特集は「読書で遊ぶ。アニマシオン大作戦!」
「紙芝居に魅せられて」
まず、アニマシオンって?
●アニマシオンとは、ラテン語のアニマ( anima = 魂・生命 )を語源とし、
「すべての人間が持って生まれた命・魂を生き生きと躍動させること、
生命力・活力を吹きこみ、心身を活性化させること」を意味していると言われています。
●読書へのアニマシオンの教育方法では、読む力を引き出すために、創造的な遊びの形をとる
<作戦>を用います、理解し、楽しみ、深く考える。この3つがゴールです。(p.14より)
本文の中にも、深い言葉がいっぱい。
●「もし自分から本を選ぶ自主的な子どもが育ったなら、その子どもは人生のいかなる場面でも、
自由に手にした本の中から、豊かさや喜びをくみ取ることでしょう。(M・サルトの言葉より-p.20岩部泰史)
●(バングラデシュを訪れて)…世界にはアニマシオン以前の子どもたちがいることを忘れてはならないと思う。(p.29こやま峰子)
エッセイも興味深かった。
●「好きなことなんかない。みんなつまらない」とぼやき指に糸を巻き付け紫色にする自傷行為をやるA君。
俺は『怪談レストラン』しか面白いと思った本はないと……」(p.43あだちわかな)
学校図書館で子どもと向き合おうとする筆者の姿が見えるようだった。
●「読書をすることに於いて、”わかる”ということは重要だろうか。
私は、むしろ”わからない”ことのほうが、面白いと思っている」(p.48土山優)
あいかわらず、季巳明代さまの「たむらせんせいとおかしなかんじゃ」の連載は楽しいし。
(今回は宇宙人登場?)
松弥龍さまの創作もさすがです。
私も『紙芝居の魅力ってなんだろう』という評論を書かせていただいた。
紙芝居に関わっておられる、かさいまりさま、東川洋子さま、深山さくらさまのエッセイも勉強になった。
そして、みちのく童話賞の受賞者発表とおおぎやなぎちかさまの選考課程と選評も掲載されて。
今号は売行き良好で、児文芸の協会持ち分が完売したとのこと。
あ、一番大切なこと。
いとうみくさま、「きみひろくん」(くもん出版)、
ひろすけ童話賞ご受賞 おめでとうございます!
(2年間ぶんの大量の作品から選ばれたこともすごいです)
昨日は童話塾in東北のリハーサル。
なんとかやれたが、本番は人数が多い。
がんばろう。
今日もびよよよ〜〜ん (*^ __ ^*)