学生時代、勝海舟に凝ったことがあった。当時、よく読んだのが本書である。昭和
47年7月23日購入。例によって、赤い線がいっぱい引いてある。
「余裕のある人間たれ」
「党派をつくるな、子分をもつな」
など、今読んでも同じところにひかれる。
当時はあまり認識していなかったのだが、福澤諭吉と勝海舟は仲が悪かった。--
すなわち(当時はあいまいな知識だったが)福澤諭吉は『瘠我慢(やせがまん)之
説』を書いて、勝海舟を批判しているのは有名な話だ。
元文春の半藤一利さんが若かりし頃、小泉信三さんに「小泉さんはやはり勝海舟よ
り福澤諭吉なんでしょうねぇ」と水を向けたら、穏やかながらたちどころに「勝海
舟はけしからん」という理由を理路整然と5つばかり述べたらしい。
--「党派をつくるな、子分をもつな」と「独立自尊」とは似ているといえなくも
ないのだが・・・・・・。
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やはり偉大な人です。
『国を支えて国に頼らず』では人間くさい部分の諭吉像も知りました。
「名前」欄の入力を間違われたかしら?(笑)。