた。
休憩時間に、移動する桑原先生とすれ違い、「桑原先生、頑張って~」とお声掛け
したら「あら~」とおっしゃられた。
6.(中館伸一)
65人の女声。発声的にはまだまだかもしれないが、言葉はハッキリ。合唱らしい合
唱。中館さんはなかなかいい指揮者だ。
7.(清水敬一)
名門松原混声も意外や初めて聴いたかな。譜面持ちとはいえ、難しい曲をアタッカ
で歌い継いだ。女声の方がよかったかしらん。譜面を落とせばさらに感動させた
「かも」。
<休憩>
8.(桑原妙子)
先日の定演の再現。まず子供達が手をつないで、わらべ歌を歌いながら入ってき
た。次いで、ピアニストと先生が登場。4曲を次々に歌った。会場もシ~ンとして
いた。なぜか、いつも(!)涙が溢れてくる。
9.(桑原妙子)
大人が歌う童謡。童謡はこじんまりとまとめがちだが、大胆なデュナーミク、大き
く歌い上げた。「「故郷」の「いかにいます父母」にはグッときた。外へ放射す
る、一人ひとりのHerz(感情)ある合唱といえようか。
10.(桑原妙子)
上が終わるやすぐに小学生と(どちらかといえば)お年寄りが加わり100人の合
唱、「茶摘」など「日本人の心」を歌い上げた。失礼ながら、合同演奏にしては、
「声を合わせる」点もまずまずよかったのでは。
11.(桑原妙子)
ステージ狭しと350人の合同演奏。日野原先生の詩に新実さんが作曲した「未
来」。「今朝ぼくは元気よく・・・・・・」と子供達が歌い出す。続いて大人が同様に
「今朝ぼくは・・・・・・」と歌い出した瞬間、突然感動が押し寄せ、感動に打ち震え
た。全員合唱で盛り上がって終わった、一人、mf でブラボーを叫んだ。
それにしても合唱の世界は広く、深い。大変勉強になった。不思議なことには大変
上手い合唱でも感動するとは限らないことである。「人生は短く、芸術は長い」。
事長、長老の佐々金治さんが97歳で亡くなった。JCDAは、昭和38(1963)年、「合
唱指揮者の技術向上と連帯を通じて、合唱界の発展に」寄与しようと発足した。発
足メンバーは21名だった。
JCDAが主催する合唱の祭典2009から「生きること 歌うこと~日野原重明先生をお
迎えして」を聴いた。(於北とぴあ さくらホール)
<プログラム>( )内は指揮者
1.混声合唱団 鈴優会(名島啓太)
2.男声合唱団 フロイデ(大門康彦)
3.花の環&エフェメール&ソノリテ(田村茂)
4.Green Meadowハンドベルリンガーズ(下田和男)
5.トークコーナー 「日野原重明 合唱を語る!」
6.LPC女声合唱団(仲舘伸一)
7.松原混声合唱団(清水敬一)
8.小田原少年少女合唱団(桑原妙子)
9.マルベリー・チェンバークワイア(桑原妙子)
10.小田原少年少女合唱団&マルベリー・チェンバークワイア
&新老人の会コール・バンダナ&コール・アミカ(桑原妙子)
11.合同合唱(桑原妙子)
開演午後6時30分、終演9時25分。内容盛り沢山の長い演奏会だった。
1.(名島啓太)
現在上り調子、名島さんの鈴優会(混声19人)の「ハレルヤ・コーラス」で幕が開
いた。「ハレルヤ・コーラス」は木下先生の指揮、総勢200人で歌ったことがあ
る。その時の十分の一の人数!フォーレの「ラシーヌ雅歌」を初めて聴いた。透明
感ある合唱。少人数でピッチを合わせていた。
2.(大門康彦)
60人強の男声合唱、平均年齢は70歳かしらん。「希望の島」、「野ばら」などオー
ソドックスな曲を歌った。皆さん頑張っておられる。ピアノ伴奏もよかった。
3.(田村茂)
スペインの作曲家J.ブストの作品。いまや世界の作品を探している。女声40人強。
強いソプラノ--若干癖があったが。--にひきつけられた!
<休憩>
4.(下田和男)
ハンドベルの生は初めて!14人が約30個のハンドベルをあやつった。持ち替えも皿
回しのように忙しい。なぜか三越本店で聴いている気分だった。受けたようで、会
場大拍手だった。
5.
日野原先生(97歳!)のトークタイム。はたして先生は限りなく前向きでユーモア
のある方だった。今度、ハンドベル協会の理事長を引き受けたそうだ。「前任者が
年をとったので」。会場がドッとわく。生きる秘訣は、死なない程度の病気をする
ことと食べ過ぎないことだそうだ。指揮者中館伸一氏がたくみなインタビューをさ
れた。
休憩時間に、移動する桑原先生とすれ違い、「桑原先生、頑張って~」とお声掛け
したら「あら~」とおっしゃられた。
6.(中館伸一)
65人の女声。発声的にはまだまだかもしれないが、言葉はハッキリ。合唱らしい合
唱。中館さんはなかなかいい指揮者だ。
7.(清水敬一)
名門松原混声も意外や初めて聴いたかな。譜面持ちとはいえ、難しい曲をアタッカ
で歌い継いだ。女声の方がよかったかしらん。譜面を落とせばさらに感動させた
「かも」。
<休憩>
8.(桑原妙子)
先日の定演の再現。まず子供達が手をつないで、わらべ歌を歌いながら入ってき
た。次いで、ピアニストと先生が登場。4曲を次々に歌った。会場もシ~ンとして
いた。なぜか、いつも(!)涙が溢れてくる。
9.(桑原妙子)
大人が歌う童謡。童謡はこじんまりとまとめがちだが、大胆なデュナーミク、大き
く歌い上げた。「「故郷」の「いかにいます父母」にはグッときた。外へ放射す
る、一人ひとりのHerz(感情)ある合唱といえようか。
10.(桑原妙子)
上が終わるやすぐに小学生と(どちらかといえば)お年寄りが加わり100人の合
唱、「茶摘」など「日本人の心」を歌い上げた。失礼ながら、合同演奏にしては、
「声を合わせる」点もまずまずよかったのでは。
11.(桑原妙子)
ステージ狭しと350人の合同演奏。日野原先生の詩に新実さんが作曲した「未
来」。「今朝ぼくは元気よく・・・・・・」と子供達が歌い出す。続いて大人が同様に
「今朝ぼくは・・・・・・」と歌い出した瞬間、突然感動が押し寄せ、感動に打ち震え
た。全員合唱で盛り上がって終わった、一人、mf でブラボーを叫んだ。
それにしても合唱の世界は広く、深い。大変勉強になった。不思議なことには大変
上手い合唱でも感動するとは限らないことである。「人生は短く、芸術は長い」。
大変励みになります。
私も前半のステージと日野原先生のお話を拝聴し、刺激になり学ばせていただきました。
舞台からお客様の目を見てうたうことも気持ちのよいものです。
お客様の気持ちを揺さぶる演奏をすべく、先生のご指導のもと今後も練習していきたく存じますので、よろしくお願い申しあげます。
日野原先生の前向きなお話を拝聴し元気をいただくとともに、本当に音楽の力は大きいなぁと
思いました。大変すばらしい企画だったと思います。これからもMMCに注目してまいります
ので、よろしくお願いします!