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小児の新型コロナリスクが高まってきた

2021年05月14日 05時33分42秒 | 小児科

(画像は秋田魁新報HPよりお借りしました)

以前は乳幼児から大人への感染は少ないと言われていた。
しかし、今回のクラスターを見るにつけ、幼児から感染したと思われる家族が確実にいる。
変異株は小児の発症リスクを上げていると思われる。

新型コロナワクチンが進んでいる米国では、感染者の中の小児の割合が増えている。
ワクチンを受けていない10代前半の小児の割合が65歳以上より多くなってきたとのこと。

そして小児多系統炎症性症候群(MISーC)と呼ばれる疾患の症例数は、
2月に2000件余りとなり、4月1日までに3000件を超えたという。

小児多系統炎症性症候群(MISーC)は、川崎病に似るが川崎病より発症年齢が高く10歳台中心、
COVID-19の経過中または回復中2~6週後、川崎病の主要症状
(発熱、発疹、眼球結膜充血、口唇口腔所見、四肢末端の 腫脹、頸部リンパ節腫脹)を 3~5つ認め、
消化器症状 または 心筋炎による血圧低下・ショック・心不全症状が加わる。
まだ日本では亡くなった例はないが、これだけ小児COVID-19が増えてくれば心配だなあ。

昨日は小児2例のPCR検査を発熱外来でおこなった。
幸い陰性だったが、ドキドキして結果を待っていた。
嘱託医をしている他の園からも濃厚接触者への対応についての問い合わせあり。
とうぶんコロナ対応の毎日になりそう。
今夕はクリニックの職員へ2回目のコロナワクチンを接種予定。
今日もびよよよ〜〜ん (*^ __ ^*)

コメント
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