人生ブンダバー

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9/17 東響第62回川崎定期(東響コーラス創立30周年記念公演)

2017-09-24 05:00:00 | 音楽

9月17日(日)、雨。7月16日以来の東響川崎定期。前回はJ.ノット
指揮、東響コーラスで『復活』を聴いたが、今回も東響コーラスが詩
編交響曲にチャレンジする。

午前中はいささか二日酔いで寝ていた。何も食べず、フラフラしなが
ら川崎へ向かう。具合が悪い時、私は何も食べないに限る。

というわけで、ボーっとしながら聴いていた。やはり演奏会は万全の
体調で聴くに越したことはない。


<プログラム>
1.ヒンデミット バレエ組曲「気高い幻想」
(1)導入部とロンド
(2)行進曲と牧歌
(3)パッサカリア
2.ストラヴィンスキー 詩篇交響曲
(1)前奏曲
(2)二重フーガ
(3)交響的アレグロ
3.シベリウス 交響曲第1番 ホ短調 op.39
(1)アンダンテ・マ・ノン・トロッポ~アレグロ・エレルジコ
(2)アンダンテ・マ・ノン・トロッポ~レント
(3)スケルツォ・アレグロ
(4)フィナーレ(クアジ・ウナ・ファンタジア)
  アンダンテ~アレグロ・モルト

指揮;アレクサンドル・ヴェデルニコフ(露、53歳)
東響コーラス(冨平恭平[合唱指揮])
管弦楽;東京交響楽団
コンサートマスター;水谷晃



以下、いつも以上につたないコメントを・・・・・・

1.ヒンデミット バレエ組曲「気高い幻想」
ヒンデミットの名は、下総皖一やヒンデミット事件で知っている。
(1)導入部とロンド
弦楽5部は16型だったかしらん。出だしの弦楽合奏がまことに見事
だった。この日の木管センターはフルート甲藤さん、オーボエ荒さん、
クラリネットはヌヴーさん、バスーン福士さんだ。
(2)行進曲と牧歌
ドラムやトライアングルなどパーカッションが大活躍。
(3)パッサカリア
金管のファンファーレ開始。終始ゆっくりとした音楽で、踊るシーンを
想像した。フルートがやや日本の横笛のイメージで上手かった。最後
は盛り上がった。


2.ストラヴィンスキー 詩篇交響曲
東響コーラスはP席に6段、女声70人、男声50人の約120人。男女
が入り混じるフォーメーション(--歌いにくくないかしらん。)

管弦楽の編成は弦がチェロ10とコントラバス8のみで、ヴァイオリン、
ヴィオラはお休みだ。管がフルート5、オーボエ4、イングリッシュ・ホ
ルン1、ファゴット3、コントラファゴット1、ホルン4、小トランペット1、ト
ランペット4、トロンボーン3、バス・チューバ1。ティンパニ、大太鼓、
ハープ、ピアノ2というまことに変わった編成。

この曲は、ザルツブルク音楽祭で聴いた。--一生の思い出だ(→
こちら)。この時はウィーン国立歌劇場合唱団だったが、テノールパー
トがスピンとした声(第5音?)を出していた。

(1)前奏曲
出だしのボワンという弦の響きがウィーン・フィルに劣らずすばらしい。
東響コーラスはこの日も、この曲を暗譜!!だ。
(2)二重フーガ
「アレルヤ」のデュナーミクあふれるコーラスが見事だ。
(3)交響的アレグロ
女声コーラスが美しい。混声になり、子音もきれいだ。終盤は、模範
的な息の長いレガートだった。
東響コーラスはまったく上手い。大声でブラボーを叫びたかった。


休憩時にコーヒー(400円)を取り、ホットする(笑うところ)。
休憩から戻ったら、前列で聴いていた、ご婦人二人連れがいなくなっ
た。さては東響コーラスのご友人?


3.シベリウス 交響曲第1番 ホ短調 op.39
その昔、所蔵のLPの交響曲全集(売却済み)に入っていたかいなか
ったか、2番は間違いなく入っていたけれど。
今回聴くと「こんな曲だったかしらん?」。各楽章の最後は(弦の)ピッ
チカートだ。

生で聴くのはほとんど初めてではないかしらん。「ブログ内検索」でも
出てこない。

(1)アンダンテ・マ・ノン・トロッポ~アレグロ・エレルジコ
ティンパニのトレモロに乗って、いきなりのクラリネット・ソロ(奏者は
緊張する?)で始まる。ロマン的というかロシア的(チャイコフスキー
?)に盛り上がる。東響が上手い。

(2)アンダンテ・マ・ノン・トロッポ~レント
全般的にゆっくりとした曲。ちょっとした子守歌だ。寝そうになった。

(3)スケルツォ・アレグロ
東響は一糸乱れず、いわゆる「ノリノリ」の演奏である。

(4)フィナーレ(クアジ・ウナ・ファンタジア)
  アンダンテ~アレグロ・モルト
明るいような暗いような楽章。弦が美しく、ティンパニ(新澤さん*)が
活躍。まことに美しいフレージングだ(「フレージング」の大切さはあら
ためて佐藤先生に教えていただいた)。
終盤は大きく盛り上がり、シンバルも登場。最後にまたしてもpのピッ
チカート!

終わると拍手とともにブラボーが飛んだ。ヴェ氏はふたたび登場する
と管楽器席へ近づき、クラリネット、フルート・・・・・・と立たせていった。
みたび登場にはオケが立たず、ヴェ氏に一斉に拍手。オケも喜んで
いた。

*ティンパニの奥田昌史氏は昨年定年退職されたんですね~(感
 慨!)。



台風のせいか、やや空席が目立った・・・・・・かな。


12:37


12:37


12:39 歩道橋を渡る。


12:40


12:56


13:05


13:13


13:34 川崎着 新しいエスカレーター


13:35


13:35


13:37


13:40


13:44


14:56 休憩中


14:59 400円


15:03 CD販売中


15:08 後半ステージ


16:03


16:08


16:09


16:11


16:13


16:14


16:16


16:45


16:49 溝の口


17:00 あざみ野着


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