11月13日(水)、待ちに待ったウィーン・フィル演奏会(於サン
トリーホール/19時開演)。
朝からひたすら動作をゆっくり(これはゲイリー・プレーヤー
[1935/11/1~ 89歳]から教わった。)して、「平常心」で過ご
す。
早めに家を出て、会場近くのドトールでコンセントレーションを
高める。
開演前、座席を確認すべく、壁のボードを見る。「あらっ」と私
の名前を呼ぶご婦人の方向を振り返ると、S口さんご夫妻がこち
らを見ている。
「お~、久しぶり~~」と大興奮。「平常心」を乱してしまった
(笑)。
S口夫妻とは昔から歌曲演奏会などでよくバッタリしたものだ。
演奏会前のロビーには音楽評論家T条氏のお姿も。
自分の座席(2階席)から眺めると、中央にピアノ。天井からコ
ードが数本と録音用マイクがぶら下がっており、カメラも入って
いる。
会場はポツンポツンと空席、「ほぼ」満員だ。1階最前列に杖を
ついた高齢の男性がゆっくり座る。
この日は、開演前、開演中、終演後を通じて、「撮影禁止」。
<プログラム>
1.ベートーヴェン ピアノ協奏曲第3番 ハ短調 Op.37*
--休憩--
2.R.シュトラウス 交響詩『英雄の生涯』O p.40
指揮:アンドリス・ネルソンス
ピアノ:イェフィム・ブロンフマン*
最後のアナウンスも終わり、定刻3分過ぎ、自然とシ~ンとなる。
左右からメンバーが登場、大きな拍手で迎えられる。
女性メンバーは13人かしらん。
1.ベートーヴェン ピアノ協奏曲第3番 ハ短調 Op.37*
巨漢ブロンフマン(100kg近い?)がややのっしのっしと下手か
ら登場(大拍手)。弦楽五部は対向配置の12型(コントラバスは
下手に5丁)だ。
(1)Allegro con brio.(Sym. No.3「英雄」と同じく)。C moll
pの始まりに味(味わい)がある。オケはpからfになるとビッ
クリするほど大きなfを出す。長身コンマスの弓が大きく動く。
その隣は女性のコンマスだ。
開始から3分ほどして、ブロンフマンが超絶的なfで入ってくる。
難しさを感じさせない、見事なタッチだ。
(概算演奏時間:16分30秒)
(2)Largo E dur ここだけ何回も繰り返し聴きたくなる楽章。まこ
とに弱音のピアノによる出だし。すばらしい、立体的な「音」が
ゆっくりと、天井から降り注ぐ。--CDでは再現できないだろ
う。いくぶんロマン的でありながら、男性的な演奏だ。(9分5秒)
(3)Molto Allegro C moll 第2楽章からすぐ(attacca)に。ピチカ
ート等々オケともども縦がそろい、まことに小気味よい終楽章だ
った。
(8分45秒)
カーテンコールの拍手が続いたところでアンコール。--ベート
ーヴェンのピアノソナタ第7番第2楽章。ゆっくりと、静かに。会
場が静まり返った。(8分15秒)
--休憩--
S口夫妻と談笑。私はジンジャーエール(ワンコイン)。
2.R.シュトラウス 交響詩『英雄の生涯』O p.40
『英雄の生涯』は数年に一度は新日本フィルのLIVEで聴いている。演奏時間は切
れ目なしの約45分。「R.シュトラウスらしさ」(いい意味でも悪い意味でも。)
が極まった、最後の交響詩だ。「英雄」とはR.シュトラウス自身である。
多くのメンバーがオンステ。100人超だろう。四管編成。弦楽五
部も15型に(15-8-9-12-14、対向配置)。ティンパニはやや下手
寄り。ハープ2は上手寄り。女性メンバー15~16人。
(1)英雄:全奏というか一斉に奏でる音がすばらしく大きい。ホル
ンもここぞと。A.ネルソンスは足を広げ、ややかがみ、やや猫背
のスタイル。
(2)英雄の敵:フルート等木管がいかにもLIVEとばかり、思いきり
鳴らす。
(3)英雄の伴侶:コンマスのソロの聴かせどころ、独壇場(途中
でトランペット3人が静かに下手に退場)。
(4)英雄の戦場:ネルソンスは譜面を見ながら--舞台裏からトラ
ンペットが響く。「敵」のfがすばらしく、ウルサイほどだ。テ
ナードラム、バスドラムも思いきり叩く(とにかく全員が「思い
きり」の演奏でおもしろい)。
--このあたりのA.ネルソンスの指示や如何?「オケは自由に」
?毎回異なる?
