いささか機を失してしまったが、昨年は「須賀敦子没後10年」だった。本書は題名
にひかれ、以前「衝動買い」したものであったが、意外やおもしろかった。こんな
「書評」の仕方もあるのだと「感心」した。
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学生時代、勝海舟に凝ったことがあった。当時、よく読んだのが本書である。昭和
47年7月23日購入。例によって、赤い線がいっぱい引いてある。
「余裕のある人間たれ」
「党派をつくるな、子分をもつな」
など、今読んでも同じところにひかれる。
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元検事総長伊藤栄樹氏の、驚くほど冷静にして客観的なガン闘病記である。
氏は、検事として巨悪と戦い続けた。小物は相手にしない。刑事局長時代にはダグ
ラス・グラマン事件(ロッキード事件ではない。)の国会答弁で「初めに5億円あ
りき」と答えている。
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10日(土)、福澤諭吉展の後に「没後40年 レオナール・フジタ展」(上野の森美 術館)に回った。 藤田嗣治の大規模な展覧会は平成18(2006)年3月に東京国立近代美術館で開催さ れているが、今回は修復された「構図」(後述)と「闘争」が目玉である。 . . . 本文を読む
渡部昇一先生は日本史に関する本を何冊も書いているが、本書もその一つである。
渡部先生の立場は、第2章「世界史から見た『大東亜戦争』」でも明らかなとお
り、戦前昭和の日本にも問題があったが、何も日本ばかりが悪かったわけではない
というものである。
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小泉信三は明治21年5月生まれだから昨平成20年が生誕120年だった。 昨年5月に「小泉信三展」が開催されたことはこのブログにも書いた。その際、小泉信三が行った「スポーツが与える三つの宝--体育会創立七十周年式典記念講演」の録音を聴いた。その場で要点を速記したが、三つの宝の一つが「何を言っても誤解しない友」であった。 . . . 本文を読む
先月、東京オペラシティで聴いたベートーヴェンのピアノ協奏曲第1番--中村紘
子独奏は何故か知らん、「感じない演奏」だったのだが、手元にあるポリーニ独
奏、ヨッフム指揮ウィーン・フィルの演奏は逆に「感じる演奏」である。
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昨日に引き続き(昔の)角川文庫(白帯)から。昭和46年7月14日購入。
イギリス的、ドイツ的、フランス的、日本的なさまざまな「ものの見方」をエッセ
イ風に整理し、紹介している。
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学生時代、「哲学」にこっていたことは以前書いたと思う。年末に本を整理してい たら、学生時代に読んだ本が何冊も出てきた。立花 隆さんの「ぼくはこんな本を 読んできた」のひそみにならい、少しくご紹介しよう。 . . . 本文を読む
昨3日の箱根駅伝は、東洋大学の初優勝となった。文字通り「さまざまな苦難」を
乗り越えての優勝だけに喜びもひとしおであろう。
今年も熱戦を繰り広げた若者たちにはブンダバーである。
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2日の箱根大学駅伝(往路)は予想に反して(?)、駒大が不振、東洋大がトップ
に立った。復路は駒大がどこまで挽回するかが見所である。(往路の結果は下記)
さて、今日は第52回NHKニューイヤー・オペラコンサートが開催される。
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