今年7月、福岡正夫先生が99歳で亡くなられた。
福岡先生は経済学の碩学のお一人で、私の「経済原論」の先生だ
った。
千種ゼミのご出身で、大熊一郎先生とは兄弟弟子だ。大熊先生は
大正12年生まれ、福岡先生は13年生まれで、予科時代は同学年だ
が、戦争との関係で、卒業された時は福岡先生が一年早かった
(--これは複雑で、何回聴いても覚えられない)。
千種先生は防音装置付きの部屋でレコード鑑賞会をやっておられ
たが、福岡先生や神谷先生は喜んで部屋に来られる。大熊先生と
丸山先生はレコードを鑑賞せず、(お酒を)飲んでおられたとい
う。(大熊一郎『フィスカル・ポリシーの三十年』序文千種義人)
大熊先生の葬儀では福岡先生も弔辞をお読みになった記憶がある。
福岡先生は経済学の業績もさることながら、趣味の蝶の収集やク
ラシック音楽批評なども専門的だった。
20年前、『MOSTLY CLASSIC』に中学時代からのSPレコード収
集のことや1950年代ハーバード大学留学時代の音楽会体験、ワグ
ネル・ソサィエティー部長時代の思い出など2000字近くのエッセ
イを寄稿されていた。
11月21日(火)、慶應読書会主催の「福岡先生追悼の会」に出席
する(午後6時~。於霞山会館)。
司会:丸山徹先生
福岡先生について:須田伸一先生
ご長女ご挨拶
献杯:藤原(奥野)正寛先生
等々
福岡先生を偲んで、多くの方々が出席されていた。
会場では弦楽四重奏が奏でられた。
『MOSTLY CLASSIC』2003/3
上記『MOSTLY CLASSIC』2003/3に掲載されたエッセイ
17:17 虎ノ門着
17:18
17:19 11番出口へ
17:21
17:21 会計検査院
17:22
17:23 霞が関コモンゲート西館
17:23
17:24
17:37 37階の霞山会館
17:40
福岡先生の著書の数々
19:20
須田先生と雑談
「最近の学生は如何ですか?」
「昔と変わらないと思いますよ。勉強する子はものすごくします
し、しない子はしませんし(笑)」
「(ドキッ)そうですか。有難うございます」
19:44
19:47
19:48
19:51
20:06
20:38 あざみ野に戻る。
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