勝手に映画評

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ローマ法王になる日まで / Chiamatemi Francesco - Il Papa della gente

2017年06月03日 | 洋画(イタリア系)
2013年に就任した、第266代ローマ法王フランシスコの半生を描いた作品。

クリスチャンではないので、それほどローマ法王に関心があるわけでは無いのですが、史上初めて南米出身のローマ法王の半生と言う事で、興味を持ってみました。

なるほどね。1960年代、70年代の軍事政権による圧政の時代をアルゼンチンで過ごしていたんですね。でも、あんまり言うと(書くと)、宗教論争になってしまうのですが、一点、指摘しておきたいなと思う事が。こう言うと、ちょっとあれなんですが、ナチ政権勃興の時も教会は何もしなかったし、このアルゼンチンの軍政の時も何もしなかったんですね。見方によっては、むしろ圧政者側に立っているようにも見えました。教会も権力機関なんですね。

だからと言って、法王フランシスコが民衆を救わないでいたと言う事ではありません。むしろ彼は、ドイツへの神学を学ぶための留学後、権力から遠ざかるように、地方での教会活動を行っていましたからね。

法王フランシスコの活動は、ホルヘ・ベルゴリオとして、アルゼンチンで活動していた頃に、その真髄がある事がよくわかりました。

タイトル ローマ法王になる日まで / 原題 Chiamatemi Francesco - Il Papa della gente

日本公開年 2017年
製作年/製作国 2015年/イタリア
監督 ダニエレ・ルケッティ
出演 ロドリゴ・デ・ラ・セルナ(ホルヘ・ベルゴリオ(1961~2005))、セルヒオ・エルナンデス(ホルヘ・ベルゴリオ(2005~2013))、ムリエル・サンタ・アナ(アリシア・オリベイラ判事)、ホセ・アンヘル・エヒド(ヴェレス)、アレックス・ブレンデミュール(フランツ・ヤリクス)、メルセデス・モラーン(エステル・バッレストリーノ)


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