また、いささか旧聞となるが、3月4日(土)の午後、紀尾井ホールで
聖心女子大学グリークラブOG会第23回定期演奏会を初めて聴い
た。
下田顧問も吉川会長も当日はあいにく都合悪く、できたら聴きに行っ
てよとなった。--澤口幹事長ほか数人のワグネルOBも聴きに来
ておられた。
聖心女子大学グリークラブは、木下保先生が指揮をされていたこと
もあって、ワグネル(男声)とは「ミュージックフェア」をしたりと、何か
と「仲が良かっ」た。
若い時代は、今から振り返れば赤面するようなことが時々(?)ある
が、1年生の時にミュージックフェアの練習で聖心女子大のキャン
パスに伺った時、同期のOくん、Nくんと「(清潔なキャンパスで)気持
ちいいな~」と芝生に入って寝っ転がっていたら、シスターの先生か
ら「どちらの学生ですか?」と厳しく「指導」されたことを思い出す。
「聖心会」は、あらためて言えば、カトリックの女子修道会だ。
12月のクリスマスコンサートには、美智子さまが聴きに来られてい
たと記憶している。
<プログラム>
1.女声合唱のための マザー・テレサ 愛のことば
構成・作曲;鈴木憲夫
指揮;橋本 霞
ピアノ;白石光隆
2.さとう恭子による愛唱歌集 やさしさに包まれて
作詩;さとう恭子
作曲;松下 耕
指揮;三木公子
3.女声合唱とピアノのための くちびるに歌を
作曲;信長貴富
指揮;名島啓太
ピアノ;白石光隆
以下、まことにつたない感想を・・・・・・。( )内は概算演奏時間。
<プログラム>
この日のオンステは、Sop.9人、Mez.12人、Alt.13人の34人。
1.女声合唱のための マザー・テレサ 愛のことば(13分)
マザー・テレサ(1910-1997)は、カトリックの修道女にして修道会
「神の愛の宣教者会」の創立者だ--初めてここまで知った。
「本日はマザーの一つ一つの言葉に励まされ、思いやり、愛、微笑
みを楽曲に注ぎ、歌っていくことができればと思います」(橋本霞さ
ん)。橋本さんは聖心グリーOGだ(33卒業回生--ちなみに私の
同期は24卒業回生に当たる)。全ステージ、ほとんど全員が暗譜。
(1)だれもそばにいてくれない
「Kyrie eleison」(主よ あわれみたまえ)の一節がア・カペラで開
始される。続く、ピアノ伴奏がすばらしい。「もしあなたの家に病気
の人や寂しがっている人があるなら どうかそばにいてあげてくだ
さい」--引き締まった演奏だ。
(2)私は一本のエンピツ
「Gloria in excelsis Deo」(天のいと高きところでは神に栄光があ
りますように)で始まる、速い曲。日本語の歌詩がよく聴き取れる。
(3)私たちのしていることは
Mez.のソロ「Agnus Dei, ・・・・・・」(世の罪を取り除いて下さる神の
子羊よ」で始まる。教会で聴いているようだ。ラテン語と日本語がき
れいだ。
この頃になると、知らないうちにこのステージの世界に引き込まれて
いた。「私たちのしていることは、大海の一滴にすぎないと・・・・・・」に
グッと来る。
(4)主よ、今日一日
「Benedictus ・・・・・・」(ほむべきかな)で始まる。Sop.から一歩前
に出て、「主よ、今日一日 貧しい人や病んでいるいる人を助けるた
めに 私の手をお望みでしたら・・・・・・」と朗読される。バックコーラス
の音量がバランスよく、すばらしい。最後の「Hosannna excelsis」
に向け、じわじわとした感動的な盛り上がりがこれまたすばらしかっ
た。
2.さとう恭子による愛唱歌集 やさしさに包まれて(22分)
指揮の三木さんも聖心グリーOG(20卒業回生)。登場後、深々とし
たお辞儀。
このステージは、1~3分の、緩急入り混じる、ア・カペラの小曲が
12曲。音取りの難しそうな曲もあるが、文字どおり愛唱歌集として
利用できるだろう。
(2)「藤」はゆっくりとした曲で、難しそうだが、音も下がらない。(4)
「星月夜」はややテンポが速く、内容も滑稽だ。(5)「曼珠沙華」は、
校風や木下先生の影響かしらん、何か凛としたものを感じた。
(10)「くちなし」のMez.のソロは無理をしない発声が、いいホール
に響きすばらしかった。
3.女声合唱とピアノのための くちびるに歌を(21分)
元々は男声合唱だったが、その後、混声版、女声版とできた「くちび
るに歌を」。名島さんは指揮棒なしで、よく動く指揮ぶり。
ドイツ語の原詩と訳詩がからみながら進んでいく。ここでもピアノ伴
奏が美しい。
部分的に登場するア・カペラでも音が下がらない好演だ。この曲は、
どの版であれ、ドイツ語と日本語が並行するところの整理が難しい
かしらん。
終曲「くちびるに歌を」では晴れ渡るような感動が会場を包んでくれ
た。
アンコールは「夜明けの来ない夜はないさ~」と歌われる「瑠璃色
の地球」。
まこと、まもなく春を迎えるにふさわしい演奏会だった。
チラシ
プログラム
12:36 あざみ野
13:08 永田町より南北線へ
13:15 四ツ谷着
13:19
13:39
13:20 上智大学方向
13:20
13:21
「あなたの重荷を主にゆだねよ。主はあなたを支えてくださる」
(詩編55章23節)
13:22
13:23
13:23 上智大学はイエズス会
13:26
13:26
13:27 尾張名古屋藩屋敷跡
13:27
13:28 紀尾井ホール掲示板
13:29
私に近くに並んでいた、気品あるご婦人が
「今日は美智子さまは来られるのかしら?」
「あら、今はベトナムよ~」
13:31
13:40
13:54 「ぶらあぼ」3月号
14:45 休憩中 ブラン
14:46 喫茶コーナーから
15:32 終演後--アンコール曲
15:34 紀尾井坂
15:36 八重桜の紀尾井町通り--千代田遺産
15:37 オー バカナル紀尾井町 いつも混んでいる
15:37
15:39 福田家
15:40 新しい「東京ガーデンテラス」紀尾井町(昨年7月開業)
東京ガーデンテラスは赤坂プリンスホテルの跡地に建てられた。
15:41 紀伊和歌山藩徳川屋敷跡
15:44 東京メトロ永田町改札
15:46 帰りは永田町より一本で
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