人生ブンダバー

読書と音楽を中心に綴っていきます。
現在は、暇に飽かして、日々更新。

村松哲文『仏像鑑賞入門』(集英社新書)

2022-09-10 05:00:00 | 読書

音楽にしても、絵画、彫刻にしても、「芸術」はsomething differ-
ent、something newを求めて「進化」する。

「模倣」でとどまっている限りは芸術ではない。

村松哲文『仏像鑑賞入門』をさっそく読んでそう思う。

本書は仏教(仏像)伝来後の仏像の「進化」を多くの写真ととも
に解説したものだ。
目次自体が日本の仏像の進化、変遷を綴っている。

<目次>
第1章 仏像がやってきた!~飛鳥時代~
第2章 童子風にアレンジしました~白鳳時代~
第3章 やっとできた理想の形~天平時代~
第4章 日本の顔になりました~密教系仏像と和様化した仏像~
第5章 武士好みにアレンジしました~鎌倉時代~
第6章 実は興味深い室町時代と江戸時代


私には文字どおり「入門書」である。



村松哲文『仏像鑑賞入門』(集英社新書)

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<時事放談>
ひと頃は毎月のように「時事放談」を掲載していた(最後は6/25
?)。

しかるに最近は、谷崎潤一郎(1886-1965)ではないが、「今
の政(治)に従う者は殆うし」状態だ。永井荷風(1879-1959)
も似た心境だったのかしらん。
新聞、テレビのニュースをジックリ見ずとも、ちらと見れば、大体の「流れ」と
「今後の見通し」は長年の経験で分かるものだし(笑)。


オーバーにいえば、安倍元首相暗殺事件以来、軽いPTSD状態と
言ってもいいのかもしれない(笑)。

「仏像」は、その一例だが、「政」を忘れ、おおいに「芸術の秋」
を楽しみたいものだ。

そうだ、本書を持って、ひとり旅に出よう!
(¥144-/$だと海外はムリ?)


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