個人的印象では、A.ネルソンスはどちらかというと、ラインスド
ルフのごとく、職人的指揮者だ。
(5)英雄の業績:R.シュトラウス自身の、数々の交響詩が回想され
る。
(6)英雄の引退と完成:イングリッシュホルンの登場。静かな(p)、
デリカシーあふれる「回想」の場面がすばらしい。金管もまろや
かだ。イングリッシュホルンのソロが終わると、隣のオーボエが
「よしよし」と顔を向ける。
最後は全体的にクレッシェンドからdim.へ見事なアンサンブル。
ネルソンスは演奏を終え、10秒ほどして腕を下ろした。
(45分35秒)
A.ネルソンスは、コンマスはじめ首席奏者と握手。
まことに地味なおじぎであった。
アンコール前にホールを出ていく人もいるが・・・・・・
アンコール(1)は、ヨハン・シュトラウスⅡ ワルツ『人生を楽し
め』。
ティンパニの出だし。ワルツはジャッジャッといかにもウィーン・フィル。
ネルスンスは指揮台を左右に動く。(7分30秒)
(2)はヨーゼフ・シュトラウス ポルカ・シュネル『飛ぶように急
いで』。
いかにもポルカ!速い!ピッコロよろしく、全体の「切れ」がすばらしい。
(1分50秒)
最後の最後に、ネルソンスはひとりステージに登場。熱狂的な拍
手を受けた。ヨーロッパではこんなにも拍手しないだろう。
それにしても、ほとんど毎日の(おそらく)「全力」演奏は驚異
的だ。
後ろの男性が「去年のベルリン・フィル(『英雄の生涯』より全然よかった」と
つぶやいていた。
プログラム(表紙)
16:27 夕暮れ迫る。
16:39 あざみ野駅前
16:46 あざみ野
17:15 表参道乗り換え
17:25 溜池山王下車
17:30
17:30
17:32 ドトールで一服
17:33
17:37
18:13 桜坂
18:17
18:18
18:19
18:20 18時20分開場
18:21
18:22
18:27 某音楽評論家のお姿も
18:28 グッズ販売
18:29
18:34
19:55
19:58 ジンジャーエール
20:05 休憩中 S口夫妻と談笑で盛り上がる。
20:08 2024年 友情の鍵 (ガラス)
21:21 終演後
21:23 アンコール曲 ネットでも見られるのだが
21:32
21:35 溜池山王
21:45 表参道
21:55 渋谷
22:24 あざみ野に戻る。
22:28 いつもは寝ている時間だが・・・・・・
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○11/17投票、兵庫県知事選挙の結果や如何?
「大悪人」と批判され、「嫌わ」れていた斎藤元彦氏への支持
が選挙戦終盤になって広がってきたという。
実は斎藤氏は大の「改革派」であって、悪いのは「癒着」して
いる「旧勢力」だという。
山本周五郎の「田沼意次」ではないが、「物の見方」によって、
「大悪人」であるという評価が正反対に逆転することがある。
トランプ報道もしかり。よほどメディアの報道(とくに大新聞
?I元市長やタレントのH、さらには政治評論家等々TVコメン
テーター?)には、「すべて」、「ほんとかな?」と一度は疑
ってかかる必要がある、かも?
誰かが言っているから、ということよりも、時間がかかっても、
よくよく「自分で考え」なければならない?(参考→こちら)
で、斎藤氏が当選したら、兵庫県会議員はどうする?
(11/17 19:00)
11/17(金)
20:44(LIVE) 早々と「敗北宣言」
20:45 NHKは、まだ「当選確実」を出さず。
21:43(LIVE) 斎藤選挙事務所に斎藤氏到着
21:48(LIVE) 斎藤氏の「勝利宣言」
11/18(月)
6:00 NHK 相当の大差
6:00
SNSにはプラス面とマイナス面がある。
11/17
11/17 14:06
ダンロップF No.16 松山のバーディーパット
そうそう優勝できるわけではない。
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