勝手に映画評

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二流小説家 シリアリスト

2013年06月16日 | 邦画
「このミステリーがすごい!2012年版(海外編)第一位」の映画化。“このミス一位”と言うキーワードだけ耳にしていたので、日本人作家の作品かと思っていたんですが、外国人作家の作品でした。

いやぁ、上川隆也いいですね~。真面目一辺倒の売れない二流小説家の雰囲気がよく出ています。

でも何と言っても、この作品は、武田真治に尽きますね。上川隆也が何かのインタビューの時に「(武田真治は)会った時には既に呉井になっていた。」と語っていましたが、キレ具合最高です。あそこまでおかしければ、現実の世界では、殺人捜査を通じて精神鑑定が行われるのは必定。その位のキレ具合です。キモい。

海外小説を日本を舞台に描き直した作品ですが、日本人作家の作品とは異なる雰囲気満載。それが故に、「終わりかな?」と思ったところから、更に話は続きます。小説では良いと思いますが、映画では描きにくいですね。その描きにくいところを、ギリギリ何とか纏めています。

とは言え、冗長な所が散見。ぶっちゃけ、中村嘉葎雄が出てくる意味は無いのでは?何かの伏線かと思いきや、その後は全く絡みなし。不要です。

いやぁ、原作小説を読みたくなってしまいました。

タイトル 二流小説家 シリアリスト
日本公開年 2013年
製作年/製作国 2013年/日本
原作 デビッド・ゴードン
監督 猪崎宣昭
出演 上川隆也(赤羽一兵)、片瀬那奈(長谷川千夏/12年前の呉井事件の遺族)、武田真治(呉井大悟/死刑囚)、小池里奈(小林亜衣/一兵の姪)、伊武雅刀(町田邦夫)、賀来千香子(小林郁子/一兵の母)、平山あや(鳥谷恵美/前田礼子の助手)、でんでん(後藤猛/一兵の寄稿誌の編集者)、高橋惠子(前田礼子/呉井の弁護士)、戸田恵子(鏑木裕子)、中村嘉葎雄(太田聖道)、佐々木すみ江(工藤三重子/呉井の里親)、本田博太郎(三島忠志/12年前の呉井事件の遺族)、黒谷友香(今野純子/一兵の元恋人)、長嶋一茂(レポーター)

[2013/06/16]鑑賞・投稿


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