人生ブンダバー

読書と音楽を中心に綴っていきます。
現在は、暇に飽かして、日々更新。

猿谷要『物語 アメリカの歴史』等(ドイツ、イラン)

2020-09-03 05:00:00 | 読書

中公新書「物語 ~の歴史」シリーズがおもしろい。

大学受験で日本史を選んで以来、世界史に弱い(--日本史もど
どん忘れていくけれど。)が、読んでいると「へ~」となるこ
とが多い。


○アメリカの建国;1776年 
私はまったく覚えていなかったが、これは常識?(笑)。 

○アメリカは原住のインディアンと、奴隷として連れてこられた黒
 人を
除けば、あとはみな全世界からの移民で成り立っている。
 (p.127)
そう言われてみれば、「なるほど」だ。


以下は、私の「へ~」だ。

○米国の兵士の死者数;南北戦争(1861-65)は62万人
 cf.第一次大戦11万人、第二次大戦32万人、朝鮮戦争5万人、ヴェ
 トナム戦争6万人

○ケネディ暗殺;1963年 当時、言われたことは・・・・・・
 最後にゼロがつく年に当選した大統領は、在任中に病死するか
 暗殺
されている。
 1960当選 ケネディ 暗殺
 1940三選 FDR 病死
 1920当選 ハーディング 病死
 1900再選 マッキンレー 暗殺
 1880当選 ガーフィールド 暗殺
 1860当選 リンカン 暗殺
 1840当選 ハリソン 病死 (p.217)


当時の書物などからの引用も多く、興味深い。


著者の猿谷先生は、大正12(1923)年生まれ(~2011)、という
ら畑中先生や私の母と同世代だ(--母とは生没年とも同じ)。
「日本と戦ったアメリカはどんな国なのか?」が研究の発端らしい。

本書は、猿谷先生による「物語」風の書きぶりが成功していると言
るのではないかしらん。先生の<穏やかな書きぶりの主観>がお
しろい。



左から
宮田 律『物語 イランの歴史』
阿部謹也『物語 ドイツの歴史』*
猿谷 要『物語 アメリカの歴史』


*「なぜヒトラーが出てきたのか?」については、無論本書でも記
 述
されているが・・・・・・
◎林健太郎『ワイマル共和国』(中公新書)
○坂井榮太郎『ドイツ史10講』(岩波新書)
がおすすめ。

 

○次期自民党総裁は「緊急性」と「継続性」から菅(すが)さんか。

岸田さんは実質禅譲期待だったが、情況が変わってしまった。

 

○立民枝野代表喫煙問題(普通の国民の声)

これが自民党がやってたら、立民辻元氏は何というかしらん?

「こんな人たちに国は任せらません」とかとか(笑)。


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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (keikoucchan)
2020-09-03 07:16:50
おはようございます。
今日も為になることを教えていただきました。
ありがとうございます。
私は世界史で大学受験しました。
返信する
Unknown (katsura1125)
2020-09-03 10:21:34
keikoucchanさま、早速のコメントありがとうございました。
お互い、歳を取れば取るほど知らないことが増えますね。
返信する
Unknown (tkgmzt2902)
2020-09-03 10:26:22
アメリカ史、ずっと気になっていました。ブログを読んで是非読んでみたいと思います。アメリカの白黒映画を観るには必要ですね。
私の卒業後に教授になられたので直接には受講してませんが、マスコミにも顔を出されていて、同時代ならよかったと残念でした。
返信する
Unknown (katsura1125)
2020-09-03 10:30:45
ちゃぐママさま、早速のコメントありがとうございます。池上彰さんの「そうだったのか、アメリカ」(文庫本)も参考になるかと思います。
返信する

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